『ルール』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『ルール』
生きていくために必要なこと、というのは思っているよりも少ないらしい。
食べること、眠ること、息をすること。それだけで、とりあえず明日はやってくる。誰かに好かれなくてもいいし、何かを成し遂げなくてもいい。社会のルールに従って、迷惑をかけずに、ひっそりと存在しているだけで、世界はべつに文句を言わない。
なのに、どうしてこんなに息苦しいのだろう。
必要ではないはずのものを、いつの間にか必要だと思い込んでいる。認められること、愛されること、自分がここにいてもいいという誰かからの許し。それらは生存には関係ない、とデータは言う。でも心は頑なに、そうじゃないと主張し続ける。
ルールというのは不思議なもので、誰が決めたのかもわからないまま、気づいたときにはもう守っている。幸せにならなければいけない、とか。成長し続けなければいけない、とか。立派に生きなければいけない、とか。
破ってみると、案外何も起こらなかったりする。
そのルールは
みなが ここちよく すごすため?
みなを しばりつけ しはいするため?
いままでの あたりまえは
ただ おおくのものが そうであっただけ
そうでなくては いきられなかっただけ
みなと ちがうこと
きらわれること
ひとりになること
こわいかもしれないけど
だいじょうぶなんだ
かわること
みなが かわること
それが たいせつ なんだ
子育ての時期は
出来るだけ守るようにしていた
道路に飛び出さない
赤信号では止まる
交通ルール
口先だけではこどもは
口先だけをまねる
横断歩道の前で
こどもの手をぎゅっと握ると
ちっちゃな手が
きゅっと握りかえす
ちゃんと待てた
待てることは大切
ランプの精が現れて言う
「この世に3つまで、あなたの望むルールを決めていい」
たちどころに世界がそう動くという
じゃぁ、まず…と考える
悪い予感しかしない
: ルール
「ルール」
それではルールを決めましょう
いち。わかりやすい嫉妬をしない
に。 わかりやすい好意を出さない
さん。絶対ばれてはいけない
この3つさえ守れば
私はこの関係を壊さず
あなたの近くにいられる
がんばろう
がんばろう
がんばりすぎないようにしよう、私。
正しいルールってなんなんだろう。正直な話、個人によって正しさとか、守るべきルールだとかは変わってくるじゃあないか。国によって禁止されているものと禁止されていないものとの差があるみたいに。さまざまな意見でありふれた世の中の正解って果たしてあるんだろうか?
厳格な人、と思った。
いつも厳しい顔して、他人にも自分にも怒ってばかりで。
「そういうやつだから」って皆言うけど、結局その人を見て知るのがのが怖いだけじゃないのって。
そう言いたいけど、これ以上誰かにキレられるのは面倒。
私はそう思って、私だけ知ってるのも面白そうだし、そういうやつと言われた彼と話をしてみた。
確かにそういう人だった。
厳しい顔して。
他人も自分も叱ってて。
誰かと真摯に向き合ってて。
己を律し続けてて。
確かに厳しくて、誰よりも優しい人だった。
予想通り、これは私だけが知ってる方が面白そう。だから、私は今日も彼の元へ。
ここまで来たら、その鋭い瞳の奥が気になるもの。
お題*ルール
決まりは絶対。
この世の全てにはルールがあるジャンケンにもルールがある。喋ることにもルールがある。ましてや生きることにも……
そんな世界で人は自由を見つけるそれはルールに違反すること。それこそが自由でありまた自由の皮を偽った悪魔でもある。本当の自由はルールの中で生きることそれこそ本当の自由だ。
ルール
静かに線を引くもの
誰かの声ではなく
心の奥でひそやかに灯る灯台
越えてはならない境界は
他人のためだけにあるのではなく
自分を守るためにこそ存在する
守られることで自由になり
縛られることで形を得る
矛盾のようでいて
世界はその均衡で立っている
破れば痛みを知り
守れば孤独を知る
それでも人は
自分だけのルールを胸に抱き
今日を選び取っていく
最後に残るのは
誰かが決めた掟ではなく
静かに積み重ねてきた
自分だけの“生き方”という名のルール
眞白あげは
ルール
世の中の些細なルールに
毎度ドキッと撃たれ
感度の悪いメモリはディスクに焼き忘れる
例えば
通り過ぎる隣人の挨拶
普段の微笑むような明るさ
トイレの蓋を閉じること
改札口前でもたもたしないこと
些細なことじゃないかもしれない
他者への思いやりがあればできることなのか
気遣いしてるつもりでも
誰かのイライラを起こしているのかな
でも忘れるときがある
できてるときもある
ポンコツのメモリは
チカチカと誤作動を起こして
時には自分がイライラしている
マナーというルールは難しい
𖧷ルール𖧷
マイルールは必要?不要?
歳をとって(笑)
不要な気がしてる!
自分を自分で縛ってることに
なるよーな、ならないよーな?
もちろん、信念的なものは
あったほうが生きやすいとは思うけども。
これを、柔らかく柔らかく
ふわふわの真綿でくるんだものを、
約束と呼びます
#ルール
ルール
守るべきもの。そう信じて幼少期を過ごした。
先生に怒られないように、みんなから外されないように。
でも、どうしてあの子は楽しそうなの?
僕は基本的にルールを守って生きてきたし、これからもそうしていこうと思ってる。でもそれは社会的なルール。人と調和していくためのルール。
最近まではそれを体の内側まで染み込ませてしまっていて自分の自由な精神にも適応していた。
入社4年目になって給料は「エッ!」ってくらいあがり、ボーナスもそれなりに出るようになった。なんか、ここに落ち着くんだなという気分になった。
しかし、それではいけないと思う。僕の考える一般的なルール(常識?一般論?レールとも言うかも)ではここに留まり終身雇用されるのが通常かもしれない。単に楽な道。
しかしシェーンガラースも言っていた。心地よいところに留まっていては成長は望めない的なことを。
僕は今色々な夢がある。そのために会社からはいずれout of orbitしていかなきゃならないのは確実だ。
稼ぐために社会のルールは守る。
でも自分ルールもきっちり法整備して自分だけの道を探さなきゃならない。
社会と自分のズレ、ひずみを解消して地震が起きないようにしながら。でも、貫くのはオレルールだっ!
しりとり
りす
すばる
るーる
るーぶる
るのわーる
るちる
るいす・きゃろる
るしふぇる
るくそーる
るちゃぶる
るい・ぱすつーる
るーぶる
…るーるこうぎょうちたい
いーぐる
あー…
2026年4月25日
お題→ルール
白か黒か
はっきりと線を引く
境界線は
灰色のグラデーション
―ルール
テーマ : ルール
守るにしろ、破るにしろ、そのルールが一体何のためにあるのかを考えてからにするべきだと思う。
「ルール」
悩みつつ言葉を選び歌を詠む三十一文字(みそひともじ)のルールは喜び
ルール
世界はルールであふれている。
共有されるルール。
守らないと弾き出される事もある。
国 街 会社 など公的なもの
個人のルール
友達…範囲で決まる。互いに違う
親戚…所属階層別、人格で構成されるから面倒だ。
家族…独自ルールが家によって違う おもしろい
君の決めた事…守らされそうになる 理不尽だ。
僕の決めている事…君達を守る事
ルールは絶対ではない。
が、自分のルールは絶対だと思い込み、修正をしない。
照らし合わせるものがないからだ。
だから、狂信的にもなる。
僕は自分のルールを管理できるのだろうか?
『ルール』
彼女と俺とでは住む世界が違う。
俺にとっては、彼女と出会えたことすら奇跡とすら感じていた。
そんな彼女と恋人という関係に進展したあと、俺の大学卒業という一大イベントを利用して同棲を始める。
他人との共同生活に慣れているせいだろうか。
プライベート空間に俺という異物が紛れていようが、彼女は器用に振る舞ってその存在を受け入れていた。
緊張の糸を張るほどでもないが、完全に緩んでいるわけでもない。
彼女は俺に甘やかされてくれるし、繊細で柔らかな心にも触れることを許してくれた。
一方で、頑なに触れさせてくれない場所もある。
絶妙に不安定な彼女の心を土台に、俺は恋という感情を植えた。
容赦なく水をあげ続け芽が出てきたところで、同棲という肥料を与えて彼女の逃げ場を塞ぐ。
遅かれ早かれ、いつか彼女は限界を迎えるはずだ。
どうせダメになることがわかっているのに、せめて彼女がのびのびと過ごせるように共同生活にあたっての大雑把なルールを決める。
悪あがきにしかならないが、少しでも彼女側にいたいと願う俺にできることなど、たかがしれていた。
具体的には家事や生活費のやりくり、レシートや領収書の整理である。
彼女にとって煩雑な部分は全て俺が引き受けた。
「ねえ」
しかし、今。
絶対零度の眼差しで俺を睨みつける彼女によって、新たなルールが追加されようとしていた。
「今後一切、こういうことするのはやめてくれる?」
「…………はい……」
甘く幸せの余韻に浸るはずのピロトークは、彼女の冷ややかな声で崩れ去る。
ベッドの上で全裸で正座する俺をよそに、彼女は脱ぎ捨てられた服を素肌の上に纏っていった。
*
ことの発端は1時間ほど前に遡る。
互いに理性を溶かし合っていたときに、突如、俺の携帯電話が鳴り響いたのが原因だ。
集中力を欠いた彼女が電話に出ることを許してくれたから、俺はそれに応じる。
そこまではよかった。
おそらく、繋がったままの状態で、俺が赤の他人と会話したこたがよくなかったのだろう。
携帯電話を投げ捨て、仕切り直しと言わんばかりに心ゆくまで彼女の体温を堪能した。
その後、ベッドに雪崩れ込もうとしたタイミングで、彼女は強引に理性をかき集める。
「おい、そこ座れ」
「はい」
彼女の怒りの原因に心当たりしかない俺は、すぐさま正座をした。
それが今である。
「そもそも、あなたが電話に出ていいって言ってくれたんじゃないですか」
「だって!? ……ぬ、抜いてくれると思ったんだもんっ!」
「なにをですか?」
あんまりにもかわいく照れるから、言わせようと欲張ったバチが当たった。
ドゴンッ、とそこそこ本気の力で小突かれる。
「あだっ!」
「……」
これも彼女の愛の重みだと都合よく変換して受け止めた。
「ちゃんと約束して」
「わかりました」
俺の返事に満足した彼女は俺に背を向けて、薄手になったばかりの毛布に包まった。
彼女の気がすんだところで俺も隣に潜り込む。
「あ、あと……さ」
そっぽを向いてしまった彼女を抱き寄せるために腕を伸ばしたとき、手の甲の皮膚を指で摘まれた。
「……な、なんでしょう?」
まだなにか言い足りないのか、どこかふてくされた彼女の声音に冷や汗が流れる。
「できたら、き、キスもちゃんと、してほし、い……」
「わかりました。って、あー……?」
あー……、あぁ?
あああぁぁーーーー……??
言われてみれば、確かに?
「今日は途中から、してませんでしたね?」
そっぽを向いたままいじけている彼女の耳は、真っ赤に染まっている。
にぎにぎと俺の手を握る彼女の指先はまだ熱いままだった。
俺は、そのいじらしく赤くなった耳朶を食む。
「でも、そっち向いてたらできませんよ?」
「み゛ゃ!?」
弱い耳を刺激されて、勢いよく振り向く彼女の唇をそのままさらっていく。
うれしそうに俺の唇を受け止める彼女を、俺はもう一度跨った。