『不完全な僕』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
不完全な僕
君ができないことが私はできて
私ができないことを君ができる
私のほうができないことが多くて
それなのに君のできないことができるから
嬉しいよ
二人でいたら完璧になれるかな?
2人でいたら怖いもの無しかもね、なんて。
私の良さは夕日が綺麗だとおもう気持ちと同じ、と君は言う。
なぜかそれで納得できてしまう。
私はあなたが月に見える。
優しく私を照らしてくれる。
やるべき事を、導いてくれる。
不完全な私。
君といれば、私はなんでもやれそうなの。
不完全な私で良かった。
貴方に出会えて、惹かれ合うのには理由があった。
お互いに足りないものを持っていたんだね。
それなのに君は時々不安げに、
不完全な僕をどうして好きなの?と聞くの。
私からみたらあなたは完璧だよ、と優しいキスをした。
一体どれだけ後悔してきただろう。
自分自身の未熟さを自覚できないままここまで来てしまっていて、何度も何度も他人にも、自分にも向き合えずに今、大切なものを手放しかけている。
まだ、間に合うのだろうか、
こんな不完全な僕でも変わることがまだ
まだ、許されるのだろうか、
こんな不完全な僕でもこの行いが
不完全な僕
作品No.153【2024/08/31 テーマ:不完全な僕】
満たされない。何かが足りない。
そんな気がして、いろんなきみと繋がったけれど。
やはりいつも、何かが欠けている。
ずっとずっと、自分ですら何かわからない何かを求めているようで。
自分の中にない何かを、誰かや何かで埋めようと——その何かは埋まらないのに。
不完全な、ままなのに。
【不完全な僕】
何かが足りない。
あの子はどうして悲しんでいるのだろうか
あの子はどうして楽しんでいるのだろうか
あの子はどうして、なぜ、喜んでいるのか
何かが足りなかった。
生まれながらにして?成長過程で落とした?
そんなことはどうでも良かった
ご飯を食べる、お風呂に入る。
ごく平凡な時に思い出した
僕は僕のことを知らない。
ゲームをやるのは周りがやってたから。
ちょっと悪いのは周りに合わせたから。
依存が多いのは誰かが言っていたから。
悔しいと思わないの親に笑われたから。
僕が僕を理解しないから誰も僕を理解できない。
不完全な僕
不完全で良い。
完全な人なんか見たことない。
月並みな言葉だけど、足りないものを補い合えばよい。
コンピュータみたいにプログラム組んで、何でも1人で出来るようだったら、他人なんか必要ない。
向き不向き、得意不得意がある。
会社など組織で、適材適所に、人材を配置できる能力のある管理者がいたら、上手くいくんだろうなぁ。
みんなが、人や自分の得意不得意を知って、助けたり、頼ったり、思いやりを持って過ごすことができたらなと思います。
僕の背中にあるゼンマイを巻いてくれたら
まだ動けるよ
でも
そうか
キミの宝物は
もう僕じゃない
「お父さん、私ね、この人と結婚するから」
物置きの中から嬉しそうなキミの声を聴いて
二度とゼンマイが巻かれないことを
僕は悟った
#不完全な僕
不完全な僕
僕は、昔からなにもかもが不完全だった。
家事はできないし、機械もうまく使えないし、
頭はよくないし、運動なんてまっさらできなかった。
それに、友達もなかなかできなかったし、
方向音痴だし、なにもかも恵まれなかったけど、
それでも、君は不完全な僕を愛してくれた。
なにもかも不完全な僕は、まだ本当のアイというものを
知らないけど、
こんな僕でも、君のそばにいてもいいのかな。
不完全な僕を、いつも好きでいてくれる。
いつも、隣に笑顔でいてくれる。
僕が不完全なままでも、君は笑ってくれるかな。
不完全な僕でも、君を愛せるかな。
『不完全な僕』
スマホと財布。ティッシュとタオル。新品のまま8月が終わった手帳と、ボールペン。
でも何か足りなくてコンビ二でエナドリとミントタブレット。
それでも足りないな。
不安だよ。
僕に足りない何かを教えてくれる誰かに出会えるまで、きっと僕は不完全のまま。
明日、出会えたらいいな。
この雨が止んだら。
この夏が終わったら。
『不完全な僕』
かの有名な人が描いたという絵も、
あの大人気の歌手が歌う歌も、
その偉大な書道家が描く文字も、
あの有名な人が受け継がせた建築も、
何もかも、この世界には芸術が溢れていて。
けれどその全てが完璧じゃない。
きっとどこかが不完全で。
きっとどこかが未完成で。
それは、僕を描いているようで。
このアートな世界で生きる僕は、
まるで色相環。
多彩な絵も、見えない歌も、色がない墨も、立体的な建築も、
すべてが僕と重なるようで。
未完成な僕の人生。
それでいて、不完全な僕。
きっと、だからこそ、人生は美しく輝く。
ギシギシと軋む関節が、自分の終わりを伝えてくる。ネジを回して立ち上がると、視界にERRORの文字が映った。
またか、それが湧き上がる全ての感情だった。最近は接続回路が不安定なのかよくERRORが検出される。アップデートを重ねているとはいえ、この体はもう完全になる事はないだろう。
あとは残りの義務を果たすだけ。
造られた瞬間から出来損ないの不完全だった僕だけど、それでも与えられた業務をこなす事しか出来ないから。
廃棄所の前に立って、シャットダウンに手をかける。いつか僕も、素敵なAIになれるだろうか。いつか。
「僕を馬鹿にしてきた奴らに復讐を」
『不完全な僕』
君は、不完全な僕を支えてくれる不完全なパートナー。
不完全同士だから、お互いの役割を持ってお互いを支え合える。
お互いに感謝して、お互いを信頼し合える。
必要とされる喜びは、何物にも代えがたい。
今日の失敗は明日を乗り切る糧となる。
失敗した数だけ、経験値が上がるから強くなれる。
完璧に仕事をこなすあの人だって、過去には何度も失敗して勇者となったのかもしれない。
最初から完全な人なんていないから。
不完全なら不完全なりに、幸せの感じ方ってのがある。
少しずつ、日々積み上げてゆく人生への期待だ。
出来なかったことが出来るようになる、
これは、最初から出来る人には味わえない喜びだ。
自転車だって、逆上がりだって、一人飯だって、出来なかった時代の自分がいるから、達成感を手に入れられる。
自分の足りない部分を攻撃する輩がいるなら、そいつには決定的に足りないものがある。
思いやりとか優しさとか、本来人間にとって標準装備されているはずの一番大切なものだ。
でもまあ、そいつも例に漏れず不完全な人間だから、不完全同士、大目に見てあげよう。
不完全な人達で溢れる電車に乗って、不完全な人達が集う職場で働いて、不完全な家族が待つ我が家へと帰る。
不完全な世界が愛おしくなるほど、誰もが精一杯生きている。
不完全だから。
伸びしろがたくさんあるから。
終始無敵モードのマリオなんて、きっと五分で飽きるから。
不完全だから、こんなにも寂しくなる。
夏が終わる。終わってしまう。
それでも、周りの人は何食わぬ顔で明日を待っている。
きっと僕が不完全だから、夏が終わってしまうだけでこんなにも不安で、切なくて、寂しくて、苦しくなるんだろう。
不完全な僕だから、夏に恋してしまったんだろう。
格好悪い僕になってない?
不完全な僕
それでいい
ありのままの僕でいい
カッコいい僕に見せたくて
誰かより偉い人になろうとしなくていい
怖がってる僕を隠そうとして
誰かを支配しようとしなくていい
僕の立場を守るために
誰かを批判しなくていい
僕が正しいことを証明したくて
相手を攻撃しなくていい
いくら頑張ったって
小さな僕は見透かされてる
格好悪いって思われてる
だったらいっそのこと不完全な僕
それで良いじゃないか
重たい鎧は外してしまおう
余計なプライドは捨ててしまおう
見栄っ張りな僕は今日で卒業だ。
不完全な僕
どんな事があっても守れるように力を手に入れた。
死ぬことがなく永遠に生きれるように体を捨てた。
どんな予測もできるように脳にCPUを搭載した。
感情に振り回されないように心を消した。
僕はより完全な生き物になるために今の人間が欲しいであろうものを全部搭載した。
おかげで災害に会った人を守れた。
愛する人を最後まで見届けれた。
突然の出来事にも対応出来た。
常に平常心でいれるようになった。
俺は完璧だ!完全体だ!
私は人の理想だ!
...違うよ。
どこからともなく声が聞こえた。
誰だ?
君が消した心だ。
今更何の用だ?
君は完全体じゃない。
力に嫉妬しているのだろう。
聞く耳を持たずに無視していると、強い声が聞こえた。
「君は...人の心を失った。人の体を失った。人であることを辞めたんだ。君は...不完全だ。」
消したはずの感情にもやがかかる。
僕は...俺は...私は...どうすれば良かったんだ。
語り部シルヴァ
・10『不完全な僕』
退職して3週間ほど。今日は日曜日。
もう日曜日なのか、退職してから曜日の感覚がない。
迷いインコのコースイがうちのコかもしれないと、女性から連絡をもらった。動画を撮って送ってみると間違いないという。
その方からも飼っていた時の写真や動画を見せてもらった。
疑いようもなくコースイだった。
良かったね。飼い主さんが見つかって。
コースイちゃんはほんとの名前はキウイちゃんだった。
飼い主さんがおうちに迎えに来てくれるそうなので掃除をしている。
また一人になるけどなんとかやっていくよ、とキウイに言いながら首を掻いてあげた。
きっといなくなったら淋しくなる。わかっているけど仕方ない。
【終わり】
【不完全な僕】
不完全な僕だ。
そう思っていた。
あの時までは。
でも今は違う。
完全?不完全?
そんなのこの世に存在するのだろうか?
いや、しないだろう。
みんな違ってみんないいのだから。
不完全な僕を
見てくれる人はいない
大抵はルッキズム思考といって
見た目や外見を見て判断する
だから僕を見てくれる人なんて
存在しないんだ
差別を無くそうとかいうけれど
差別を無くすことなんて
出来るわけがない
今の世界を見れば
そんなの当然だろうけど
そう思っていたのに
何も取り柄がなくて
全然完璧じゃない僕にも
毎日明るく笑顔で
話しかけてくれる
同級生と出会った
適当に接してたら
最低でもあっちから話しかけてくることは
無くなるだろうと思っていた
「おはよう!ねえねえ、昨日のテレビ見た? 」
当たり前みたいに笑顔で話しかけてくれて
こっちが惹かれていきそうだ
彼女は
みんなにも公平に接している
差別をしない人ってほんとにいるのか
僕に優しく接してくれるのは
彼女だけだから、変に意識してしまう
まるで僕が
彼女を好きみたいじゃないか
時が経つにつれて
だんだんと仲良くなっていった
僕から話しかけることも多くなったし
彼女は前よりも自然に笑っているように見えた
季節は秋。
今は絶賛修学旅行中
彼女は女子部屋で楽しく
女子と話していた
「男子とか遊びに来ないかなあ」
そんなことを話していると
ドアをノックしている音が聞こえた
コンコンコン...
「先生?!寝たフリしよ!」
女子たちは慌てて布団に潜り込んだ
でも彼女は違った
自らドアに向かっていった
ドアを開けた
「はーい」
彼女がドアを開けると
いたのは─
男子部屋では
激しい枕投げをしていた
「お前も!」
枕を投げられた僕は
「僕はいいよ」
枕を近くに置いた
「つまんねえな」
男子たちがため息をつくと
1人の男子が
「いいこと思いついた
じゃあお前さ
女子に告白してこいよ
罰ゲームってことで!」
と言い出した。すると周りは
「面白そー」
「さんせーでーす」
「ドア開けて出てきた女子に
告白な」
「え、ちょまだ僕いいって言ってな...」
僕は男子たちに押されて部屋から出された
「....仕方ない..か。」
女子部屋へ向かって行った。
僕はドアを開けられるのを
待っていると、出てきたのは
彼女だった
「急にごめん
ちょっといいたいことがあるんだ」
僕は思い切って言ってやった
「えっと、うん。」
顔を赤らめた
既に告白だと分かっていたのだろう
「好きです」
僕は頭を下げた
「喜んで!」
え。幻覚?
頭を上げると
彼女はにこにことしていた
それから2人は付き合った
彼女は罰ゲームとは知らずに。
デートもしたし、文化祭も一緒に回った
でも僕はいてもたってもいられなくなった
「ごめん!実は付き合うってほんとは罰ゲーム
だったんだ」
それを聞いて落ち込む彼女に僕は言った
「でも過ごしていくうちに
僕はだんだん惹かれてしまったんだ
だから..改めて付き合って下さい」
都合の良すぎることかもしれないと
ドキドキしていたけど彼女は言った
「もちろん..!」
不完全な僕が
愛されるだなんて
幻みたいだ
「不完全な僕」
こんなはずじゃなかった...
こんな長くするつもりなかったのに...
誰も見てくれなかったけど見てくれる人と
出会ったよーってことだけ言いたかっただけ
なんです。ガチめに言いますと2時間は余裕で
超えました。もっと時間短縮できたはずなのに...
差別をする人がいなくなることは
ありえないって思っています。
どうしようもない事だし。
だから、差別をしない人とだけと
いればいいって話です
世界を変えることなんてできませんから
自分なりに傷つかない人生を送りましょう。
(私何言ってんだろ...)
描き途中の推しの絵
完成が楽しみで描いているんだろう?
充電中のスマホ
その後使う予定があるから充電しているんだろう?
ふらっと買い物にでも行くのかい?
全部未来のためにあるものじゃないか
不完全な僕だって
素晴らしい未来のためにある
不完全な僕
美人ではないが、肌は丈夫で年齢より若く見られる。
髪は癖毛で縮毛矯正をしているが、白髪が少ない。
お題が挑発してくるけど、人と比較しなくても自分にしかない良さはきっとあるはずだ。
不完全な僕
君の知っているものを僕は知らない。
でも君の知らないものを僕は知っている。
僕が教えるから君も教えてくれないかな。
そうすればお互い完全に近づける。