『仲間』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「俺たち、仲間だろ!」
顔をクシャクシャにして、叫んでいる。
こういうの、なんて言うんだっけ?
あぁ、血を吐くように叫ぶ、か。
まさしく、口の端から血が滲んでいるものな。
自慢の顔も痣だらけ。
明日にはひどく腫れそうだ。
……明日があれば、の話だが。
仲間、ね。
確かにそう思っていたよ。
脳天気にも、つい最近まで。
なあ、教えてほしい。
お前にとって、『仲間』とはどんな意味だったんだ?
その定義をもって、今のお前はその言葉を発しているのか?
……もちろん、違うよな。
だから笑って、背中で手を振った。
「仲間でいられたら、良かったのになあ?」
定義が異なるとしても、仲間ではいられたかもしれない未来を、少しだけ想像して。
二度と開くことはない、廃屋の扉を閉ざした。
『俺に仲間なんて必要ねぇーよ!』
そんなことを言ってるあんたはきっと後悔する。
そう私は思っている。
あんなことを調子こいて言っている彼は、
後々みんなから見放され、孤立する。
だけど私はそんな彼を優しく支える。
私の地位を守るために。
自分の立場が壊されたり、批判されるのが怖いの。
みんなそう。人間一人では生きていけない。
周りの奴らが怖いくせに。
こんなこと言ってる私もそう。
だからきっと、彼は何も世の中を知らない。
仲間という集団を作って生きていくことが、
どれだけ自分の身を救うのか。
彼はきっと、わかってない。
彼に嘘の同情しながら、笑って生きてく。
そんな自分は心底酷いだろう。
そんなの関係ないけど。(笑)
私はこれからも『仲間』を作ってく。
孤立するのが怖いから。
#『仲間』
No.3
「仲間」
人と関わりたい
仲間が欲しい
でも...
どうやったらいいか
分からない
だから...
独りでいる
孤独でいる
寂しくないと
強がってる...
【仲間】
俺は最近、オンラインRPGを始めた。
自分がカスタマイズしたキャラを操作して、他のプレイヤーが操作するキャラとチームを作り、協力して敵を倒すゲームだ。
まだ数ヶ月しかプレイしていないが、ゲーム内では数人の仲間ができた。ボイスチャットで話しながらゲームをプレイするのが、楽しくて仕方ない。
バトルで勝つと、向き合ったキャラ同士の拳を触れ合わせるモーションをみんなで使い、勝利の喜びを表現するのがお決まりのパターンだった。
よく一緒に遊んでいるゲーム仲間は三人だ。
攻撃力が高く、みんなを勝利に導いてくれる頼れるアタッカーキャラのサトルさん。
チームがピンチの時、仲間全体の体力や状態異常を回復してくれる癒し系ヒーラーキャラのアリスさん。
強い敵に遭遇すると率先してみんなを守ってくれる、寡黙なタンクキャラのリキさん。
みんな新しくゲームを始めた俺にも優しくしてくれて、分からないことを教えてくれるいい人だ。当初は一人黙々とゲームをプレイすることになると思っていたが、思いがけず気の合う仲間ができたので、とても嬉しかった。
けれど、ゲームをやめて現実に戻ると俺はたった一人だ。いじめに遭ってから不登校になり、外出する頻度も少なく、高校の単位も危うい。親には見放され、友達もゼロ。毎日のようにゲームばかりして、食って寝て。俺の人生に、いったい何の意味があるんだろう。
いくらゲームの中で仲間ができようが、俺はひとりぼっちのまま。サトルさんは奥さんと息子さんが居るサラリーマン。アリスさんは俺と同じ高校二年生で、きちんと学校に通っているらしい。リキさんは詳しくは聞いていないけど、何かの職人さんでお弟子さんも居るんだとか。
みんなそれぞれ、仕事をしたり学校で勉強をしたりして、そのあとにゲームをしているわけだ。それなのに俺は、一日中ゲームばかり。みんなが仕事や学校に行っていてログインしていないあいだも、一人でレベル上げをしている。おかげで後からゲームを始めた俺のキャラのレベルは、二ヶ月先にゲームを始めていたアリスさんに追いついてしまったくらいだ。
俺だけが、俺だけがどうしようもない奴だ。毎日みんなと同じゲームをして、一緒に敵を倒して、一緒に喜んでいるのに。
みんなのことが大好きだけど、みんなと居ると自分が惨めで苦しくなってきて。俺はとうとう、ゲームにログインしなくなった。
――ゲームから離れて半年。俺は一人でファミレスに行った。ピスタチオが好きなのだが、それのパフェが出るという情報をネットで見て、我慢できずに外出したのだ。
タブレット端末でパフェを注文してスマホをいじっていると、隣のテーブルから声がした。
「ユウくん、どうしてるかなー。心配だよ」
「アリスって、ユウくんが居なくなってからユウくんの話ばっかりしてるよな」
「そりゃそうだよ! だって、みんなで毎日遊んでたわけでしょ? 何か欠けてる感じがするっていうか」
「……確かに、俺もそう思うぞ。ユウが居ないと、つまらん」
「そうだよな。僕もユウくんが居ないのは寂しい。戻ってきてくれないかなあ」
何度もボイスチャットで聞いた、サトルさん、アリスさん、リキさんの声だ! ユウというのは、俺がゲームで使っていた名前。みんな、俺なんかのことを……。
「あのっ!」
勇気を出して声をかける。大人しそうな見た目でメガネをかけているサトルさん。可愛い今どきの女子高生のアリスさん。気難しそうで体の大きいリキさん。使っていたキャラの見た目とは違っている部分もあったけど、確かに彼らは現実に居た。
「俺、ユウです」
「ユウくん……?」
「嘘っ!? ホントにユウくんの声じゃん!」
「……久しぶり」
……そのあと、俺はみんなに言っていなかったことを話した。しばらく不登校なこと。友達が居ないこと。みんなに引け目を感じてゲームを休止したこと。みんなはゲームをしている時と同じく、優しかった。ゆっくり話を聞いてくれて、励ましてくれた。そして、
「僕たちはもう、ユウくんの友達だよ」
「そうだよ! ゲームの中だけじゃなく、リアルでも仲間だよ」
「……大事な、仲間」
三人の言葉が嬉しくて泣いてしまって、俺は一人じゃないんだと思えた。それから、頑張っているみんなと居ても恥ずかしくないよう、自分も頑張らなければと前向きになった。
「ありがとう」
俺がお礼を言うと、みんなが拳を突き出してきた。俺もはっとして同じように拳を突き出し、みんなでコツンと触れ合わせる。ゲームのキャラたちが使っていたモーションを、こうして現実で出来るなんて。ゲームの世界だけでなく、現実でも本当の仲間に出会えたのだと実感した。
いつも一緒にいたり
いつも同じことをしたり
いつもおしゃべりしたり
それが仲間というなら
私には仲間はいないなあ
1人できままに
ぼーっとしているのが
気楽でいいなぁ
強いていうなら
そんな私を良しとしてくれる存在が
仲間なんだろうな
笑いあって、慰めあって、時には喧嘩もする、それが仲間ってモノ?
そんな人、私にはいたのかな?
あの時は、たくさん私の周りに仲間がいるって思ってた。
でも、誰も私のことを仲間って思ってなかったみたい。
悪口を言い合って、特定の人を無視して、くすくすと教室の角で笑い合う。
これも、仲間ですか?
―仲間―
『これからは、ずーっと一緒だよ?』
私はぐったりしている彼をベッドまで運ぶ。
『ちょっとだけ、出かけてくるね?』
そう言い、家を出る。
私が向かったのは、私が唯一︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎︎︎ ︎︎仲間 ︎︎"︎︎として信頼している子の家だ。インターホンを鳴らすと、その子は直ぐに笑顔で迎えてくれた。
私は彼の事を相談した。そうするとその子は、
「そっかぁ〜。じゃあこれからは2人で私達の彼の︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎︎︎ ︎︎お世話 ︎︎"︎︎頑張ろうね!」
と、言ってくれた。
あ、言うのが遅れたが、この子も彼氏が居る。
よく彼氏の事を相談しし合っているのだ。
今日はもう用事がないので帰ることにした。
家に帰り、彼の様子を見に行く。
もう、全然痛そうにしていない。良かった。
彼が痛がっているのを見ると少し気分が曇るからね。
『ねぇ、どうしたの?いつもならお帰りのキスしてくれるのに。』
なんか、今日の彼。
『冷たいな』
end 2023/12/10
「おれ、遂に彼女ができましたー!」
(お、おま、お前ぇぇぇ!)
(涙ながらにハグしたあの日は何だった!?)
(チクショー!裏切りやがったぁぁ)
『彼女いない歴=年齢』の残る男達は
"仲間=思い込み"という個人的かつ勝手な幻想を
抱いていたのだと
一人のめでたい告白で深く思い知る
「くそー!かんぱーい!!」
ビールジョッキを一気飲みするタイミングは
1秒もズレはしなかったけれど
#仲間
仲間____
私に取っての仲間は困った時に助けてくれて、何があっても自分の味方をしてくれて、二人以上の集団で、一緒に責任を取ってくれる。
でも、俗に言う陽キャ中キャ陰キャっていうのは、
仲間みたいに見えるけどただのグループなだけ。
仲間だけど仲間じゃない。
何か問題があればそれはすぐ壊れてしまう。
でも1番仲間だと確信できたり、認識し合えるのは
誰か一人を敵にするとき。悪者にするとき。
その一人は悪になりその他は正義、仲間になる。
誰々ちゃんが嫌いで、私も誰々ちゃんが苦手で、
と仲良くなるケースは珍しくない。
こいつぶりっ子じゃん、普通に人のもの勝手に使うし
と1学期まで仲が良かったグループはだんだんと少しづつ性格が悪かったり、大きな短所があった子からその仲間から外されるんだ。
人間関係って難しい。
#仲間
群れることが嫌いだった
馴れ合うことが怖くて
流される自分に出会いたくなくて
ひとりが好きだ!と
嘯いてきた
でも仲間でいること
仲間がいることの意味が
少しずつわかってきた気がする
そばに居ても居なくても
同じ志しや同じ苦しみ
わかり合おうとしあうことで
繋がってゆくもの
人で在る以上
心の中に一本揺るぎない思いやりがあれば
仲間はいつもそばにいるんだと
声を上げれば仲間は手を
差し出してくれるんだと…
そんな気がした
そしてわたしもその繋がりのひとりで
ありたい
いつでも どんな時も…
孤独の中に在るそんな今でも
仲間は誰だ?
どこにもいない。
心の底からの仲間はどこにもいない。
仲間は自分自身だ。
都立高校受検、一般試験日当日。
会場校に集まった受検生達を見て思う。
ここにいる人は、みんな敵で、みんな仲間だ。
そう思えば楽になれる。一つ息を吐いて、ペンを走らせた。
【仲間】
#2
随分と楽しそうに見えるね。
なんだか羨ましい。
お互いがお互いのことを
思い合ってるのかな?
それともありのままでいられる
そんな場所なのかな?
それとも…
誰かが我慢した上に
やりたい放題で
本音を隠したままの
集団なのかな?
みんなが本音を言えず
成り立ってる上辺の関係なのかな?
本当に楽しそうかな?
本当に羨ましいかな?
–仲間–
仲間って大切ですよね
でも、中々仲間が作れなくていないです
仲間が欲しくても…
仲間がいないと生きていけない(泣)
でも、1人で生きたいと思うこともあります
結局は誰かと一緒に生きてるんですよね
それはそれで良いなぁと思います
友達も仲間
仲間がいなかったら当然1人ぼっち
1人ぼっちは寂しい…
寂しい人と1人のほうが好きという人がいると身体のどこかで人と比べてしまうんだよね
それはなぜかなぁ
やっぱりそこは人それぞれだよね
仲間がいると心も強く感じる
仲間がいるとなんか安心する
仲間を大事にしないといけないね
仲間を大事にして最後には『ありがとう』って伝えようね
最後っていつが最後だと思う?分かるよね?
最後かもしれない 突然かもしれない
いつ仲間が失うか分からないから仲間を大切にしよ
仲間がいると嬉しい 楽しい
会いたい時にはいつか会いたくなる
でも、会いたくてもどうしても会えないこともある
そんな時は写真を見て元気を出そう(写真があったら)
見たら会いたくなるよね
会えないのは仕方ないよ
これは、本当にあった話です)
中間私には必要のないだって、
小学校を卒業のときに遠くに引っ越すことになったわたしの、大好きな友だちと5人で一緒だったのにはなれた
中学ではクラスはたのしかったでも、部活では必要ない背が低いからか、たかいものを、
とるようにいわれた
もう、たいきれなくなったけど、
卒業まで頑張った
でも、こうこうにはいってきずいた
はなれて寂しい思いをするなら仲間なんかいらない
高校では、ともだちがの、ひとりが、話しかけてくれたわたしは、後ろに隠れるだけだったでも、なんども、話しかけてくれた
その友だちが言ったんだいまを、
すごい楽しみたいんだあなたと
そして、わたしは、仲間をもう一度つくる
そう決めた
仲間 No.6
仲間って、なんだっけ
笑い合うもの
助け合うもの
仲を深め合うもの
時々けんかをするもの
ライバル視し、ライバル視されるもの
相手のようになりたいもの
裏切られるもの
傷つけさせられるもの
外されるもの
いらないもの
つらいもの
悲しいもの
…あれ。
どこでまちがえたのかな
仲間ろりも自分には、もっと大切な人達がいるかぞく、友達、それと、永遠に会えない親友それだけだちなみにストレスのげんにんを、作った人には、あまり良くないでも、この人はたっだの仲間じゃな人もいる自分勝手で悪ぐちいたこの人を絶対に許さないこの人は、仲間じゃないから
「仲間」
仲間といるから楽しい??
1人の方が楽しい。
仲間がいるのはいい事だけど。
1人の時間も必要だよね。
仲間
わたしの身体をつくりだす
細胞ひとつひとつこそ
わたしという存在にとっての
仲間だと思う
たまにすこしまちがえて
うまれてくるけれど
仲間にしてあげられなくてごめんね
生きるため
だから
友達じゃなくてもいい、仲間になってくれ
6年の時、担任がそう言っていたのを
思い出した。
妙に納得したのを覚えている。