たかなめんたい

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『ルール』

生きていくために必要なこと、というのは思っているよりも少ないらしい。

食べること、眠ること、息をすること。それだけで、とりあえず明日はやってくる。誰かに好かれなくてもいいし、何かを成し遂げなくてもいい。社会のルールに従って、迷惑をかけずに、ひっそりと存在しているだけで、世界はべつに文句を言わない。

なのに、どうしてこんなに息苦しいのだろう。

必要ではないはずのものを、いつの間にか必要だと思い込んでいる。認められること、愛されること、自分がここにいてもいいという誰かからの許し。それらは生存には関係ない、とデータは言う。でも心は頑なに、そうじゃないと主張し続ける。

ルールというのは不思議なもので、誰が決めたのかもわからないまま、気づいたときにはもう守っている。幸せにならなければいけない、とか。成長し続けなければいけない、とか。立派に生きなければいけない、とか。

破ってみると、案外何も起こらなかったりする。​​​​​​​​​​​​​​​​

4/25/2026, 3:39:19 AM