『不条理』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
世の中さ、好きなことを仕事にすればいい、とか、何にでもなれる、とか言うけどさ。実際のところそう簡単じゃなくて、得意なこと、苦手なこと、頑張ったら何とかなること、どうやったってなんともならないこと。いっぱいあるわけで。どんなに頑張ったって上には上がいて、下には下がいて。人間全員がナンバーワンでオンリーワンなんて割と綺麗事と言えば綺麗事で。そりゃ大まかに見ればオンリーワンかもしれないけれど、ナンバーワンではなくて。そもそも学校だって仕方ないのかもしれないけど、順番を競わなきゃいけないし。それこそ、勉強面でのテストなり、内申点なり、成績なり、体育面での体力テストなり、記録なり、なんなり。そんなこんなで競わされてきて、いざ大人になってみればみんな並んで仲良くゴール。それぞれナンバーワン。そんなの急に言われたって対応出来っこない。その上、学校では化粧はダメって言うくせに、社会に出た途端に化粧はマナーって言われ出す。これっていっそ面白いなと思うのです。
テーマ:不条理
【不条理】
太陽に背を向けないと、虹は決して見えない。
不条理
難しいテーマですね…
不条理だと嘆くより
不条理に満ちてる世の中だと
理解して前に進んでいく
道理などそう通らない
この世の中で私達は
生きているのだから
不条理。去年もこのテーマがあって、不条理とは何かを調べた。今回も調べてみた。
とあるサイトには、「人の力ではどうしようも出来ない、運命だからと納得するしかない事柄」と書かれている。
疫病や災害や事故に巻き込まれ、被害を受けてしまう。そうだ、去年もそんな記事を読んだな。
コロナに罹ったことがなく、元旦の地震にも見舞われることなく、私は幸せだ…と思ったら、昔、交通事故に遭ったことを思い出した。
学生の頃、自転車通学をしていて、ある日道を横断していたら、左折してきた対向車にぶつけられた。
立派な不条理だ。
幸い、車の速度が遅く、むち打ちとすり傷で済んだ。奇跡と言っても良いかもしれない。
あ、疫病ではないけど、心を病んだことがあるのも不条理だ、と去年書いたな。運命だからしかたない、とは到底思えないけどね。
「不条理」
「不条理」
この世界は不条理だ。
何もかも。全て。
この不条理な世界で生きていくしかないのだろう。
不条理。
不条理なのは
私の心。
不条理なくらいが
ちょうど
いいかも?
【234,お題:不条理】
つくづく思うが、この世は不条理で溢れている。
罪のない人間が罰され、疫病で大勢が死ぬ
道理に適っていないんだ。
神様は不平等で、気まぐれに大勢を殺し、気まぐれに大勢を助ける
もしこの不安定で理不尽なところが人生の楽しさだとでも言うのなら
死のすぐ側でもがき苦しんでいる人々の、その目を見ながら言ってほしい
誰もが幸せになる権利を持って生まれてくるが、持っているだけでは幸せになれない
理不尽で不条理だ
だが、言うだけでなにも変えようと思えない私もまた
彼らと同じレベルの人間と言うことなのだ。
不条理?なんだっていい、自分の人生に誇りを持っていたら、自分を愛していたらそんなモノ感じやしない。
でも、皆「こんなの不条理だ」って感じることがある。
きっと、自分を愛してくれる人を求めてるんだろうね。
不条理
先の大人が創り上げた不条理な社会。
後から大人になっていく子供が
どう足掻こうともびくともしない。
黒く濁った大量の絵の具に
何色をどれだけ足しても無駄なように。
ならばいっそのこと
黒に輝く星になろう。
私はあの子のことがこんなにも大好きなのに。あの子を幸せにできるのは私だけだと思ったのに。
あの子と私は一緒にはなれない。この世の不条理。
人間って不条理。
だってそれぞれ違う性格だから。
私は運動が苦手。勉強も苦手。だけど努力することは好き。
だけど私の周りは運動が得意な子、テストでいい点数をとる子が多い。
私にはない才能が周りの人にはある。
私もそういう才能欲しいのに。
なんで世の中は不条理なんだろ…。
不条理
(本稿を下書きとして保管)
2024.3.18 藍
人生は、不条理の積み重ね
その中で条理の光に出会えるから
きっと歩んでいけるだね
『不条理』って言葉わかんないから調べたら、
「事柄の道筋が立たないこと」って書いてあった。
そしたら一番にこう思った人生全部不条理だ。
#『不条理』
No.72
【不条理】
人間は働いてお金を稼ぎ、衣食住の必要な物を買い揃え、生活を営んでいる。子どもは学校に通い、将来に繋げるため、勉学に励む。そして人は学校や会社、プライベートな付き合いの集団など様々なコミュニティに所属し、社会に溶け込んでいる。その為、相性の合わない相手ともコミュニケーションをとって協力する場面もある。
しかし、猫は日向ぼっこをして、自由気ままにのびのびと暮らしているイメージがある。猫は学校や会社に行かなくていい。人間のように相手の心の機敏を読むなんて複雑なコミュニケーションをとらなくても良い
なんて羨ましいのだろう… 猫になってみたいと思ったことがある。
だが、これらは私から見た猫への勝手なイメージである。猫からすると迷惑極まりない理不尽なのかもしれない。
それでも猫と比べてしまうのは、この世界が、この人生が不条理と感じるものに溢れているからかもしれない。
でもそんな不条理があるからこそ、猫が私にとって最大の癒しをくれる毎日だ。
不条理
今回のお題が難しすぎる
意味分かんない事をべらべら語ってるかもだけど
優しく見てください!!
私は彼を愛してます
彼は私の事をどう見てるのかわからないです
ハッキリしてくれない、突き放してくれない、曖昧
私は彼に振り回されてます
そして彼にはなぜか執着してしまいます
彼は私を振り回します
何を考えているのか読めない人です
これは不条理な恋愛と言うのでしょうか?
300字小説
流浪の王
その王は今の世では『流浪王』と呼ばれている。王家の第八王子として産まれ、傍流の公爵家の嫡男として養育されていたが、貴族同士の権力争いのなか、上の兄達が次々と失脚し、とある有力者に担ぎ上げられ、王となった。
しかし、数年で退位させられ、その後は親戚筋を転々としたという。そんな彼の不条理な人生を『流されるだけの人生を送った』と下げずむ歴史家も多い。
「私はそうは思わないんですけどね」
『流浪王』の詩集を手に歴史家の彼と王が滞在した村を見下ろす。
春霞に煙る青い山々。白い花を零れんばかりにつけた果樹の園。詩集に書かれた美しい光景が広がっている。
「本当に」
愛らしい鳴き声をあげて小鳥が空を駆け上がっていった。
お題「不条理」
不条理。
この文字を見た瞬間、胸がざわついた。
ソレはどこか、暗いものに触れた瞬間と似ている。
頭の中では理不尽と言う言葉も浮かんでくるが、果たして意味はどうであろうか。
まずは、意味調べといこう。
不条理──物事の筋道が通らないこと。
道理に合わないこと。
実存主義的な考え方で、人生に意義を
見いだすことの出来ない絶望的な状況を
言う語。
理不尽──物事の筋道が立たないこと。
道理に合わないこと。
実存主義──人間を主体的・自覚的な存在として
とらえ、その視点から現実の人間的実存を
明らかにしようとする思想的立場
人間が自らの存在を定義し、
自由に生きることを強調する哲学
例:我思う、ゆえに我あり
なるほど。
こうして比べてみると、不条理の方がより重たいを意味を持っている。
さらに踏み込んで実存主義と不条理の関係も調べてみたが、なかなか面白かった。
実存主義の中でも、不条理に対して意見が分かれている。
「不条理を受け入れて生きる」という人もあれば、不条理を受け入れて生きることは「悪魔に取り憑かれた狂気」という人もある。
哲学の先生様達でさえも、不条理には手を焼いているといったところだろうか。
不条理は人間が起こす場合もあるが、
そればかりではない。
地震などの自然災害も不条理の中に含まれる。
(悪意もない)自然によって、無辜の魂が奪われる。これを不条理と言わず何と言うのだろうか。
凡人ではどうすることも出来ない、圧倒的な力のようなものが不条理にはあるようだ。
胸がざわついた原因は、コレだったらしい。
不条理の持つ、重く暗い原因がわかったところで、少々魔法の言葉を使用しよう。
私が気に入っている魔法の言葉だ。
それは「ただ、ある」。
この言葉は、自分と物事を切り離してくれる。
上手くいけば、バリアの役割も果たしてくれる。
使う時のポイントは、存在を認めても、心は動かさないこと。評価しないこと。
不条理という強い力が前では、逃げるくらいしか出来ないかもしれないが。
「不条理という、ただ、そういったものがある」
さあ、不条理に捕まる前に逃げよう。
不条理に塗れた世界だった。
でも、君がいるならどうでも良かった。
不条理とは、この世界に往々にして存在し、自分自身を見つめるきっかけになるものであると思う。人は、不条理に打ちのめされたとき、なぜ自分はこんな目に合うのかと遣る瀬無い気持ちになる。しかし、人は涙が枯れてしまい、ずっとこうしたマイナスな気持ちではいられず、不条理を受けながらも、自分なりの幸せを見つけようと思ってしまう。不条理によって、自分と自分の理想との違いを決定的に認識することとなり、悲しみや苛立ち、嫉妬心を感じるが、自分自身を見直し、新しい自分を見つけるきっかけになる。