些細なことでも』の作文集

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些細なことでも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/4/2024, 7:11:01 AM

君はどんなに些細なことでも喜んで、
感謝をしてくれる。

そんな君と出会って僕は
小さなことでも幸せを感じるようになった。

だから、
僕もこれから君にちゃんと伝えていくよ。


ー些細なことでも

9/4/2024, 7:07:12 AM

ああ。
隠していてほしかった。

整った顔も。

それを崩すような太陽みたいな笑顔も。

誰にでも愛される愛嬌も。

いつでもポジティブなのも。

誰に対しても変わらず接する優しさも。

いつも明るく声をかけてくれるところも。

些細な変化に気づいてくれるところも。

会いたいって言ったら会いに来てくれるところも。

泣きたい時に顔を隠してくれるところも。

私の話を目を見て聞いてくれるところも。

急に真顔でドキッとする冗談を言ってくるところも。

変わらないヤンチャなところも。

全部全部好きだった。
これが貴方の一部なら全て受け止められるような気がしていた。

だから。


急に変わった髪型。

大人びた服装。

好きな音楽。

近づくとほんのり香る香水の匂い。

短期間で取った車の免許。

らしくない車の色。

首元に光るネックレス。

スマホを見る頻度。


全部。


全部わかってしまう。


貴方に好きな人が出来ていたこと。


私だけじゃなかったんだね。


「些細なことでも」

9/4/2024, 6:58:46 AM

《些細なことでも》

※食べ物に対する偏見は全くありません。
※私は、どれも正解だと思っております。


「お待たせしました。お昼を食べに行きましょうか。」

本部での午前中の書類業務を一段落させた彼にそう言われて、私は一緒に食堂に向かっていた。

私の髪と瞳の色のせいで闇の者として彼の監視を受けている身だけれど、こうして普通に丁寧に扱われてます。
彼の傍にいられるし、私にとってはいいこと尽くめの毎日です。

それはともかく。
食堂の前に来ると、何やら中から言い争う声が。
男の人が議論してるようにも聞こえるな。

「何事でしょうかね。喧嘩にならなければいいのですが。」

彼が少し眉を顰めて呟いた。
言っても元々実戦で動いていた軍人だった彼。少々の荒事は気にはならないみたい。
彼が私を庇うように、先に食堂の入口を潜って行く。
私も驚きはすれど彼がいるから大丈夫かと、彼の背後から状況を伺った。

見ると配膳カウンターのところで、二人の男の兵士が激しく言い争っていた。

「馬鹿野郎! カレーにじゃがいも無しとかあり得ねぇ!
 あのホクホクした食感のアクセントがあってこそのカレーだろうが!」
「いいや、じゃがいもは無しで正解だ! せっかくのルーの舌触りが悪くなる!
 カレーにホクホク感なぞいらん!」

んー。カレー。

聞いた瞬間、彼も私も真顔になった。
掲示板を見れば、今日のメニューには『なめらかとろ〜りカレー』とある。
『じゃがいもを除く事で舌触りを滑らかにしました』と下に説明が付いていて、これが原因で言い争いが起こったのは分かったのよ。
でもこれは個人の好みによる話だから、絶対話が終わらないやつじゃない。

隣の彼を見ると、腕を組んで軽くため息を吐いていた。

「食べ物の好みは些細なことでも、当人にとっては重要ですから。」

あまり迷惑にならなければいいでしょう、と彼は一言添えつつ静観の構えを見せ出した。

「ええ? こういうの止めないの珍しいですね?」

彼の真面目な性格なら、こういう争いは止めに行くものだと思ってた。
そんな疑問を口にすると、彼はカウンターの向こうに視線を飛ばしながら答えてくれた。

「大丈夫ですよ。ほら。」

すると、配膳カウンターの中から恰幅のいい初老近くの女の人がお玉を手に顔を出した。

「うるっさいよ、お前達! じゃがいもなら小芋を素揚げにしたのがあるから、ご飯と一緒に乗っけてカレー掛けな!」

わお。いい感じの腹式呼吸。カッコいい。
景気のいい一喝が入って静かになった兵士達は、それを聞いて歓声を上げた。

「最高だ! パリパリの皮とホクホクの芋がカレーに入れられるとか天国かここは!」
「いいな! 俺は塩を振って食べるか。カレーだけでは物足りなかったしな。ありがとう、おばちゃん!」
「お姉さんと呼びな! 小童!」

さっきまで言い争っていた二人は一変。
カレーと揚げ小芋の皿を受け取ると、にこやかになりながらトッピングの列へと向かっていった。

「すごい。一瞬で解決しちゃいましたね。」

私がほぅ…と感嘆のため息を吐いていると、彼が説明してくれた。

「あちらのおば…お姉さんは、ああ見えて細やかな気遣いと繊細な仕事が長年の売りの方です。
 ですので、メニューの幅広さや対応も丁寧で非常に優秀なのです。」

僕もずっとお世話になっているのですよ、と彼は笑顔で私に話してくれた。
言い直したのは、円滑な人間関係のためですよね分かります。
そういえば前に食べたいちごパフェも、味も見た目も専門のお店で出されるような美味しい素敵な物だった。
豪快かつ仕事は繊細とか、女性も惚れる女性じゃない。

「本当、カッコいいですねお姉さん…。」

場の空気も粋なお姉さんのおかげで収まりホッとした。
よかった。

と思ったのも、束の間。

「お前、せっかく滑らかな口当たりのカレーに堅ゆで卵は無いだろう。」
「温玉なんかツルッと飲み込んで終いじゃねぇか。俺はしっかり卵を味わいたいんだ!」

今度はトッピングの卵の種類で揉め始めた。
ええ…せっかく話が収まったのに。

直後、またカウンターの中からさっきのおば…お姉さんが一喝。

「はぁ? 何言ってんだい、カレーにはマヨネーズが至高!
 他のトッピングなんざどうでもいいわ!」

まさかの、新たな燃料投下。
私はぽかんと開いた口が塞がらず。
彼は私の隣で、額に手を当ててその様子を見つめていた。

「「いや、マヨネーズはないだろう!!」」
「黙りな! 他のトッピングを置いてやってるだけでもありがたく思うんだね小童ども!」

私は、この様子に呆然としながら口にする。

「混ぜっ返す、混ぜっ返す。」

彼もさすがに困り果てたように、私に教えた。

「時折この喧騒に自ら加わる癖が無ければ、本当に良い料理人なのですけどね。」

数多い兵士達の好みに満遍無く合わせる事が出来る技量と懐を持ちながら、自分のここぞという好みの主張は絶対に譲らない。
そういうタイプの料理人でもあるそうで。

また燃え盛った火種は、鎮まる見込みはなさそうです。

9/4/2024, 6:52:47 AM

些細なことでも、少し思考を巡らせて哲学したほうがいいという。
例えば、そこのゴミ収集所のペットボトル。
ウチのところは、ペットボトルだけ収集所のあみあみに入れるタイプである。飲み終わったら軽く中身を洗って、ラベルとキャップを取って、ポイ。
収集日はマジで知らない。
いつの間にか、かさが減っている。

黄色のあみあみのなかで、大小さまざまな使用済みのペットボトルが乱雑に入れられている。
下だったり上だったり、斜めだったり。
ペットボトルがパズルピースの一部みたいに見える。
ペットボトルのピースでペットボトルの透明さを映し出している。キラキラだ。

それのどこを見ても、フォルムは立派だ。
そう、ちゃんと凹んでいない。
脚でふみふみしてないのだ。
それにキャップもついているのも多い。
色つきのラベルだって。多分コンビニか自販機買いの奴が、飲み干した途端に捨てているのだ。汚いぞ。

ペットボトルのふみふみ。
容積が減って、かさが減るので、効率的に収集しやすい。
そういうが、それでもちゃんと持っていってくれるということは、どういうことなんだろう。
うーむ、謎だ。

やっぱりやらなくていいことがあるってことにしよう。そうだそうだ。
些細なことは、暇な人たちに考えてもらおうとしました。
僕たちはヒマでないので、おウチでひましてる連中を脚でふみふみしてやるのだ。
夏休みはもう終わり。なのに、自由研究や読書感想文などをやってないでいる人たちをお仕置きして、ペットボトルのように丸洗いしてやるのだ。そうしたら、透明になってキラキラする。

9/4/2024, 6:50:24 AM

些細なことでも(大人の謝り方)


きっかけはほんの少しの食い違い、勘違い。
あとは間違いに素直に聞く耳を持たず、喧嘩腰からのすれ違い。といったところか。

彼女が毎日欠かさず作ってくれる弁当のおかずのひとつが、俺の苦手な食材でできたものだったのが事の発端だった。
何気に、入っていたから食べなかったと口にしたら、一度は謝った彼女だったが腑に落ちなかったのだろう。突っかかり気味に、好き嫌いばかりで悩むわたしの身にもなってほしい、そこは汲んで少しでも食べてくれればよかったのにと不満が噴出。
そこからは何で俺が、何でわたしがの応酬戦に終始し、今朝は言葉どころか視界にすら入らないように互いに別々で会社に出勤する事態にまで発展―――とまあ、犬も食わない有様に陥っていた。

いい歳した大人の、大人げない口喧嘩。
くだらないと一蹴するのは簡単だったが、相手のいる身では一蹴したところで何も解決はしない。

「………まあ俺が悪い、よな」

―――毎日毎日、嫌な顔ひとつせずに早起きして用意してくれる彼女。
無理するな、お前も仕事があるんだからと言い含めても
『選り好みして食べるあなたにお弁当以外食べさせたら、栄養が偏るのは目に見えてるから』。
………いやその通り。ぐうの音も出ませんて。

何気に立ち寄った、会社帰りの道沿いにある一際目を引く洒落た洋菓子専門店。
ここのケーキが甘過ぎず、くどすぎずの良い按配で最高に美味しい!と彼女に好評価を得ているのだ。
てことで、機嫌直しに一役買って頂きましょう。

箱を持ち、帰る道すがら俺は彼女にどう声をかけるか考える。
“お弁当、悪気はなかったんだ”?
“これからは何でも食べるから”?
………。普通に、昨日はごめん、でいいか。

「「あ」」

逆方向の角から現れた、会社帰りの彼女とばったり鉢合わせする。
気まずそうにする、彼女の手には俺の好物の―――。

………俺も彼女同様、きまり悪く手にしていた箱を差し出してみせる。
微妙な間の後、俺達はどちらともなく堪えきれず吹き出すと、二人自然に肩を並べて帰路を歩き始めた。


END.

9/4/2024, 6:49:15 AM

ねえスレン、と呼ばれてスレンは外に出た。もうすっかり朝になり、軽く腹ごしらえを済ませたら放牧に出なければならない。戻ってきたら、丘向こうの実家とこの小さな家を行き来して、冬支度を始める。草原の秋は短く、冬が始まれば春は遠い。過ごしやすいこの時期に、しっかり準備をしておかなければならない。

「どうしたの」
「ねえ見て、あんなに雲が近いの」

9/4/2024, 6:47:20 AM

私は赤が好き
花、服、他にも色々でも一番に思いつくのはやっぱり母さんで、綺麗な赤を見ると無性に母さんに会いたくなる。

「ただいま」って言ったら「お!おかえり!」って少しふざけて答える母さんに何度も救われる。

私にとっての赤は幸せな色、母さんの色
私にも母さんと同じ赤がある
それを見る為に何度も何度も体に線を描く、母さんだ、母さんがいる

目の前にいた母さんは私のことを顔を歪めて見てた、「大丈夫?」って聞いても答えはなかった黙ったまま母さんが幸せじゃないのは嫌、だから貴重な母さんの赤い線は描かない事にした


これで幸せ

9/4/2024, 6:34:03 AM

些細なことでも喜べるような

心の綺麗な人に憧れてしまう



率直な性格を変えられることはできない

性格を変える勇気すら無いから




これまでどれだけの幸せを感じてきただろうか


今思えばいつも誰かに

我慢をさせていたかもしれない


伝わるなら1番に伝えたい

我慢していたことに気づけなくてごめんね



誰かに我慢をさせたくない

二度と誰にも辛い思いをして欲しくない



慣れてない我慢は難しくて

率直な性格を隠しきれずにいるけど

ただ、みんなが幸せに包まれて欲しい









「些細なことでも」



辛い思いをしていた人には
「だよね!○○は悪くないよ!」とかっていうより
寄り添ってあげる方がいいかなって思ってます。
きっとメンタルが弱ってるから。

9/4/2024, 6:21:34 AM

ほんの小さなことでも
    あなたが好きだから、
    知りたいし、教えてほしい

    そんな些細な恋心

9/4/2024, 6:14:13 AM

✦些細なことでも✦

違うっ誤解じゃない。
ただ僕が些細なことでも気にしてしまうだけなんだ。

なんて言えるわけない。

こんなこと言ったら僕は
冗談が通らない面白くない人だと思われてしまう。

また独りぼっちになっちゃう。
そんなのやだ。

もう孤独は十分味わった。
寂しかった。苦しかった。辛かった。

もう独りぼっちなんてなりたくない。

お願い僕に関わってくれるなら我儘だと思うけど
僕の事ちゃんと理解してくれよ。

9/4/2024, 6:04:02 AM

隣の隣の駅の本屋さんにすごく欲しいと思う本があって
でも最寄りの本屋さんにもあるだろうし
そこで買ってしまおうと考えた
けれどそういう時に限って置いていない
そういうことよ
そういう人生なのよジルベ〜ル

9/4/2024, 6:02:54 AM

手を取り合っての続き

些細なことでも

ハイネ ミーナ ナイトの三人は、
目的の建物に着く 空が暗く澱み
周りの雰囲気が沈んでいた。

暗く黒い影の靄が建物を囲んでいた。

「なんか嫌な雰囲気ね....」
「この黒い靄 絶対危ないよ!」

ミーナとナイトが警戒心を露わにする中
「そんな事どうでも良い!」
ハイネ達三人とタマは、玄関口の重い
扉を開けるとバンッと建物に通じる扉を
ハイネが蹴破る。

そこには、うじゃうじゃと黒い靄が束に
なって巨大化し三人に襲い掛かる。
ナイトが銃を構えミーナがレイピアで
黒い靄を薙ぎ払う
ナイトが銃の引き金を引きながら声を
上げる。
「この靄どんどん湧き出てきてきりがないよ!」

「穢れが凄く溜まって堆積してるんだわ!」

(くそっ くそっ!)ハイネはイライラ
していた。
早くシズクの所に向かいたいのに 中々
前に進まない。
(シズク....)ハイネは、最後に別れた
シズクの笑顔を思い出す。
あの時「じゃあまた」と言って去った
シズクは、もう会えない事を知っていたんだろうか....
あの時シズクは、どんな気持ちで自分に
笑顔を向けていたんだろう.....

(クソッ 分かりづれェんだよ馬鹿シズク)
普段は、泣き虫で弱虫のくせに
自分が本当に辛い時に限って笑ってやがるから些細な事でも本当に心からの笑顔で
笑うから....見逃してしまう....
気付かない....

何時だって守られてるのは、自分の方で....
(シズク....もっと我が儘言えよ!
辛い事があったら泣き叫んで罵倒しても
八つ当たりしても良いから....
一人で泣いたり無理して笑うなよ....
っ....好きだ....シズク....お前が好きだ
大好きだ.....)

『ハイネ少年この先に片割れの気配を
感じる きっともうすぐだ....』
タマがそうハイネに呼びかけるが
穢れの集合体に道を阻まれる。
ハイネは、鎌を思いっきり振って穢れを
一気に浄化するがそれでも間に合わない
(クソッどうすれば....)ハイネが
迷っているとナイトがバンバンッと銃弾を
連続で穢れに撃ち込む
ミーナもハイネの前に出てレイピアで黒い影に切り込む。
「ハイネ先に行って!」「たまには、僕たちも前衛で斬り込みたいし....」

二人の声掛けにハイネは、一瞬立ち止まり
「はぁ~何言ってんだテメェらだけじゃ..」

「あら いつも一番に飛び込んで穢れに
斬りかかって行く人のフォローは
誰がしてると思ってんの!」
「そうそう 見くびってもらっちゃ困るよね!」ナイトが笑いながらミーナが呆れながらハイネを促す。
「それよりシズクに何かあったらそれこそ
許さないからね!」ミーナが眉を吊り上げて
ハイネを指差す。

「此処は、友達としてハイネに花を持たせてあげるよ!」ナイトが肩を竦めて
ハイネに言う。

ハイネは、二人を見返して.....
「やられんじゃねェぞ!」と二人の肩をポンッと叩きタマを連れてハイネは先に進む

ハイネを見送ったミーナとナイトは....
「さあて 友達の恋路を邪魔する
悪い奴には....」
「たっぷりお仕置きしてあげなくちゃね!」
ミーナとナイトは、背中合わせになって
それぞれの方向に駆け出した。




そして先を進んだタマとハイネは.....
タマが気配を感じた扉を開ける。
するとそこには....

「やあ君か!来てもらって悪いけど
ちょっと遅かったね!」そこに居たのは
不敵な笑みを浮かべるルークと
ベッドに静かに寝かされるシズクの姿が
あった。
「シズク....」ハイネはその光景を目の当たりにして心臓がどくんと脈打ち
背中に冷たい汗が流れ込む
ハイネは覚束ない足取りでシズクに近づく
そしてシズクの体を持ち上げシズクの首元に指を添える。
ハイネはその感触に愕然とする。
「シ....ズク」シズクの脈が感じられない....
ハイネの瞳から自然と涙が溢れていた。
『ハイネ少年しっかりするんだ!
ハイネ少年』タマは、ハイネに呼びかけるがハイネに反応は無い。

「さあもうすぐ姉さんに会える」ルークが
鳥籠を取り出してその中に入っている物に
手を伸ばす。
そのルークの行動を目撃したタマの魂の
姿は黒く変色していた。
そうして今まで消失していたタマの記憶が
蘇る。

「ルーク君!」ルークは、黒く穢れた
タマを振り返る。
「あれ?もしかして君義兄さんかい?
あの時消滅させたと思ったんだけどなあ
残念だよあの時邪魔しなければ義兄さんも
僕の計画に組み込んであげたのに....」

「これ以上ティアを冒涜しシズクを傷つけるなら いくら君でも僕は、許さない!」

タマの魂の質量が上がる。
透き通っていた魂の色は、黒く澱み
ルークに牙を剥く。

タマ 本名イクスファーラムは
愛する妻と娘を守る為 義弟に暗い
憎しみの炎を向ける。

9/4/2024, 6:00:18 AM

「話聞くよ」落ちる雨と視線の先
その先にいるのが僕だったなら

9/4/2024, 5:36:23 AM

『些細なことでも』

どうも、今年の町内会班長の当番の者です。
ちょっとよろしいかしら? ああ、そんなにお時間はとらせませんわ。些細なことですの。ここ、日差しがキツイですわね、中へ入っても? ええ、玄関先で結構です。お部屋までは上がり込みませんわ。それじゃあ、ドアを閉めさせていただいて。

さて、と。
実はね、ご近所さん方から苦情が出ておりますの。お宅のね、その、臭いが。ええ、何かこう、腐臭のような、そういう臭いがね、耐えられないと、まあね、夏ですしね。

率直に言うと、お宅、庭に何か埋めてらっしゃるでしょ? ああ、誤魔化さなくてもいいんですよ、分かっていますからね。ええ、私もご近所さん方も、みなさんね、知ってますから。

ちょっとね、埋め方が浅いんですよ。もっと深く埋めるか、家の床下にでも埋めれば、こんなに臭うことはなかったんじゃないかしら?
ちゃんとビニール袋に詰めるとか、ブルーシートに包むとかしました? まさか何もせずにそのまま埋めたりしてないでしょうね?

それに、先日の大雨で土が流されたのか、ちょっと見えてましてよ。ほら、埋め方が浅いから。あのままにしていると野良猫やらなんやらに掘り返されて、見た目も良くないでしょう?
お隣のSさんもベランダからそういうモノが見えるのは、ちょっと嫌でしょうし。そこら辺もご配慮いただきたいわ。

まあ、私もね、班長の役目がありますからね、こんな些細なことでも注意しないといけないんですよ。

それじゃあ、よろしくお願いしますね。改善されない場合には、ご近所トラブル処理係の方がいらっしゃいますので。では。

9/4/2024, 5:30:50 AM

お題 些細なことでも

「今日の夕飯のカレーは何を入れよう」
いつもより早く終わったパートの帰り道呟きながら今日も帰路に着く。私には11歳の息子と9歳の娘がいる。私の子供とは思えないほど素直な子たちだと思う。しかし最近些細なことで夫と別居中だ。もうあれから1ヶ月近く経ちそろそろ子供のためにも帰ってきてほしいと思うがきっかけが見つからない。

家に帰ると家の鍵が何故かなかなか開かない。しばらく経ち家に入ることができた。娘はリビングでテレビを見ていたが、いつものように部屋にいるはずの息子の姿がなかった。だが息子の部屋は妙にデスクライトだけがつけっぱなしになり1冊のノートを不気味に照らしていた。毎朝子供たちが家を出たあと忘れ物がないか確認しているが今朝このノートを見た記憶がない。不思議に感じながら、息子には申し訳ないがこっそり読もうと思うのは親として自然ではないだろうか。まだ上着も脱いでいなかったが私はノートをひらいた。それは日記だった。11歳ということもあり誤字ばかり目についてしまうがどうやら1週間前から書き始めたようだ。パラパラと見ていると一昨日の日記に「お父さんがいなくなったことをからかわれた」と書いてあった。私は自分のしてしまったことの罪の重みを実感した。小学生に父親がいないというのはそれだけでいじめられてしまうこともあるかもしれない。動揺しながら昨日の日記にも目を通すとさらに恐ろしいことが書いてあった。
「明日の放課後橋の下で戦い」
どうしてそうなる。理由はわからないが息子のいない理由はわかった。橋といえばあそこしかない。帰る時に通ったはずだが気づかなかった。慌てて家を飛び出し走って橋に向かう。その時家の中は静かだった。橋に着くと息子の声が聞こえた。夕日で影になり相手の顔は見えないが息子の顔はちょうど見えた。顔には傷がついている。急いでとめないとと思ったが息子は叫ぶように言った。
「お父さんがいなくても俺は強いんだ。お母さんだって頑張って働いて育ててくれてるんだ。だからもう馬鹿にするのはやめろ」
その言葉を聞いてなのか相手は逃げていった。私は息子の横顔を見ながら涙を堪えることができなかった。息子は1人で戦っていたのだ。この戦いをとめる資格はもともと私にはなかった。息子にバレないように帰って家で待とう。そしてお父さんとまた暮らそう。冬の冷たい風が吹くなか私は心に決めた。

息子視点
今日もまた母の作ったご飯だ。正直に言おう私は母の作ったご飯が嫌いだ。というか不味すぎる。妹もそう思っているに違いない。ニコニコしながら毎日食べているがもうお父さんがいなくなって1ヶ月。限界だった。とはいえ子供の立場で何か言おうとすると気まずくなるのは火を見るより明らか。そんなことを親友の拓郎と相談していると
「お父さんがいなくて喧嘩になってるとこをお母さんに見せたら改心して仲直りするかもよ」
彼は笑いながらそう言った。冗談で言ったのだろうが僕はいい案だと思った。というのも夕食で精神を削られる苦しみが1ヶ月続き冷静な判断などできる状態ではなかった。そして作戦当日お母さんがパート終わりにちょうど通るタイミングで俺と拓郎は喧嘩の芝居を始めるはずだった。しかしお母さんはなかなか来ない。おかしいと思っていたら、葉っぱで顔を隠した謎の子供が声をかけてきた。何故か僕たちの計画を知っている。その子は拓郎の顔がお母さんから見えない位置を異常に確認してさらに僕のセリフまで指導してきた。生意気なやつだ。しかし考えてみれば拓郎の顔を母は知っているし仲が良いことも知っている。計画は失敗していたかもしれない。セリフも自分の考えていたものより数段良かった。救世主だ。そして母がやってきた。

娘視点
兄が何か企んでいるのは知っていた。というか兄と一緒に帰る時、兄と兄の友達との会話は周囲にダダ漏れだった。そして例の案が聞こえた。馬鹿らしいと思ったがもうその案にかけるしかないとも思った。というのも母の作る夕食は地獄だった。兄はニコニコしているが最近はもう引きつり、痙攣し始めていることに私は気づいていた。父が料理上手だっただけにその苦しみはカレーの後にゴキブリを食べるが如し苦しみだった。作戦当日兄は遅れるといい私を先に帰らせたが何をしようとしているかは明白だ。当然私は橋の周辺で隠れて待ち伏せ、兄が帰るのを待った。30分ほど経ち見ていると母が歩いて家に向かっている。橋の下を見るとまだ兄たちは到着していない。「何やってんだあいつら」声に出てしまいそうになったが心の中であいつらをお兄ちゃんに言い換えて冷静さを保つ。母が通り過ぎてしまう。計画は明日にするのかと思ったが母の後ろから兄たちが来ていた。お互い気づいていない。本来なら明日にでももう一度チャレンジすればいいと思うが母の買い物袋にカレーのルーが入っていることに気づき、気が変わった。カレーは母の特異料理だ。今日中に父が帰ってこなくては死人がでると思い急いで計画を練る。まず家に先回りし鍵に細工をして母が家に入るまでの時間を稼いだ。これで残り10分。そして母が感情移入できてかつ橋に向かう日記を兄の部屋に残す。母が気付きやすいようにライトで照らしておいた。あとはテレビでも見て冷静を装う。母が帰ってきた。急ぎ過ぎて呼吸が荒いがバレてはいないようだ。母が兄の部屋に入った。あとは兄たちが喧嘩していれば。ふと思った。拓郎という兄の友達を母が知っていたら辻褄が合わなくなるのではないか。私は急いで橋に向かった。セリフも必要だ。兄に顔を見られると複雑なのでそこら辺で拾った葉っぱで顔を隠す。橋に着くと兄たちはオドオドとしている。もう私の案をやらせるしかないと思った。

その日の夕食はカレーだった。母は悲しそうにしている。兄はニコニコとよく喋っているがおそらく口に入った特異物を吐き出すことに必死なのだろう。食べる前に私は思った。計画は成功したが今日中に父が帰ってくることはない。しかしこの一口は私たちにとっては些細なようで地獄の一口だが家族にとっては父を思う大切なものだと。

9/4/2024, 5:04:54 AM

些細なことでも
気に留めて、頬を撫でて輪郭をなぞって、見つめて、それでいて私を包み込み慰めてくださいな

9/4/2024, 4:59:21 AM

「クラスで誰が一番可愛いと思う?」
私は聞いた。
「ん〜篠原さんとかかな。顔もだけど性格もふくめて」
「そっか。確かにね」
篠原結は私の親友だった。

その後のことはあんまり覚えてないけど
男友達の渡部君に電話した。
「酷くない?一応渡し彼女なのに!」
「『一応』とか言わせる時点で最低だよ」
ちょっとキュンとしたそのまま浮気する流れになっちゃったけど、あっちも黒、私もくろ。じゃーいっかって感じ。


その事が彼にバレた。喧嘩になった。
彼は言った「そんな些細なことで怒んなよ!」
思わず笑った

9/4/2024, 4:54:02 AM

バカにするな
自分にとっては大切なものだ

取るに足らない自分の人生を
少しは価値のあるものにしてくれる
そんな特別な存在

誰にも迷惑はかけていない
それをあざ笑うな
心の中に土足で入り込むな

(些細なことでも)

9/4/2024, 4:50:48 AM

些細なことでも


君がメッセージに顔文字を付けないと機嫌が悪いのかと思ってしまう。
君が素っ気ない返事をすると元気がないのかと思ってしまう。
君がゲームをしないと疲れてるのかと思ってしまう。

君の小さな変化を見つけてしまったら君に何かあったんじゃないかと思ってしまう。
過保護かもしれないし、余計なお節介かもしれない。
君のことが好きだから、少しでも何かあったなら力になりたいから...

そんな気も君はきっと知らないだろう。
君は僕と性格が真逆で楽観的だから。

そんな君が好きだからそのままでいて欲しい。
だから君が困るようなことは言わないつもりだ。
それも君のいいところだと好きになりたい。

語り部シルヴァ

9/4/2024, 4:47:45 AM

些細なことでも

何でも話せるといいな。 
なぜか遠慮しちゃうから。

話しても批判されちゃったり、否定されバカにされるような気がして言えないことが多い。

最近は批判を直ぐする人には、あえて否定しないようにしている。

否定されるのも気分が悪いが、否定されて反論していると周りにいる人はもっと気分の、悪い思いをさせてしまうから。

しばらく頑張ってみようと思う!

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