『世界に一つだけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
かたちあるもの
ありふれている
めにみえるもの
おなじにみえて
ちがうはなかみ
うつくしいもの
たいせつなもの
キミのきもちが
きめているもの
みえないものを
みえているのか
みていないのか
だれがみつけた
ほしでみつけた
こころをこめた
いちりんのバラ
『世界に一つだけ』
『オンリーワン』
デパートの地下 3割引きのメンチカツが目に入る
卑しく私は鷹の目でそれを狙う ハイエナが何頭かやはりそれを嗅ぎ回っている あくまで笑顔の店員がその状況を俯瞰している 獲物を取り損ねた駄目な鷹
私はデパートの一階でポールスミスの柄シャツを見つめていた 物欲はキリが無い せめて無欲になれればと他愛の無いポップソングを口ずさむ
『flower contrary (フラワーコントレイリィ)』
今日の日本は騒がしい。
街のどよめきが心臓にまで響いてくる。
「ねぇ~これ見た?」
「見た見た!!マジカッコいいよね~」
はぁ~と乙女なため息を吐き僕の前を通り過ぎて行く女子高生達。
「……ぁ」
通り過ぎていったかと思えば、ハンカチを落としてしまったみたいだ。
正直渡してもなんにもならないとは思ったけれども、
綺麗に洗っているあたり、相当大切なものなのだろう。
さすがに僕にも良心は在るため、重い鉛のような足を小さく動かし追いかけた。
「ぁ、あっ、ぁ、あの!!」
「~で、それがね~」
「あ、あの……」
「え!?マジウケるんですけど~」
「……」
あぁ、駄目だ。やっぱり僕の声は彼女達には届かない。
でも、このハンカチは大切そうだし……
「あ、あの」
「~で、、ん?誰?」
「こここっ、これ、落とし、まし、たよ……」
「あーハンカチね。はい」
申し訳程度に掲げたハンカチを、彼女は、いとも簡単にひょいと奪っていった。
「あーハンカチ少し汚れてんじゃん……マジ気分下がったわ」
「えーそれ彼氏からのプレゼントじゃん?さっきの奴が触れたから汚れたんじゃね?w」
「はぁ?マジないわ。あーあ、拾ってくれたのがアイドルの秀くんだったらな~」
快活に談笑し足早に遠ざかっていく彼女達からは、
悪意たっぷり地雷全踏みソースがけの胃にズシンとくるチーズバーガーを食らった。
全然デリシャスでもないし、スマイルなのは買った僕ではなく売ってきた彼女らだ。
「はぁ…やっぱり軽蔑されるんだな」
残念ながら、僕は今ちょっぴり話題の紳士系アイドルの秀とは似ても似つかない。
彼のように顔がよくて誠実ならば好かれただろうか。
そうさっきの光景を思い出すが、そんなことをしても無駄だと僕の心は語ってる。
しかし夢は見てしまうもので、ぴとぴとと顔を触る。
今日の朝、寝坊して帰りの今でも直っていない髪、いまだに半開きの三白眼、極めつけに夜更かししてできたクマだ
「というか、一応秀とは双子なんだけどなぁ」
花瀬秀(はなせしゅう)・花瀬証(はなせしょう)
一方は最近話題沸騰中のアイドル。一方は知り合いさえも乏しい青年。
二人は二卵性双子のため、顔も性格も一切似ていない。
言うことすること全て真逆だ。
秀が学業に秀ているならば、僕は学業には秀でてないし。
秀が誠実な性格をしているならば、僕はひねくれ者だ。
なんなら母が、こんな僕と秀との血縁関係がSNSにバレたらどうたらこうたらで兄弟は居ないと言っているらしい。
流石にそれはないだろうと思い、「花瀬秀 兄弟」で調べたが出てこなかった。昔から秀しか見ていない母にはもう微塵も愛なんて感じていなかったが、この時だけはへこんだ
「はぁ、もういいやさっさと家入ろ…」
ガチャ
「あ、兄さん。お帰りなさい」
「秀もう帰ってたんだ。なんか早くない?」
「今日はテストで学校が午前までだったんだよ」
「あーなるほどね。お疲れ様」
「兄さんもね」
母親からあんなに態度を変えられると兄弟仲が悪くなるのが一般だが、僕は秀に対してさほど恨みを持っていないため大分仲は良好だった。因みに言うと僕が兄、秀が弟だ。
まぁ、さほど生まれに差はないんだけど。
「兄さんはまた配信?」
「うん。新衣装お披露目」
「今回のはツインテールにしてみたよ。しかも布面積小さめ」
「わ~結構過激だね。後でお祝い赤スパ投げとくね」
「いつもありがと」
「どういたしまして」
「間違えてTwitter(X)の本垢でシェアとか感想呟かないでね」
「しないよ笑そこらへんは徹底してるからね」
「流石僕のTO(トップオタ)」
まぁ、秀がこんなオタクやってるなんてバレてもそれはそれで面白いしいいんだけど。
誰も思わないだろうなぁ。秀が過激系Vチューバーに赤スパを送り続けるTOだとは。
ガチャ
二階に上がり、僕はいつもの服に着替える。
「んっんんっ……あーぁーあー…こんなもんかな」
いつもの妖艶なロリ系ボイスに喉を入れ換える。
__「さってと僕も行こうかな」
一階では秀がラジオのスタジオに行く準備を。
二階では証が二次元の世界に入国する準備を。
_「はーい♡みんなぁ~こんばんわぁ。可愛さのちょうてん!しょうとちゃんだよ~」
_「はい。皆さん、こんばんは。貴方のお側にいつでもどこでも。秀です」
後に世界を熱狂させる最強双子、花瀬兄弟のシンデレラよりもシンデレラなストーリー''の''まだまだ序盤のお話しである。
世界に1つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい
~世界に一つだけ~
一本の大根ともう一本の大根
大きさもキズのつき方も違う
一匹の蝶ともう一匹の蝶
模様も飛び方も違う
今日の天気と明日の天気
日のさし方も雲も違う
世界に2つ以上あるものって
むしろなんだろう
世界に一つだけの
世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
世界に一つだけの絶望
一人一人違う種を持つ
自分たち一人一人が世界に一つだけの大切な存在なのではないでしょうか。
あなたがトランペットを吹く。その撫でやかな音は、さながら木管楽器のような音色でわたしを包んでくれる。2人っきりの部屋で、ただ1人あなたの音を鑑賞する。あなたが吹く沢山の曲たちが、あなたの人生における音楽が何かというのを見せてくれる。あなたという人をさらに理解することができる。高音を出すときに難しいフレーズを吹くときに、涼しい顔をしようとしているのも、なんだか愛おしくてさらに聞き入ってしまう。観客が一人のコンサートは、もうすぐ終わる。
#世界に一つだけ
自分自身が世界にひとつだけの存在なんだって、
なかなか気付かないものだ。
『世界に一つだけ』
俺は世界に一つだけほしいと願うのなら、「愛」だろう。
俺はずっと、施設孤児だった。
だから人の暖かさも優しさも知らない。
施設の野郎共は、俺の右目に大きなやけど跡があるからといって俺をいじめた。
罵倒や暴力は日常茶飯事。
時には、「お前は可哀想だ。だからこの俺がその目ごと消してやんよぉ!」と言いながらナイフを取り出してきたこともあった。
だが、かろうじて小、中、高は行かせてもらえた。
小学生のころは、施設の野郎共と一緒で、罵倒を浴びせられた。
まあ、チビの頃からアイツらにひでぇ罵倒を言われてきたから苦でもなかった。
中学生の頃は、時期も時期で自分の目が嫌いで眼帯をしていた。
周りのやつは、俺を中二病扱いしてきやがった。
また、いじめられた。
ある日、プールの授業があった。
俺は、眼帯をしているから一度も入らなかった。
だが、クラスのガキ共が俺を突き落としてきやがった。
俺は、勢い良くプールに落ちた。
起き上がったとき、クラスメイトが唖然として俺を見ていた。
その時、気づいた。
「嗚呼、火傷がバレちまった。」ってな。
その日から、いじめはエスカレートしていった。
ガキ共が、「なんでそんなふうになったんだよぉ?」「お前、施設育ちってマ?なんでw?親に捨てられたw?」「うわーw!可哀そw」
その言葉にたいきれなくなった。
「親は死んだわ!俺が9歳ときに火事でやけどおったんだよ!なにw?そんなんもわかんないのw?馬鹿じゃん!バァーカ!!」
ガキ共は黙った。
その瞬間、俺は殴られた。
だけど痛くなかった。
もう麻痺してた。
俺は、もうどうでも良くなった。
そしたら急に、笑いたくなった。
「アハハハハ!」
ガキ共は、俺の様子がおかしいことに気がついた。
その日からいじめはなくなった。
高校は、Fランに入った。
正直どうでも良かった。
だから、単位だけとって施設に帰った。
その後は、暴力、暴力。
でも最近、アイツらの弱点がわかった
だからまた殴られそうになったときに、ヤれた。
高校に行ってから、一年。
俺に話しかけてくれた、女子がいた。
その子の名前は、由緒(ゆい)といった。
なぜ話しかけてくれたのかは、わからない。
でも、その日から何度も話しかけてくれるようになった。
俺も、少しづつ心を開いていった。
そんなある日俺は聞いてみることにした。
「なぁ、由緒。なんでこんな俺に話しかけてくれたんだ?」
すると、彼女は「だって、幸人(ゆきと)くんが私の事助けてくれたんじゃん。」
「え?」
「覚えてないの?私が9歳の頃私の家が火事になって、幸人くんのご両親と幸人くんが助けに来てくれたんじゃん。」
その時、思い出した。
俺が7歳のときに話しかけた、怖がりな女の子。
そこから、心を開いていってくれた。
親も、その女の子の親と仲良くてよく遊んだ。
でも、ある日その子の家が燃えた。
親は、俺を置いてその子を家に入っていった。
俺は、置いていかれたと思って追いかけたんだっけな。
俺は、確か親を探しているときに助けを求められた。
「ゆっちゃん!た、助けてぇ、、、。」
その子は、足を怪我していた。
俺は、その子をおんぶして家を出た。
その数分後にその子の親が出てきた。
その瞬間、家が崩れた。
そのことを思い出した俺に、彼女は言った。
「ご両親元気?ゆっちゃん」
俺は、「親は、、、死ん…死んだよ、、。」
由緒は一瞬顔を歪めた。
俺はそれに続けて、「俺さぁ、これ、見て。」
そう言って、髪をかきあげた。
そこには、視力の失った火傷した目があった。
由緒は、それを見ていった。
「ごめんねぇ、、。ゆっちゃん。私を助けなければそんなふうに、ご両親も亡くならなかったのに…。ごめん、ごめんねぇ、、。」
俺は、その言葉に親が死んだことに初めて泣いた。
彼女は「ゆぅっちゃぁん、で、でももう大丈夫。私がついているからねぇ。」
と言い、俺を抱きしめた。
俺はその温かみのある事でやっと愛を感じられた。
俺は更に泣いた。
少し経ったあと、俺は施設を出た。
由緒のご両親の養子にしてもらったんだ。
あのあと俺は、由緒の家に行って由緒のご両親に泣いて謝られた。
今は幸せに生きている。
子供にも恵まれた。
俺は、由緒と結婚したんだ。
これで、母さんたちも成仏してくれるかなぁ。
終わり
この世界に生まれた君の代わりはいない
そして世界に一つだけの君の心がある
どんなに人から否定されても
自分が思ったことは間違ってない
君が思ったことは間違ってない
匿名でしか言えないからこそ
伝えられることもあるんだと僕は思う
別に
世界に一つだけじゃなくて良かった
誰かと同じで良かった
個性、多様性、そんなの無しに
毎日同じ時間に起きて
同じ服、同じものを食べて
同じ歩幅で歩いて
同じ事をして
同じ時間に寝て
繰り返し、繰り返し、繰り返し、
そして
適当な年齢で死ねたなら
僕は別にそれで良かった
みんな違っていいんだ、って
今の僕には思えなくて
出る杭は必ず打たれる
みんな違うから
そこに憎しみも妬みも生まれる
いっそ心が無かったら
争いもきっと生まれやしなかった
世界に一つだけだと言われるから
だから誰も自分以外を理解できないの
だから僕は誰かと同じ人生で
別に良かったんだ
あわよくば君みたいな人生が
良かったんだ
そしたらあの日
あの場所から一緒に飛んで逝けたのに
丸くて大きな垂れ目はパパ譲り
大きな手のひらはママ譲り
昔話を人に話す癖はおばあちゃん譲り
引き出しに色んなものを詰めるのはおじいちゃん譲り
同じものを3つ買う癖は妹たちがいるから
なんでもおもしろ話に変えちゃうのはM子の影響
写真が好きなのはI子の一途な感受性に惹かれて
ギターを弾くのは先輩という師匠がいるから
沢山の要素に囲まれて、世界に1人だけの私がいる
-世界に一つだけ-
役に立たない人間だって、私。
何も出来ない、ゴミクズみたいな人間だって。
いつもいつも、人会う度に。
軽蔑の目を向けてくる。
あの人たちが、大嫌い。
そして、あの人たちが嫌いな私も、私のことが大っ嫌いだったりする。
私は私。世界に1人。
そうだとしても、自分のことすら好きになれない。
変なのかな。おかしいのかな。
考える意味、あるかなぁ。
#世界に1つだけ
#80【世界に一つだけ】
世界に一つだけのこの想いを
ずっと心に秘めて
きっと叶うと信じて
今日まで生きてきた。
まだ満たされぬ心に
時にはめげそうになるけれど
遂げるまでは止められない。
歩みも、鼓動も。
世界に一つだけ
世界に一つだけの限定品。
これを買うかどうか、給料何ヵ月分だろうかと思う値段だ。
買って、困った時に役にたてばいいのだが。
世界に一つだけ
そんなのこの世にないって思ってない?
そんな事ないわ
この世に人間は80億4500万人
だけど、この世に貴方はたった一人
世界に一人だけの貴方に
乾杯
#11
世界に一つだけ
それは何だろうか
人間も動物も、個体差は数知れずあると思うけれど
世界に一つだけというのは、誰も見つからないかもしれない
世紀初の「何か」が発見されるかな
けれど、私が思う、世界に一つだけというよりは
それは地球という、宇宙の中の惑星。
地球こそが、私達の生きる世界に一つだけではないだろうか。
世界にひとつだけの、私の宝物。
絵本に出てくる王子様はカッコよくて、白馬に乗って迎えにきてくれる。
お姫様は綺麗なフリルのドレス。
いつか着るのが夢だった。
絵本の中では、王子様が愛を伝えてくれるから_。
「この漫画…ヒーローが凄くカッコいいのっ!実ちゃんっ」
「へぇ、そうなんだ。」
「翔太くんって言うんだよ。バスケが得意なの。」
【U R MySpace】
「あの人/アレは俺/私の特別だ」
本当に癪だが、まぁ間違いなく"アレ"は特別だろう