『世界に一つだけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【世界に一つだけ】
首から下げた不格好で古めかしいデザインのペンダント。ぺらぺらと聞かれてもいない噂話に盛り上がる職場のかしましい同僚たちは、私の胸元に踊るそれに不意に視線を止めた。
「ずっと思ってたんだけどさ、それ服のテイストに合ってなくない?」
「いつも同じとしてるよね、新しいの買いなよ」
鼻をつく酒の匂いがわずらわしい。酔った勢いで気が大きくなっているのか、余計なお世話を向けてくる彼女たちに、悪気は一切ないのだろう。親切の押し売り、そんな言葉が頭の片隅をよぎった。
ああ、やっぱり断ってしまえば良かった。君が人付き合いも大切だよと苦言を呈するから、大嫌いな飲み会なんかに顔を出してあげたのに。
「良いの、これが気に入ってるから」
空気なんて一切読まずに、不機嫌さを込めた声でキッパリと言い切った。場の空気が凍り、一瞬の気まずさが訪れる。それを無視して、私は目の前のビールジョッキを勢いよく傾けた。
事故で片腕の自由を失った君が、それでも私のためにと作ってくれたペンダント。上手くできなかったからとこっそり捨てようとしているところを偶然見つけて、無理を言って贈ってもらった私の宝物。
世界に一つだけしかない、君の想いが込められた大切なペンダントは、今日も私の胸元で堂々と揺れている。
ここに今生まれた。
たった一つ。世界に一つだけ。
私が紡ぐ物語。
『世界に一つだけ』
ディスタンス
世の中の無限の組み合わせの中で
99.9%一致していても
それがあなただったら
僕には見つけられる
見つけてしまうが
唯一無二の僕のことを
君は気づきもしない
※世界に一つだけ
127
世界に一つだけ
あなたの心を奪える方法があったら
私はどんなに辛いことだったとしても
今すぐ実行する
容れ物は違うけど、中身がおんなじ
なーんだ?
※世界に一つだけ
お題:世界に一つだけ
口にするだけは簡単。
一般人に証明は不可。
「必ず絶対」は困難。
世界規模の割に陳腐。
世界にひとつだけ
世界にひとつ以上あるものは、
ある意味で、たぶん無い。
いろんなひとつひとつが織りなされて、
巨大なひとつのタペストリーが出来てる。
その一部であるから、見ることできないけど。
私は君の事が好きなの。
君の代わりなんてどこにもいない。
この世界に一人だけ。
だから、死のうとしないで。
お願い。
#世界に一つだけ
#22
世界に一人だけの君、世界に一つだけの愛、
僕はそれでずっと満たされていたというのに。
ああ、世界が一つじゃなかったなんて。
青い髪を結い上げた君、
ヒヅメを凛々しく打ち鳴らして駆ける君、
湖底で静かに眠る単結晶の君、
右足の小指の爪の形が違う君、
僕を知らない、僕のものじゃない、無数の君。
どこに居たっていつだって全部僕のもの。
君は全部ぜんぶ、この僕だけの、だから、だから。
だからすべての世界の自分を殺して回る。
そしてすべての世界で君はこの僕だけを見る。
さあ、一つの愛だけの世界線を拓いていこう。
************
世界に一つだけ
************
所感:
この話を詰めていくと「僕」はいつか「君だけが居ない」セカイに辿りついて泣いてしまうんでしょう。
世界に一つだけ
この文を見て思い浮かんだことは
歌「世界に一つだけの花」
それぞれが違う個性を大切に。
自分らしく。
世界に一つだけの物
友達が作ってくれた大切な物
無くしそうになるから気を付けてるんだ
皆も気を付けてね
# 118
世界に一つだけ
いつも生きていて思うことがある。
なぜ、生まれてきたのだろう?
なぜ、理由もなくただ息をしているのだろう?
そんなものに答えなどないと分かり切っているのにね。
夢を見る。
未来の出来事だったり、ただの作り物だったりと様々
その中の自分が自分ではないような、
そんな夢を見る。
夢の中での自分は嬉しそうで、
きちんと喜怒哀楽があった。
夢も、愛する人も、
他人を信じることもできていた。
自分と異なる点が多くあることに気がついた。
羨ましいと思う。
いっそのこと夢の世界で行きたいと思えるほどに…
けれど、どれほど恋焦がれ、
羨んでも、叶わないことを嫌というほど知っている。
それに、自分が生きて死ぬ世界は、
今いるここだということも知っている。
家族を悲しませたくない。
そう思うから、どんなに息苦しい毎日でも、
先が見えない毎日でも、生きている。
この世界が自分の唯一なのだと毎日考える。
忘れない
忘れられない
忘れてしまうことなど
あるはずがない
あのひとと
ともに過ごした時間は
世界に一つだけの
かけがえのない
わたしの宝物なのだから
# 世界に一つだけ (272)
※偏見に塗れた物凄く不快な考えの人物が主役となります、予めご了承ください。読まずにとばすことをオススメします。
『世界に一つだけ』
世界に一つだけ……? ッハ、笑える。
本当にそんな大袈裟に捉えていたのか? もしそうなら救いようがないな。
それはお前が思ってるほど特別なものじゃないよ。何処にでも落っこちてるような……なんの価値もないありふれたものの一つだ。
なんならそれはゴミだ。
ゴミだって全く同じものを探しても、そうは簡単に見つからないだろう?
種類もそうだし、汚れや皺の付き方だって何かしらの違いはあるもんだ。
それでもそれはゴミなんだよ。
そんな些細な違いなんてどうでもいいんだ。誰もそんなの気にしない。
ゴミの一つを手に取って、『これは世界に一つだけ!』……なんて言う奴が何処にいる。
誰から見てもそれはゴミなんだ。
ただのゴミ。
ゴミクズ。
廃棄物。
それ以上にはならんのよ。
どんなものにも価値はない。それは単なるお前の妄想だ。
お前が勝手に自分で貼った、それこそなんの価値もないレッテルなんだよ。
……理解したかな? 妄想癖のある"ゴミ"さん?
おっと失礼、間違えた!
"世界に一つだけのゴミ"さん??
世界に一つだけ
お笑いタレントの明石 YSまさんは、毎年大勢のスタッフを連れて、正月にオーストラリアにいくそうだ。
お年玉(ボーナス)を渡すための大金を持っていて、オーストラリア税関に咎められて、財布の絵柄の七福神は何だと聞かた。
ジャパニーズゴッズだと答え怒りをかい、もう少しで2日留置されそうになったらしい。
欧米のキリスト教ではワンゴットで神は一つだから!
それに大金を現金で持つて入国しようとするのは、何かの違法物の売人しかいないからでしょう。
24作目
♡(もっと読みたい)200突破記念号
宇宙で人が住めるのは地球一つだけだと思っている多神教だけど唯一無二の 徳博
世界にひとつだけの 我が子
あなたを パパにしてあげたかったな
私も ママになりたかったな
子供好きで 子供からも好かれるあなた
付き合っている間から
どんな名前にしよう
どんな教育を受けさせよう と
幸せだった
私理由の 不妊だった
私の体調 体力 メンタル 我が家の財力
サポート体制 色々考えた
子供を あきらめた
今はもう 町で見かける妊婦さん
子連れの方 微笑ましく見てる
育児マンガなんかも ネットでチラ見して
へーって思ってる
甥っ子や姪っ子 友人の子供
可愛がることで 何かがつながってゆくと
信じてる
でも まだ心のどこか 底の底の方で
思う
あなたを パパにしてあげたかったな
私も ママになりたかったな
わがままを許されたなら
無理を押し通せたなら
人として 生物として 愛した人の 子供
ほしかったなって
あなたの代わりになれる人物は確かに存在する。
あなたより優れている人もたくさん存在する。
それでも私は世界に一人だけのあなたという存在を愛する。
【世界に一つだけ】
おそらく21時頃まで書く時間取れない。
枠だけ置いとく。書けたら編集する。
魂の色。
それは決して同じものは無い。
人間の身体というものは魂の器でしかなく、
本体は魂だ。
その魂は完全な姿で生まれ、
やがて不完全な物へと変わっていく。
成長していく段階で不要なあれこれが付いてきて、
魂の色を濁らせていくからだ。
あなたの魂の色は何色ですか?
日々生きていく中で、
不要なものを手離し、
あなただけの色を取り戻して下さい。
その魂の色は世界に一つだけ、
あなただけのものなのだから。
『世界に一つだけ』
「世界に一つだけなんだ。君がどんなに君のことが嫌いでも、僕にとっては、君は君だけなんだ」
彼の言葉は、言霊のようだと思う。
彼の言葉には力があって、心に響かせる事が出来る。それがわかっているから、彼は決して人を傷つける言葉は言わない。
愚痴はたまに聞くけれど。
それでも彼は、素敵な言葉しか紡がない。
優しくて、温かくて、けれど、人一倍傷付いた人。
「優多(ゆうた)、最近眠れてる?」
「うーん。あんまり、でも、今はそういう周期なだけだから」
優多はこう言うけれど、何だが心配。
「優多、眠れないなら、外に出ない?
今日。お月様とっても綺麗なんだよ。」
私の提案に優多は賛同してくれた。
私と優多は起き上がり、カーテンを開け、ドアを開け、ベランダに出る。
夜風が優しく通り、月明かりでとても明るい夜だ。
「佳織は?眠くないの?」
「眠くないよ?優多が寝てから、私は寝たいの。」
「あはは、何だそれ。」
「…………優多は、優しいひとだよ」
「えっ?」
「優多は気が付かない内に誰を助けてて、知らない内に傷ついてるんだよ?
それに優多はちゃんと気付いてる?」
優多は少し俯いて沈黙したまま、静かに私の手を取って繋いできた。
「前に、優多が言ってくれた言葉で、私は前よりも大丈夫だって思えるようになったんだよ?」
優多は、自分の言った言葉を覚えていなかった。そんな優多に言ってくれた言葉を伝え、私が救われた事を伝えると、優多は眉毛をクシャッとして泣きそうな顔になりながら、
ありがとう。と言ってきた。
私は最近少し眠れなくなっている彼に、少しの安らぎを与えられただろうか。
私は優多が好き。
その気持ちをちゃんと伝えたい。伝えて生きたい。
優多の様に、言葉に力を宿したい。
優多の様に、優しくなりたいから。