『七夕』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
七夕
給食で出てた七夕ゼリーが大好きで
七夕って聞いたらそれを思い出す。
懐かしいなぁ
七夕…皆様各々の願いが
叶いますように✴️
給食で出ていた七夕ゼリー
懐かしいな…
あとピンクやグリーンの
色がついたそうめん
✴️81✴️七夕
《七夕》
昼間の熱気が残る夏の夜に大きく流れる天の河を見ていると、七夕を思い出す。
7月7日に笹の葉を飾り付け、願いを込めた短冊を吊るし、星に祈る。
地方によっては旧暦に大きな吹き流しなどを通り一面に飾る伝統的な一大イベントでもある。
ただ、この帝都には当然そのような日はない。
それでも乳白色の河を見れば、離れて久しい行事が心を過ることもある。
「七夕、かぁ…」
色彩も鮮やかな情景を思い出しぽつりと呟けば、背後から声がした。
「タナバタ、とは何ですか?」
柔らかな声で問いながら、彼がこちらにやってきた。
自然に私の隣に立ち興味深げに聞いてくる彼に、私は答える。
「私のところにあった伝統行事の名前なの。」
すると彼は、ますます興味津々といった様子でこちらを伺ってくる。
新しい事を知るのが好きな彼のこと、その目はきらきらと輝いている。
ならば、と私は牽牛織女伝説について語り始めた。
働き者で休まず仕事を続ける牛飼いと機織り娘を哀れに思った帝が、ある日二人を娶せた。
夫婦になった二人は深い恋に落ち、それまで休まず続けていた仕事を放り出して、毎日ずっと二人で遊び続けた。
二人が仕事を放棄してるので、牛は痩せ衰え、織り機は埃を被り神へ備える白布が尽きてしまった。
それにお怒りになった帝が二人を天の河の両岸に引き離し、年に一度の逢瀬以外は働くようにと二人に告げた。
「それ以来、愛し合う二人は年に一度の七夕の日に白鷺の橋を渡って逢瀬を楽しむという伝説に基いてるの。」
話を締めると、彼は少し目を見開いた表情で私を見ていたと思えば、ぼそっと呟いた。
「それは…そこまで仕事をサボってしまっているのなら自業自得でしょうに…」
あ、やっぱり言うと思った。
真面目で実直な彼の性格ならまあそうなるだろうなと予想はしてた。
サボる、という単語は彼の辞書にはおそらく、いや間違いなく無い。
さっき目を見開いていたのは、牽牛織女のサボりっぷりに呆気に取られてたのね。
「身も蓋も無いけどその通りだと思う…。」
私も苦笑いしながら答える。
多少なら分かるけれど、ずっとサボり続けるのは良くないよね。
でも…
「…ですが…」
彼が真剣な顔でこちらを見ながら、何故か躊躇いがちな声で呟く。
「…二人が離れ難かったというのは、分かる気がします。」
それは、星が瞬くような囁き声で。
私の心が読まれたのかと、心臓をギュッと掴まれて。
夏夜の温い風が、熱くなった頬を冷ますように撫でて通り過ぎていった。
【七夕】*30*
1年に1度かぁ…
そんなに頻繁に会ったり連絡したりしなくて大丈夫なタイプだけど…さすがに寂しいかも
せめて1ヶ月に1度ハグくらいしたい笑
お願い事は…
『今の外見キープで、大切な人たちと健康で幸せに過ごせますように☆彡』
おっと、欲張ってもた!笑
七夕🎋 〜創作 銀河鉄道の夜〜
七夕の二人〜
「ぼくたちは、いっしょだよね」ジョバンニは
確かに本当の笑顔でそう言った。
七夕の祭りの魔法がとけようとしていた。時計屋の前のドワーフが回る柱時計は次の日の扉を開けようとしていた。
ジョバンニとカンパネルラは白鳥の翼に腰掛け織姫と彦星の逢瀬を特等席でこっそり盗み見てまだ、遠い時間の彼方を想い互いに無言になった。
「お母さん、見えるかな?」
「うん、」
「お母さん、聞こえるかな?」
「…」
3次元空間では縁が逆になると言う通り、逆さまを見ることは、ほんとうにほんとうに心がこの夜空に散りばめられた星屑のように泪の破片が飛び散るようなものですからジョバンニとカンパネルラは互いに無口になりました。
ほんとうのことを言えばジョバンニはお母さんのところに帰れるのでしょうか?やっぱりジョバンニは自信がありませんでした。自分がカンパネルラのようにいや、カンパネルラになれないことは重々承知でした。
カンパネルラはジョバンニの方を向き直って言います。
「いいんだよ、ほんとうの気持ちになって、それは嘘ではなくて、君のまごころだとぼくは知っているから」
天の川の天空に衣がかかり薄ぼんやりと白んで行きました。
ジョバンニは長い夢から覚めました。
そこは、病院でお母さんがほんとうにほんとうの悲しみにくれた泣き腫らした顔でジョバンニの体に突っ伏して眠っています、手はしっかりとジョバンニの手を離さず握りしめていました。
ようやく、全てを知ったジョバンニでした。
煌めく夜空は万華鏡全てが、逆さまに映る…
少年を救ったのは、カンパネルラ追いかけたのはジョバンニ、ジョバンニはカンパネルラをひとりで行かせたくなかった、親愛なる友だちだったから。
瞳をとじるとカンパネルラの笑顔が浮かんた
「僕らは、いつもいつも一緒に星めぐりをするんだよ、知っていると思うけど、僕と君が3次元空間にいなくなって、お母さんは悲しんでいらっしゃるだろう、それも僕と君はいっしょだよ、何時かのお母さんが空を見上げて僕と君を誇りに思ってくれるのもいっしょだ」
カンパネルラは握りしめられていたジョバンニの手に優しく口づけするとお母さんの白い手にそっと還しました。
「また、来年の七夕に星を見上げてよ、きっと僕たちはいっしょだよ」
3次元空間は万華鏡全てのものが逆さまに映る愛情も欲望も逆さまだ、愛情が深い人ほど悲しみに強くて脆い諸刃の刃 欲望はないふりして人の心を喰らう。3次元空間は美しくも醜いものだ。
けれど、残されたものは、先に逝った子の友の愛するものの歳を数えるよりも、受け取った思い出を忘れないことだ、それを忘れない限り死者は死なない。
カンパネルラの魂を乗せたジョバンニはそれからの明日をカンパネルラに見せる。
「僕たちは、いっしょだ」
14歳の夏休みそんな、創作をして教師が面白がってくれたっけ。
遠い夏休みの記憶を端折りながら追想してみた
七夕の夜。
2024年 7月7日
心幸
缶コーヒーを少し傾けた
あつい、あつい、あつい夜に
誰かが出会えたその夜に
喉に流れる天の川
ほろりと落ちる天の川。
友達に
「MBTIによって、七夕の願い事が違うんじゃない?」
という事を聞かれたので、早速聞きに行ってみました。
No.1 INFP
・前世は猫になりたい。
・特に無いかな。
・メンタル最強になってみたい。
No.2 ENFP
・やっぱり彼女欲しい。
・ボッキュッボンのお姉さんが僕の目の前に現れてほしい。
・身長高くなりたい。180ぐらいまで。
No.3 ESTJ
・恋愛よりテストの点数が良くなりたい。恋愛はその次。
・マトモな友達が欲しい。
No.4 ESFP
・休日がもっと増えてほしい!!
・遊びたい。
・夏休みの馬鹿みたいに多い宿題無くなって欲しい。
No.5 ESTP
・バーベキュー行きたい。
・可愛い彼女が欲しい。
・金。
とまぁこんな感じでした。
色んな人に聞いたから、もう少し居るんですが、読み方も大変だと思うのでここまでにします。
皆さんはどんな事をお願いしましたか?
毎年この時期、一年に一度だけ。
ポストを見ると、彼女からの手紙が入っている。
封を開けると、星のかけらがきらきらと噴き出る。ああお怒りのようだ。
「私のことを、覚えておいででしょうか」から始まる手紙には、先に再び生を受けた、俺への恨み言が可愛らしく記されている。
「ほら、ご飯食べるわよ!」
「はーい!」
玄関では、おたまを持った母親が待っている。自分の喉から発される声音はひどく高い。少女のような声色だ。無邪気な子供のふりをして、母に返事をする。
「覚えているよ、当然」
だから、きみも早くおいで。
空に架かる天の川。静かにそう声をかけると、星が降り、彼女の返事を伝えてくる。「昔のあなた様は、私を『きみ』だなんて呼びませんでしたわ」なんて。
❋七夕❋
一年に一度、七夕に会える織姫と彦星のように
一年に一年で構わないから、貴方に会いたい
そう短冊に書いて願っても
この願いは、決して叶わないね。。
織姫と彦星が離れ離れになったのが
恋に うつつを抜かした罰ならば
私達は、いったい どんな罪を犯した罰を
受けているのだろう?
貴方に会いたい…
七夕なんだし、たまには宇宙について考えてやるかといった感じで「天の川」について調べてみた。
天の川って川のように見えるというだけで川じゃないんだね。これ銀河なんだよね。
天の川銀河という、太陽系も含まれている事実。
地球も天の川銀河に属しており、星空には天の川銀河が見える。これはどういうことなのだろう。
自分で自分を見る……。どういうことだ。哲学か?
お得意の宇宙系YouTubeを漁ってみたのだが、これといって説明する気がないのだろうか。
「宇宙って、こんなにも広いんだぞ……!」
というワイドな動画が多めである。
ミルキーウェイ、ウェイウェイと言っている。
わからん!
宇宙人の人件費で動いてんのかお前は、みたいな調子だ。「さてはお前、地球人じゃないな?」という難解さである。
そんな中でプラネタリウムの人がナレーションしている動画を探し抜いた。
それを聞くに、天の川銀河とは渦巻き状であり、蚊取り線香みたいなものだと述べていた。ちょうど蚊取り線香を真横から見ているときと同じなのだという。
つまり、蚊取り線香になってみないと天の川の構造がわからないようだ。
五回、渦を巻く蚊取り線香があったとしよう。
どこにあるかは知らんけど、太陽系は中心から三周目の円。そこから蚊取り線香の内側を見たり、蚊取り線香の外側を見たりしているという。
そうすると、伸ばした線の交点(蚊取り線香の層)となる数が変わる感じとなる。これが天の川の星の量に由来する。
ちなみに天の川は夏のイメージが強いが、実は冬でも見れるという。それを早く言ってくれないか。
どうやら七夕を特別にさせているのは天の川ではなく、織姫と彦星という銀河系最強のニートたちだったようだ。
宇宙だ、
地球から宇宙を見ているのだ、
不思議に感じないか?
この小さな星は、
近づいて見ればかなり大きい。
そっと願おう
普段から口にしてること
その想いは川を越え
二つの星を輝かせる
そっと願おう
普段は口に出せないこと
その祈りが橋を架け
二つの星は導かれる
お願い
私を楽に
楽にしてほしいの
この檻からでて空の上へ
1年に一度しか会えない恋人。
うんうんロマンチックだな。身分や仕事、人間関係諸々で好き合っているのに離れ離れ。恋とは障害が多いほど壁が高く厚いほど燃えるものだったか。
七夕とはとは。日本の神事と中国伝来の伝説と色々ごたまぜになりつつ現代まで残ってる恋愛行事。
そしてそれにかこつけて日本中の遠距離不倫カップルが逢瀬を企む浮気調査探偵大忙しのシーズンだ!!!!!
「このクソ暑い中走るにゃしょぼいボーナスじゃねぇかな!!!」
『ンマーそんな贅沢言って!バレてねぇって高括ってる所激写するのが3度の飯より好き(はーと)って言ってたアンタはどこに行っちゃったの!?ほらもうすぐ出てくるわよカメラ準備!』
「カーーーーッ何が楽しくてこんな純愛カップルの海かき分けてバカの写真なんざ撮ってんだよ僕ァ!ハーーーーッ両方相手は自分が本命だと思ってら!ばーーか!!自分たちも純愛です♡みたいな顔していちゃついてんじゃねーよ!」
『これ終わったらかき氷食いにいこうね、疲れてんだね』
「ちくしょお……こんな…純正カップルみたいな顔しやがってよ……こいつら不倫なんだぜ……クソがよ」
『がっつり慰謝料取れるようにね、証拠はばっちり集めようね』
「彦星と織姫ががっかりするぜこんなの……」
『あの2人はお互い好きすぎて仕事に身が入らなくなったんだっけ?』
「そこまで行ったらもうちょっと距離置いた方がいいんじゃねぇのって割と真理すよね……辛いは辛いけど切替できんだろ、みたいな」
『結婚するまでは2人ともマジで真面目だったんだろうね…その分箍が外れちゃったんだろうかね……』
「そんな人に出会えるってのは、幸せな事ですねぇ…」
「本当にねぇ…」
『写真撮れました、撤収しまース』
「熱中症に気をつけるのよ〜」
インカム越しの声が遠くなる。先輩の方にアイスの差し入れでもしてみるか。七夕様にかこつけずとも、できる努力を少しずつ。
『職場の先輩に、ちょっとでも近づけますように』
いろんな意味で。
〈お題:七夕〉ー評価:凡作
七夕祭り。
今夜の空には橋が掛かる。
織り姫と彦星の一年に一度の邂逅を祝う文化は失われつつある。
実に浅ましい感性になったものだ。
自然豊かな環境に身を置きながら、感性を働かせるという文化を我々日本人は損ないつつある。
自然を前にして、感動できるのが人間性と私は思う。
七夕
毎年七夕には「来年の七夕が叶いますように」と願っている
恐らく僕が60歳ぐらいになると世界征服ぐらい容易だろう
七夕。
田舎の天の川を見るために夜中の外へ出た。
けれど見えなかった。それ程輝いていない天の川から織姫様と彦星様に私のことを見つけて欲しくって、街灯の少ない田んぼ道を駆け回った。
息が切れるほどに走った。跳躍した。
この時間が生きている中で何より楽しくて、自分が美しく感じた。
織姫様と彦星様は私に気づいてくれたのでしょうか。
★七夕
好きな人に一年に一度しか会えないなんて、切ないね。
七夕
願い事を短冊に書いて飾りましょう
だって七夕は
不謹慎だった彦星と織姫を
年に一度だけ会うことを許す
恩赦の日なのでしょ?
あれ?違った???
今日は七夕。バルコニーから夜空を見たけれど、星はチラチラと見える程度です。
皆さんは、七夕に願い事をしましたか?
星に願い事を託すのは、星が願いを叶えてくれるからじゃなくて。自分の願い事を忘れずにいるため。
私たちの毎日の生活は忙しくて、ついつい願い事は頭から離れてしまいがち。でもね、絶対に叶えたい願いは、いつも心の中に置いておかなくちゃいけない。
たとえ現実とはかけ離れていても、たとえ不可能に思えても。願い事をしっかりと心に持って、今目の前にある課題に真剣に取り組むことが大切。
星は私たちの願い事を思い出させてくれる。そして、星を眺めていると絶対に叶うんだって自信がわいてくると思いませんか?
そんな星のパワーに触れて、今日はいい夢が見れそうな気がします。