『二人ぼっち』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
9.ふたりぼっち
私は親しい友達が彼ぐらいしかいなく、学校に着けばすぐさま彼のもとへ向かい、言葉を交わす。私の唯一の幸福だった。まわりからよく'ふたりぼっち'と揶揄されることがあったが、そんなことは気にしない。それくらい私と彼は強い絆で結ばれている。そして今日も彼に話しかけた。「昨日のテレビ見た?面白かったよね。」彼は微笑みながら私に返答し、少々満足気な面をしていた。
今年も桜まつりの看板が
見慣れた歩道に立てかけられる
今から行くよ
いつも通りの着く時間も分からない
短い文にくすりと笑った
人混みは孤独を強める
時計と改札を交互に見ては
ため息をつく
少し前かがみの貴方は
遠くからでも見分けられる
近寄ると必ず目を伏せて
貴方はいつまで経っても照れ屋だった
他の誰も視界に入らなかった
ずっとこのままだと思ってた
ふたりぼっちの幸せ色した春は
あの日以来ひとりぼっち
ふたりぼっち
《ふたりぼっち》
独りも 2人も 複数も
皆それぞれ
彼女が世界を終わらせると言った。
そしたら、世界にふたりきりに。
「終わらせるんだろ?」
「しばらく楽しんでからね」
ニヤリと笑う恋人は、悪魔みたいだった。
⌜ふたりぼっち⌟
1人だとちょっぴり寂しいけど、
ふたりなら寂しくない(´。• ᵕ •。`)💕
信頼できる仲間がいると心強い!
一緒に頑張る勇気が出る!✨💪
だから私はいつも誰かと
一緒にいるんだ
♪(^ω^)人(^ω^)♪
周りに誰もいない。世界は終わってしまったのか。
辺りを見回すと、荒廃した世界が広がっている。
周りに人や動物はおろか、それらの死体すらない。
そんな中、前方に見知らぬ男が倒れているのが見えた。
僅かな望みをかけて、声をかけてみる。
どうやら意識はあるようで、これといった怪我もしてないらしい。
「ん……ここは…どこだ…?」
男はぼーっとしながら周りを見渡している。
私もここがどこなのか、さっぱり分からない。
でも一つ分かっているのは、私はこの見知らぬ男と二人ぼっちってこと。
これからどうしていこうか…なんて、考えながら、私と男は歩き始めた。
数日間一緒にいて、お互い色々なことを話した。
自分がどこの生まれで、自分の好きな物の話や嫌いな物の話、これまでどんな人生を歩んできたのか、など。
話していくうちに、少しずつではあったが、お互いに心を通わせるようになった。
男なんて生き物は嫌いだったのに、不思議な気分だ。
二人で一からこの世界を作り上げていくのも悪くないのかも知れない。
「二人ぼっち」
ふたりぼっち。
ひとりじゃないだけいいじゃない
2人だけでいれるからなんでもできる!
貸切最高^_^
恋星ゆい🥺
テーマ 二人ぼっち
いつも僕たちは二人だった。
「遊ぼ!」
「いいよ!」
遊んで楽しく笑い合っていた。
「一生友達な!!!!」
「うん!!!!」
「待って!!!!」
いきなり後ろを押された。
「キキッーーーーー」
サイレンのような高音を聞いた。
「....」
後ろを見ると君は原型がないほどになっていた。僕は恐怖で足がすくんでいた。大切な大切な親友がいなくなってしまったことを受け入れたくなかった。
あいつが消えて数日間ずっと泣いていた。自分の不注意で友をなくしたことへの苦しみがのしかかっていた。
「一人は寂しいよ...」
ぽつりと自分以外いない部屋で言う。
「こっちに来て!」
後ろを見るとあいつがいた。
「うん!!」
久しぶりに会えた。急いであいつのいる方へ走っていった。
足が宙に浮く。
「これでまた一緒だね!!!!」
おわり
二人ぼっちって何?
二人以上いるなら
その集団の呼び名は「みんな」だ
いつも一人の僕はそう思う
二人ぼっち
私は5人家族
父と母と私と弟、柴犬のプッチー
でも
父はお酒とタバコで食道癌になり
母は認知症で施設に入り
弟は遠くの町に引っ越してしまった
広くなった一軒家
でも私は幸せを諦めない‼️
今日からは、みなみちゃんと
二人ぼっちだよ
仲良く暮らしていこうね
「プッチー☺️」
ふたりぼっち
ひとりより
ふたりのほうが
マシだと思っていたけど
そんなに
簡単なことじゃ
ないんだね
私はずっと
1人だ。
何をしても
どこに行っても
1人。
まるで世界に1人しかいないみたいに。
だけどある時
貴方に出逢った。
まるで暗闇に明かりが灯るかのように
私の世界は明るくなった。
いつでもどこでも1人だけど
貴方が心の中にいてくれるようになった。
これからの私はもうひとりぼっちじゃない。
貴方に出逢えたから。
二人ぼっちは誰もいないところで何かをすると楽しい
ぼっちはかなり孤独に感じて寂しい 辛い…泣
ぼっちは嫌だよね、、
別にぼっちのほうがいい人はいいよ
ふわふわさん
きょうもおへやはまっくらです
ふわふわさんはきょうもおはなししません
ふわふわさんはぼくにさわられてもなにもいいません
でもぼくはふわふわさんとでたのしいです
みえないきこえないこのへやで
きょうもふわふわさんとふたりぼっちです
二人ぼっち
私達は、いつだって、一心同体。そして、例え遠くにいても、心は繋がってる。そう。私達は、何時だって二人ぼっち。二人で一つ。何時でも一緒に行動する。何時だって、何時の時代になっても愛を誓い合う。だからこそ私達は、何時だって一人ぼっちじゃなく、二人ぼっちだ。何時でも一緒。どんな時だって…「もし、この先、この宇宙の中で一つだけ失いたくない物を失わないで住むなら?」と誰かに聞かれたら、私は、真っ先に君だと答えるだろう…それくらい、君の事だけ愛してやまないんだ…だからこそ、彼が珍しく既読スルーだったり、未読スルーだったり、普段は、しない事をすると、それだけで失う恐怖から恐怖心に追われてしまうんだ…だからこの先もなるべく不安にさせないでね?
友達と一緒だと楽しいよね
恋人とかだともっと楽しいよね
二つに一つ、選べと言われたら君はどうする?
僕は恋人との時間を選ぶと思う
二人ぼっちの時間が苦にならない
2人だけの時間、空間、世界
話さなくてもアイコンタクトで
幸せだと伝わる幸せな世界
そんな時があっても私はいいと思うよ
二人ぼっち
寂しくないよ
幸せなら
一人ぼっちの原因は
大概自分から話しかけれないこと
なら一人ぼっちが二人いたところで
一人ぼっちが二人いるだけ
君と僕で二人ぼっち
こんな夜に二人ぼっち
静寂とも孤独とも言う夜に二人ぼっち
でもそれもきっといい日でしょう
二人ぼっちになっちゃったね。
展望台の手すりに肘をついて手に顎を乗せ、
その言葉の意味とは裏腹に
いたずらっぽく笑いながら、君は言う。
太陽と海が出会い、私達の住む街が夕焼け色に染まる時間が終わり、月を迎えた空が薄紫色のヴェールを被る頃。日中の陽の名残が残っていてまだ暖かいけれど、肌寒い空気が訪れる夜が近づくにつれ、
人がまばらになってきて。
先程まで私達の左側で街の景色を撮影していた女性達が最後で、楽しそうに話しながら階段を降りる声が遠ざかり、聞こえなくなったところだった。
「なりたかったんだ、二人ぼっちに!」
--とゆっくりお話ししたかったから。
嬉しそうに目を細めた君は、
そのまま穏やかに目を瞑り、
すぐ隣にいる私の肩に頭を預ける。
…今日はずっと外で過ごしていたからかな。
君からあたたかいお日様のような匂いがする。
肩に触れる体温から君の存在を感じていると、
何故だろうね。
心が凪いで、とても落ち着いて。
私もだんだんと瞼が落ちて来て、
肩に乗った君の頭に頬を寄せて、口を開いた。
「ふふっ…。そうだね。何の話をしようか…?」
何だか心地良い、夢の中にいるようで、
頭が回らない。
この美しい薄明の時間を、
あたたかく寄り添いながら、二人占めしている。
ずっとこうしていたいな、と思った。
ゆっくり話したかった、と言っていたはずなのに、
何の話をしようかと、私の隣でうんうん考えている
君の名前を呼ぶ。
「…ねぇ、--。……もしだよ?
もし、--が良いならば……」
来年も、再来年も、その先も。
「私と、一緒に……」
・・・-
・・・---
・・・-----懐かしい夢を見た。
君との未来を望んだ、あの日の夢。
昨日まで居た自分の部屋で一人、
目覚めたのかと思ったが、どうやら違うようだ。
天蓋とガーランドライトの吊るされた
見慣れない天井が見える。如何にも君が好きそうな、
夢見るような可愛らしい装飾。
隣に目を向けて見ると、夢の中と同じように、
私の肩に頭を預けて眠る君が居た。
無意識に口角が上がり唇が弧を描くのを感じながら、このままもうひと眠りしてしまおうと
幸せな気持ちで再び目を瞑る。
…夢から醒めても、二人ぼっちだったね。
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大遅刻すみません\(^o^)/
もし私のことを気にしてくださっていた方がいらっしゃいましたら気にかけて頂きありがとうございます!
前回のお題と前々回のお題も水曜中に書きたかったのに、外出で疲れてまた書けなかったから、今回の分を書いた後書こうと思ってたのに、結局今これが書き終わったところでまだ書けていないし、時間を考えると多分今日のことになりません😇
今日は家でゆっくりしながらこれを書いていたし、
明日もゆっくりする予定だから、書けるかな…?
『不条理』まででこの二人の話は終わりにしようかと思っていたんですが、この二人の話を書くのがあまりに楽しいので、もうこれから先はこの二人が幸せに過ごす話を書き続けていこうと思いました☺️🌸笑✨
名前を出すか出さないかちょっと迷い始めましたが、出さないでいこうと思っています😌
多分その方がみんなとっつきやすいよね…?
愛着が湧き始めると名前が知りたくなるもの、かもだけど、途中から初めて読む人もいるだろうから…。
ここで文を書くようになるまでそんなに文を書いたことがなかった私ですが、二人の今までの話を読んだことのない人でも、原作の「私」を知らない人でも楽しめる文、難しい言葉を使わずなるべく誰でも読みやすい文を目指して書けたらなぁと思っています🤔
ちなみに『私』は男の子でも女の子でも無い子です。
(「私」のイメージを借りている子が出てくる原作では、汎(はん)という男性でも女性でもない第三の性別性別です。『汎性は後天的に選べる性であり、無性とも呼ばれ男女の身体的特徴を排除している場合が多い』、とのことです。)
…ので、これから書く予定の前々回と前回の話も、
安心してください。(前々回のを途中まで書きかけてるからもしかしたら気になっている人がいるかも知れないんですが、状況的にあの時点で放送禁止にされるような話じゃないよという意味で\(^o^)/)
いや、性別が有ろうが無かろうが愛があれば放送禁止になるようなことも場合によっては起こる時は起こると思いますが…
(このアプリは過度なそういう表現は禁止になってますからね…!)
楽しみにしてくださっていた方、ここまで読んでくださった方、全然書けてないのに『もっと読みたい』をくださっていた方、ありがとうございます…!
もし良かったらこれからもよろしくお願いします🌟
【やらねばならないことがあるのでもうちょっと書いたら暫くは生存確認で一言日記を書く程度になるかも知れないんですが…!】
※『不条理』がお題だった時にも言った通り、
お話しの内容自体は最早全く世界観が異なっている
んですが、今回の台詞の一部については、
「私」のイメージを借りている子が出てくる
原作のゲームでも出て来る台詞です。
(ネタバレしたくないのでどの台詞かは伏せますが…)
青い空が何処までも続くだだっ広い平野の真ん中に、
その店はあった。人並みの途絶えた所にあるその店は、
風変わりな祖父が昔構えた物で、通りに硝子を挟んで面した
木製の棚には古本が疎に積まれている。店の中は、さながら
昭和の商店街の一角の様だ。壁には色の褪せたポスターが
当時と変わらぬまま残されている。
少年が此処にやって来たのは三日前のことだ。
祖父の訃報を聞き、両親と共にこの土地に帰って来た。
丁度今は夏の半ばであり、少年は夏休みをこの土地で過ごす事となった。久しぶりに会った祖母は、十六になった少年の姿を見て、以前より皺の増えた顔ににっこりと笑みを浮かべて
笑っていた。葬式の後も、祖父の思い出話は続いていた。
その時に、この店の事を聞いたのだ。
初めて目にした祖父の店は、主人を失った事で酷く寂れて
見えた。入り口の鍵を開け、中に足を踏み入れる。
長いこと人が立ち入っていなかったのだろう。店内は薄く埃が積もっており、店の奥にはストーブがそのままにされている。
少年はまず窓を開けて外の空気を入れ、はたきで埃を落とし
始めた。雑巾で棚を拭き、箒で店内の塵を隅から隅まで
集めた頃には、東に在った日はとうに西に傾いていた。
翌日少年は祖母に、此処に居る間自分に店番をさせて
欲しいと頼み込んだ。祖父の管理の無くなった店は、
遅かれ早かれ取り潰されてしまうだろう。その前に、少年は 祖父の愛した店で過ごしてみたかったのだ。そんな少年の
願いを、驚いた様子で、しかし嬉しそうに祖母は聞き入れて
くれた。
三日経っても、相変わらず店は閑としている。
そもそも、人里から距離のある寂れた古本屋にわざわざ足を
運ぶ物好きは滅多にいないだろう。少年は早々に夏の課題を
取り出して独り筆を走らせた。
それからしばらく経ち、時計が一時を指した頃。
突如静かな店内にリンと鈴の音が響いた。はっとして少年が
顔を上げると、一人の青年が来店したところだった。
「すいません。店、開いてますか?」
少年に気付いた彼は、にかりと明るい笑みを見せて少年に
尋ねてきた。
「あ、はい。開いてます」
急な来客に、少年の声が裏返る。
青年は少年の元に近づくと、辺りを少し見回して尋ねた。
「あの。今日はじいさん……店主のお爺さん、いませんか」
成る程、祖父に会いに来たのか。
少年はカウンターの上の課題を退けると、青年に祖父は
亡くなった事、今は自分が店番をしているという事を伝えた。
その話を聞くと、青年は悲しそうに顔を歪めた。
「そう、ですか。此処のじいさん、亡くなったのか……」
ご愁傷様です、と告げる青年に、少年は不意に理由を聞いて
みたくなった。
「何故祖父を訪ねて来たのですか?」
少年の言葉に、彼は懐かしむ様に店内を見渡す。
少し考える素振りを見せた後、君はお孫さんだったね、
と話を切り出した。
「僕はね、小さい時はここら辺に住んでたんだ」
カウンターの前の小さな椅子に腰掛け、青年は語り出す。
「よく走ってここまで来てさ、おじいさんの横で本を読んで
たんだ。特に乗り物の本、好きでさ。じいさんに
あれはなにー、これはなにーって、ずーっと聞いてたんだ。
じいさんは、いつだって面倒臭がらずに答えてくれた」
青年の目線を追うと、子供向けの絵本が置かれた背の低い棚に行き着いた。その上には本だけでなくミニカーも置かれて
いる。
「小学2年生の頃に親の転勤で此処を離れる事になった時、
じーさんに挨拶に来たんだ。そしたらじいさん、
俺の好きだった乗り物図鑑と、新品の辞書をくれたんだ。
遅めの入学祝いだって言ってさ」
青年は息が詰まった様に一瞬押し黙った。
確かに祖父は変わり者だったが、子供には優しかった。
少年も、幼い頃は度々祖父に遊びに連れて行ってもらっていた事をふと思い出す。
「だから、何か恩返しがしたくてね。大人になってから、
ここに会いに来たんだよ。でも、もっと早く来れば良かった
なぁ」
目の端に浮かんだ涙を袖で拭い、青年は吐露した。
そんな彼を見て、少年は口を開く。
「きっと、天国で喜んでいますよ。貴方が立派に成長した姿を見て。そうだ、お線香上げていってくれませんか。祖母にも
顔を見せてやって下さい。きっと喜びます」
青年は目を見張って、いいのかい、と問いた。
もちろん、と少年が返すと、青年は顔を綻ばせて感謝の言葉を伝えた。
少年の案内で祖父の家に着くと、玄関で迎えてくれた祖母が青年を見て、懐かしそうに彼と話していた。
祖母も彼の事を覚えていたらしい。
祖母に菓子折りを渡すと、彼は仏壇に移動して手を合わせて
いた。心なしか、少年は仏壇に置かれた祖父の写真が
いつもよりも微笑んでいる様に見えた。
時計が五時を回った頃、少年と青年は再び祖父の店に
訪れていた。この店ってこんなに狭かったんだな、と青年が
一番背の高い棚の本を手に取って捲る。少年も、気になった
小説を手に取り読み始める。ページを捲る音だけが静かな店内に響く。朝までは少年しかいなかったこの空間も、二人の人間がいる事で少し満たされて感じる。店の中を取り巻く静寂も、
いつもよりも居心地良く思った。
古本屋という小さな本の世界に二人ぼっちだ。
ふと、脳裏に先程の青年の思い出話が蘇る。
祖父がこの場所に店を構えた理由が何となく分かったような、そんな気がした。
最後の客が去った日。扉の鈴の音は朱く焼けた空に
静かに溶けていった。
『二人ぼっち』