今一番欲しいもの』の作文集

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今一番欲しいもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

7/22/2024, 8:20:46 AM

「欲しいものが無い」ということで、常に満ち足りているという自分を他人に向けて演出したり、「時間が欲しい」などと言って忙しいアピールをしていたりと、私が欲しかったものはそんなものではないことに今改めて考えてみるとそう気付いた。

他者からの賞賛。

言葉にしてみれば、こんなものだったのだろう。

そんな形のない欲しいものを求めている間に、自分が具体的に何を欲しているのか分からなくなってしまったような気もする。

そもそも、Z世代の特徴として形のある物を欲しがらないという特徴があるらしく、私も漏れなくそうであるという可能性もあるが。

まあ、お題に答えるのなら、今の私に欲しいものはない。

これまでの見せかけの願望ではなく、私はもう欲しいものが手に入っているからそう言っているだけだ。

それに、常に足りない、満ち足りないと思うよりは満ち足りていると思ったほうが……いや、これは正当化だろうか。

ふと思ったのだが、欲しいものというのはこれまであったものが無くなって初めて欲しいと思うのではないだろうか。

手に入れたことで明確な何かが得られる確信がなければ欲しいとは思わない。少なくとも私はそうだ、

7/22/2024, 8:05:05 AM

あなたがいなければ、私に欲しいものなどなかった。

 元来、人より物やことに執着のない人間だと自負している。あまり裕福な家庭ではなかったから、父や母の負担になるかもしれないと考えただけで、何かを欲しいという気持ちはすぐに泡のように消えた。友人たちが持っていたゲーム機や携帯電話も、欲しいとねだることはなかった。誕生日のプレゼントも、クリスマスプレゼントも、お年玉も、すべて欲しいと感じたことはなかった。レゴブロックや、ミニカーなどの遊び道具がなくても、両親が様々な工夫を凝らして私と遊んでくれたから、欲しがる必要すらなかった。必要なものはすべて両親といるだけで手に入った。

なのに、満たされていたはずなのに。
私はあなたと出会ってから、何かが足りないと感じていた。欲しい、満たされたいと渇望する熱の暑さを、知ってしまった。満たされないことが、こんなにも苦しいことだと知ってしまった。何をしても満たされない、心の底から望んでいる、"それ"でなければ。

ああ、私はただただ、あなたからの愛が欲しい。

7/22/2024, 8:01:03 AM

【新しい日】

ギターが欲しいと思った。
なぜだか分からないけど、歌いたいと思った。

夕食の時、お母さんに
「私、ギター買いたいんだよね」
と言ってみた。
すると、お母さんは
「それなら、お父さんのアコースティックギターがあるよ。お父さんが遺したやつ」
と言って倉庫からギターを取ってきてくれた。

オトウサンのギターは、埃を被っていた。
弦も錆びていた。
普通の人なら敬遠しそうなほど汚れていた。
「本当にこれ使うの?ちゃんとしたやつ買ってあげようか?」
と、お母さんに提案されたけど、
「私、これ使いたい」
と勝手に口が動いていた。

ギターは手に入ったけど、弦が錆びていてとても使えそうにはなかった。
そこで、とりあえず楽器屋に行ってみようと思い立った。

自転車で20分ほどの場所に、古びた楽器屋があるのは知っていた。
私はギターケースを背負い、楽器屋を目指した。
私は港町に住んでいる。
海沿いの道を漕いでいると、潮風が心地よく頬に当たってきた。
順調に自転車を走らせていると、やがて楽器屋が見えてきた。
しかし、いつ見ても古びているなぁ。
改装すればいいのに。

店内に入ると、年老いた店員が一人いた。
「いらっしゃいませ」
私は店内を見回した。
オトウサンのギターとは似つかない、綺麗な
ギターがたくさんあった。
奥にはベースやドラム、ピアノも見えた。
「あの、ギターの弦を張り替えたいんですけど…」
と、話を持ちかけると、どうやら1000円で弦交換をしてくれるようだった。
1時間ほどで交換できるらしい。

1時間後。
そろそろ弦交換が終わっただろうか。
再び店内に入ると、やたらと光り輝いたギターを見つけた。 
オトウサンのギターだ。
「わぁ…」
思わず声が漏れた。
埃なんて一切ない、綺麗なギターになっていた。

ギターを受け取り、代金を払い、私は外に出た。
斜めに傾いた陽射しが少しだけ眩しい。

自転車を押して歩く。
その間、オトウサンのことを考えていた。
オトウサンは、私が物心つく前に死んだ。
だから、私はオトウサンのことを知らない。
でも、年数が経っている割にギターは綺麗だった。
壊れているところもなかった。
きっと、ギターはオトウサンにとって大切なものだったのだろう。
そう考えると、オトウサンのことをやっと知ることができたように思えて嬉しくなった。

潮風が、また私の頬を撫でた。

7/22/2024, 7:56:32 AM

#1 “本日のテーマ” 今欲しいもの

[集中できる机上空間]

私の机は、いつも物であふれかえっています。
今使ったものや、これから使う予定の物で埋め尽くされて、スペースがありません。整理グッズを買おうにも、常にコレといった決め手に欠けます。いっそのこと、散らかってしまうならば、このままでいいと思うのは間違いなのでしょう。机上がキレイで使いやすくなれば、毎日がもっと楽しくなるはずです。でも、そうはいっても、片付けては散らかる、その繰り返しなのです。
どうしたら、キレイを保てる机にできるでしょう?

一つの案として、机の隣の棚の真ん中の衣服を片付けて、そちらに物を収納する、というアイデアを思いつきました。こちらの棚は、使用頻度が少ないのにも関わらず、一番手の届きやすい距離感と、非常にもったいない使い方をしています。身の回りは、常に使うもので溢れていている方が良いでしょう。使用頻度の高い、デスク上の物を収納すれば、ノンストレスになることでしょう。

二つ目は、デスクのシートを変える、です。現在、机上で書き物をする場合、黒のクリップボードを使用しています。しかし、カラーのマジックを多用した結果、すぐに汚れが増えていき、綺麗とは言えません。さらに、クリップボードはA4サイズのため、お食事時には、些か小さいのです。新しい下敷きがあれば、この問題は、ある程度解決する可能性があります。汚れの落ちやすさに関しては、ネットサーフィンで探してみましょう。

三つ目は、スタンダードプロダクツの商品で、棚の横またはデスク上に整理ボックスを置く、です。スタンダードプロダクツの商品であれば、価格も比較的安価ですから、購入のハードルも下がります。お試しで買っても後悔しない程度には品質も良いため、オススメです。問題は、どこにどの程度置くか、といったところですね。イマイチ決め手に欠けるところがネックです。参考になる画像をネットサーフィンで見つけ次第、実行していきたいです。図書館または本屋にて、コクヨさんの本を見て参考にしたいです。コクヨさんは、整理のプロですから。

以上のことから、今回することは、棚の真ん中に机上の物品を収納する、汚れが落ちやすい下敷きを調べる、コクヨさんの整理術を元に収納グッズを揃える、の3点です。ゆっくり焦らず、自分なりに、部屋をアップデートしていきましょう。

7/22/2024, 7:49:21 AM

自由 お金 美味しいもの 宝石

欲しいものは沢山ある

形あるものも無いものも

数え切れない程の「欲しい」

自分は強欲なのかと思ってしまう

いつかは手にしたいものも増えていく

それでも何時も願うのは

大切な人達の笑顔

自分が出来る限り護っていきたい







「今一番欲しいもの」

7/22/2024, 7:48:35 AM

部屋が片付かない。
四次元ポケットが欲しい。

(今一番欲しいもの)

7/22/2024, 7:41:36 AM

【今一番欲しいもの】

「お前は…何のために俺を倒す?」
目の前、息も絶え絶えな悪の首領が、そう問いかける。死にかけなのは、自分がとことん叩きのめしたからだ。
「何のため?」
「何が望みだ?金か、権力か、それとも」
「お前に教える義理はない」
無理矢理話を断ち切り、そいつの首もとに止めの一発。

(終わった、か)
外には、青空が広がっている。建物の中は血まみれだけど。自分のコートの中も。
ふぅ、とため息をついて、自分は歩き出す。
「欲しいもの、ねぇ」
歩きながら、一人呟く。金はある。だいたいの物は手にいれた。第一、自分は物欲はあまりない。それでも、何かと答えるならば。
「無事に、明日を迎えられる保障、かなあ」
欠伸一つ。さっさと寝床に帰って寝よう。
何事もなく、明日になるよう願って。

7/22/2024, 7:27:23 AM

「今一番欲しいもの」(@essay)

 ans→定型発達の身体。

 細かく言えば、語彙力とか相手の言葉をしっかり聞き取れる聞き取り力、文章力、画力、コミュニケーション能力……と、あれやこれやと続々と出てくるんだけど、語彙力とか聞き取り力、コミュニケーション能力は発達障害ゆえの問題。これを解消するなら、定型発達であることが1番手っ取り早いので、最終的な結論は上記で。

 聞き取り困難を改善するのは難しく、コミュニケーション能力は改善するのなかなか大変――無理したら後で身体やメンタルに影響が出るから――だけど、語彙力や文章力、画力は今からでも努力して得ていきたいところである。

7/22/2024, 7:25:31 AM

ある日NASAの探査車パーサビアランスからの写真だ、その写真は貴重な物があることに、NASAの研究員は、それを見てすぐに上司に言っても信じてくれないNASAは火星探査有人宇宙船を火星に送り、本当にあるか確認しに行ってくれと連絡が入りました序にサンプルも確保しました。嵐がやってきて一人が火星に取り残されました彼の腹にアンテナの部品が刺さっていました急いで基地に行き、手当をしました当然医者がいないので、自分でやる事にワトニー救助するまで8ヶ月25日その時食料が
ありません。先に食料を送る事にしました  アトラスV(ファイブ)に乗せて旅に出る予定ですが失敗しました地球を回ってる国際宇宙ステーション(ISS)が火星に向かう事になりました救出当時距離が足りませんでしたなんとワトニーがアイアンマンの様に行きましたなんとか生還しました動画お弁当でした

7/22/2024, 7:11:49 AM

倉澤は喋らない。
 ある陽春の穏やかな昼下がりのことだ。窓から差し込む太陽の透明なる光を背中に浴びてきらきら光る学ランの後ろ姿を呼び止めた。先生が呼んでたぞと、確かそういうことを伝言するためだったと思う。倉澤は頭を小さく動かして、制服姿が群れる廊下を早足に去っていた。これが倉澤の見始めであった。倉澤は喋らない。
 次に倉澤と顔を合わせたのは、放課後のささやかな活気が聞こえてくる図書室だ。文芸部員は自分と倉澤の二人だけしかいないらしい。
 ずっと一人で本読んでる奴。倉澤への印象であった。
 おんなじクラスだよな、よろしくな。
 ‥あ、。
 呻き声ではない。倉澤の返事だった。倉澤は笑顔をうかべてた。真顔と見間違うほどのささやかな笑顔だ。倉澤の表情を初めて見たのがその時だった。それが、ほんの少しだけ俺の心に安心をもたらした、四月下旬のこと。
 五月中旬、部員二人で放課後を過ごすうちに分かってきたことがある。
 倉澤は以外とお喋りが好きだ。特に小説のこととなるとそれは顕著で、本を語っている間、倉澤は上を向いている。かくいう俺も本好きであった。文芸部の活動内容は小説執筆だった。
 次に二つ目、倉澤は変人だ。サプリメントのみの昼飯であったり、完結したドラマを最終回から遡るように見始めだしたり。友達は他にいない。人見知りなんだ。倉澤はそうやってぼやいた。倉澤は喋らない。同じクラスの友達が言っていたのを思い出した。
 さて、六月上旬のことだ。図書室の天井に顔のようなシミを見つけた。マリー・アントワネット。歪な笑顔に見える気味の悪いシミに倉澤はそう名付けた。天井のマリー。三人目の文芸部員である。
 八月下旬、来たる二月、高校生の小説コンテストがあると知って俺たちは執筆活動に本腰をいれだした。面白い作品を書く人は、面白い人生を送っている。この言葉が頭から離れない。分かっている。焦っていた。夏休みは遊んで過ごした。小説は行き詰まっている。
 ピアスを開けた。九月上旬、倉澤は松葉杖をついて登校した。靭帯が断裂したらしい。ただ階段を降りてただけなのに。家の中に虫を見つけたような表情で倉澤は教えてくれた。
 十月三日、倉澤の家で誕生日を祝った。分かったこと三つ目。倉澤は母ちゃん似だ。ふくふくとした朗らかな笑顔を浮かべる倉澤ママは落語家だった。数字の一を模った蝋燭を倉澤は年の数だけケーキにさしていた。
 とうとうひとつ、小説を書き上げた十二月下旬。穏やかな冬の冷気に包まれて俺たちは作品を交換した。六万文字の物語はあっという間に終わった。倉澤の人生は、面白かった。
 四月上旬。コンクールで大賞を獲った。著者はやっぱり喋らない。

 


今一番欲しいもの

7/22/2024, 7:06:43 AM

いつかあの人の隣で
いつか愛してるって
いつもありがとうって
伝えられたらいいな
もうちょっとだけ背伸びをして
すぐにとは言わないから
君のそばで笑っていたい
あなたの笑顔が一番ほしい

今一番ほしいもの

7/22/2024, 6:52:48 AM

今一番欲しいもの

赤ちゃんは、何を欲しがるのだろう、
男の子は、どうだろう
女の子は、 
大人は、 
学生になると、
社会人になれば、
結婚すれば、
子供が、生まれたら、
孫ができたら、
人が、亡くなったら、


無限

そして、無限大

結局は、♾

7/22/2024, 6:48:55 AM

今1番欲しいもの

私の学校は女子が少ない
そしてもうほとんどが彼氏をつくってしまった
私もそういう人が欲しいけど元彼への未練が未だに残ってしまっている

だからこの未練を無くす勇気が今1番欲しいものかもしれない

7/22/2024, 6:46:08 AM

今1番欲しいもの

生きていくのに困らないほどのお金

お金では買えないもの変えられないものが沢山あることはわかっているつもりだけど今は何かが欲しいというより、お金がないことで起こる不安や心配をなくしたい。

7/22/2024, 6:43:00 AM

貯金頑張ってるし臨時収入も毎回入金してるし
仕事も頑張ってる宅配頼まんくなった😃
このまま続けるぞ

7/22/2024, 6:34:53 AM

「今欲しいものなにー?」

「..善良でノリのいい日本人フレ..」
「..w」
「周りが、恋人目当てすぎてきもい」

「wwwwwwwわからんでもない」
「爆弾落とさないでww」
「あのゲーム治安悪い、」

【今一番欲しいもの】
治安のいいフレ

7/22/2024, 6:26:25 AM

今一番欲しいもの


あなたの願いをひとつ叶えましょう

そう言われた時、何も言えなかった。
どう答えればいいか分からなかった。
これだってものが一切浮かばなかった。

現状に満足はしていない。
ついさっきまで不満があった。
私には得られないものがあった。

さっきまで喉に「それ」は存在していたのに!

───重い、重い口をひらく。
ピアノ線で縫い付けられていたような
熱で口がくっついていたような
全神経を注ぎ、ストレスで泣きながら求めた。


「わたし」はなにがほしいのですか?

7/22/2024, 6:24:35 AM

視線の先には(番外編)⑫の続き

今一番欲しいもの(番外編)⑬

●バレンタインデー

某○月×日

今日は、女子は、ワクワク
男子は、ソワソワする日

此処にも一人ソワソワと落ち着かない
少年がいた。

「ハイネ、落ち着きなよ! そんなに
ソワソワしなくても 毎年シズク
ハイネにくれるじゃない」とナイトが
ハイネを落ち着かせる様に声を掛ける。

「はぁ 何が 別に....あいつが誰に
あげようと俺には、関係ないし....」

「そう じゃあ今年は、女子寮の皆で
作るらしいから、僕たちあぶれるかも
しれないね! まぁ僕は、家に帰ってから
ミーナから貰うから別に良いんだけど...」

ナイトの言葉にハイネの肩がびくりと
上がる。

「べっ別に.... それならそれで 別に...」
と だんだんとハイネの言葉が尻すぼみに
なる。

そんなハイネの様子を見て、ナイトは
くすくすと笑う。


一方 女子達は....「ミーナは、ナイト君に
もう準備してるんだよね!」

「そうね! 家に帰ってから渡そうと
思って これは、自分用と友達用
シズクにもあげるからね!」
とミーナがにっこりとシズクに言う

「うん...ありがとう....私もミーナに
あげるね....ナイトにも 後ハロルド局長と
マリアさんにも....」

「あら ありがとうシズクちゃん」
「私も局長とマリアさんにあげたいです」
「ありがとうミーナちゃん」

「ミーナとシズクちゃんのチームは、
本当に仲良いね! シズクちゃんは今作ってるチョコ誰にあげるの?」女子寮の女子に
そう質問されシズクは....

「ハイネにあげるよ!!....」とシズクは、
にっこりと答える。

「そうなんだ 私 ハイネ君とは、
喋った事ないんだよね....どんな感じの人?」

「....どんな??」シズクは、ハイネの顔を思い浮かべる。

吊り上がった目 ぶっきらぼうな言葉
自分に意地悪した時の嬉しそうな顔

「.... 意地悪....厳しい....でも....優しいよ....」シズクはハイネについて自分の思っている事を素直に告げる。

そのシズクの笑顔を見た声を掛けた女子は
そっとミーナに耳打ちする。

「ねぇミーナ シズクちゃんって....その
ハイネって人の事どう思ってるの?」

その耳打ちにミーナも耳打ちで返し
「それは....ちょっと謎なのよ....
ハイネったらシズクにばっか意地悪するからシズクもハイネに意地悪された時は
泣きながら嫌いって言うんだけど....
次の日には、忘れた様に普通に喋ってるから嫌っては無いと思うんだけど....
恋愛感情かって聞かれると....
シズクもハイネの事は仲間とは、
思ってるんだけどそれ以上の事となると
ちょっと分からないわね

シズク自分の事には、鈍いし....
ハイネも意地っぱりだから....」
「なるほどね!」とミーナとその女子の
耳打ちの会話は、シズクには、
聞こえ無かった。


そうしてついにチョコレートが完成し
綺麗にラッピングしてハイネに渡しに行く
シズク ミーナも義理チョコとして
ハイネに渡しに行く


「ハイネ!!」と まずミーナがハイネに
声を掛ける。

「あ...何だよ!」「これ....義理チョコ...」 
とミーナがハイネに小さい箱を渡す。
「ああ」とハイネ普通に受け取る。
しかし受け取り方が気にくわないミーナ
「ああって何よ!」とミーナが眉を吊り上げるのでハイネは、小さく「ありがとう」と答える。

次にシズクの姿が見えるとハイネ肩をびくんと震わせる。

「ハイネ....はい....」シズクにっこりと笑顔でハイネにチョコを渡す。

「っ・・・・」ハイネ言葉が固まり
手が震える。

シズクに何も言えずお礼すら返せない
ハイネ
そんなハイネの態度も気にせずシズク
はナイトやハロルドマリアミーナにも
チョコを渡す。

そうして皆にお礼を言われ皆の笑顔が見られシズクは、暖かな気持ちになる。

(良かった皆に渡せた....)

皆が嬉しそうにチョコを頬張る光景が
見れて嬉しいシズク
しかしふと視線を転じるとハイネだけ
まだシズクがあげたチョコを食べていなかった。
ハイネの顔を見ると真っ赤に紅潮していた。

シズクは、その顔を見てハッとなる。
(もしかして....チョコを食べ過ぎて
具合が悪いのかなあ....)

シズクは、ハイネやナイトが他のチームの
女子達からもチョコを渡されていたのを
思い出した。

シズクは、ハイネの側に行きハイネに声を
掛ける。

「ハイネ大丈夫?...具合悪いなら...
チョコ残して良いよ....」

「はぁ~!別に具合悪くネェよ!
唯....食べるのが勿体ないと思っただけだよ」
「そうなんだ....」(ハイネ凄くチョコ好き
なのかなあ....)

(だって....シズクが俺の為に毎年チョコ
作ってラッピングだって毎年違う物考えて
くれて....それを思うと勿体なくて....
写真撮って...家に帰ってゆっくり食べよう)
ハイネはシズクのチョコを溶けない様に保冷バッグに入れて宝物を扱う様に潰れ無い様にそっとバッグにしまった。


こうして今年もシズクから一番欲しいものを貰えて大満足のハイネなのだった。

7/22/2024, 6:02:14 AM

#3【今いちばん欲しいもの】

例えば3年間とかの期限付きで良いので、好きなだけお金を使えるようになってみたい。

色んな映画や小説や、ほんとかどうかわからないような一般人の投稿でなら億万長者の話を見聞きするけれど、
そこはやっぱり百聞は一見にしかず。

日常の細かいことから、人生における大きな選択や、その他あらゆる物事を選ぶ時に「それをする為のお金が自分にはあるか」というのは、かなり大きな理由になる。

例えば今なら、引越しを我慢している。
本当なら南の島のめちゃくちゃ海の綺麗な場所に住んで、毎日美しい海を眺めたり、朝な夕なに泳いだり、台風が来てめちゃくちゃになったりしたい。

その次に、好きなモノを好きなだけ買ったり、好きな所へ行きたい時に旅行するのを我慢している。
自分自身のパラメーターや家族構成を考えた結果、比較的短時間で簡単な仕事を選んでいるから当然収入は少ない。

少ない収入の中から、生活に必要なものを買ってサービスにお金を払い、当然のように徴税され、残ったお金の中から自分の買えるものを厳選したり、無理やり自分を納得させたりして好きなモノにお金を使っている。

生活は工夫しだいでどんな風にも低価格に出来るらしい。

でもそういうのは、ちょっと疲れてしまった。
だから時限付きで良いから好きなだけ好きな物に囲まれ、好きな場所に行き、好きな場所に暮らしてみたい。

そんな空想が出来るのも、生きているだけで理不尽に痛めつけられたり、傷付けられたり、立ち上がれなくなるほど打ちのめされたりしていない、平和な場所に暮らしている証拠なんだと。

そうでなかった人たち、今、そうでない人たちの事を考える、比べてみる事もある。

でも、今その人たちに実際に自分の手を差し伸べる程の余力はない。

不真面目かもしれない。
狡いかもしれない。
低俗かもしれない。

でも、今ぱっとこのお題で浮かんだのはそれでした。

時限付き富豪希望なのは、永久にその状態が続くのはなんだかあまり幸せではなさそうだな、と思ったから。

今日はあんまりまとまらなかったし、いい事も言えなかった。まる。

7/22/2024, 5:35:10 AM

「人間、欲が無くなったらおしまいよ」

そう言われた言葉の意味が、じわじわと私を侵食していく。
諦めてしまえれば楽なのだと思っていたのに。
何かを得ようともがいて失望する事が無い代わりに、心が沸き立つような事も無くなった。彩りを失った私の世界は灰色になった。
生きてはいるけど、死んでいるようなもの。
平穏とは違う。平坦な道の上を、立ち止まることも後戻りすることも許されず歩き続けるしかない。いつくるかもわからない終着点が訪れるまで。まるで罰ゲームみたいだ。

欲しいもの?
なんにもない、なんにもいらない。でも…そうだな、そう聞かれた時に、真剣に、あるいは無邪気に、または冗談めいて。答えられるような私のままで、ありたかったな。

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