『今日にさよなら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
大好きです、愛しています
そんな想い、そんな重い
あなたにそう、思われていたのね
それなら、そんな
今日にさよなら
眠りを境に
明日を思う
疑いもなく
あの事件
あの事故
あの災害
誰もが
当たり前のように
明日が来る事を
信じていたはず
突然に
旅立たれる事の
望んでもいないのに
旅立たねばならなかった事の
辛さ
悔しさ
遺された者の
苦しみ
悲しみ
忘れがちなのは
当たり前など無い事と
さよならを言える
猶予がある事の幸せ
「今日にさよなら」
『今日にさよなら』
高校1年生の時、個別指導の塾に通っていて数学を習っていた。
その数学の先生は授業以外でも話すことが多くて、とても尊敬している大好きな先生だった。
けれど高校二年生になる前の春、
辞めてしまうのだと急に伝えられた。
塾長の先生から。
悲しかった。
辞めてしまうのもそうだし、どうせ聞くなら本人から聞きたかった。
先生が辞めてしまう日に、教え子のA君と一緒に別れを告げるために塾に行った。
他愛もない雑談をして、手紙を渡していたら解散を告げる塾のチャイムが鳴って
A君と先生がLINEを交換し始めた。
当然「私もするー!」と輪に混ざった。
断られた。塾内で異性同士の連絡先の交換は禁止らしい。
性別が違うだけで縁が絶たれたみたいで
なんとも言えない気持ちになりながら帰った。
家に帰って泣きながら先生にもらった手紙を読むと最後に「また会おう」なんて書いてあって、
連絡先知らないのにどうやって会うんだよ、とか、
会うつもりもないくせに書かないでよ、と思った笑
それが四年前の話。
昨日、A君から連絡をもらって3人でご飯を食べた。
何も無い田舎の駅に17時集合。
隣の駅に行けば沢山お店があるのになんでここ?
って聞いたら、お互いの住む駅の真ん中だったらしい。
「隣駅まで行けばよかったかー」と笑う先生を見て、
相変わらずの抜け具合につられて笑った。
お酒も混じえて、当時のLINE交換禁止事件について
むくれながら話した。
すると「そんなことあったっけ?全然いいのに」と
向こうからQRコードを出してきた。
なんだか勝った気分
四年前の私にこの景色を見せてあげたい。
たとえ今、上手くいかないことがあったとしても
生きていれば本当に色んなことがある。
毎日良くも悪くも移り変わっていって、それが楽しい。
だから私は、今日にさよならをしながら日々を過ごすのだ。
今日にさよなら明日にこんにちは。そろそろ冬も終わりかね。
最近は寒いけど我慢できる程度だから助かる。着替えが苦にならないから気分がいい。
冬が終われば春がくる。春爛漫、希望に満ちた季節がやってくる。とはならない。
春は春で花粉症がきついんだこれが。最近なんだか鼻がむずむずして頭がぼーっとしてきた気がする。
俺の花粉症はいつ頃辛くなるんだったかな。あんま花粉症の時期とか気にせずに生きてきたからな。あ、最近鼻水が出るから花粉症の季節か。くらいの感じ。
年を取ると時間感覚が曖昧になるから自分がいつ花粉症に苦しむのかわからん。
でも花粉症はわりときついほうだと思っている。鼻水出っぱなしだし目は痒いし頭はぼーっとするしで地獄だわ。なら自分がいつ花粉症の症状がきつくなるか覚えておけって話なんだが。
春は花粉症夏は地獄の暑さ冬は死にたくなるほど寒い。日本って割りと地獄か?
今日にさよなら
自傷行為をしている私、
今日で自傷行為を辞めるんだ。
辞められないのは事実。
でも、自傷してる私を
心配してくれる人
たくさん居るじゃん。
だからさ、
今日にさよならするんだ。
スプレー缶を振る。カラカラと撹拌玉が軽快な音を立てた。
黒と緑、それから白を使って壁に絵を描く。無機質な灰色がアートに塗り替えられていく。
「あなた、なに、描く?」
振り返ると一人の東洋人がいた。壁に背をつけて、笑顔でこちらを見つめている。
「俺に聞いてる?」
「うん」
東洋人は俺の作品を指さして、「かっこいい」と真剣な表情で言った。
嬉しいけれど、これは立派な犯罪だから少し居心地が悪い。肩をすくめて作品を仕上げた。スプレー缶をリュックに入れた。缶を入れるとどうしても汚れる。メッシュ素材のリュックはバレやすいけど後処理が便利だ。
「行こうぜ」
きょとんとしていたが、「来ないのかよ」と聞くと顔を輝かせてついてくる。童顔なのもあって犬みたいだと思ったのはここだけの話だ。
午後の街はいつもより時間がゆっくり流れる。道端に座ってもよかったが、ケイゴが物珍しそうに見回すので、結局案内することにした。
東洋人の名前はケイゴ。俺より少し背が低くて、目が少し細かった。日系というわけではないらしく、肌が黒いのはすっかり日焼けしているだけだという。
「なんでここにいんの?旅行?」
「あー、親の仕事、一緒にきた」
「ふぅん。何の仕事?」
ケイゴは顔を顰め、しばらく唸ってから「ジャーナリスト」と一言呟いた。説明できるだけの語彙がなかったらしい。
「かっこいいじゃん」
お世辞のつもりだったが、ケイゴは嬉しそうに頬を緩ませた。
「俺はさ、アートが好きなだけだよ」
プロ並みのテクニックを披露するスケーターたちを見ながら、俺はいつのまにか話し出していた。
「他の人たちみたいな、『街を作りたい』『認めてほしい』ってのはないかも」
「でも有名。なりたい。違う?」
「当たり前だろ。有名になったら仕事になる」
俺がやっていたことが仕事になる、というのが結び付かなかったのだろう。ケイゴはしばらく考え込んでいたが、すぐに答えに辿り着いた。
「あ、大きい絵か。ビルの」
ビルの壁はキャンバスだ。
行政に認められて、堂々と自分の傑作を作り上げていける。それができる人たちに憧れた。俺もいつか、絶対描き上げたい。
「仕事にできたら、今日みたいにコソコソ描くのとはもうおさらばだ」
「……ストリートで描く、やめたい?」
「やめないけど。これは俺の原点だし」
軽くリュックを蹴ると、缶どうしがぶつかって高い音が響く。ケイゴはずっと楽しそうにしていた。しばらく無言が続いたけど、俺たちは気にしなかったし、気まずくなんてなかった。
「君が有名になったら、俺が取材する」
「マジ?じゃあ頼むわ」
俺たちは拳をぶつけ合った。
今日という日にさよならを。
「今日にさよならがいえるのは、明日がある人の特権だと思うんだよ」
彼女は車椅子に引かれながら呟いた。
「というと?」
「……お父さんとお母さんは、さよならも言えずにいなくなっちゃったから」
あの悲惨な交通事故は、彼女の両親と彼女の足を同時に奪った。以来彼女は、ぼくの家族の一員となって暮らしていた。
「君は……勝手にいなくならないでね?」
不安そうに上目遣いで、ぼくの服の裾をぎゅっと掴んでくる。ぼくはもう我慢ならなかった。
「平凡でも、平穏であればいい。きみと一緒に過ごせるなら"今日"はずっと輝くと思うんだ」
小さな箱を彼女に手渡す。質素で飾り気のない、されど強く輝く指輪。華奢な彼女の左薬指にそっとはめて言う。
「せっかくさよならを言うなら、後悔しないように大切に生きていこう。ぼくときみ、2人で」
「……っ」
彼女は車椅子から飛び出さん勢いで、ぼくに抱きついて来た。
「うん、うん……っ」
今日を生きるのは、大変な事だ。辛い事も沢山ある、でも精一杯生きたなら、自信を持って言えばいい。
「今日にさよなら」を。
朝が来た
静かに日が昇り始めて
子鳥のさえずりと共に目を開けて
朝日を浴びて、気合を入れて
今日も1日 歩いていく
お疲れ様
目を閉じれば、夜がやってくる
長いようで短い時間
おやすみと、一言添える
【今日にさよなら】
寝たくない…
寝たら明日がやってくる
願っても
時間は止まらない
あぁ
明日が来た
#今日にさよなら
童話の
王子さまとお姫さまのハッピーエンドをきくまえに
深く深くサンゴ礁の庭へと降りていった
今日にさようなら
またあした
親子として会いましょう
#今日にさよなら
その少女は夕暮れの中、ガードレールのそばにしゃがみ込んでいた。ピンク色のランドセルは小さな背中にのしかかっているように見える。
オレは車が来ないのを確認し、道路を小走りで渡る。
少女のそばに寄ると微かに言葉が漏れ聞こえる。
正面に屈み込むが、少女は身動ぎもせず何かを話し続けている。
「かえらないといけないのにおかあさんあさもおこってたしおそくなったからきっとおこってるくらくてこわいのにはやくないからおこってるからかえれないきょうはやくかえってきなさいってあさおかあさんにいわれたのに」
日はどんどん暮れていき、あたりは真っ暗になっている。
「お家に帰りたいの?」
そっと声をかけると、話し声がぴたりとやんだ。
「たくさん考えて偉かったね。もう大丈夫だよ。だからお母さんが怒っている今日に、早くお家に帰れなかった今日にさよならしようか。」
「今日にさよなら…?」
伏せていた顔をようやく上げ、こちらを見る少女。その目はどれだけ泣き続けたのか腫れて真っ赤になっていた。
「そうだよ。悲しい今日はもうおしまい。目を閉じて、今のお母さんのことを考えてごらん。お母さんは今どうしてる? 何を考えているかな?」
「お母さん、知らないへやにいる…ベッドにいるのは…わたし…?」
「お母さんは怒ってる?」
「おこってない、けど…すごくかなしくなってる」
少女はパッと目を見開き、立ち上がった。
真っ赤だったはずの目はきらきらとした輝きを取り戻している。
「お母さん、わたしをよんでる! すごく、すごくいっぱいよんでる! お母さんのところにいかなくちゃ!」
「どうしたら早くお母さんのところに行けるかな?」
「とんでく! パタパターって、あの白いとりみたいに!」
少女はそばのガードレールに留まっていた白い鳩を指差した。
「じゃあ、お兄さんが手伝ってあげるから手を出して、目を閉じてくれる? そうしたらお母さんのことだけを考えるんだよ。」
「うん!」
少女は両の手を迷いなく突き出す。
オレはその手を握り、目を閉じて真っ白な鳩を思い描く。青い空に向かって翼を広げ、どこまでも飛んでいく姿を。
両手から感覚が消え、目を開けるとそこに少女の姿はなかった。
オレは真っ昼間にガードレールのそばに一人でしゃがみ込む怪しい人になっていた。
いや、傍から見たらさっきからずっとそうなんだが。
立ち上がり、何事もなく歩き出す。
乗ってきた車はだいぶ離れた場所にあるが、気分がいいから足取りは軽い。
ガードレールの白い鳩はいつの間にかいなくなっていた。
(毎度毎度見張りご苦労なことで。)
関わってはいけないと言われても、苦しい今日に囚われたままの誰かがいるなら、それをどうにかできるなら、何とかしてあげたい。
(いつか身を滅ぼすことになる、か)
でもとりあえず今はただ、きらきらと輝く瞳を持つ一人の少女の幸せを願おう。
今日に別れを、明日に出会いを!
今日に未練を、明日に希望を!
今日に悲しみを、明日に幸せを!
今日に暗闇を 明日に光を!
今日にさよなら、明日にいい日でありますように!
【今日にさよなら】
疲れた…もう何もしたくない。。
いくら楽しいことでも……
・・・偉いよなお前は、いつも他人に気を使って。
せっかく休める放課後も休日も
友達に嫌な思いをさせずに話せたかとか
あの言葉は本当にあれで良かったのかとか
もっと他の言葉をかけれたら良かったとか
休める時間を削って振り返ってさ
偉いよ。
偉いがためにそうやって…
『背負わなくてもいいものを背負ってしまう。』
もう終わったことなんだし良くね?
なんでそんなに気にするんだ?
私には意味が分からない。
そんなもの捨てちまえよ、いらねぇだろ?
お前の人生に友達の人生の一部はいらねぇ
友達の人生とお前の人生のたった一部の会話だ
いちいち背負う必要はねぇ。
そんな友達がいなくなったって、
6年間、親友だって言ってくれた奴がいるじゃねぇか。
たった1年しか関わってないやつの1日の会話なんて
気にしねぇで生きろ
それより親友を大事にしろ
きっとお前が思ってるよりもお前のことが大事だ
それくらい…いや、それ以上に大事にしろ!!
だから今背負ってきたものを捨てて、
"今日にさよなら"しようぜ!
――――――表の背負ったものと裏の説得
※これは作者自身が作者自身に向けた言葉です
傷つけてしまいましたら申し訳ありません。
今日にさよなら
どんなに楽しい事があっても、どんなに嫌な事があったとしても今日は終わる。
ふかふかの布団に入って、瞼を閉じて、寝てしまえば、どんなに嫌な事があってもまた明日にはこの感情も忘れてしまうから。
君に恋した
君と逢引した
その日にキスをした
そして2人は抱き合った
今日までの
幼い日々にさようなら
「ああ、今日も書けんかった」
”世界で一番”という題材は、いつの間に別のに変わってた。
「数で支配者決める神様と、その動物たちの話、結局、DNAが一番多いことにして、
オチつけるまで決まってたのに、流れちまった」
なんだかやる気もなくなった。
そもそも、ここ最近、アイデアが頭に浮かぶだけで、形にすんのが上手くいかん。
なんか良いのできても、それが正しいんか、いちいち調べてる。
誰もそんなの気にせんのに、リアリティの奴隷とはまさしくこの事。
「今日はもうええわ、明日、題材書けばええ」
読書を済ませ、出来もしない予定を胸に、寝入るのだった。
【今日にさよなら】
今日にさよなら
午後11時58分もうすぐ明日になるの。
明日になったら親友の誕生日が来る、だから日付が変わったら、おめでとうのメッセージを送るの。
そして、10秒前になったとき、私は「おめでとう」の準備をしていたの。すると
「14歳までの今日にさよなら」
というメッセージが届いたの。
私は、その文の意味がよく分からず、とりあえず
おめでとうと送ってしまったの。でも親友は
まどから飛び降りていたの。私は、そのことに
え?どいうことなの?としか言えなかったわ、遺影
を前にしても頭が真っ白にしかならなかったわ
こんな誕生日になるなんて誰思っていなかったもの
ろくでもない死に方しちゃって。私はあなたが、大好きだったのに、私の人生どうしてくれるのよ…
「それにしても驚いたな」
「あぁ、ツイッターに書き込まれた、14歳までの今日にさよなら。って一言から、まさかイジメが発覚するなんてな、しかもこの学校でな」
「アイツ今は少年院で、しかもそこで書いてる日記に縦読みでお前を殺すとか書いてたらしい。それにイジメの相談があっても軽く受け流した教師もクビになったってさ」
終わり…
思い出したくもない。
長年、したってきた上司が
あんなに豹変するなんて。
合意なんかありえない。
明日、警察に電話して、被害届を出そう。
根掘り葉掘り聞かれるんだろうな。
思い出したくもないけど仕方ない。
許さない。
上司という立場を利用した
犯罪級のセクハラなんて
黙ってなんか、いられない。
こんな今日なんか
永遠にさようならだ。
謝ってほしかったわけじゃない。
いつか終わりがくることは分かってた。
服はびしょ濡れだし、傘も忘れたし、
電車乗れなかったし、ほんと最悪。さいあく。
もう誰もこない駅のホームに
どこか晴れ晴れとした少女がたたずんでいた。
今日にさよなら、
なぜ断れなかったんだろう。強引な誘いに。
なぜ見抜けなかったんだろう。賤しい思惑に。
そんな思い出をすべてまるめて今日にさよなら。
今から始まる毎日はとても自由で豊かで素晴らしい毎日だ。
この星でやるべきこと、目標を持ち、自由に幸せに豊かに生きよう。
誰が助けてくれたんだろう。
今日から全てがうまくいっている。
有難う、有難う、ありがとう。
君に感謝を。