『モンシロチョウ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
春を告げる蝶が、
小さな白い羽を広げて
公園に春を届けにきていた。
「モンシロチョウ」
【泡沫の夢】
永い、永い夢を見ていた気がした。
目が覚めるとそう感じた。何か色々なことをしていたような、まるで長い冒険に出ていたような感じで。
けれど何があったか思い出せない。
なにか、夢を見ていたのに
大切な夢のようなものを見ていたのに思い出せない。
一面に緑が広がっていて目に優しいキャベツ畑。
畑の上で、数匹のモンシロチョウが飛んでいた。
確か、葉を好むってネットで見たことがあるけど……。
キャベツ畑に近づき、上から覗き込む。
「うげぇ……」
思わず変な声が出てしまう。
キャベツの葉にはモンシロチョウの幼虫であるアオムシが、美味しそうに葉を食べていた。
しかも、一匹や二匹ではなく、沢山。
じーっと見ていると、気分が悪くなりそうだ。
まぁ、虫が葉を食べているということは、無農薬で美味しいという証拠だが……。
キャベツ畑から離れ、無人販売所へ寄る。
棚には、一つ50円の訳ありキャベツがズラッと並んでいた。
葉のあちこちに、虫に食われた跡が沢山ある。
……多分、さっき見たアオムシの仕業に違いない。
買って帰ろうかと思ったけど、さっきのアオムシ軍団を見たあとだと買う気にならなかったから、買わずに帰宅した。
「今日はキャベツ祭りよ〜。近くの無人販売所で安く売ってたから沢山買っちゃった♪」
母さんがウキウキでテーブルにキャベツ料理を並べる。
マ、マジか……。
アオムシが入っていないことを祈り、目検にシワを寄せながらキャベツ料理を食べた。
【モンシロチョウ】
モンシロチョウは幸運の象徴。
白の天使だと言われている。
君はそう言ってモンシロチョウを見て微笑む。
僕にとって、君はモンシロチョウ。
モンシロチョウ
友だちに どう頑張っても蝶々だけは、苦手!って子が、以前、部屋に入って来て、とんでもなく恐怖で…まず、部屋に閉じ込め、実家の父を呼んだ。って話ていたなぁ〜
苦手なものは、苦手だよね。
綺麗だと思った。
こんなに白くてふわふわしている。それが生き物なんだから、なおさら美しく思えた。
雲が好きだ。雲一つない青空なんて言うけど、あんなにベタ塗りにされた空をみても何とも思わない。
モクモクしていて、届かなくて、絵画みたいに綺麗な、陰影を伴った真っ白。だから、雲が好きだ。
でも、曇りはあまり好きではない。僕の大好きな雲が一面に広がっているのに、好きになれない。
空の素顔を隠すベタ塗りの雲。
あれはやっぱり好きじゃない。雲は好きだけど、空に浮かぶ雲が好きだ。綺麗だと思う。
空がなくちゃ雲は飛べないし、雲がなくちゃ空はつまらない。僕はそうだと思う。日なたぼっこをしながら、そう思う。
その時、小さな雲がひらひら僕の膝に落ちた。いや、留まった。真っ白だ。こんなにも真っ白な雲を僕は知らない。
小さく、白く、かわいい。
いつもは手の届かない雲に、今日は手が届きそうだった。
触ってみたかった。
でも、触ろうとすると、雲は逃げていってしまった。
あ、蝶か。
真っ白な雲は、モンシロチョウ。
春の陽気に舞う妖精。雲のような綺麗な蝶。
だけど、真っ白。つまらない。
チョークみたいで、少しだけ⋯。
綺麗なのに、勿体ない。
どうしたら、モンシロチョウはもっと綺麗に見えるんだろう。もっと、綺麗に。それこそ雲のようになれば、小さな雲の妖精。命を持った、尊い奇跡になれるのに。
雲のように。
雲にあって、あのモンシロチョウにないもの。
僕は、空を飛べないから、モンシロチョウには中々手が届かない。モンシロチョウは少し残念だけど、でも真っ白で綺麗だ。
雲にあって、あのモンシロチョウにないもの。
僕は、雲の陰影を伴った真っ白が好きだ。
あぁ、そうだ。陰影があればいいな。
平らで、真っ白で。だから、少しつまらないんだ。
雲みたいなモクモクの陰影。かげがあれば、モンシロチョウは、雲の妖精になれる。
さっきのモンシロチョウかはわからないけど、一匹。妖精の素が現れた。
優しく、手のひらで包んであげた。
ついに僕は雲を掴んだ。飛べないけれど、雲を掴んだ。
それから、僕は急いで帰った。モクモクのふわふわの、雲の妖精を早く、ゆっくりと眺めたかったから。
3年前の夏休み。それ以来使っていなかった、部屋に置きっぱなしの虫かご。まさか、妖精を容れることになるとは、全く想像できなかった。
あー、やっぱり。
つまらない。
青空に掲げてみてもおんなじ。つまらない。
これはやっぱり未完成。
まだまだやっぱり、雲じゃない。
足りないものは、やっぱりかげだ。
灰色。黒。
白だけじゃ、白は真っ白になれない。
僕は真っ白が好きなんだ。
ほかの色があるからこそ、白が映えるとかそういうことを言いたいんじゃない。そんな風にも思っていない。
白じゃない色がないと、真っ白じゃないんだ。
僕の思う真っ白は、ベタ塗りなんかじゃない。もっと多くて、難しくて、複雑で、そして、綺麗なんだ。
僕は。
モンシロチョウに、
色を塗った。
灰色やら、黒やら、白やら。
かげをつけてあげたんだ。
図工でも、影は大事だって。
綺麗だった。綺麗になった。
雲みたいだ。モクモクはうまく描けた。
雲みたい!ほんとに!!
雲の妖精だ。
さぁ、飛んでくれ。モクモク。フワフワ。飛んでくれ。
雲の妖精。見せてくれ。僕と自然が頑張って、作った奇跡の生きる白!!
飛ばなかった。
雲の妖精は、飛べなかった。
じゃあコレは何?
妖精じゃないなら、何?
雲じゃないなら、何?
コレは、絵?
結局、モンシロチョウは、モンシロチョウで。
雲の妖精ではなかったのか。
で、今、コレは何?
ここで、僕は、一つ試してみたくなった。
僕は白が好きだ。
真っ白が好きだと思っていた。
真っ白には、かげがある。かげがあるから真っ白だ。
複雑で綺麗。
でも、今、雲の妖精を作ろうとしたのに、真っ白の妖精を作ったのに、ただ飛べないというだけで、僕はつまらないと思ってる。
じゃあ、真っ白って、あんまり好きじゃなかったのかな。
結局、かげのなかで映える狭くベタ塗りの白が好きだったのかもしれない。
だったら、白の妖精が見たくなった。
斑点も、失敗のかげも、体の色さえも、全部つぶした、ベタ塗りの、本当の意味で真っ白の。白の、清潔、美の妖精。
僕は、また。
描いた。
というか、塗った。
真っ白く。
モン白チョウが出来た。
これが、モン白チョウ。真っ白で、やっと綺麗だ。
あ、でも、つまらない。
そこで僕は、やっぱりただの白は好きじゃないことに気づいた。かげは必要だったんだ。
いや、かげが好きだったのかもしれない。
あ、そっか。僕は白い雲のキャンパスに、虹にも負けない、美しい、太陽の反射のその軌跡を見ていたんだ。
じゃあ、僕の好きな色は⋯⋯。
僕は、
モンクロチョウが見てみたくなった。
【2026.05.11『妖精の作り方』】
「モンシロチョウ」書く習慣76
蝶々の幼虫は、
決まった種類の葉しか食べません。
モンシロチョウの食草は、
アブラナ科の植物だそうです。
菜の花の黄色
ひらひら光る蝶
キャベツ、大根、ブロッコリー、
小松菜、からし菜の花も。
私の中に、
春の陽射しと涼風と香りが、
よみがえります。
#書く習慣
#書く習慣アプリ
#俳句
散歩の帰り道
道がわからなくなって困ってたら現れた蝶
その蝶に着いていったら
君が迎えに来てくれたんだよね
また、迎えに来てよ
あの日みたいにさ
私、また迷子になっちゃうよ笑
<モンシロチョウ>
春のモンシロチョウ
ふうわり飛んで
庭にやって来た
風のない日
ゆっくりと半円形の軌跡
空中で一瞬とまる
静かに自分の行く先を
見定めようとしている
ハチやアブのように
騒々しい音はたてず
白い花々に
溶けこんでいった
モンシロチョウが私を誘う
キャベツに食らいつく芋虫
そうだな、私は芋虫かもな
沢山食べて蛹になって沢山寝ないと
羽ばたく準備が出来ていないな
頭のうえを一周廻り
彼女は陽の光の中に消えていった
ごくありふれた蝶だ。最近増えてきたね、なんて言ったら、興味無さそうな返事をされた。別に俺だって興味があるわけじゃないけど、名前くらいは知ってる、モンシロチョウだ。名前を言っても、変わらず興味無さそうにあしらわれた。
ふと好奇心に駆られ、キレイな蝶なら関心を示すのか試してみたくなった。あ、アゲハチョウ。と、別にいないけど言ってみた。見もせずに、良かったな、と返された。キレイな蝶なら見るという訳でも無いらしい。正直、ちょっと分かってた。
ではカブトムシならどうか。ここはやはりクワガタよりカブトムシだろう。あ、ねぇねぇカブトムシ、と、適当な方を指さして言ってみる。いるわけねぇだろ、こんなところに、と、またも見もせずに返された。どうやらそういうものにワクワクする少年期は送ってこなかったらしい。
うーん、あとはなんだろう、ハチかゴキブリか……それでは興味の方向が変わってくる気がする。そうだ、オニヤンマとかにしよう。あ、ほら、オニヤンマ! 大嘘をついてみたところ、彼が目を向けたのは指さした先ではなく俺の顔だった。
さっきからどういう遊びだ? それ。と、訝しげに聞いてくる。ふざけているのがバレたらしい。気付いていたならもっと早く構ったらどうだ。
お題:モンシロチョウ
忘れられない、いつでも。
■ 短編(母の日)
昨日のm(__)m
紫陽花のギフトが店先に並ぶ。
足が、少し速くなる。
扉の前でカードをかざす。
音が鳴る。
扉を引いて中に入る。
お風呂の自動を押す。
ベッドに鞄を投げる。服を脱ぐ。
鏡に上半身が映る。
背中に丸い痕が散らばる。
「死んでくれて、ありがとう」
母の煙草の匂いが今も消えない。
(後書き)
だーいぶサボっちゃった^^;
ぼちぼち、また参加させて下さいー
はらり、ひらり。
白が舞う。
黄色い小さな花弁の縁に、か細い手脚の寄る辺を捜して。
まだ少し薄い青空の下、仄かな蜜の甘みを求めて。
黒い模様の穿たれた、純白ではない翅を揺らして。
女王の威厳も天女の美姿も得ることは能わなかった、つまらぬ姿を陽の下にさらして。
取るに足りない小さな翅よ。どうか、どうか、軽やかに舞え。
獲物を探して列なす悪意に見咎められることのなきよう。
木蔭に張り巡らされた罠に絡め取られることのなきよう。
天高くなどなくてもいい。ただその翅を打ち鳴らせ。
貴方は風を生み出せる。
モンシロチョウ
幸運の使者
ひらひら
飛んでいる
見つけたら
目で追う
目で追うけど
最後はいつも
見失う
今日は何の
メッセージかな?
あれこれ
考えながら歩く
あぁ…
何も考えずに
頭を真っ白に
雑念を
飛ばしてみてね
って事?
なるほど…😊
✨752✨モンシロチョウ
自転車に乗って大欠伸をしていると口の中にモンシロチョウが飛び込んできた。鱗粉の粉っぽさとバタバタともがく蝶々に驚愕してペダルを踏む足に力が込もる。吐き出した後も唾を飲み込めないほどの不快感が口内に残っており、すぐに帰宅してうがいをした。そういえば蝶々は昆虫食として聞いたことがない。不味いのか栄養がないのか。いずれにせよ生食には適さない。
題『モンシロチョウ』
野生のチョウチョはあまり見ないので、このお題をきいてすぐに浮かんだ 『紋白蝶が確か飛んでた』について書きます。櫻坂46 2期生さんの楽曲ですね。初めにタイトルを見て「紋白蝶、ってこう書くんだ」と思いました。モンシロチョウ、と漢字で書ける人はたぶんBuddiesですね。さて、楽曲はなんだかワクワクドキドキするような、まさに神曲ですが、私が書きたいことはこれ!「後出しジャンケンのようなもの」の増本綺良さんが可愛すぎるんです。あのリズム、振付にのったキラキラ笑顔が可愛すぎます。本当に可愛すぎて大好きなので、私はXでみつけたのをブックマークして何度もリピートしています。ぜひ皆さんにも見てほしいものです…。
澄んだ青空にひとつだけ浮かぶ
ふわふわと舞うモンシロチョウよ
君は風に乗ってどこへ行くの
どうか僕も連れて行って
君のように純白な羽根も
自由な心も持ち合わせていないけど
今なら大丈夫な気がするんだ
モンシロチョウ
ポルノグラフィティの曲を連想したけどあれはアゲハチョウか。
というかもうとにかく眠い。やっぱり夜に書くのはだめだな。眠気で書くの忘れることも多いし昼に戻そう。
一日の終わりになにがあったのか記す。これなら夜がいいんだろうけど夜勤だからな。相性が悪い。
それで眠くてしょうがないから今日は終わりで。マジ眠い。
またお題が更新されてないと思ったけどこれは昨日の深夜に日付が変わってから書いたからしょうがないか。
多分こっちの環境が悪いせいだとは思うんだけどこうもお題の更新がちゃんとされないと書く気力ってやつがなくなっちゃうんだよな。
『モンシロチョウ』
「モンシロチョウと、モンキチョウの違いって分かるか?」
「……色が白いか、黄色いか、だろ?」
「チッチッチ、違うんだな〜これが!」
○○○
目の前に二種類の蝶が置かれている。
どちらも白い蝶だが、やや斑模様や縁の色味が違う。
「さて、どっちがモンキチョウでしょう〜?」
「は? どっちもモンシロチョウじゃないのか?」
「チッチッチ、違うんだな〜これが!」
片目をウインクして、リズム良く指を振りながら舌音を鳴らす幼馴染の姿に、心底うざいと思った。幼馴染辞めたい。
「知ってるか〜? モンキチョウのメスには白いのが居るんだな〜」
「へぇ」
僕は内心、じゃあモンキチョウじゃないじゃん。とか思いつつも、驚き半分どうでもいい半分の声を上げた。
「他にもな、実は幼虫の頃の食性が違ってだな。モンシロチョウはアブラナ科(キャベツや菜の花)を好んで、モンキチョウはマメ科(シロツメクサ)を好むんだ。だから、畑の周りにモンシロチョウ、草地にはモンキチョウが多いんだぜ」
賢そうに言う幼馴染に対して、僕はちょっとムカついて来たので、学校帰りのカバンからあるものを取り出した。
「そんなに君が勉強大好きなんて知らなかったよ。さぞ、今日返ってきたテストの点数も良いんだろうね」
そして、僕は満点のテストを彼に見せつけた。
その後、僕の顔は青ざめる事となる。
——彼が無言でニッコリと笑いながら、零点のテストを僕に見せつけて来たからだ。
「テスト期間、俺は蝶について学んだからテスト内容は1ミクロン足りとも頭に入ってないぜっ!!」
「馬鹿野郎。夏休みじゃないんだぞ、勉強しろ!!」
おわり
『あー、雨降ってるよ。』
せっかく早起きしたのにね、なんて言いながら恋人は徐にタバコに火をつけるとベッドから上半身だけ起こして気怠そうに髪をかきあげる。
せっかく休みを合わせて遠出する約束をしていたのに、予報が外れたようで窓の外は薄暗く、しとしとと雨音を鳴らしていた。
『寝起きにタバコは体に悪いんだよ。』
『自分だって吸うくせに。』
『……正解。』
ふふっと笑いながら自分も恋人と同じ高さに体を起こし火をつけた。
『どーする?』
『外出たくない。』
『だよね。』
極度の出不精が2人も揃うと答えは聞かなくてもわかる。
『もうちょっと寝よ。』
タバコを吸い終わり、もぞもぞと布団を引っ張り潜り込んでいく。
恋人が力なく腰を引き寄せてくるから、自分もそれに続いた。
繋いだ手の温もりが温かくて眠気が押し寄せてくる。
恋人の顔を見ると既に夢の中にいるようだった。
心の中でおやすみ、と呟き自分もまた夢の中に落ちて行った。