モンシロチョウ』の作文集

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モンシロチョウ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

5/10/2023, 3:42:00 PM

私の頭上を何かが通った。
見上げた先には一羽のモンシロチョウ。
優雅に羽を動かして自由に飛んでいる。
一体こんな昼間にどこへ行こうとしてるのか。
どうせなら私も連れて行ってほしい。
ここに居るのはもう退屈だ。
 人は脳が発達していて機械を使って自由に移動できるのだから人生楽しいんじゃないかだって?
じゃあそんな君に尋ねたい。
君は今に満足してる?
もし満足していたとしても、そうでないとしても本当に幸せだと言い張れるだろうか?
おそらくはっきりとは言い切れないだろう。
モンシロチョウの
型にハマらず優雅に飛ぶ様子は多くの人を今もなお魅了し続けている。

5/10/2023, 3:40:39 PM

白い、いくつもの小さな花弁がひらひらと羽ばたき、宙を踊る。
春を実感し、その光景を眺める貴方の髪が、風に吹かれて溶けていく。周りの花に馴染んで消えてしまいそうな優しい香りがした。
無意識のうちに身体を寄せようとして、止めた。
貴方には少し大きいブラウスが柔らかくその裾を揺らし、不思議そうにこちらを振り返った貴方に口を開きかけた。止めた。なんでもないとまた微笑んで誤魔化した。

貴方は天使なのかもしれない。
崇高で、美しく、この世界には相応しくない。
触れることも、声を掛けることすら毎度躊躇ってしまう。しかし隣にいたかった。
春に貴方を見ると不安になる。
よく似合いすぎているから。貴方のためにこの季節はあるのだと錯覚してしまう。春が終わったら、元からそこにはいなかったように丸ごと消えてしまうような気がして。

そんなことはないとわかっている。
どれもこれも、自分が勝手に見た幻想であり、一人で吐いた妄言だ。貴方は自分と同じ人間で、本当は手を伸ばすことだって容易で、いや、手を伸ばさなければこれは続かないと。わかっている。
一度かけてしまった色眼鏡はそう簡単に取れそうもなかった。
だからこそ気軽に貴方へとまり、その四枚の花弁を休ませられる一頭が異様に羨ましく映ったのだ。


【モンシロチョウ】

5/10/2023, 3:36:38 PM

私は昔から蝶が嫌いだ。
一見美しい見た目をしているが、鱗粉もストロー状の口も大きく黒々とした目も、全て気持ち悪いのだ。
蛾は苦手だが蝶は好き、なんて意見も耳にするが、私にとっては蝶も蛾も同じもの。
ただこれを誰に話してもあまり共感を得られた試しがない。
街灯に群がる虫のように、人間も美しいもの・綺麗なものに惹かれる習性なのだろうか。
ではその習性を持たない私は一体何なのだろうか。

5/10/2023, 3:33:59 PM

モンシロチョウ、思い返してみても具体的な姿かたちを瞬時に思い出すことはできず、なんとなく庭で飛んでいたのを何度か目にしたことがある白い蝶というイメージしか浮かばない。おそらく『名前だけはしってる』という程度の知識しか持っていないのだろうな。

5/10/2023, 3:28:53 PM

あいつらたまに向かってくるけどなんなの。寄ってくんなマジで。

5/10/2023, 3:28:36 PM

ふと、どのくらい前からモンシロチョウを見てないのかと思った。子供の頃は春によく追いかけた、白くてひらひらした蝶々。柔らかく光を反射する白。

そう気になっていつ見たかを思い出そうとしても、子供の頃ならまだしも今となっては蝶々なんてわざわざじっくり見るわけでもないし、見たとしても元々がそんなに興味がないのだからそんなことなんて3日もしないうちに忘れてしまうのだろう。
いや、朝見かけたら夜には忘れているかもしれない。

ちょっとした出先で見かけても、背景のようなものでそんなのいちいち認識もしない。
それなのに、ふと気になってしまったらなんとなくモンシロチョウを探したくなってしまう。
でもそんなときに少しだけ気をつけて外に出ても収穫ゼロ、そもそも普段からこの辺にいたのか、この時期にいるのかなんて全然わからない。春だったような気がするけど、実は違ったのかもしれないし、と。興味がないってそんなもの。

少しだけがっかりした気持ちでふと窓の外に目をやれば、光に羽を透かせてひらひらと舞うように横切る白い蝶。

ああ、こんなところにいたんだ。
何だやっぱり春だったんだという気持ちで見送る。
なんだか見落としていた春を見つけた気がした。

5/10/2023, 3:26:47 PM

#014 『モンシロチョウの憂鬱』

 結婚を機に遠方へ越した幼馴染はとても気が利く子で、あたしだったら速攻で気疲れしちゃうなぁ、なんて子供の頃から思って見ていた。
 蝶子と書いてショウコと読んだけど、あだ名は蝶(ちょう)ちゃん。
「あたし、きっと前世はモンシロチョウだったと思うのよ。ほら、人とは違うものを見てるみたいって、よく言われるからさ」
 名前に絡めて、蝶ちゃんは口癖みたいにそんなことを言っていた。なんでもモンシロチョウは赤色が見えない代わりに、紫外線を見ることができるらしい。
 そんな彼女が選んだのは、のんびり屋で頼りなさげな同級生。どちらかと言えば、なんて言うまでもなくクラス中では非モテな人で、実は彼が遠方の大学に行く前から付き合ってた、なんて聞いて、友達一同驚いたものだった。「人とは違うものを見てる」蝶ちゃんには、彼のいいところがいっぱい見えてたんだろう。
 帰省に合わせて一緒に食事に行ったりできたのは数年だけで、だんだん予定を合わせられなくなり、いつしか連絡も遠のいた。頼りがないのはよい知らせ、なんていうのはただの言い訳で、目まぐるしい日々の中、距離が離れつつあったのは確かだった。
 そんな彼女から久しぶりに連絡があった時、あたしはスマホを握りしめたまま寝落ちしていた。続きでそのまま朝を迎える夜だって珍しくなかったのに、その日は振動で目が覚めた。
 とは言え、応答は間に合わず。あたしは一瞬も迷わず折り返した。通話がつながるまでには間があった。
「蝶ちゃん?」
 つながった、と思うと同時に呼びかけたけど、返事はなくて。
 そのまましばらく経って、通話は切れた。時刻は2時を過ぎていた。

 もう一度発信し直そうかさんざん迷った結果、その夜は、簡単なメッセージを送るに留めた。
『久しぶり! 連絡ありがとう、近々食事行こうね』
 何かあったの、と付け足しかけては消して、夜中にごめんね、と付け足しかけては消して。
 余計な一言を我慢するのって結構ストレス感じるんだよねー、なんてことを思いながら。
 メッセージは、すぐに既読になった。

 蝶ちゃんから次に連絡があったのは二ヶ月後のことだった。
 なんと別居を決めて、今は実家に戻ってきてるとか。
『この間は、夜中にごめんね。子供がイタズラしちゃってさ』
 嘘だろうなぁ、と思ったけど、あたしは何も言わなかった。
『フツーさ、久しぶりすぎる相手から連絡あったら、宗教かマルチかって疑うでしょ(笑)ごはんお誘いありがとう』
『えっ、どっちかなの?笑』
『どっちでもないよ!!』
 なんていう、くだらないやりとりの後に、蝶ちゃんの愚痴が混じる。
『気が利くとか言われて調子に乗ってる。見てほしいところは何も見てくれないくせに、みたいなことを言われまくって』
『へー。仕方なくない?蝶々は赤色は見えないんだからさ。違ったっけ?』
『モンシロチョウね!(笑)よく覚えてるねー』
『そりゃあ、もう。蝶ちゃんのことなら、かなり笑』
 具体的なことは、蝶ちゃんは何も言ってこなかった。直接会って話したら、何か告白されるかもしれないけれど。
 話したければ聞くし、話したくなければ聞かない。
 そんな感じで十分だよねぇ、なんて思いながら、食事の約束を取り付ける。

お題/モンシロチョウ
2023.05.10 こどー

5/10/2023, 3:18:08 PM

#14 モンシロチョウ


「あ、モンシロチョウ」

「うん?あぁ…あれは多分モンキチョウだよ」

「え、なんで。白いけど」

「モンキチョウのメスは白いやつもいるの。よく見るとてんてんが違う」

「ふぅん…なんで知ってるの、好きなの」

「前に気になって調べただけ。見た目は似てるけど、食べ物も違って、全く別の種類だった。ちなみに好きではない。あいつらフラっと寄ってきて怖い」

「人間は色々いても同じ種類なのに、蝶はそうじゃないのか」

「らしいよ」


---

実際気になってたけどスルーしてた疑問を、
いい機会だと思って調べました。

モンシロチョウはキャベツ畑にいて、
モンキチョウはシロツメクサのところにいます。

もっと色気のある話にしたかったのに、
この後、沼が深くて出てこれなくなりました。


地球上には、もの凄くたくさんの種類の生き物がいます。特に虫は種類が多いみたいですね。

その中で、
生き物を種類ごとに分類しているのは人間だけ。
そして人間はホモ・サピエンスしか種類がない。
そう思うと、面白みを感じられる気がします。

5/10/2023, 3:17:04 PM

私もモンシロチョウのように、
甘い蜜を求めてふわふわ舞うような生活がしたい。

現実は苦いことがたくさん。

苦い汁を吸いながら、甘い蜜を追い求めて今日も生きる。

明日に希望を持って。甘い夢を見ながら。

5/10/2023, 3:15:27 PM

風に乗り 空と踊る
ふらりふらり 旅をする
いつの日か見た 花畑を目指して
ふらり 旅をする
暖かな太陽が 微笑んだ

風が叫び 空が泣く
ふらりふらり 旅をする
あの花畑を 目指して
灰を被った 雲の下
隠れた太陽は 見つめる

風が笑い 空も笑う
ふらりふらり 旅をする
遠い何処かの 花畑を目指して
木の葉と虫の 重奏合唱
朗らかに笑う太陽が 少し眩しくなる

そよ風に吹かれ 空を游ぐ
ふらりふらり 旅をする
あの虹の先 いつか夢見た花畑
暁に染まる空
春の訪れを 待つ楽園
夢に想い馳せる太陽が 目を覚ます

紋白蝶や 約束の地に
どれだけ時が 流れても
どれだけ季節が 移ろおうとも
必ずや お前に会いに来るとしよう
            お題【モンシロチョウ】
            タイトル【また来世で】

5/10/2023, 3:15:23 PM

『キャベツ畑の幽霊』
キャベツ畑 広がる翠緑の中 幽霊を見た気がした
飴色のタクシーは農道で停まったままだ 何処へ向かう?何処へ帰る? 感受性のさもしさは大問題で私のノートが埋まらない せめて呼吸よ止まるな 意識はいい呼吸よ止まるな

5/10/2023, 3:12:43 PM

─モンシロチョウ─

ふわふわり、とモンシロチョウが飛んできた。

私が寝っ転がっている花畑へと。

あなたとの思い出が詰まっているこの花畑。

ねぇ、あなたはどこに行ってしまったの?

遠いどこかで私のことを考えてるの?

それとも、先にお空へ行ってしまったの?

またこの花畑で、思い出を作ろうよ。

花の冠をお互いに被って、また一緒に笑おうよ。

私はいつまでも待ってるから。

あなたがチョウのように、

ふわふわり、って戻ってくるのを期待してるから。

だから私を、一人にしないで。

もう、置いていかれたくないの。

ちゃんとあなたを待ってるから。

だから、私の元に帰って来て。

5/10/2023, 3:12:10 PM

【モンシロチョウ】

学校帰りにいたんだ。その日は暑い日だったから、モンシロチョウの羽の1枚とれた死骸が。
「うわ、気持ち悪い。」
順当な反応だと思う。だって、いきなり落ちてたらそりゃそうだ。僕だってそう。その落ちた羽を見て最初に出た言葉が
「仲間が死んじゃった。」

5/10/2023, 2:54:43 PM

モンシロチョウ
陽射しに誘われて、家を出た。何となく歩いて着いたのは、田んぼに囲まれた小さな公園だった。蒲公英や白詰草なんかが、風に揺られていた。普段から出不精な私は、一寸草臥れた。片隅にある半分ペンキの剥げたベンチに腰掛け、少し休む事にした。周りを見渡すと、田植えをしている様子や、青空を横切る飛行機雲、何処からか聴こえてくる野鳥の啼声…そして視界の端に、何か白いものが…視線を移すと、白い蝶が2匹、戯れ合うように飛び回って…

5/10/2023, 2:53:32 PM

今日のテーマ
《モンシロチョウ》




「あ、モンシロチョウだ」

公園の花壇にヒラヒラ舞う白い蝶を見つけ、ぼくは思わず声を上げる。
田舎暮らしだった子供の頃はあちこちで見かけたものだけど、都会に住むようになった今はあまり見かけることもない。
昔は虫取り網を手に追いかけ回したものだと懐かしく思い出す。

「白い色の蝶は神様の遣いだって、小さい頃にお祖母ちゃんから聞いたことがあります」
「へえ、そうなんだ」
「迷ってたら正しい道を照らしてくれるとか、災いから護ってくれるとか」

懐かしそうに話す彼女の口調からは、それを信じているのか否かは分からない。
蝶を追って細められた眼差しには、ほんの少しの寂しさが入り混じっている。

小さい頃はお祖母ちゃん子だったのだと、以前そんな話を聞いたことをあった。
身内に不幸があったとかで数日休んでいたのは先月の頭――それから彼女はどことなく元気がない。

自分と彼女はただ同じサークルに属してるというだけの先輩と後輩だ。
どんなに心配でも、個人的な事情に踏み込めるような関係ではない。
話を聞くくらいならできるのに、彼女がその気になってくれなければ、そんなことさえ叶わない。

いつしか足を止めて見つめていたぼく達の元へ、件のモンシロチョウが飛んできた。
そして、白い羽をひらめかせながら、彼女の回りをヒラヒラと飛び回る。
まるで「元気を出して」とでも言うように。

「そういえば、ぼくの田舎では、蝶は死者の化身だなんて話があったな」
「死者の……」
「命日や法事になると故人が蝶となって還ってくるんだって」

蝶を目で追う彼女の横顔が今にも泣き出しそうに歪む。
馬鹿なことを言ってしまったと猛省するが、一度口に出してしまった言葉は戻らない。
自分のデリカシーのなさに歯噛みしていると、彼女は泣き笑いのような顔でぼくを見上げてきた。

「今日、お祖母ちゃんの四十九日だったんです」
「……」
「いつまでもめそめそしてるなって、お祖母ちゃん、心配して来てくれたのかな」

ぽろりと涙の粒が零れたのと同時、白い蝶が彼女の肩にふわりと止まる。
ぼくは何も言えないまま、黙ってハンカチを差し出した。

ただの先輩後輩じゃ、肩を抱いて慰めることも、抱き締めてぼくの胸で思う存分泣かせてやるここともできない。
無力な自分を口惜しく思っていると、モンシロチョウは今度はぼくを鼓舞するかのように目の前をヒラヒラ飛び回り始めた。
これじゃあ、まるで本当に彼女のお祖母ちゃんが蝶になって現れて、発破をかけているかのようだ。

我ながら都合のいい解釈をしてると苦笑いが浮かぶけど、何となく勇気をもらえたのは事実で。
ぼくはハンカチに顔を埋めて静かに泣く彼女の背中を、慰めるように優しく撫でる。
彼女は一瞬小さく息を飲み、しかしぼくの手を拒否することはなく、そのまま一歩近づくとぼくの肩に額を預けて再び泣き続けた。


あのモンシロチョウが、彼女のお祖母さんの化身だったのか、はたまた神様の遣いだったのか、それを知る術はない。
けれど、その日以降、ぼく達の距離はうんと縮まって、ただの先輩後輩の関係は終わりを告げたのだった。

5/10/2023, 2:38:29 PM

どこを見ても

美しくて

素直で優しい

僕の目を

虜にするきみ

きみが...

傷つかないよう

壊れないよう

ずっとずっと

大事にしてきた

きみの心..

でもね、もう

僕の役目は

終わったんだ

小さな羽で

飛び立とうと

強くなったきみ

誰よりも

わかってる

だから..

今の幸せを

離さないよう

未来へ繋いで






どこにいても
応援してるから

5/10/2023, 2:37:19 PM

モンシロチョウ
たまに見かけるかも?
それがモンシロチョウなのか正直不明
蝶は見かけてはいる

ただわざわざ
どの種類の蝶々なのか
区別することは出来ない
そんな知識もない
ぼんやりとでも判ればいい方

ググれば判るかもしれないけど
興味はない
そこそこ関係ある人の名前ですら曖昧
話せば区別出来たり出来なかったり

まぁ言い訳はさておきまして
蝶かって思うくらいでしかない

蝶と言えば胡蝶の夢くらいが妥当?
蝶になってる夢なのか
蝶が見てる夢なのか的なやつ
そんなのはその時には関係はなく
蝶にしろ人間にしろ
それなりに生きたらいいと思う
どちら側にしたって大差はない
蝶には蝶の
人間には人間の生き方があるから

夢か現実
それがどちら側でも
自分の意識があるのなら
それに従って生きてくだけだから

問題になるとしたら
その意識とやらは
本当に自分のものか?
それに尽きると思う
自我超自我イドどれによるものにしろ
自分とは何でもなく移り行く夢のよう
それでいて確かと思える自分

夢の現実 現実の夢
どちらにしても同じ脳が見てる夢

自分が見てる夢なら
自分は夢なのかもしれない

他者が居なければ
自分がなんであれ
何処にも辿り着けない気もする
自分とは他者と区分けする領域
聖域とでも言えば判り易いかな?

誰も正確に自己を認識は出来ない
他者や世界を通して
認識した何かでしかない

それでも自分として生きてく
ただなんとく

理由を明確に出来たとしても
そんなのは説明してもキリがない
価値がないとも思える
そんな説明よりは
自分に恥じることなく
自分を生きていきたいね
誰の為でもなくただ自分の為に

5/10/2023, 2:35:32 PM

テーマ《モンシロチョウ》

丁度あの日から2年経った。
今年も変わらずチューリップやシロツメクサ、たんぽぽが咲いて、木には緑が彩られていた。
今日も私は自転車に鞄を乗せて、学校へ向かう。
すると、目の前に白い何かが横通りした。
「、、、モンシロチョウだ」
懐かしい。あの人が好きだった虫だ。
幼稚園の頃なんか『将来はモンシロチョウになりたい!』なんて言っていたっけ。
「あー、だめだめ。」
学校行く途中なんだから、思い出したらダメ。
私は涙を拭い少し下を向く。
「いつか会えたりしないかなぁ、」
青い空を見上げて、涙の引いてきた私はまた前を向いて学校へ向かった。

5/10/2023, 2:31:49 PM

例えば、この世界がそうだとして。
行き着く先が、そうだとして。
けれど、きっと気づかないんだろうな。

暖かな春に飛び回る彼らは。
一体どんな風に生き延びたんだろう?

”モンシロチョウ”

彼らは春の使者。いく末を導いてはくれない。


モンシロチョウ

5/10/2023, 2:28:35 PM

「お姉ちゃん、さっきね、白い折り紙で紙ヒコーキを飛ばしたの。そうしたらね、ヒューンて飛んで、パッて白いちょうちょさんになっちゃった。ちょうちょさんて、不思議だね」

「あんたバカね、そんなことあるわけないじゃない。蝶になるのは、白か黄色の折り鶴でしょう?」

(モンシロチョウ)

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