『モンシロチョウ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
モンシロチョウ探してる
小学生の君が言った
その辺では見ない
いたいた畑に
網で捕まえて学校に持っていった
次の日には死んでしまった
捕まえて持っていって
はかないね
学校はそれでいいのか
疑問だった
舞
ひらりひらり美しい蝶はどこまでも飛んでゆく。
あんなふうに私も飛べたらいいな
家の近くの河川敷には
草花もチョウもたくさん
まだ寒い日の陽だまりに 越冬したのだろう
小さく鮮やかなキチョウを見つけると
心の中もあたたかな春の黄色に染まる
一面のシロツメクサの上で楽しそうなのは
モンキチョウ 踊るような動きに誘われるけど
素早すぎて追いつけない
少し背の高い菜の花のまわりには
モンシロチョウ ふわっと舞い上がっては
すぅっ、と滑るように降下する
立ち止まって眺めていると 花にとまった
不思議と警戒心を感じず「捕まえてもいいよ」
と言われているような瞬間がある
ほんとうにいいの?と心の中で聞きながら
指でそっと薄い羽を挟む
こんにちは とってもきれいだね
小さなからだを震わす振動を指先に感じて
風の中にふわりと放す
虫たちに遊んでもらって ほっこりよい日和
「モンシロチョウ」
#101
書く習慣/36日目。
「 モンシロチョウ 」…
風流な、
華麗に咲きる、
紋白蝶 。
ミシォ💮
私「あ〜イイ句だ…そう思うのじゃ」
私「何?才能なしの凡人だって?、
季語が、春を表す紋白蝶で…
風流が、蝶を美しく飾り…
まるで上品な趣で
華麗に咲きるが、幼虫から育てた蝶が綺麗な姿になって一斉に舞い上がる
私「の、イイ句じゃろ…」
ふむ、句より…標本がいいのか?
少年「そうか、そうか、つまりきみはそんなやつなんだな。」
うん、人それぞれだね…
虫が好きな人もいれば、
嫌いな人もいるからね…特に幼虫とかで。
小学生の時、夏休みで
昆虫採取をしてた者もいるだろう
モンシロチョウを捕まえて触ると
手に白い粉(鱗粉)が手についてたり、
でも、蝶には鱗粉がないと
飛びにくくなってしまうし
蝶には羽がないと生きていけない。
例えるなら…
金とタバコや粉が常にないと子どもや周囲の人に迷惑をかける自称社会人のスーツ男性や、
粉々とした どこでも厚化粧ポンポンのファッションモデル(仮)女性など、
その人達から粉をとったら
別に死なないけど人生イライラで暴力や犯罪にまわる(「今日も巻き込まれて右腕イッタ」)
人間には羽が無くても生きてけるけど、
そうならない様にちゃんと
…羽を伸ばし、羽を休める、
そんな日を適度な感覚で落ち着かせないと。
お モン なくなり
シロ 目で
チョウ しが狂うだろう。
ん?どうした? 寒いのか?
まだ5月だからね。
君にこの、「チョウの標本」でも渡そう
聞くのはご自由に。
蝶々よこの指に止まれ、
モンシロチョウじゃなく
アゲハ蝶 か、
では、また明日…
🦋アゲたらオイシイかな?
🪦↓
モンシロチョウ
蝶のように羽ばたく君。
羽ばたいたものの、すぐに打ち落とされてしまった君との約束。
忘れられない、俺の記憶に焼き付く悲しみにあふれる君の声。
自害した、君を俺はただただ見つめていた。
あぁ、やっと言える。
あなたが好き、君を俺は心から愛してる。
モンシロチョウのように白く光のような君を愛したい。
また、会えたなら。
それは私が小さい時の話。私はおてんば娘で、いつも虫かごと網を持ってモンシロチョウらしい蝶を追い回していた。そんなやんちゃな私を母は遠くでみていた。
私と母はいつもモンシロチョウらしい蝶をよく行く畑に行ってモンシロチョウを探していた。そこはレンゲ草の畑。辺り一面ピンク色に染まっていた。母が私を自転車から下ろすと私は一目散でレンゲ草畑にかけて行った。
私達だけだと思っていたら、先客がいた。私と同じ歳か、一つ年上かのその男の子も虫かごと網を持っていた。母が、この子も一緒に遊んでくれない❓と言ったらその男の子は私の手を繋ぎ蝶を2人して探した。そしてここに蝶いるよ❗️と小さな声で言ってきた。私はそーっと網を抱えてその蝶に目掛けて網をばさりと振りかざした。
逃げた…私は蝶が飛んで行ってしまった事に泣いてしまった。母はちょっと大丈夫⁉️と声をだして私のところまでやってきた。母はその男の子に謝っていた。その男の子のお父さんと見られる男の人が、シーと言った時写真を撮った。後日会う約束をして私達は帰った。
会う約束の日。男の子から茶色の封筒を渡された。
開けてみると1枚の写真。そこには私の髪の毛で休んでいるモンシロチョウがリボンのように映っていた。
私は男の子のおじさんにありがとうと言ってまた、男の子と仲良く遊んだ
舞う蝶を憎しと言う人 まなざしの角度の多彩 これも春なり
#書く習慣 #短歌 20230510「モンシロチョウ」
あなたの髪に
モンシロチョウが止まったので
まるで白いリボンのようだねと言うと
それをほどいて首を締めてと
物騒なことを言う少女よ
モンシロチョウって可愛いよね
ヒラヒラしてて可愛い
お題 「モンシロチョウ」
あなたはモンシロチョウが白い理由を知っていますか?
りんぷんが白いから?羽が透明だから?いいえ、違います。
本当の理由はモンシロチョウの過去にあります。
モンシロチョウは昔カラフルで、レインボーでした。
モンシロチョウは自分の体をよく自慢していました。
他のチョウ達はそれを妬ましく、羨ましく思いました。
そのため、夜、モンシロチョウが寝ている間にモンシロチョウを襲い、色を奪いました。
青や赤、黄色や緑までも全部全部、奪い取りました。
なので、残った色は白だけなのです。
そして、モンシロチョウはいまも他の色を求めて、
いろいろな場所をさまよっているのです。
だから、みなさんもモンシロチョウに色を盗られないように。
ほら、後ろにヒラヒラとモンシロチョウが舞っていますよ。
(この物語はあくまで空想上の物語です。)
モンシロチョウのように汚れなく生きられたらどれ
ほど幸せなのだろうか。
真っ白な羽を身にまとい人々を魅了する。
君には私が見えてるかい?私はもう君の眼中にはい
ないらしい。
私はモンシロチョウじゃない。そうだ、ヒロインじゃないんだ。
この苛立ちはどこに向けられてるんだ?言葉遣いが荒くなって…血が…出てる。
私の背中には羽なんかついてなかった。
ただそこにボロボロにちぎれた羽らしきものが落ちていただけ。
だから恋なんか…しない方がよっぽどマシなんだ。
あぁ、僕もあんな風に
真っ白なまま
自由に飛べたらいいのに…
でも、僕の心は真っ黒に汚れていて
自由になることもないだろう
【モンシロチョウ】
#15
モンシロチョウの幼虫って、半数以上が寄生バチに食べられてるんだって。知ってました?
にこりと私へ顔を向けた彼は、その明るい顔に似つかわしくない話を口にした。ひらひら優雅に空中を舞っている蝶々を見ながら話すのはどうかと思うが、そもそも彼とは思考回路が違うのだから仕方がない。
しかもけっこうエグいの、なんて返答を待たずに向けられた液晶画面に表示されている文字を追うと、確かに少々残酷な過程が記されている。まさか清々しいほどに晴れた空の下、のどかな公園のベンチで自然の無情さを感じることになろうとは思ってもいなかった。
ため息を吐く私に、大きな体が横からのしかかってくる。じゃれつくところだけ見れば大型犬のようだが、人懐っこい見た目とは裏腹になかなかのサイコパス野郎だ。皆、甘い顔に騙されているだけで。
先輩の中身は俺に食べさせてくださいね。
こんなことを言っているのだから。私はもう幼虫ではないと言い返すが、俺だって蜂じゃないですよ、と。じゃあ今までの話は何だったのだと言いかけて呑み込む。言うだけ無駄だ。例え話がしたいわけではなくて、直喩的に食べて良しと許可が欲しいだけなのだろう。
君、蜂じゃなくて蜘蛛とかカマキリだと思うよ。
許可の代わりに届けた一言に彼は納得のいかない唸りを漏らす。意味がよくわかっていないようだ。無自覚なんだろうが、君は幼虫の中身を啜るより、十分育った成虫を自分の手で捕まえる方が好きなんだろうよ。
『モンシロチョウ』
メタ・フォーカス
海へ流れる雫のようにうねりながら、次の瞬間を待つ。
上昇気流を掴むその時まで。
※モンシロチョウ
ある古い書物の一節にて。
古来から幻のモンシロチョウが伝わる。
普通のモンシロチョウではなく、7色のモンシロチョウだ。鮮やかな色で世界一綺麗なモンシロチョウと呼ばれる。
そのモンシロチョウは「たんぽぽ村」にしか生息しておらず、数も少ない。
たんぽぽ村に行くにも険しい山が連なる。
そこに幻のモンシロチョウが住んでいる。
その7色のモンシロチョウを見た者はたった3人しかいないと云う。
ー オリジナル小説・ドゥコ作中の書物ノン・ドゥカ・ドゥコから ー
日差しが強くなってきて、
袖は半袖シャツに、黒い無地のスカートをはき、
指定の靴下を履いて
光を浴びる。
あの日の集合場所へ行き、
今日は一人で、
モンシロチョウを追いに行く。
モンシロチョウ
小学校の理科の授業で、観察のため捕らえられ、こどもの湿った指先につままれ弱り、授業終わりに三階の教室から放たれ、というよりは落下していくモンシロチョウたち
(虫が苦手になった理由のひとつ)
モンシロチョウはどこにいる?
真っ白なお花畑。
モンシロチョウはどこにいる?
花で隠れたみたいだな。
モンシロチョウはどこにいる?
お花畑に入った途端。
モンシロチョウはどこにいる?
空へと飛んで雲で隠れた。
それから僕の方へ飛んできて、肩に止まった。
白Tシャツに模様。
『モンシロチョウ』5/10
蝶の持ち方ってあるらしいね。
普通、親指と人差し指で羽を持つけど
そうすると、蝶が弱っちゃうとか
掴むなら、腹の部分を摘まむんだっけ?
まぁ、昆虫苦手だから。
そもそも触ろうとか思わないけど
ショーゴくん見てくれ! モンシロチョウがとんでいるぞ! もう春なんだな。
うん? 梅の花が咲いているときも春だなって言ってたって? ああ言ったかもしれないな。なんせ梅は春の花だからな。
そういえば、梅の花の和歌はよく耳にするが、モンシロチョウの和歌は聞かないな。ちょっとショーゴくんそのスマホでモンシロチョウの和歌を検索してみてくれ。
え? いや? めんどくさい? 自分でしろ? いや。いや。君が調べてくれる事に意味があるのだよ。まず僕が調べたら君に聞かせることになる。それじゃあ普段通りだろう。だから今日は趣向を変えて、君からこんなのがあったよって聞きたくてだ──。
……な、なんで私が校門前の池でスマホを落とした事を君が知ってるんだ!