『一年後』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
始まりは同じ日だった
だが、半年を過ぎる頃から次々と旅立つ仲前を目にすると
どうしても気が焦った
元が違うから仕方ない、それは分かっている
成るものが別なのだから当然だ、それも分かっている
でも、つい自分と比較してしまう
一年後、ついに自分にも、その時がきたのだ
「おっ、今日は味噌煮込みうどんか」
「わざわざ豆味噌使ってるんだよ」
「いつもの味噌(米味噌)と何が違うの?」
「材料も違うけど、発酵期間も長いはず。
煮込んでも味噌の風味が強いんだって」
「へぇ、同じ味噌でもそれぞれで違う良さがあるんだね」
本日のお題『一年後』
あなたは一年後どうなっていると思う?
そうだなぁ…僕は一年後いなくなっているんじゃないかな。
どうして?
胸が苦しいから。
どこか悪いの?
さぁね、悪いといえば悪いのかもしれないね。
何それ。
内緒。
君の方は一年後どうなっていると思う?
そうね、きっと私は浮気しているわ。
僕を捨てて?
いいえ、あなたの傍にいるわ。
でも浮気をするの?
ええ、他にも愛する人ができるから。
何それ。
だって…
万華鏡
螺旋型のエレベータに乗って
形容し尽くされたドアをひらく
先にはまだ何も見えない
※一年後
一年後‥
もっと仕事を取れている。
いろんな分野の人達と交流して
楽しく仕事をしている。
心が楽しいと思えることを全力でしている。
「ごめん、ある事情でしばらく会えなくなる。でも絶対に帰るから、待っててほしい。」
というメールを残して行方が分からなくなって一年、漸く電話をしてくれてやっと会えるのか、と安堵する間もなく告げられた
「ごめん、約束を破ってしまうけど、もう会えないかもしれない、きっとこのまま僕は死んじゃうから、でも、最後にどうしても伝えたくて、好き、好きなんだ、愛してるよ。」
知っていた、彼が怪しげな組織に潜入していることは、でも、これは、こんなのは、あんまりじゃないか。
「私も、私も愛してるよ」
「なんだぁ、両思いだったのか、どうしよう、いらない未練残しちゃうかも」
「残していいよ、残してよ、私ですら一生忘れられないように」
「...ありがとう、さようなら」
ツーッツーッと鳴る電話
きっと彼はもう、この世にはいない。愛してるなんて、最悪の呪いを残して消えていった。最愛の人
最愛の人が約束を果たしに来るのは一年後
一年後。
一年後も
ずっと一緒。
2人と
ずっと一緒。
どんな事になっても
一緒。
私、普通の恋できないんじゃないかって不安になる
満たされたい誰かに少しだけでいいから
1度くらい追われる恋がしてみたい
?
「1年後 俺達はどうしてるだろうな」
二人しかいない教室で君が 不安そうに 呟いた。
「いつも通りだよ」
そっと君の隣に行きながら その呟きに返事をした
「多分」
できない返事は もうしたくない。だから
ちょっとだけ 補足した。
「ん そうか。」
そう言って 君は私の頭を撫でた。
「どうしたの 淋しくなった?」
ひやかして言ったつもりだった けど
きみの眼は 本当に不安そうに揺らいでた。
「私はどこにも行かないよ。君がどこにも
行かない限りは ね。」
「当たり前だろ」
顔を赤くした君を見て ちょっとほっとした。
" いつも通り"の結末が 来ませんように。
物語
果てしないこの"日常"に終わりが来ませんように。
【一年後】
えっ、何これ。街頭アンケートってやつ?
「一年後のあなたは何をしていますか」って…
ダメダメ、ダメだよこれ。
だって俺、余命半年だからさ。
さっきまで病院にいてね。定期検診ってやつ。ちょうど半年前に余命宣告されてんのよ、俺。だから、ホントは余命ゼロってことになんのかな。
病院の先生が言うには「良くも悪くもなってないから、今のところは現状維持。でも、いつ何が起こってもおかしくない」んだって。
それまでもね、どうも調子が悪かったんだよ。でも、仕事あるから毎日騙し騙しやってきてさ。半年前にね、健康診断で再検査って言われて、仕事が休みの日に病院行ったの。それが、ちょうど半年前の今日のことだよ。
仕事? 今も続けさせてもらってるよ。上司が理解のある人でさ。病気のこと、伝えた時にまず言われたのが「君はどうしたい?」って。
「もちろん、辞めるって選択肢もあるけど、君が今までどおり仕事を続けたいと思ってくれるなら僕は全力でサポートするよ」って。
「君がしたいようにすればいい。一緒にこれからのこと考えよう」って言ってくれたときは嬉しかったなぁ。この職場で、この上司と出会えてホントよかったって思ったよ。
うん、もう家族にも親友にも話してある。なかなか切り出せなくって、時間ばっかりが過ぎちゃったけど。家族より先に、幼稚園から一緒にいるダチに話したんだ。
「とにかく誰かに相談したい」って思ったらそいつの顔が浮かんできて。全部話した後で「迷惑かけてごめん…」って言ったら、めっちゃくちゃ怒られて。
「そういうこと、二度と言うなよ⁉️ 俺がお前とどんだけ一緒にいると思ってんの。迷惑だったら、とっくに縁が切れてんだろ、フツー」って。
さんざんブチ切れた後で「でも、言ってくれて嬉しいよ」ってさ。「嬉しいけど…嬉しいけど、何でお前なんだよ。悔しいよ。俺ヤだよ、ヤなんだよ…」ってだんだん声が詰まってきて。
結局、いい年こいたオッサン二人でその日は一晩中泣き明かしたよ。しかし、ありがたいことだよな、こういうダチがずっと近くにいてくれてさ。
でもさ、何が起こってもおかしくないんだったら、また一年後も同じように何事もなく暮らしてる可能性だってあるんだよね。そうしたら、またここで街頭インタビュー受けてたりして。「一年後のあなたは何をしていますか」ってね。
一年後かぁ…
まだ生きてたいよね、うん。
一年後、私は大学生になれているのでしょうか。
少しくらい自信はついているのかな
【一年後】
息を吐き出せば白い煙が、鈍色の空へと昇っていく。降り積もった雪が、世界を純白に染め上げていた。白と灰色だけで構成された、毎年見慣れた無機質な冬の世界。そこに真っ赤な椿が最後の一輪、艶やかに咲き誇っていた。
「そろそろ時間だよな」
「うん、そうだね」
俺の問いかけにソイツは美しく微笑む。出会ったのは子供の頃だった。親父に叱られて家を飛び出して、迷い込んだ人気のない神社の境内。恐ろしいほどに赤い椿の花の横にひっそりと佇んでいたソイツは、ぼろぼろと大泣きする俺の頭を撫でて宥めてくれて。そうしてそれからずっと、この縁は続いている。
「ねえ、もういい加減忘れてくれて良いんだよ? 君にだって君の付き合いや生活があるだろうし」
「良いんだよ。俺が好きでやってることだ」
少しだけ寂しげに眦を下げたソイツの肩を軽く小突いた。雪と同じくらいに白い手をそっと取れば、冷ややかな温度が伝わってくる。
「また来年、待ってる」
「……うん」
初めて会った日と何一つ変わらない姿で、ソイツは小さく頷いた。今にも泣きそうに瞳を歪めて、だけどこの上もなく幸せそうに口元を綻ばせる。
「ありがとう、またね」
――ぽとり。軽い音を立てて、椿の花が地へと落ちた。手の中の温もりが消え失せる。俺はただ一人、雪に覆われた境内に立ち尽くしていた。
地面に転がった椿の花を拾い上げた。両手で包み込んでも、そこにアイツの温度はない。再び会えるのは一年後、椿の花が咲く頃だ。
それまでまた一年、枯れないように手を入れよう。肥料を撒き、害虫を駆除し、夏になれば剪定して、次の冬にしっかりと花を咲かせるように。
椿の花をそっと、さびれた社へと横たえて。雪の降り積もった石段を一人きり歩き始めた。
一年後...
一年後の自分なんて
一年後どうなるかなんて
誰にもわからない
そんなこと
考えるよりも
大切なひとの傍で
精一杯
今を愉しんで
明日へ繋げたら
それでいい
1年後
あの人は
私の旦那さんに
なっていた。
いつも素っ気ないね
って周りから言われるけど
彼の照れ隠しなんだよね
っていつも思う
1年後
遠いようで近いような。
1年後の自分は何をして何を考えてるだろうか。
正直1年後の自分は想像もつかない。
ただ
生きていて欲しい。
自分の好きなことをして好きなとこに行って
自由に自分らしく生きていて欲しい。
ドラマのような映画のような輝いた1年後では無くてもいい。
自分自身が心から幸せだと
生きていて良かったと思える1年がいい。
一年後
あぁ、なんて一年が長いんだろう
一日、一週間もこんなに波が大きくて、気持ちが浮き沈みしているのに。
あと一年なんて、心も身体ももたないよ
一年後には生きているだろうか
一年後の自分は存在しているだろうか
何一つ想像なんてつかない
今でさえ自分の存在が実感できないんだから
1年後に
まだ君の彼氏でいる自分は
とっくに見えなくなりました。
明日僕は
あなたと苗字を重ねます。
もうずっと前から
妻にしたかったよ
《1年後》
#34
秒、分、時、
日、週、月、と区切り分け
十二重ねて、めでたく一年(ひととせ)。
そんなことを、発明しなければ人類は
一年先の未来の景色を
回し車の中でなく
荒野の先の水平線に見たかもしれない。
そんな空想。
#7 お題:一年後
1年後、もしかしたら私は孤独な存在となるかもしれない。あるいは、それ以上に酷い運命に見舞われ、誰も残らないかもしれない。
その考えに耽る内に時間は過ぎ去っていく。
一年後 Un Año Después
一年後は何してるかな?
生きてるのなら
今のように
良い感じで力を抜きながらも
一生懸命に働いていたいね
まあ人生なるようにしかならないが
時には気合いを入れて頑張らなければ
流れに身を任せてるだけでは
何事も成就しないね
今やらせて頂いている仕事に感謝し
少しでもより良い社会になるように
貢献したいね
チャレンジ チャレンジ
がんばろー