『ベルの音』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ベルの音
ーカラン、コロン
喫茶店のドアベルが鳴る。
心地よく暖められた室内に、ほっと息をつく。
店の奥から流れる音楽は、静かめだけど存在感がある。
コーヒーの匂いが満ちていて、けど落ち着く。
カウンターの上には、小さめのケーキが見えた。
ーいいお店、見つけちゃった。
午後3時おやつの時間、素敵な喫茶店で。
とある日の喫茶店の客の話。
場所によって音が変わるの。狭い場所だと響かず、淡々とした音になるし、広い場所だと遠くまで響く音になる。
場所だけじゃない。その音を鳴らす人の持ち方、鳴らし方だってなる音を変える。
この音楽ではこんな音、ここの小節ではあんな音。たくさん表現の仕方があるの。
私はの伸び伸びとした遠くまで響く音が好き。
心の底で少しだけ、そんな遠くまでいくような響く音が、声がだせたらなーなんて思うの。
今日もお題にそって書いてみました。声を喉から出してるので大きな声をたくさん出した後は喉がガラガラになります。そんな時にもう少し綺麗な声がだせたらなって思ってます。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。お題は『ベルの音』でした。
テーマ:ベルの音 #400
ベルの音が遠くで聞こえる。
サンタさんかな。
私は布団に入って寝たフリをした。
だんだんベルの音が近くなってきた。
……
いつの間にか寝ちゃったみたい。
サンタさんに会いたかったのにな。
でもちゃんと窓においた手紙の返事は来ていた。
「昨日遅くまで起きていたでしょう」
ママが言った。
私は首を横に振る。
「ううん、ママ。私寝てたよ。いい子だもん」
いい子じゃないとサンタさん来てくれないもんね。
だから昨夜のことはないしょ、ないしょ。
またサンタさんに手紙書こうっと。
稀に耳元でベルの音がする。
実際には何処にもベルは無いのに
音がするのだ。
そういう時は必ずと言っていいほど
決まって何かのお知らせだったりする。
それは、誰かとのお別れだったり
始まりだったり。
まあ、要は何かの予兆だ。
だから今回も大したことはない。
いつだって、誰とだって
別れも始まりも突然だ。
そう、別れても再会すべき人とは再会する。し、別れるから
これから出会う人を受け入れるスペースが空く。だから、お別れは1ミリも怖くない。
今日は久しぶりに、あなたに会えた。
もうバイバイの時間になってしまった。
次はいつ会えるのかな?
「また電話するね。」
笑ったけど、悲しさがにじみ出る。
ベルの音がなり、ドアがしまった。
#ベルの音
村上紫音先生。
私が、小学生の高学年の時に秋に大学生の方が実習に来られたんだ。
とってもワクワクドキドキ💗しました。
日直だっけかな🤔職員室に、入って、出る時に村上紫音先生とばったりと出会った。
真面目そうなとても長い髪がキレイなお姉さんだった。
学芸会で、村上紫音先生は、オズの魔法使いの衣装作りや、演出を手伝って下さいました。
私のピエロの衣装カワイイでしょう💛(*˘︶˘*).。.:*♡と、言ってくれた。『村上先生、ありがとうございます🙇♀』と、私は、やや緊張気味に言った。
『あんずちゃん、ホントは、ドロシーやりたかっただよね~。分かるな〜、先生www(*^^*)♫これでも、私の方が先輩だからネ〜ふふふ。』
『あんずちゃんは、ピエロのナレーターさんを頑張ってくれるように、私も精一杯、頑張って拵えたからね。ガンバレ〜!!』
『アエイアケコカクですよね~。』
『そうそう、その調子ね。出来ること、と、出來ないことがあるのを憶えておいたら、あんずちゃんの強みになると想うからさ〜。
出來ないことを無理に頑張っても、キャパオバーになって。自分のがしんどくなると私は、想われから私は、実習のせだけども、自分の出来ることを精一杯頑張ってくれるあんずちゃんでいてほしいな〜🍀』
『紫音先生みたいな素敵なお姉さんになりたいな〜。』
『自分の好きなことで、誰にも負けたくない!!あんずちゃん、プレッシャーにも弱さよネ〜(*^^*)、ーーあんずちゃん、想ったことをちゃんと言えるようにもなれればいいねぇ〜。』
『‥‥‥私、自分の想ったことがなかなか言えないの。自分より、強い相手なら、どんな風な言葉で、自分が言えばいいか、理解らないの(´;ω;`)』
村上紫音先生は、私は、ぎゅっと、してくれた。ーー大丈夫だよ、あんずちゃんと
、そういう方、ばかっりとは、想わないでね。他の先生や、ほら、友達だって、あんずちゃんのことを待っていふからねぇ〜(*^^*)♫
あんずちゃんが、今のあんずちゃんのままで、主役なら、なんて物語の第一声は、言うのかな〜?私に、教えて??』と、紫音先生は、私に、言った。
『え〜、私なら🤔今の私は、嫌いじゃないけれども、自分のことをもっと理解って、自信だって持ちたいし、普通のコより、私は、いっぱいいっぱい頑張っているんだ。‥‥只、なんか、上手くことばに変換出來ないだけなの❢(*^^*)♫それが、私の個性なので。‥‥‥、村上紫音先生は、そういう時は主人公なら、笑っていても、泣いていても、ピースサイン✌(*^^*)♫ーーあんずちゃん、ピースサイン✌♫』私は、真っ直ぐ、ピースサインをしました✌💛
紫音先生は、『あんずちゃん、よく頑張ったネ(*^^*)♫』と、徐ろに自分のカバンからポーチを出して、ポーチを開けて赤い口紅💄で、頬に、丸を両側に描いてくれた。
『ガンバレ、坂野あんずちゃん。先生は、実習は、今日で最終日だけども、私からのエールネ♫』と、ピエロの丸を描いてくれた。
『友達が待っているよ〜。あんずちゃんを待っているよネ〜〜(*^^*)♫ーー気を付けて、言っといで(^^)/~~~』と、村上紫音先生は、思いっきり手を振ってくれた、
指には、いくつかバンドエイドが貼ってあった。ーー(・.・;)
私、こんなことでへこたれくない。自分の好きなものをみつけて、私は、私を超えて頑張りたいんだ。
村上紫音先生は、キャパで、最後だかは、私のベストのピエロを練習だけども、本番のつもりで頑張ろう。
夏音ちゃんも、陽葵ちゃんも、『ホッペカワイイねぇ〜💛(*˘︶˘*).。.:*♡』と、言ってくれんたんだ。
11月の空は、何処までも高かったな〜(*^^*)♫『アエイアケコカク、ヨシ!!』
終わり
ベルの音が聞こえたら
3つ数えて…目を瞑って
好きな人を思い浮かべてごらん
そう…心の中に好きな気持ちを
いっぱいにするんだよ
ベルの音が聞こえたら
3つ数えて…目を開けて
ほら…鏡を見てごらん
恋をしている君は
誰よりも美しい
僕は君を愛している気持ちを
隠したままに
誰よりも君を愛おしく想う
今の生活の中で
『ベルの音』と聴いて
思い浮かぶのは
あのイブの日ぐらい
今年もその
アドベントカレンダーは
残りわずかになった!
『ベルの音』は今年も
街に響くだろう
がんばろー
世の「dayサンタ」たち!
まー
素朴で華やかなベルの音は
心が踊るようで
自然と笑みが零れる
どうか
全ての人にとって
そうであるように
このささやかな時だけは
どうか心の平安が訪れるように
綺麗事と言われても
願いたいのです
ほっと安心するようなワクワクするような気持ちになる。
ベルの音
リンリンリーン。
この音はクリスマスが始まる合図。
なんだか、ワクワクするような気持ちと
君とあと少ししか過ごせないという
寂しさなどの感情がいっきに込み上げてきた。
あぁ
時間って早いな。
ここはグランドサーカス
パパは僕の為と言って
ママは皆の為と言って
僕を見世物にするんだ
でも僕は挫けない
ポルクがいるもの
ポルクは僕と一緒に育ったおおぐまなんだ!
ねる時も
練習中も
遊ぶ時も
ずっと一緒にいた
でもある日パパに言われた
ポルクが出荷されるって
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
でもパパは許してくれなかった
悲しいけどしょうがない
僕もそう思わなくてはいけない
次の日ポルクは出荷された
また練習が始まる
ポルクはもう居ない
その事実から目を背けたくて
必死に練習した
必死に
必死に
必死に
ポルクにあいたい
あいたい
あいたい
あいたい
その時、ポルクの声がした
匂いがした
しっかり見えた
またポルクにあえた
リンリンと小さなベルの音がした
お迎えの音だ
ポルクが迎えに来てくれた
僕は音のなる方へ走った
凄く
凄く
凄く
凄く走った
最後の力を振り絞って
チリリリリン
自転車のベルの音にハッと後ろを見ると幼馴染の彼の姿
自転車にまたがって私に笑いかけてた
「今帰り?」
「・・・うん」
二人でなんとなく並ぶ
でも中学に入ってからはほとんど話すことがなくなった私達
きまづい沈黙が続く
二人の住むマンションが近づいてくる
「・・・寒いよな」
ポツンと話す彼に、私は同意して頷いた
「今年一番の寒さってニュースでやってたよ」
「マジで?どうりで」
少しの沈黙の後、私はひやっと頬に冷たさを感じる
「・・・雪だよ!」
空から降り注ぐ白い塊に手をかざしてはしゃぐ私
彼と良く冬の寒い日にマンションの外を走り回った事を思い出していた
「子供みてー」
彼の苦笑に
「どーせっ」
フンッとすねてみせる私
そして二人で笑い合う
まるで昔に戻ったようだった
マンションのエントランスに着いた時、彼が照れくさそうに話した
「今度どっか遊びにいかない?映画でも」
「えっ?」
ドキッとする私
「あ、いや、あまり学校でも話さなくなったじゃん?久しぶりに話せたし、また游んだりしたいなって」
頭を掻きながら話す彼の言葉を聞いて、なぜが顔が赤くなるのを感じた
「い、いいけど?」
私の言葉に彼は嬉しそうに笑顔になった
「マジで?じゃあ、また映画の内容はラインするわ」
「あ、わかった・・・」
私は彼に返事をした後、二人でエレベーターに乗る
どうしてだろう
幼馴染の彼の隣がむずがゆく感じる
彼の笑顔を思い出すと、何だか胸騒ぎがする
私は自分の胸のざわつきに?マークを抱きながら彼とエレベーターを降りてバイバイした
「ベルの音」
リンリンリン♪
ベルの音...
今年のプレゼントは
何にしようかな??
君が小さかった頃
Xmasは大イベントだった
サンタさんへの手紙を預かって
プレゼントを買いに行って
バレないように隠して...
チキンを焼いて
君の好きな料理を作って...
25日の朝、プレゼントを見た時のあの笑顔が
私のXmasプレゼントだった!!
今はもう手も離れて...
自由に楽しくやってる君
今年はどんなXmasを過ごすのかな??
母さんと父さんは...
猫にちょっと豪華なおやつのプレゼントと
コンビニのチキン&小さいケーキで
静かに過ごします...
サイレント・ナイト
12月25日、夜。渋谷にはなかなか珍しい小雪が舞い、一年に一度のこの日を彩っている。さらに今年のクリスマスは一味違う。サンタクロースがやってくるのだ、この東京のど真ん中に。
去年はパリ、一昨年はロサンゼルスだったが、今年は日本の首都、東京にサンタクロースがトナカイに引かれてやってくる。
彼はイエス・キリストの誕生を祝うこのパーティの司会であり、その姿を一目見ようと、渋谷中の液晶が東京の空を写す中継映像になっている。
彼は19時を回ろうとする頃にやってきた。
シャンシャンシャン...
そりに引っ提げた鈴のようなものを美しく鳴らしながら東京の空を舞うように滑る。彼は決して何か特別なことをするわけではない。流れ星にお願い事をするかのような、彼にまつわる迷信があるわけでもない。毎年どこかの町へやってきて、人々がクリスマスを祝う様子を見にくるだけである。
そんな彼も、私たちに一つプレゼントを与えてくれる。
クリスマスの渋谷であるから、遊びに来たカップルなどでいっぱいであり、会社員にとっても帰宅の時間であるから、渋谷の街は人だかりに溢れ、クリスマスをテーマにした曲と雑踏の足音で、なんとも心地の良いような悪いようなハーモニーが醸し出されている。
そこにやってきたサンタクロースはだんだんと地面から離れて、見える姿が小さくなっていく。そして、彼が右手に掲げた一つのベルを一振り、
「カランッ」
と鳴らすのである。
すると街に飛び交っていた様々な音楽、話し声、足音など全ての音がかき消され、ベルが響く音だけが聞こえてくるのである。ベルの響きも小さくなると訪れるのは静寂である。
雪の降る、クリスマスの渋谷に訪れる静寂、このうるさいほどの静寂は、数年ぶりのクリスマススノウに美しく彩られ、夢の中にいるかのような感覚を覚える。
そらに浮かぶ彼がもう一振り、
「カランッ」
すると、彼が与えてくれた凪はおさまり、日常の世界が帰ってきた。勇気を出して誘った女の子と、今夜を過ごしていたあの男の子はあの静けさの中に与えられた2人だけの空間に勇気をもらったのだろう。
あそこのスーツ姿の女性は無音という非日常の美しさに呆然としている様子だった。
音のない非日常、これこそ彼が、東京の街へ送るプレゼントであったようだ。
ベルの音
遠くからベルの音が聞こえる
何を告げようとしているのか
何を呼んでいるのか
ここからではわからないほど微かな音
その音は遠いけれど澄んでいて
不思議と惹きつけられる
もしかしたら
呼ばれているのは私なのかもしれない
だから私は準備もそこそこに家を出る
ベルの音に導かれて
何かを求めて
雪の降る町を歩き出す
ベルの音
リンリンリーン。街に響くベルの音。そう。今年も、この街に、クリスマスがやって来る。
去年までは、一人寂しく聞いてたベルの音。
だけど、今年は、愛する君と過ごしながら聞く幸せなベルの音。
私達が付き合い始めた冬。そう。もうそろそろ本格的に私達が付き合い始めた寒い冬が訪れる。でも、今年からは、寒くない。だって、家に帰れば、愛する君が我々の愛の巣で毎日出迎えてくれるから。
来月で、遂に付き合って1年を迎える私達。今までなら、彼と付き合って時が過ぎるまで物凄く長く感じていたけど、今の彼と付き合い始めてからは、毎日が楽しくて幸せで、今までよりあっという間に時が過ぎて行く。このまま、これからも君と永遠に二人で歳を重ねていきたい。
そして、いつかは、愛する君と鳴らしたいウェディングベル。
"ベルの音"
──キン、コーン、リン
午後、買い出しを済ませて帰路に着いていると、綺麗な音色が聞こえてきた。
気になって、音が聞こえてきた方に振り向く。
「ハンドベルか」
曲は店を歩いているとよく聞く曲だ。流行りの曲をハンドベルにアレンジしたものだろう。
ステージ横に設置されている立て看板を見る。ハンドベルのチャリティーコンサートらしい。観客は家族連れが多いが、学校帰りらしき学生やスーツ姿の大人もちらほら混じっている。
──やっぱこういう楽器の演奏は人気だな。
ハンドベルは今の季節によく聞く音だ。ハンドベルのように、その季節を思わせる音色の楽器は幾つかある。それらのように季節を感じさせる楽器の音色は、いつになっても人気らしい。
「……」
体の方向を変えて再び帰路に着く。心做しか足取りが軽く、先程よりも足を動きが早かった。
ベルの音
トーンチャイム
クリスマスには かかせない
そろそろあちこちの街で、ひぴくだろう
そして サンタさんは 今ごろ
子どもたちのために
夜 贈り物を探している頃かな
無理しないでね。
でも たのしみにしているよ
サンタさん🎄🎅🎁✨
ベルの音が鳴って全員が着席した。
起立、礼、着席。
号令を掛ける声が好きだった。
言えなかったけど。
好きは表に出さずにずっと心に秘めたままでいいと、教えてくれたあなた。
だから今でもわたしはきれいな気持ちであなたを好きでいられる。
何も変わらない。
ベルの音が聞こえる。
起立。
凛としたあなたの声があざやかに耳に残っている。