『不条理』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「チチッ…クロ、おいで〜」
『猫なんて呼んでも来ないでしょ。』
「いや、この前は来てくれたんだって!諦めず
話し掛けてればきっと…!」
『どうせ気まぐれだって。来ない来ない。』
「もう…夢がないなぁ。そんな事ないよね
クロ〜…あれ、クロは?」
『…さっき、飼い主っぽい女の人に呼ばれて
そっちに行ったよ。』
「…これが世の不条理…?」
〈不条理〉
この世界はいつだって弱い者に優しくない。
発言できる強さを持った者の言葉しか、そもそもこの世には生まれない。
ひとのために飲み込んだ想いは、いつだって誰にも気付かれない。
個性が尊重される時代だって言ったって
結局は、自分を主張する勇気を持てた人間のためだけのスポットライト。
あるはずなのに。
明日の誰かの笑顔のために、
大切なものを守るために。
自分を殺すことを選んだ心が。
どうしようもなく脆くて、尊ばれるべき愛が。
笑いたくないのに笑う君へ
この不条理な世界の中で
どうか明日が、君に優しくありますように。
「不条理」
この世は理不尽だ。
つくづくそう感じることがある。生まれ持った才能の差。親の収入。どう頑張っても抗えないものはの世の中には存在する。そんな壁に立ち向かうには、どうすればいいのだろうか。
どんなにどんなに努力したって、才能の差は埋まることは無い。なぜ、自分はこうしてまで努力して、努力して、様々なことを犠牲にしてきたのにも関わらず、こんなに苦しい思いをしなければならないのだろう。世の中で凡人と呼ばれる位置に分類される私は何度この苦しさを味わっただろうか。そして、これからもどれだけ苦しまなくてはならないのだろうか。考えるだけで恐ろしい。
世の中平等なんて嘘だ。
どんなことにも差は生じる。
これからの時代、今まで以上に人との差が求められて来るだろう。自分の存在意義を示さなければ生きていけないような世界になるかもしれない。人以外に、AIとも比べられるかもしれない。そんなとき、どうすればいいかなんて誰にも分からない。教えてくれない。
今までも、これからも、世の中は不条理に回り続ける。そんな世の中をこれから私たちは生きていかなければならない。
全てが因果で結ばれていてほしい。不条理などもってのほかだ。
と思っているが、実は案外因果だらけなのかもしれない。ただ気づかれないだけで。
忘れた頃にやってくる。そんなことばっかりなのかもね。
この世は不条理。
人生は不条理。
もし君がそう言ったとしても、否定は出来ない。
不条理な体の中から、出来るだけたくさんの幸せを数えてみよう。
君の笑顔が戻る日まで、戻ってからもずっと、近くで見守るからね。
どうもおはようこんにちばんわ。
汚水藻野です☆。はあ。
皆様知ってますでしょうか。
実は…この汚水藻野、半年くらい前は創作話を多く書き残していたんです。ぐへぁ。
読者にすら忘れ去られているであろう数々のオリジナルキャラクターたち。ごめんね。
そんな奴等は汚水藻野の"今"に繋がってて。
「いい事言ってるように見えっけどよー」
「お題はどうしたお題はァ!!!」
「そうだよ。せっかくお題あるんだから、汚水藻野の話を読んでくれる読者のためにもさ」
「いや、名前に『汚水』とかきったねー名前つける変態作者の話読むくらいならアニメ見てる方がよくね??」
とまあ、なんかそんなわけで、今HQ観てます。おいなりさんに勝ちました。
これからもこいつらの出番ちょくちょく現れるかもしれません。
古参の方。新規の方。そもそも嫌いだわって方。「文才ねーなこいつw」って鼻笑いの方。どうぞ、汚水藻野の作品を今一度初めから読んでもらえると嬉しく思います。決して面白くはないでしょう。だって汚水藻野は面白いと思って書いてる黒歴史製造機じゃないんで。
汚水藻野の応援、よろしくお願いシアース‼︎
_2024.3.18.「不条理」
「黒歴史じゃないわい!」
\\\٩(๑`^´๑)۶//// by汚水藻野
不条理
不条理には2つの意味があるらしい。
ひとつは筋道が通らないこと。
もうひとつは人生になんの意味も見いだせないことだ。
「何のために生まれて何をして喜ぶわからないまま終わるそんなのは嫌だ」という有名な歌詞がある。
私はまだあまり意味を見いだせていないけど、何か意味があると思ってからこの世をさりたいと思う。
【不条理】
世界は不条理で不公平に満ちている
生きていることに意味なんてない
それなのにどこかに希望を求めるのは
世界をまだ信じているからだ
こんなの、不条理だ。
そう思うことは、誰にだってある。
わたしの方が頑張ってたのに、認められない。
あの子は嘘をついてたのに、みんな信じてる。
わたしは諦めてないのに、忘れ去られる。
あの子も一緒にサボってたのに、見逃される。
わたしは。あの子は。わたしは。
わたしだって。
でも、わたしにとっての不条理が、あの子にとっての条理なのかもしれない。
わたしには報われたって思えることが、あの子からすれば理不尽なのかもしれない。
才能。天才。神様からのプレゼント。
そう呼ばれることが、あの子には不条理だったのかもしれない。
もちろん、その真意を知りたいとは思わないし、知る術もない。
でも、わたしたちはそれを忘れてはいけない。
不条理を嘆くのがいけないんじゃない。
ただ、心のどこかに。
あの子も頑張ってたのかな、って。
小さな祝福の気持ちを、しまっていてほしいだけ。
疲れ果てて 目を閉じて
そんな終わりだっていいじゃない
不完全な僕たち
僕らが大切にしたものは 彼らが置き去りにするものだった
僕らが立ち止まっている間に 彼らは先へと置き去りにする
全力疾走を続けなければ追いつけない僕らが
彼らに混ざり続けるにはどうすればよかった
ただ疲れて立ち止まる僕らに
肩を貸そうとする以外に
どうすればよかった
バスルームに横たわる君をただ眺めていた
そんな終わりだっていい
不完全な君たちの人生
(お題:不条理)
この世は不条理だ
生まれた時から勝ち組と負け組が決まっている
だからそんなものをぶっ殺そうと
僕は剣を掲げた
世界から理不尽を殺すために
でも彼は知らなかった
それもまた一つの不条理であり
理不尽だと
お題『不条理』
ときどきお題の内容とタイミングにびっくりすることがあるけど、今回もそう
今まさに不条理な目に遭っているけど、ここに書くのは差し障りがあるからやめておくよ
小説でも不条理なストーリーってあるけど、モヤっとしちゃうから、ハッピーエンドではないにしても、それなりに納得できるラストにしたほうがいいのかな、なんて思ったりする
今小説投稿サイトで連載している作品も、初めは不条理な話にしようかと思ったけど、そうじゃないラストにしたよ
人間は過去が今の教訓で
今どう行動するかで未来が決まる
受け取り方次第で
どう考えるかは大人の役割
子供らは更に遠い未来を
大人になってから託されるのに
小さな世界も大きな世界も
自分を守る為と線を引いて
どうしようもできない環境を
こさえる大人は人間と言えるのか
道筋がないと路頭に迷う
大人が大人と向き合わなくて
誰がこの世界の未来を
変えられるのだろう
「不条理」
『不条理』
とある集会にて、悪役令嬢は苛立っていた。
「どうしましたか?」
「あら、魔術師。あなたでしたの。ここへ来る前に
タチの悪い酔っ払いに絡まれましたのよ」
「それは災難でしたね。セバスチャンは何処に?」
「彼はお休みですわ。最近働き詰めだったから
私が休暇を取らせました。
それよりも、聞いてくださいまし!」
悪役令嬢は先程の出来事を語り始めた。
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路上に立ち客引きをする女たち。
それを値踏みするかのように眺める男たち。
ここは治安があまりよくないとは聞いていたが、
その異様な光景を目にして悪役令嬢は呆然とした。
足早に歩みを進める彼女にある男が声をかけてきた。
薄汚れた服に垢の溜まった爪、無精髭を生やした赤ら顔の男がニヤついた顔でこちらを見ている。
この者に関わってはいけない。
直感でそう判断した悪役令嬢は無視して立ち去ろうとするが、それでも男はしつこく付きまとってきた。
「冷たいなあ。そんなんじゃ選んでもらえないよ?」
酒気を帯びた息を吹きかけられて
悪役令嬢は眉をひそめる。
「綺麗なおべべを着てるね~、いいねえ。
さぞ大切にされて育ったんだろうなあ。
おじさんも若くてべっぴんさんに生まれたら、
もっとラクに稼げただろうになあ」
男の舐めるような視線に嫌悪感を覚える悪役令嬢。
「この先に休める場所があるから一緒に行こうよ」
そう言って、肩を抱いてこようとする男の手を
悪役令嬢は扇子でぴしゃりと叩く。
「無礼者!気安く触れないでいただけます?」
男にそう言い放った悪役令嬢はドレスの裾を持ち上げ、全力疾走でここまで逃げてきた、と。
話終えると先程まで燻っていた怒りも収まってきた。
「なるほど…その者は恐らく、この近くの鉱山で働く労働者でしょう。ここ一帯の娯楽施設は、元々彼らのために作られた場所ですから」
炭鉱者
過酷な労働環境にも関わず、
大した賃金はもらえないと聞く。
一日中働いで稼いだ日銭も仕事の疲れを
忘れるための酒や女に消えていくとか。
粗末な身なりの炭鉱者に路上に立つ娼婦。
彼らはこの先も、己の身を削りながら
働き続けるのだろうか。
貴族の娘として生まれ、何不自由なく暮らしてきた
悪役令嬢がそんなことを考える傍らで、
魔術師が何やら語り始めた。
「やはり、いざという時己の身は己で守らないといけませんね。そんなお嬢様にぴったりの道具がここに!最新式の防犯グッズはいかがですか?こちらお値段…
「結構ですわ!」
私の知る誰よりも努力を重ね、
親とも先生とも必死に話し合い、
苦しみながら受験勉強を続けていた君。
見た目も性格も勉強も、「理想的」だった君に
私は幾度となく嫉妬を重ねてきた。
志望校を決めた時、
私の第一志望校は君の滑り止めで、
これから先、君の隣に立っていられるのか、どうしようもなく不安になったのを覚えている。
難関大学を受験した君は、
ずっとずっと苦しみ抜いて、それでも必死に努力して
私の隣で、前向きに頑張り続けていた。
だからね、
私は、こんな結果は認めない。
私の努力より、君の努力は輝いていたから。
誰の努力よりも輝いていたから。
君の努力は、第一志望校に合格できるくらいのものだってこと、私はその事実だけは絶対ぜったい譲らない。
私の夢が叶うより、
君の夢が叶うべきだよ。
ねぇ、こんなの理不尽だよ。不条理以外の何物でもないよ。
それでも、君は笑っている。
「数字しか見てくれないものだからね」って、
それくらい私だってわかってるよ。
夢が叶わなくても笑ってる君の隣で、
夢が叶った私が泣いているのはきっと違うから
不条理は不条理のまま、受け入れるしかないのね。
頭ん中不条理なことだらけ
こうって思って次の瞬間には違うって思って
自分でもぐっちゃぐちゃでわけわかんない
今までどうやって生きてきたっけ
自分ってなんだっけ
どうなったらみんな喜ぶの
どうなって欲しいの
わかんないから教えて
馬鹿だから、わかんないの
どうして私を残していったの
愛した貴方を恨んだ
嘘つきと毎晩泣いた
自分のことだけ考えてたなら
私はとっくに消えていた
不条理への恨みを乗り越えたのかは
分からない
それでも私は今日笑っている
それでも私は今日心震わせている
それでいい
それで充分 私は一度消えている
私は生かされている
不条理
世の中の不条理に耐えるって
凄く辛いんだね…
いつかの君はいつもそれを言っていたね。
“西の魔女” (テーマ不条理)
今日、西の魔女が死んだ。魔女と言っても植物に詳しくて、薬草の知識に富んでいただけの普通の少女だ。
少女の名はスノトラ。北欧神話で賢明の女神の名と同じだ。名に劣らず、賢い少女だった。スノトラは雪が溶け込んだ様な白い肌、紫水晶を嵌め込んだ様な澄んだ綺麗な瞳。腰まである闇を纏った様な艶やかな黒髪。背筋は天から糸で吊るされてるのではないかと思う程シャンとして綺麗だ。
そう、彼女は綺麗だった。神話の女神よりも、古くから言い伝えられてきたこの町の妖精よりも。
僕が彼女を初めてみたのは、3年前のこの日だった。
僕は田舎町から出てきた冒険者の卵だった。
「西の魔女の家の近くに薬草があるから、採ってきて欲しい。」とギルドの受付嬢から紹介され、依頼を受けることにした。まだ大きな依頼を受けるにはランクが足りなかったからだ。「西の魔女にくれぐれも気をつけて。見つかると命はないですよ。捕まってしまえば、魔法や薬の実験台にされるそうです。」受付嬢は不安げな顔で僕に不安を煽りたいのか、本当に心配をしているのか分からない助言をした。
僕は1人で西の魔女が住んでいる場所へと向かった。道なりは険しくなく、楽に行けた。行くまでは問題無かったのだが、ただ、薬草探しに難航した。薬草の知識を持ち合わせてない僕は、そこら中に生えてる薬草全てが同じに見えた。ただの緑の草だ。腰を下ろしながら、薬草をかき分けお目当てのものを探す。なかなか見つからない。どうしたものかと考えていた時、「ちょっと!!そこのお方!!探してるのは、もしかしてこの薬草?」と後ろの方から聞こえてきた。鈴を転がした様な声だ。振り向き確認すると、そこには薬草を籠いっぱいに入れた少女が立っていた。美しい少女に僕は見惚れてしまった。少しして僕は頷くと「あげるからさ、家で少しお茶していかない??ここには誰も寄り付かなくて、客人なんて珍しいから。」とあどけない笑みを浮かべて少女は言った。少女の家はドライフラワーが壁一面に吊るされ、薬草と花の香りに包まれていた。彼女はハーブティーを出してくれた。疲れに効くハーブを煎じてくれたそうだ。僕は彼女とひと時の会話を楽しんだ。彼女は商人をしていた父と隣町から越してきたそうだ。しかし昨年病で父が倒れて以来、1人で住んでいるそうだ。1人で暮らしていくために、昔から詳しかった薬草の知識を活かし、薬を煎じては王都へ卸し生計を立てていたそうだ。どんな薬でもつくれる賢い少女だ。それがいつからか、彼女は魔女だからどんな薬でもつくれ、魔法さえも簡単に操ることができる。と噂がだんだんと膨らみ荒唐無稽な話が出来上がったのだ。
町の人々は、そんな彼女を“西の魔女”と言い蔑み忌み嫌った。彼女はそんなことも気にとめてない様子だった。
その日から僕は彼女に会いに、月に何度か家を訪ねた。僕が来ると嬉しそうに手を振り出迎えてくれた。美味しいクッキーやマフィンとハーブティーを用意して。いつしか彼女の虜になっていた。
そうやって過ごしていき月日は流れた。平和に過ごしていけると信じてやまなかった。
この日までは。
彼女の処刑が知らされた。町に疫病が流行り、死者が増え続けた。全て西の魔女のせいだと町の人々は言い、この暴動を抑えるために王はやむを得ず処刑を決めたのだ。
彼女にそんな力あるはずない。ただのごく普通の少女なのだから。しかし、人間は脆い。脆すぎたのだ。
行き場のないこの焦りと恐怖を、誰かのせいにし処罰することで安心を求めたのだ。なんて身勝手で傲慢なのだろう。
彼女の処刑執行を聞かされたのは王都の酒場で、仲のいい冒険者から。彼女は処刑されることを知っていたそうだ。昨日彼女に会った時何も言わなかったのに。何故教えてくれなかったんだ。最期の会話だと知っていたら、彼女と過ごす最期の時間だとわかっていたら僕は迷わず彼女の手を引き連れ出してただろう。何処か遠くへ逃げようと彼女に懇願しただろう。
彼女が何をしたって言うんだ。罪を犯したわけじゃない。ただひっそりと生き、人々のために薬草を煎じていただけだ。こんなのあんまりだ。不条理だ。悔しさが込み上げ、涙が溢れ出て止まらなかった。
きっと彼女は、僕には処刑される魔女ではなく1人の少女スノトラとして終わりたかったのだろう。
次生まれ変われるのであれば、こんな不条理な世の中ではなく、彼女が慈しまれ、幸せに包まれた世界で生きれることを願おう。
真面目に生きてるより、
不真面目な方が楽に生きれたり。
頑張ってるのことが報われない。
美味しいところだけ持っていかれる。
人を虐めてきた人にそれ相応の罰なんてない。
指先ひとつで人を殺せてしまうのに。
椅子に座って居眠りして、野次だけ飛ばすしか、脳がない政治家が私達の働いた血税でのうのうと生きてる。
どれだけ学歴があっても人となりは優秀とは限らない。高卒でも専門卒でも優秀な人はたくさんいるし。逆に大卒だから仕事出来るわけでもないんだ。
でも大卒の方が給料いいんだよ。
本当に馬鹿みたい。
世の中が新しくなろうとしてるのに、そういう根幹からはなかなか変わらない。
歯痒くて仕方がないよ。
若くて、才能のある若者が自ら命を絶ってしまう。
物心つかないような小さな子が虐待されてしまう。
保守的でいつまでも昭和から抜け出せない老害ばかり生き残って。
少子高齢化とかいって、若者に罪を擦り付ける。
「結婚しないお前らが悪い」「子供を産まない奴らが悪い」そう言われているようで内心腹立たしい。