『世界に一つだけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「世界に一つだけ」
世界に一つだけのものなんて,ありふれている。
仮に量産型のアイテムでどれだけ姿形が似ていても,
全く同じものではない。
それを素晴らしいと思うか,下らないと思うかは,
自分次第である。
『世界に一つだけ』
私は私の名前が好きだ。同じ名前の人は見たことがあるが、同じ漢字の人は見たことが無い。お母さんとお父さんが、想いを込めて考えてくれた名前。きっとこの先どんな人と出会ってもすべてが同じ名前の人はいない。みんなそれぞれの想いや意味があるから。名前は私の世界に一つだけのものだから。
※「HANA」は本名ではないです。
もしあの出来事が無ければ
最年長はあの日を迎えることができた
イベントを開催することができた
学生は2年間を満喫することが可能だった
肌はぼろぼろにならずに済んだ
自分を一から変えることは出来なかった
心から笑える日は来なかった
今のみんなに出会うことは出来てなかった
【世界に一つだけ】
『世界に一つだけ』
ときどき、自分の身体が不思議に感じる
この、右足の爪も
普段見えない背中も
浮き出る血管も
“わたし”を選んで、そこに存在している
“わたし”を組成してくれていることへのありがたさ。
例えば
歩き過ぎてだるい脚や
ストレスで痛くなる胃や
“わたし”のために頑張ってくれているんだなと
“わたし”なんかで申し訳ないと
ずいぶん、時間が掛かったけれど
わたしを愛せるのはわたしだけ
わたしがわたしを大切にしないと
ということにようやく気づいてきました。
「に…げて…」
俺が辿り着いた時、彼女はその化け物に取り込まれそうになっていた。
万が一、切り離せたとしても、周りに広がる赤の多さを見る限り、助からない。
こんな時なのに、そんな冷静な判断ができるのは幸か不幸か。
どうしたら、どうしたらいい。
彼女を失いたくない。俺の唯一。
彼女がいない世界なんて何の価値もない。
「…そうか、」
それなら俺が消えればいい。
壮絶な人生を歩んできた彼女には、幸せを知ってもらいたい。
もちろんそれだけ、なんて聖人のようなことを言う気はない。
なによりも、俺が彼女を一番に想うように、彼女にも俺を一番に思ってほしいのだ。
だから、俺の命を使って、彼女をこの世界に留める。
彼女のためにこの命を使えば、きっと彼女は俺を一生忘れられない。
世界に一人だけの、世界に一つだけの存在になれるだろう?
だから俺は何の躊躇いもなく、彼女を呪った。
【世界に一つだけ】
世界に一つだけって何だろう。
って考えた時に「世界に一つだけの花」が思い浮かんだ。
そうさ僕らは
世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい
小さい花や大きな花
1つとして同じものはないから
No.1にならなくてもいい
元々特別なOnlyone
貴方には貴方の人生があって
私には私の人生があって
みんなそれぞれの人生がある。
No.1を目指すのもいいけど
自分の存在は【世界に一つだけ】なんだって
肩のチカラを抜くのも悪くないね。
『世界に一つだけ』
私を見て。
あなたが見る景色の中にいたい
私を見て。
あなたの知識の中で溺れたい
私を見て。
あなたの価値を信じられる人でいたい
私を見て。
私だけでなくともいい
私を見て。
あなたのすべてよ。かちとなれ。
世界に一つだけのあなたの命
あなたはどう使いますか?
世界に一つだけ
ああ心がむしゃくしゃする。
僕は考えてみた。
なぜ僕は生きているのかな?
すると神様は教えてくれました。
「これは【世界に一つだけ】の命だ。
世界に一つだけだから大切にするんだよ。」
僕は思った。
世界に一つだけ…
歴史に名を刻む
夢を叶える
目立つ場所に立てる人は限りがある
生きているすべての人に物語がある
多くの人に知られなくても
幸せになろうと頑張らなくても、大丈夫
世界に一つだけの人生を歩む
二つ別の感じを書きたくなったので
「ありがとう」で区切ってお読み下さい
《世界に一つだけ》
領地の勉強を頑張っているからと、お父様はオーダーメイドのドレスをプレゼントしてくれた。
料理人のジョンは手伝いのお礼にと、甘くて美味しいスイーツを作ってくれた。
庭の掃除をすれば、庭師のダンドルフがいちばん綺麗なお花をくれた。
雑草の生えた石を掃除すると、代わりにと、メイドのアンナはハンカチをくれた。
嬉しいけれど、そうじゃないの。
本当に欲しいものは、物じゃないのに。
たった一言が欲しいだけ。
世界に一つだけの、貴女からの言葉が欲しい。
ねぇ、こう言ってちょうだいよ、お母さま。
「ありがとう」
それは感謝を伝える言葉で。
簡単に口にできる言葉で。
心を少しだけ軽くする言葉で。
聞けば嬉しくなれる言葉で。
優しい言葉で。
残酷にもなれる言葉で。
心の近い言葉で。
拒絶の言葉で。
自然と溢れる思いを固めたような言葉で。
世界に一つだけの言葉だ。
僕は天涯孤独な人間でした。
親の顔も知らず、物心付いた時から生を疎まれ、いくら傷を付けられようが文句が言えないお荷物としての人生を、歩んでいました。
友も居た覚えはありませんが、それよりも、僕は家族という物に強い憧れを抱いていました。
おかえり、と声をかけてくれる人間を、切望していたのです。
温かい手料理、心地好い家庭、そう言った物に憧れていたのです。
必死に学を身に付けました。いっぱしの人間になる為に。
必死に働きました。夢を掴む為に。
家族なんて存在を得るために、そこまで努力する必要が無いだろうと笑う人間は、きっと大層恵まれた人生だったのでしょう。
血の滲むような努力の末。
僕に妻が出来ました。
素朴な人柄で、誰に対しても公平。きっと、この人となら幸せを築ける。
妻と出会ってからは、冷たかった人生に、温もりが生まれました。
僕はようやく幸せを手にしました。僕にとって妻は、世界に一つだけの宝物なのです。
『世界に一つだけ』
「世界に一つだけ」
かっこいいものが好きなのは男。かわいいものが好きなのは女とはよく聞き慣れたもの。これを人間は「多様性」と呼ぶようになった。
私はかっこいいものも、かわいいものも好きだ。おそらく、全人類そうだと思う。かわいい猫もすきだし、かわいい絵もすきだし、かっこいい車もすきだし、かっこいい犬もすきだ。「多様性」という枠組みに収めてしまうから堅苦しいだけで、全てはただ、「あれもこれも好きだなあ、あれは嫌いだけど、まあ私にとってはどうでもいい」くらいの感受性で良いのだ。
だが、ここでひとつ断言しておこう。
私は、ただのんびり生きている中でこの感受性の豊かさと、許容範囲の広さに気付けたわけではない。これらは全て、「世界に一つだけ」の、彼のおかげなのだ。わたしは、彼の文字がふにゃふにゃなところが可愛くて好きで、彼がバイクに跨るかっこいいところが好きで、彼のかっこいい歩き方が好きで、けど彼の言葉の語尾が優しい、可愛らしい発音が好きで。かっこいい存在もかわいい存在も、どちらにせよ私は好きなままだということに気付けた。
では、私はこれで何を伝えたかったのだろう?
そうだな、確かに彼は「世界に一つだけ」でしかない。けれど、「世界に一つだけ」の彼には、可愛さやかっこよさには抑えられないほどの幾億個の素晴らしさがこもっている。「世界に一つだけ」のはずの彼がこんなにも眩しく見えるのは、かっこよさや可愛さを含めた、そのもっと奥深く、多様だなんて脆すぎる、彼への私の重い愛ということだろう。
「世界に一つだけ」
母が編んでくれたマフラー
お店で毛糸を選んで、母とデザインを相談して、母が作ってくれたマフラーはとっても長いピンクの毛糸のマフラーだった。小学生の頃は、ヤンチャな子に縄跳びにされた事もあるくらいには長かった
何となく使い勝手が良く、高校生になっても使っていたら
「なんかもう小汚いから捨てたら?長く使ってくれるのは嬉しいけど、ちょっともう恥ずかしい」
作った母本人にそう言われると、まあ確かに色はくすんでしまい少しボロっちい
でもこのマフラー、結構使いやすくて馴染みがいいんだよな…と思っていたら
「妹のマフラー貰ったら?妹にも作ったけど、あの子全然使わないのよ」
それなら…と思い妹と相談。無事貰える流れになったので妹の白いマフラーを使う事になった
しかしこれがまた使い勝手が悪い。妹が使わなかった理由がなんとなく分かってしまった。作者は同じなのに不思議だ
ピンクのマフラーが恋しい…
「世界に一つだけ」
俺は仕事帰りに妻に花を渡そうと思っている。
花屋に寄ろう。
『嫌がらないでくれるかなぁ』
俺は妻に嫌われている。娘にも嫌われている。ツライ…
『花、いりませんか?』一人の少女が俺に話しかけてきた。
『1りん貰おうかな。』俺は言った。
『お兄さんありがとうございます。これで最後だ。』
俺はお金を払って、家へ向かう。
家に帰った俺は鍵を開け中に入る。いつもに増して静かだ。
中へ入ると、そこには血だらけの、妻と娘。
「世界に一つだけ」の俺の心。もうなくなった。
今までありがとう。妻 さゆり 娘 凛
世界に一つだけ、なんて言葉に惑わされて
買ってしまったアクセサリー
有名デザイナーの一点もの
手作りで個数が少ない
この石の色が他とは違って珍しくて
値段も今だけこの価格
売り文句が心をくすぐって
どうしても買わなきゃいけない気がした
今思えば
使い古した誘い文句
誰にでもそうやって話すし
どこにでもある話し
ありふれた言葉に騙されて
世界に一つしかない
量産品を手にしている
でも、
このアクセサリーを褒めてくれた
あなたと出会えたから
やっぱり、これは世界に一つしかない
私の宝物
コトリと窓辺に置いた木製のうさぎ
あなたからの誕生日プレゼント
作家さんが作ったんだってと
誇らしげにくれた
世界に一つだけだよって
わぁ。嬉しい。そう言ったけど
美術が好きなわけでもなく
ただ飾るだけのこの子を貰い
ちょっと、とまどった
世界に一つの貴重なうさぎよ
なんだかなと思ってごめん
でもだんだん可愛く見えてきたよ
あの日から20年
彼はいなくなったけど
たまにホコリを被りながら
引越しの箱に揺られながら
今日も部屋の窓辺に鎮座してる
少し日に焼けて
すっかり愛着の湧いた
世界に一つのうさぎ
世界に一つだけ(9月10日)
僕という存在は
君という存在は
世界に一つだけのもの
かけがえのないもので
いなければいけない存在
このウチは世界に一つだけの
私の居場所だ。
この世に生きること自体
仮の宿とも言うけれど。
団地だから全く同じのと左右対称のと
同じ部屋数の同じ間取りの同じ家が
たくさんあるのだけれど。
自分でここを買ったんじゃないけども。
このウチは世界に一つだけ。
私が居てもいい場所だ。
こんな場所があるなんて
私はなんて幸せ者だ。
(世界に一つだけ)
『世界に一つだけ』
世界に一つだけの才能、世界に一つだけの宝物。
誰もが羨むようなソレらは、本当に良いものだろうか
世界に一つしかない分、周囲から重圧をかけられる才能。
世界に一つしかない分、争いを引き起こす宝物。
…この短所と言える部分を受け入れなければ、扱うのは難しいであろう