『上手くいかなくたっていい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あなたに言葉をかけられた。
上手くいかなくっていい。苦しくても、辛くても、かっこ悪くてもいいから。
ただ、生きていてほしい。
遠回りしてもいい、逃げてもいいから。逃げることは恥じゃないから。
俺が生きてるうちは死なないで。
止まらないイライラも。
胸の奥に蟠る不安も。
意味もなく溢れてくる涙も。
上手くいかなくたっていいんだよと。
自分自身にそう言ってあげられたなら。
少しは楽になってくれるのかな。
まだ上手く、自分にそう言ってはあげられないけれど。
【上手くいかなくたっていい】
何でもやってみることが大事だと思う、けれども時間がなかったり、しんどかったりして先延ばししてしまうことが多いですね。
上手くいかなくたっていい
パリのルーブル美術館に来ている。昔、王宮だったこの美術館は信じられない程広い。
ルーブルのシンボルとなったピラミッドも趣がある。
最も有名な モナ・リザ
民衆を導く自由の女神
アルプス越えのボナパルト
レースを編む女
グランド・オダリスク
・
・
・
長い通路の両側に無数の作品。
その時代を反映しているもの、愛する1人を描いたもの、生と死。
画家の思想、権力、苦悩。
僕に描けるだろうか。
ここに並んでいる作品は確かに画力があり、人を感動させる。
しかし、最も重要な事は画力ではなく、その画家の想いと願いだ。
圧倒されるばかりである。
しかし、僕は決意をする。
上手くいかなくったていい。
誰も僕の作品に興味示さなくてもいい。
僕は描きたい。
僕が感じるこの想いを、、、。
白いキャンバスに僕の全てを託す。
#上手くいかなくたっていい
上手くいかなくたっていい
人間は不完全なんだから…
上手くいったとしたら
それはラッキーだっただけ
大切なのは
上手くいかなかったその次だよ!
何がダメだったのか?
悔い改めよ!
頭をつかい
心をつかい
誠心誠意自分と向き合う
安いプライドなんかいらねぇ〜
捨てちまえ!
そして何度でもリベンジリベンジ…
タイムリープこそできないけど
何度でもやり直せばいいだけだ( ̄ー ̄)bグッ!
心が折れて挫けそうになりながらでも
何度もリベンジやってると
ツボがわかってきたり
ちょっとずつ先が見えてくる…
だからね
ダサいって言われても
努力するしかないのです…
ちょっと臭いけど
✨“努力は裏切らない!”✨(≧∇≦)/ヤーッ
が、しかし…
努力もしないで
上手くいかないのを繰り返したら
それは唯の“負け癖”だ!
“負け癖”に慣れてはいけない!
惨めな自分から抜け出す方法は
誰の力でもない
自分自身の力だけ…
きっと誰かが助けてくれるなんてさ〜
そんなの絶対ないからね〜
他力本願大好きで
努力をしない奴…
マジ
ムカつくな〜(●`ε´●)プー
🌈黒猫のつぶやき🌈
他力本願…
好きです♡
でもね
微力ながら努力もしてる〜(笑)
~上手く行かなくたっていい~
上手くいかなくたって大丈夫。
そんな不器用で、愛情表現が苦手な君が好きだから。
でも僕が「大好き」って言ったら凄い照れてるよね
そんなん君が大好きだから。
ありのままで生きていいんだよ
上手くいかなくたっていい
いいや、いいわけがない。
できれば上手く生きたい。
無理し過ぎない程度に頑張って
充実した毎日を過ごして
欲しいものを手に入れて。
大丈夫。上手く生きてるよ。
上手くいかなくたっていい。
君が、元気な君でいてくれるなら。
一生懸命、いろんなことに挑戦して、泣いて、笑って。失敗したり、成功したりして。
一緒に成長していこう。
――暮らす大人と子供のための情報誌『にわひよタウン』
「はい、カットー!」
CMの撮影が終わった。
スタッフが、赤ちゃんに頬をすり寄せるシーンが愛情たっぷりだった! だの、子供を優しい表情で抱き上げるシーンが感情こもってて良かった! だの褒めてくれる。
母の愛を感じた。だって。
こちとら独り身真っ最中なのにね!
人生上手くいかなくたっていい……独り身だって、私が元気な私であるなら……。
『上手くいかなくたっていい』
上手くいかなくたっていい
そこで諦めなければそれでいい
何度失敗しても大丈夫
最初から上手くいく人なんていない
ずっと上手くいく人だっていない
みんなどこかで失敗するものだから
失敗に挫けたり諦めたり
もう一度立ち向かったり
方向を変えてみたり
みんな失敗しながら生きてる
大丈夫、負けないで
そこで終わって本当にいいの?
満足いくまで何度でも挑戦しよう
挑み続けて咲く花はきっととても綺麗だから
『上手くいかなくたっていい』
大人はわかったような顔で簡単に言う
無神経に知ったようなこと言うな!
ボクらには
今しかない
今 この瞬間がすべてなんだ!
この日のために
この瞬間のために
すべてをかけて
頑張ってきた
負けたら そこで終わり
これが 最後の夏
仲間と一緒に
笑顔で終わりたい
これが人生最後
そんな気持ちで挑んだ
それなのに…
「上手くいかなくたっていい」
上手くいかなくたっていい、別に失敗してもいい。失敗は成功のもと。
別に友達関係が上手くいかなくたっていい。また新しい友達を見つければ良い。
恋人と上手くいかなくたっていい……訳がない…恋人とは、一生一緒に居たい。たって私は恋人が好きだから。
何でも上手くいかなくたっていい訳ではない。
今回は編集して二回書きました~!
あ……せっかくだから残しとけば良かった~!これから読む人のために一応残しとくんだった!
ぜんぶ忘れてしまいたい
そんな無責任なことばかり言って何もしないあなたにイライラした。そして可哀想な子だと思った。だから泣いてうずくまるあなたの肩を抱いて何度も言い聞かせた。
「上手くいかなくたっていいんだよ。あなたは頑張ったのだからそんなこと言わないで」
あなたは涙でぐしゃぐしゃになった顔でぎこちなく笑った。ようやく伝わったのか、これで楽になる。思わず本音が出そうになるのを慌てて飲み込んで、今日はもう遅いから帰るねと伝えて何かあれば連絡するよう念をおした。
次の日まで一切連絡はなかった。あんなにやつれた顔をして寂しいと泣いていたのに。なんだかモヤモヤした不安が胸中に広がっていく。だが、今日は大切な会議があってどうしても休めない。
とりあえずメッセージだけ送って家を出た。
会議が終わった頃、またメッセージを送った。今朝送ったのには既読マークがまだついていない。それがさらに不安を大きくした。電話をする。出ない。もう一度する。やっぱり出ない。
今日も会いにいかないとダメか。ガクリと肩を落としてため息がこぼれた。確かに好きだ愛してるとは言ったけど、こんなに面倒くさい人だとは思わなかった。たかだかつながりの薄い親戚が亡くなっただけで本当に面倒くさい。
会いたくない気持ちが強くなって知らず知らずのうちに残業までしてしまった。職場の人たちも疲れた顔をしていると心配してくれた。大丈夫だと返そうとしたときだ。
職場に電話がかかってきた。同僚がそれを受ける。
こんな時間に電話してくるなんていくらクライアントでも失礼だ。また残業が伸びるのか、とまたため息をつく。
でもちがったらしい。電話はクライアントじゃなく警察からだった。どうやら自分に用があるらしい。少し緊張しながら電話を代わった。こんなこと初めてで手が震える。
―亡くなりました
その言葉だけがやけにはっきりと聞こえた。浅くなっていく呼吸で息苦しくなりながらも、どうして、と掠れた声で問う。警察官は静かに淡々と詳しく説明してくれたが、どうにも自分が原因ではないかと責められているような気持ちにさせられた。怒ればいいのか、悲しめばいいのか。何も言葉が出てこなくて、促されるまますぐに警察の元へ向かうことになった。
諸々の事情聴取などをうけてからようやく亡骸をみた。
穏やかとは程遠いくたびれた無表情のまま横たわっていたのだ。ふと、頭に浮かんだ。昨日何度も繰り返し伝えた言葉がグルグルと頭から足先まで巡って気持ち悪くなった。
『上手くいかなくたっていいんだよ。あなたは頑張ったのだからそんなこと言わないで』
ああ、無責任だったのは自分の方だった。あなたをこんな姿にしてしまったのは紛れもなく自分だったのだ。
なんて酷いことをしてしまったんだろう。
一人項垂れる自分に、誰かがまた同じ言葉をかけながら背をさすった。ああ、あなたもこんな気持ちだったのか。
なんて無責任な優しさなのだろう。まるで致死性の毒のようだ。
謝ることもできないまま、毒を浴びる自分をあなたはどう思っているのかな。どうでもいいよ。悪いのは自分だからなんでも言ってくれ。苦しくてしかたないんだ。
【題:上手くいかなくたっていい】
濡れた前髪
拭っても輪郭を伝う雫の透明
『頑張ったねっ』と
Tシャツに色をつけた
風もくれないままの
夏は走る
【上手くいかなくたっていい】
真夜中の誕生日会、大人たちの度肝を抜く悪戯に、子どもだけのティーパーティ。いくつもの計画を君と二人で実行してみたけれど、今回のこれは一段とぶっ飛んだものだった。
――狭く古臭い村から、二人で逃げ出す。念入りに計画を立てはしたけれど、本当に実現できるのかと思うと心臓がやけに痛かった。
静寂に包まれた夜を、黄金色の満月が包んでいる。緊張を少しでもほぐそうと大きく息を吸い込めば、湿った葉の匂いが広がった。
「なに? ビビってんの?」
トンッと君の手が軽く僕の背を叩く。揶揄うような口調とは裏腹に、その手の温もりは驚くほどに優しかった。
「気楽にいこうよ。上手くいかなくたっていいんだからさ」
軽やかな口調に、全身が凍りつくような心地がした。急激に体温が下がっていくような感覚。僕は君と二人で生きるために、これだけ真剣に計画を練ったのに。君にとってはそんな程度のどうでも良いものだったのか。一瞬よぎった絶望は、続く君の言葉にあっさりと打ち破られた。
「今回上手くいかなかったら、また計画を練り直そう。で、上手くいくまで二人で続ければ良い。それだけだろ?」
ニッと笑った君の顔を、月影が明るく照らし出す。ああ、僕の親友はやっぱり最高に眩しい。いつだって僕のことを力強く引き上げてくれる。
「うん、そうだね。もしも上手くいかなくたって、僕たちなら大丈夫だ」
握った拳をぶつけ合う。上手くいくまで何度でも、僕たちは手を取り合って、挑戦し続けることができるんだから。先ほどまでよりは随分と軽くなった気持ちで、僕は空を見上げた。
まんまるい月は相も変わらず煌々と、そんな僕たちを見守っていた。
『ハイウェイスター』
'孤独な星を拾い集めて 名前をつける 意味もなく
ハッとしてすぐやめる それは単たる枯葉だと気づいたからだ 枯葉も枯葉で素敵だけれど 今欲しいのは
それじゃない 排気ガスが高らかと 空間を染める時
一切の思考が消えて 私はただの速度になった
上手くいかなくたっていいじゃん
やってみようと思ったことが
素晴らしい
どうすれば上手くいくかを
考えたことが
素晴らしい
上手くいく方法を
実行した行動力が
素晴らしい
結果が上手くいかなかったとしても
素晴らしいの積み重ねは
上手くいったことなのでは?
上手くいかなくっはてもいい、
何度失敗して
転んで できた傷が
いつの日か、
勲章になる日を目指して
わらって耐える
強がりと見栄が
バカバカしく思えて
空を見上げれば
一羽の鳥が悠々と
飛んでいる
ちっちゃな鳥に映る
僕は もっとちっちゃな人間のひとりだ
でも負けないように 負けないように
そんなちいさな自分を わらって
誉めて 生きていたい。
アタック
一つの勇気が変えるのは
今まで、そしてこれから
※上手くいかなくたっていい
その日は酷く暑い日だった。
木陰で川に足を入れ涼んでみても、川の水は冷たく無い。
なんて事ない雑談だったと思う。今でもあの時の会話の内容を細かく思い出せないんだ。
「上手くいかなくたって良いだろ。やってみる事に意味があるんだから」
これは君の口癖。
僕は皮肉屋だから、そんな事言われたって上手くいくことに越した事は無いだろうと思っていた。
「やってみて失敗するより、成功した方が良いだろ」
「ははっ、確かにな」
少し歯並びの悪い白い歯が焼けた肌によく映えている。続ける言葉は、やっぱり綺麗ごとだ。
「でも、上手くいかないといけないって思うより、失敗しても大丈夫だと思う方が気持ちは楽だろ?」
「どうだかな。俺からしたら、失敗しても良いなんて甘い考えだよ」
「そうかぁ?…そうかもな。お前は、強いんだな」
「何が」
「俺にはそんな考え方出来ねぇよ。俺は成功を望める程強く無いんだ。だから、失敗を正当化してる。本当はそれだけの事なんだよ」
いつも眩しい笑顔も、その時だけは曇って見えた。君の中の影が落ちてきたような。いつもの笑顔の上に影が確かに波紋を広げていたんだ。
俺は上手い事も言えず「なんだそれ」と、ぶっきらぼうに返す事しか出来なかった。
あれは、君の弱さで僕の後悔だ。
*
夏の甲子園。高校球児が一度は夢見るあの舞台。
予選の決勝グラウンドは、9回の裏1点差の満塁フルカウント。
相手が抑えるか、君が打つか。全ては4番の君の肩に掛かっていた。
最後の夏、やっとここまできた。チームが、全校生徒が、あと1点を、その打撃を待ち望んでいた。
ピッチャーが投げ君が打つ。外角ストレートを君はしっかり捉えた。
高く上がる打球は弧を描き、レフト方向へと逸れる。3塁ランナーが走りホームイン。全員が打球の行方を目で追う。
レフトの守備が全力で走る。球が落ちてくる。
落ちてくる。
落ちてくる。
落ちてくる。
帽子を脱ぎすて、走るレフト。
ピッチャーはマウンドに崩れ落ち、キャッチーと内野手が駆け寄ってくる。外野手はレフトに駆け寄り抱きついた。
その顔は、歓喜の涙で溢れていた。
君は、俺たちは、負けた。
*
あの夏の日が終わり、新学期が始まった。
まだ汗ばむ陽気が続いているというのに、教室の中は冷たく感じた。
君の机には小さな花束が添えられていた。
あの夏が終わってから1週間と少し。陽射しで温くなった川の下流で、君は見つかった。
焼けた黒い肌は更に黒々と、膨れ上がった顔に少し並びの悪い白い歯だけが行儀良く置かれているようで。俺はその姿を直視出来なかった。
夏休み中に行われた通夜と葬式は、学校の半数の生徒が来る程だった。君の人望が伺える。これが俺なら、身内だけで済ませているところだ。
学校中の人気者。人望が熱く、明るく平等に優しい強豪校の4番バッターでキャプテン。絵に描いたような良い男だった。
惜しい人を亡くしてしまったと、参列者は口を揃えて言っていた。
『事故死』だった。川に遊びに行った際、誤って溺れ流されてしまったと後になり聞いた。俺は胸を撫で下ろした。
真実を知っているのは、俺だけで良い。
*
蝉の声が煩い暑い日だった。
君の部屋に入ると机の上に1枚の封筒、中身は『遺書』だった。
そこに書かれた懺悔を俺は読み、そしてポケットにしまった。
『前略……勝てなくてごめんなさい。打てなくてごめんなさい。あの時、俺が失敗しなければ。俺がちゃんと打てていたら、甲子園に行けていのに。失敗してごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。……後略』
*
「上手くいかなくたって良いじゃないか」
君の口癖を呟いてみる。
上手く事なんて、何も悪い事じゃないさ。人生そんな事ばかりだろ。
確かに甲子園に行けなかった事は残念だけど、誰も君を責めたりはして無かった。君と夏を過ごせた事こそが、何よりも大事な経験になったから。俺はそれで、それだけで満足だったんだ。
「失敗したって…上手くいかなくたって、良いんじゃなかったのかよ」
君の口癖は、みんなを救っていた。だからこそ決勝の舞台にまで俺たちは進めたんだ。
失敗する事を恐れずに受け入れる強さ。少なくとも、俺たちチームメイトは、君のその言葉に救われ続けていた。
だけど君は、君自身は、その言葉で自分を救う事が出来なかったんだな。
君は「失敗の正当化」と言った。あの時、俺は君になんて返していたら良かったのだろう。
まだ蒸し暑い空気と夏の陽射しが肌を灼く。温い川に足を入れ、木陰で空を仰ぐ。
隣に君はもう居ない。僕は皮肉屋だから、いつも君の綺麗事を否定していたよ。
だから、また君の言葉を否定しよう。
「君が失敗を悔やむなら、俺はその言葉を否定してやる。上手くいかなくたって良いじゃないか。やってみる事に意味があるんだから」
ひぐらしが煩く鳴いている。
青い空が少しだけ、霞んで見えた。
【皮肉屋な僕の夏休み】 #上手くいかなくたっていい
【上手くいかなくたっていい】
「ごめんなさい!」帰宅直後、妻が勢いよく頭を下げる。
「……どうした?」聞けば、シャツを焦がしたらしい。
日頃の疲れが溜まっていて、アイロンの途中にうとうと。
気づいたときには、くっきりと焦げ跡がついていたとか。
「なんだ、そんなことか。また買えばいいよ」
大したことではなくて拍子抜け。肩を撫でおろした。
シャツの一枚や二枚、高い買い物でもないのだから。
それより、妻がやけどをしていなくてよかった。
その後、ちゃっかり買い物デートの約束を取りつけた。
ついでに普段着や寝間着も買おうか、とわいわい話す。
週末まであと三日。僕の心は浮き足立っていた。
だから、仕事で重大なミスを犯してしまった。
ひどく落ち込む僕に、妻は「大丈夫だよ」と言う。
なんて無責任な言葉。「大丈夫なわけないだろ!」
苛立ち任せに怒鳴ったあとで、ハッとする。
「……ごめん」慰めてくれた妻にあたるのはお門違いだ。
幸い、迅速な対応のおかげで大事には至らなかった。
しかし確認不足で同僚に大きな負担をかけたのは事実。
強い自責の念に駆られ、事あるごとにため息が漏れる。
同僚に気を遣わせたこともなお申し訳ない。
解決した日、自宅の扉がひどく重く感じた。
あれからろくに話ができていなくて、まだ謝っていない。
完全に八つ当たりだったから顔を合わせるのが気まずい。
だが、まず謝ろう。そう決心して、扉を開けた。
リビングに入り、目が合うと妻がさっと逸らす。
「ごめん。怒鳴ってごめん。君は悪くなかったのに」
妻は軽く目を見開き、微笑む。「もういいよ」
「あなたは挽回できる人でしょう。楽しみにしてるね」