『モンシロチョウ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「モンシロチョウ」
片仮名でこの蝶を書くと、理科の授業を思い出します。キャベツの葉をもりもり食べている、細くて若葉色で青臭いモンシロチョウの幼虫。触れると潰れてしまいそうな華奢な見た目でありながら、しっかりと存在感がある手触りを今でも覚えています。
幼虫が蛹になり、じっと眠りにつく姿は幼い私には退屈な時間でした。ですが、必死に葉を食んでいたあの若葉色のうねうねした生き物が、無事に白く可憐な蝶に変わる日を願わずにはいられませんでした。
羽化したての蝶がキャベツの葉に掴まって、翅を乾かしていた時は、別の蝶が外から入ってきたのかと勘違いしたものです。ですか、確かに育てていた蝶であると気づいた後は、嬉しさと寂しさとが静かに胸に広がりました。
飼育ケースから外へ放った日、紋白蝶はしばらくその場をくるくると飛び回った後、やがてみえなくなりました。きっと、どこかの野原へ元気に羽ばたいて行ったのでしょう。
(終)
モンシロチョウとモンキチョウ
最後に見たのはいつだろうか
考えてみると、12歳頃から、見ていないような気がする
少なくとも今は、見ても、認識できないのだろう
お菓子売り場でねるねるねるねを見ても、買わないのと同じだ
大人になったあなたは、親に頼まなくても、自分で買えるのだ
モンシロチョウ
静かに花から花へ
ひらひらと舞うように……
君は
白いドレスがとても似合うね
モンシロチョウ
(2024/05/10 20:01:02)
モンシロチョウ
ひらひらと舞うモンシロチョウ
春を告げるモンシロチョウ
私も風に乗って飛ぶモンシロチョウの様に
これからもっと成長して飛躍出来るようににしたいと思う。
2024 5/10 ♯5 〈モンシロチョウ〉
幼い頃に蝶を一度だけ捕獲したことがある。紋白蝶だ。その美しい羽に触れたい。そうすれば僕も。その一心で少し手汗が滲んだ人差し指と親指がそいつの羽を捕らえる。
「ちぎれちゃった。」
僕は一匹の紋白蝶を紋白蝶でなくしてしまった。手汗にくっつくハネと白い粉を急いで家のトイレの蛇口で綺麗に洗い流す。
これじゃあまるで下手な殺人犯だ。けれども完全犯罪だ。誰にも見られていないからね。でも、まだ汚れはのうみその溝にこびりついていて取り除けない。
「僕が今日もおうちに帰ってまず最初にすることは、手を洗い顔をゆすぐことです。その方がキレイになるから。」
【モンシロチョウ】
モンシロチョウが飛んでいるのを見ると
もう春が来たんだな、と思う
小学生のころは帰る時、花を育てている家の近くの道を通ったから
その花のまわりをたくさんのモンシロチョウが飛んでいるのをよく見かけた
だけど毎年いつのまにか、見かけなくなっちゃうんだよな
だからモンシロチョウを見かけたら
今でもつい、じっと眺めてしまうのだ
モンシロチョウ
モンシロチョウの寿命知ってる?
まあこういう私は
今調べたけど
それがね1週間なんだって
私たちは何十年も生きられる
でも虫とかは
ちょっとだけなんだよ
だから何十年も生きられる
私たちは命をとっても
大切にしなきゃいけない
生まれ変わったら私、モンシロチョウになりたいな
だってどんなに暗い気持ちでいてもモンシロチョウを見れば
はっと顔が明るくなる。あのひかえめな淡い羽で
ひらひら舞う姿を見れば幸せな気持ちになれる。
だから私は生まれ変わるならひらひらと舞って
人を笑顔にできるモンシロチョウがいいな。
ふわりふわり
上に下に
右に左に
私の前を白い可憐な蝶が舞う
小さな白い羽で
私を誘うように飛んで行く
目の前に広がる黄色の絨毯
一面の菜の花畑
私を誘ってきた蝶はいっそう高く舞い
黄色の海を渡って行く
その姿に向かって
私はシャッターを切った
絵本のような
春の日の記録
君のこと 前から知ってた はずなのに 「どう森で見た」 しか印象ない
お題「モンシロチョウ」
いつまで経っても飛べない自分
でもモンシロチョウが羽ばたく姿を見て僕は変われたんだ
#モンシロチョウ
死にたい、、
私は今日も死ねなかった、
死にたかったのに皆を見ると死ねない、
早く死にたいのにみんなが邪魔してくる
うるさい、早く居なくなってよ、俺を嘲笑ってよ、
価値のない俺に構うなよ、
俺と一緒にいるとお前らの価値がなくなる、
だから、
早くッッッ消えてッッッッッ!!!お前たちと一緒に居たくない!
お前らの価値が無くなるだろッッッ!!!消えてッッ、消えてよ、
お前たちと一緒に居るとッッッ心が痛むッッッッ!!!誰かッッッ俺のことをッ、認めてッッッッ、生きていいッて言ってよッッッッッッッ!!!
生きる理由をッッッッ教えてよッッ!!!誰かッ、誰かァッッ俺の事好きって言ってよッッッ、、
……………私を愛してッッ大好きッてッッ!!!言ってよ!!
…私はッッ誰からも愛されてないッッ!!!パパ、色々とお嬢様とか言ってるけどッッそんなこと1回も思ってないくせにッッッ!!!大切な娘って思ってないくせにッッ!!!ママも、お兄ちゃんも、パパも、要らないッッ!!!消えてッッお前らなんか要らないッッ!!!この世に必要ないッッ!!!消えろ、消えてッッ、
あーあ、、こんなところに愚痴っても意味ないのに、
嗚呼、、死にたいッッ
夏が近づいて、草木は緑に色づく頃、春より少ないとはいえ花が元気に咲いている。その花の蜜を吸いに、モンシロチョウが集まっているのを散歩中に見かけた。
「あっ、モンシロチョウだ。夏が来るね」
「そうですね、小学生の頃に学校で育てたのを思い出します」
「懐かしいね、確かに昆虫の生態はモンシロチョウから習った気がする」
確か学校の裏庭にあるキャベツ畑から葉っぱごとモンシロチョウの卵を持ってきて、容器に入れて育てていたような。幼虫から蛹、そして成虫になるモンシロチョウは変化の象徴というイメージがある。
「へー、モンシロチョウって幸福の象徴でもあるらしい」
ふとスマホを出してモンシロチョウを検索すると、少しスピリチュアルな話が目に入った。すると、白が幸福を意味するらしく、モンシロチョウも強い運気の象徴との事だ。私たちはそろってこういうものを真に受ける性格ではないのだが、いい意味を持っているとつい気になってしまう。
「なるほど、何かいい事があるといいですね」
「私は、あなたとの幸せな日々が続いてくれたらいいなって思う」
「ふふ、嬉しいことを言いますね貴方は」
私は彼と手を繋いで、その感覚に幸せを感じながらまた歩き出した。
テーマ「モンシロチョウ」
モンシロチョウではないけれど、昔いとこと一緒にシジミチョウをよく捕まえてたな。
お祖母ちゃんの家で。
毎年、夏休みと冬休みはほとんどそっちにいたけれどそんなに近いわけでもないから、コロナ禍になってからもうずっと行ってなかった。
つい最近、ひょんなことから久しぶりに行くことになって、すごく楽しみにしてたんだけど。。。
やっぱり時の流れって残酷と言うまではいかないけど少し淋しい気持ちになった。
昔のようになんて、私だってもう蝶々触れなくなったのに。
詩『モンシロチョウ』
一生はわずか2ヶ月
チョウになれば10日くらい
紫外線が見える目で
オスは黒くてメスは白い
そんな羽持つ
モンシロチョウ
一生は長くて90才
病気に自死に戦争(殺し)もしてる
差別をしてさげすむ目で
成功も妬み足も引っ張り
それでも愛が
大好きなニンゲン
モンシロチョウは年間に
5回も生死を繰り返す
オスは10日を休まず飛んで
死ぬまで恋してメス探す
僕はなりたい
モンシロチョウ
モンシロチョウ
ねえ、君は捕まりやすく観察対象になりやすいんだってね
花にとまっている蝶に話しかける
名前を呼ばれ
今行きます
もう一度蝶を見つめ
今からボクも君と同じ運命をたどるよ
少し違うのは珍しい病気な所だけかな
後は君と同じだよ
じゃあ、また会えるといいね…モンシロチョウさん
#モンシロチョウ
緑の風に舞う
白いリボン
ありふれた景色の中で
しなやかに
まるで囁くように
あなたの肩にとまりたい
私の願いをのせたまま
蒼い 青い空の下
モンシロチョウ
モンシロチョウと言えば、お出かけ行く途中に兄がモンシロチョウにビビってたこと。
踊る影
顔を上げれば
モンシロチョウ
「散歩道での出来事」
⊕モンシロチョウ