『不完全な僕』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【お題:不完全な僕 20240831】
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(´-ι_-`) 溜まっていく⋯⋯。
誰しもが不完全なのはわかる
自分のダメなとこ、イヤなとこ、直せないとこ
数えりゃ死ぬほどあるわ
けどさ、面と向かってイヤだって伝えたことを繰り返されるのは苦痛でしかなくね?
不完全な僕ちゃんには難しかったかな?
僕ちゃんは素敵な完璧超人ウルトラスーパーマンでちゅもんね
なめんなよ
察せなんて難しいこといってねぇんだから、てめぇのちーちゃい、のーたりんな、のーみそちゃんで考えてみろやカス
「おーい、そこの僕ー?メルシーボークー?なんちて」
「なんなんですか、あなたは」
「なんか辛そうだから、助けてあげようと思って」
「はぁー。不完全な僕は落ち込んでるんですよ」
「何で?」
「完全じゃないからです。」
「ふーん、じゃーねー」
「待て待て待て、助けてくれるんじゃなかったの?」
「そうだった。」
「もう、逃げてもいいよ。期待してないから」
「ふふ、完全は常に膨張してるんだよ、完全に到達したとしても
同時に、完全から足りない不完全になってしまうんだ。」
「え、何?完全て膨張するの?」
「知らない」
「オイ!」
「舌先三寸で完全を目指す理由が無くなれば、助かるかと思って」
「はぁ。…そうかそうか、ありがとな」
「お、僕クンは助かったのか?いい顔になったな。
よかったよかった、じゃーねー」
・・・
「まあ、僕は不完全だが落ち込むほどのことではないのかもな。
それにしても、あいつの世の中の舐めップリは完全だ」
(不完全な僕)
あの日からどこか、心に穴が空いたみたいなんだ。
何をしても楽しくないし、悲しくもない。どんなものも上手くハマらなくて。
昔、パズルのピースを1つ失くしてしまって、不完全なままのそれを眺めていた時のような喪失感が、ずっと胸に残っている。
けれど、そんな僕も君が愛してくれると言うなら、君がピッタリとハマるなら。
こんな僕でも愛していけそうな気がした。
ー 不完全な僕 ー
不完全な僕はVOCALOID。
君が手を加えることにより
僕は初めて輝くことができる。
皆んなが思っているより不完全で、
できる事は限られている。
「 」
君が笑えば僕も嬉しい。
君が泣けば僕も悲しい。
3分に満たない替えが利くぼくの命を
涙で消費しないでね。
チクタク、チクタク、
もういないキミを想う。
あ、
✡
余命2:30より
不完全無能綺麗なろくでなしそんな僕なら世界か恋人
不完全な僕
『不完全な僕』
今まで歩んできた人生があってこそ、今の僕だ。
まだ人生は終わらない。まだ歩みは止められない。
不完全な僕は不完全なまま歩み続ける。
日進月歩の先の完全な僕を求めて。
【不完全な僕】
「正しいかどうかなんて気にしたことねんだわ
ただなりたい自分の姿だけを追っかけてる」
Vocal:さとみ Words:ill.bell
「シュガーテイスト」より
不安になることあるし何が完全なのかもわから
ない。そのとき自分がした選択の行く末を流れ
に乗って見守りたいと思う。
人間は誰しも弱点がある。
弱点と聞いたら、ネガティブなイメージがまっさきに浮かぶ。他人にはできるけど、自分にはできないこと、自分が苦手なこと……。考えるだけで嫌になってしまう。
でも、弱点は、時に自分の味方になってくれる。その弱点を長所に変えようと頑張ったり、弱点を補うために別の点を強くしたりと、目標、大袈裟に言えば生きる目的が生まれる。
弱点があるからこそ、人間は生きられる。あるいは、弱点なんか気にしない、と考えることもできる。人間は不完全であるからこそ生きがいを見い出せるはずだ。
不完全な僕。
またやらかしてしまった。
また、あの子に迷惑かけた。
僕は…
どうして
笑顔なんだろう
大好きなあの子に
嫌な顔で睨まれても
大嫌いって言われても
なぜか僕は
ずっと笑顔
『不完全な僕』
さよならを選ぶのか
石ころのように過ごすのか
踏み出す闇に
谷の底か
手探りで歩き出すのか
陰陽の断りから
外れた自分は
不完全な僕のレッテルを
自らはったんだ!
『不完全な僕』
料理がマズイ。
掃除が行き届かない。
出迎えに出るのが遅い。
気が利かない。
明るさがない。
そんな言葉を、どれだけ浴びせられただろうか。
私は妻であって、下僕ではないのだけれど。
うんざりしたので終わらせることにした。
「不完全な僕(しもべ)で申し訳ございません。つきましては、こちらの離婚届に御署名を」
不完全な僕
ここに住みたい。ここから見た世界はどんなものだろう。もしここで産まれたなら。もしこんな体験をしていたら。ここに生きる人は何を考え、どう感じるのだろうか。言語には思考が関係するというが、方言もその対象なら、どんな思考をしているのだろう───
旅行をする度にこんなことを思う。そしてそれが叶わないことを瞬時に理解してしまう。
僕にとって人生は物語でありゲームでもある。その作品に触れたくなる。そして、それを支えた家、友人、様々な場面を知りたい。私自身が図書館のようになりたい。長い長い人々の記憶は、きっと1冊のノートにまとめることなんてできない。
どんなに素敵な物語なんだろう。どんなに楽しいゲームなのだろう。
私はどれだけの命があれば「人」を知れるだろう。どんなことをすれば「人」を体験できるだろう。どこまでも見透せる目があれば、どんな音も拾う耳があれば、何でも覚えられる脳があれば、それは叶うだろうか。
あぁまた新しい景色だ。あなたは誰?何が不満?好きなことは?楽しいことは?恋はしてる?赤色は何色?青は?叶えたいことは?
あなたはこの景色をどう見ているの?
不完全な僕
不完全なまま生きている。自分も、他人も。
完全な人間はいない。完全なんてそもそも分からない。
だからこそ価値観が違って、誰かが嫌われる。
何をしたって、どこかの誰かに嫌われる。
別にそれでいいの。相手だって正しいの。
心は誰しも違うから。どこかしら欠けているから。
不完全な僕
僕は人間
人間はもろく、すぐに死んでしまうので
全身を機械にすることにした
機械の腕
機械の足
機械の脳
機械の心臓
完璧だ
これで僕は完全だ
待てよ、僕には感情が残っている
これではつらいことがあるたびに
くじけてしまうじゃないか
それなら心をなくせばいいかな
心をなくせば感情は生まれないだろう
心をなくすには心臓を止めてしまおう
そうすれば僕は完全になれる
不完全な僕
人と関わると疲れる
それは親しい人、家族も例外ではない
楽しいこともあるはず
でも僕は1人遊びが好きなんだ
ねえどうしよう?
じゃあこうしよう。
自分だけの世界
一人芝居
何もかも嫌になる
そんな時
助けてくれるのは
誰かが残してくれた
たくさんの言葉たち
『気付いたでしょ』
って顔してこっちみて
にやにや笑いかけてくる
つられて笑ってしまったら
もうおしまい
嫌な気持ち
どっかいっちゃったでしょ
[不完全な僕]
ある日、煩悩を捨てたいと思った。
特に性欲だ。
どうしても捨てることができない。
好みの女性をみると沸き上がってくる性欲。
めちゃくちゃにしたい。
これは動物の本能なのだろう。
人間には理性がある。
本能と理性のジレンマに苦しめられる。
いつもキミ見る度に、
むちゃくちゃにしたいと思う。
キミが、嫌な表情、仕草を見せたとしても、
ただ、
ただ、
自分だけの性欲を満たしたい。
恣意的なことは分かっている
いつだって
心の中は、
煩悩を捨てきれない
不完全な僕。
《不完全な僕》
先の皇帝の独裁で疲弊し、更に闇の眷属に蹂躙された帝国の復興。
僕は今、邪神やそれらを倒したという事実から復興の指導を任されている。
しかし他国より被害が大きいとは言え、遅々としている部分が目立つ。
特に砂漠の地域は顕著だ。前皇帝よりも以前から強いられていた激甚な労働を不満に思った者達が帝国に逆らい始めたからと、砂漠の民が集まる村を掃討する作戦が執り行われた。
その影響に加えて、水の少ない厳しい環境もあり村の人々の活気が無くなってしまったのだ。
邪神討伐直後は僕も進んで砂漠の村へ赴き、彼らの仕事に加わった。
僕の乳母…母の故郷でもあるこの砂漠の村は、過酷な環境にありながらも人々が地に足を付け地道に日々を暮らしている。
邪神を倒した事もだが、僕が当時の掃討作戦に異を唱え作戦を離脱した経緯を知ると、彼らは喜んで僕を迎え入れてくれた。
僕の力など、微々たるものだ。それでも徐々に村は明るさと活気を取り戻し、以前程ではないが賑わいを見せつつはある。
今は政務で予算や計画の面から彼らの助けになろうと尽力しているが、帝国全体を俯瞰で見ればそこだけを注視するわけにも行かず。
どうしても進まぬ復興に、大きな悲しみを感じる。
砂漠の民にも安心して暮らしてもらいたい。もちろん、帝国の他の地域の人々もそうだ。
しかし、帝都に住まう者の中にはいまだ砂漠の民への差別が根強く残っており、そこに割く予算は無いと彼らの存在をまるで無視するような意見すら議会で発せられる事もある。
僕はその都度そのような差別的な見方は止めて全体を平等に見るべきだと彼らを諌めているが、意見の大半は年配者から出ているのもあり、僕の意見は若造の言い分と跳ね除けられる事も多々ある。
そんな些末な事に拘らず帝国の利を産む部分に全力を注げ、と。
尤もな事でもあるが、それでは砂漠の復興は決して進まない。彼らを見捨てるような事は、断じて出来ない。
そのような差別的な意見を止められない自らの力の不足に、怒りも感じる。
そんな時、僕はぽつりと彼女に漏らしてしまった。
どうしてこのような力不足で不完全な自分が、国を導いているのか。
もっと立派な、この地位に見合う人間がいるのではないか。
しまった、と思った時にはもう遅い。覆水盆に返らず、とはまさにこの事。
このような重く暗い心情を他人に零すつもりは全く無かった僕は、ハッとして彼女の方を見た。
赤い夕日の中、彼女は銀にも見える白い髪を風に靡かせ、闇の者の証であろう赤紫の瞳を真っ直ぐに僕に向けた。
その顔は、今にも泣き出しそうな儚い微笑みを湛えていた。
そうして彼女は、僕に告げた。
人は、導く人の背後からその行動を見て着いて行く。
今まであなたは、その身を粉にして働いてきた。
時には弱者を犠牲にしようとする意見に真っ向から立ち向かって。
時には人々の輪に入り、自らの手で労働をして確実に仕事を仕上げて。
そんな風に直接人の生活に触れて、人々を知る努力を弛まず続ける。
貴方のそんな背中だからこそ、人々は信じて着いて行ける。
あなたのいい所は、細部の綻びに気付ける丁寧な視点と優しさ。
細部に拘って進まないように見えても、それは大事なものを見落とさないよう慎重に事を進めているから。
その細部に救われる人は、必ずいる。その人達もやがて大きな流れに乗れて、たくさんの人の助けになれる。
自分が不完全だと自らに怒りを抱くあなただから、過ちがあっても正されると人々は安心出来る。
だから自分を信じて、そのまま進んで。
今の帝国が求めるのは、民を引っ張る力を持つ者じゃない。
その背中を見て、共に歩める者だから。
彼女の言葉は、乾いていた僕の心へじわりと染み渡っていった。
僕は、帝国のためになれていたのだと。
今は不完全でも、その努力を見ていてくれたのだと。
そう気付けば思い起こされる、砂漠の村でのやり取り。
最初こそ警戒する者もいたが、彼らは僕を受け入れ笑いかけてくれたじゃないか。
あなたならやってくれる、頑張ってとたくさんの励ましをもらったじゃないか。
乾いた土が水を得てそこから種が芽吹くように、僕の心にまた力が芽吹いてきた。
砂漠の民も帝国の一員。明日からもまた、彼らの為に尽力しよう。
僕に過ちがあれば、それを正して進んでいこう。
それが帝国全体の為になると信じて。
…これは何故かは分からない。だが、彼女は僕を信じてくれている。
西の地へ向かう夕日を背にし真っ直ぐ僕を見る彼女は、表情こそ儚げだが疑うものなど何も無いという堂々とした自信に溢れている。
僕は、闇の者の証であるはずの彼女の赤紫の瞳に確かな光が宿っているのを見たような気がした。
(小説になってます)
体育祭には必ずリレーに選ばれる
速読が得意で読解力は人並み以上
計算問題なら朝飯前
誰とでもすぐに打ち解ける
初めて恋人ができたのは幼稚園の頃
そんな風に自分を誇れる僕は欠点がある
体育祭の練習で一番に揉め事を起こすのは自分
読解力はあるのに暗記は苦手
計算は得意だけど、人の心理の計算はミスする
自分を嫌ってる人に対しては対抗心を見せて拒する
恋人ができても期間は長くて二年ほど
そんな不完全な僕に
優しく接してくれる女性がいた
結局は僕のわがままで彼女を傷つけ喧嘩してしまった
でも、彼女は仲直りしてくれて許してくれた
その日から僕は彼女のことを一番に思いやって接した
僕の懸命なところに彼女は応えてくれた
このままなら、ずっと続くと思っていた
悪い機会は突然訪れた
ある日、彼女からストーカーの相談を受けた
それからボディーガードを必死に努めた
ある夜。いつも通り彼女を家に送る時
ナイフを持った男が無言で向こうから走ってきた
彼女を守るため男と揉み合っているうちに
僕が男を刺してしまった
それから僕は人殺しとして生きる道へ進んだ
そして彼女は心を病み障害者の道へ進んでしまった
あの夜から僕は不完全どころか
何もかも未完成なゴミクズになってしまった