『不完全な僕』
かの有名な人が描いたという絵も、
あの大人気の歌手が歌う歌も、
その偉大な書道家が描く文字も、
あの有名な人が受け継がせた建築も、
何もかも、この世界には芸術が溢れていて。
けれどその全てが完璧じゃない。
きっとどこかが不完全で。
きっとどこかが未完成で。
それは、僕を描いているようで。
このアートな世界で生きる僕は、
まるで色相環。
多彩な絵も、見えない歌も、色がない墨も、立体的な建築も、
すべてが僕と重なるようで。
未完成な僕の人生。
それでいて、不完全な僕。
きっと、だからこそ、人生は美しく輝く。
8/31/2024, 2:02:50 PM