『ベルの音』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
カウンセリングルームのドアに、クリスマスリースがかけられていた。
「失礼します」
来年が近付いていることが、少し怖い。そういうことを含めて、カウンセラーに話した。
「時は、進む。君たちは、必ずどこかへ辿り着く。大切な人の手を離さないでいて」
ああ。オレは、アイツの手を握っていたい。
今日のテーマは『ベルの音』
思い返してみれば、学生という身分を卒業してから楽器に触る機会はめっきり減ったように思う
直近の記憶で言えば知り合いが趣味で集めているギターを借りて演奏を試みたときくらいだろうか
それ以外では楽器を手で触れるどころか目に映った覚えもなかったりする
ベルが楽器に分類されるかは少し首を捻る必要性が出てくるものの、合唱等で用いられることから楽器として扱ってもいいのではないだろうか
そんなベルの音色を映像媒体越しに聞くことはあっても、やはり実物を見ることは少なく形状もうろ覚えになってしまっているのは残念なところ
私の記憶が正しければ鈴や鐘を同系統の楽器と言っても違和感のない形をしていただろうか
そう思えば毎年の暮れに除夜の鐘を見ることもあって、なんとなくイメージは付きやすい
話は少し変わるが
鐘は寺で、鈴は神社で、ベルは教会で、と言った場所で見かける気がしているけれど
この系統の楽器には神聖な、もしくは清廉な印象が強かったりするのだろうか?
生憎歴史に造詣が深いわけでもないため正確なことは言えないが
登山では危険な野生動物を遠ざける目的で鈴を常備したりするらしく、それが昔から用いられる方法だというなら今より遥かに自然が身近な時代では危険な生物を退ける道具に神聖さを見出しても不思議ではないなと、それっぽいことを述べることは可能だ
もしやサンタクロースがベルを鳴らしながら食物連鎖で言えば被食者側であるトナカイが引くソリでやってくるのは、今日は聖夜だから安全な日であるというメッセージが込められているのかもしれない
全て仮説でしかないが、もしそうなら昔の人間も随分とユーモアに溢れていたようだ
ベルの音色は単純なように思えるが、その背景も合わせると意外にも奥が深いということだろう
………たぶん
では今回はこんなところで
「ベルの音」
もう、あのベルの音はならない。
そう、思っていた時だった。
ちりん、とあのベルの音が聞こえて。
すぐさまベルの音に駆け寄る僕。
身体に染み付いた習慣。
だけど、心臓がうるさい。
ベルが鳴った部屋を開ける。
僕の目に映ったのは、まだ赤ん坊の女の子だ。
歳に不似合いなぐらい高級で優美なドレス。
だけど、着こなす彼女の顔は彼女の両親に似て高貴だ。
その手には、あのベルが握られている。
「お嬢様、起きていらっしゃったのですね」
僕は彼女に歩み寄り、彼女を抱き抱える。
蝶よりも、花よりも、丁重に。
抱き抱えられた彼女は、僕の目を大きな瞳で見つめた。
「お嬢様…」
僕が執事として仕えていた彼女の両親は事故で亡くなった。
彼女は、それをまだ知らない。
彼女の瞳を見つめ返す。
…知っても理解出来る年齢ではないだろう。
僕以外の召使いはみんな、事故を知って辞めていった。
僕と、彼女の、ふたりぼっち。
でも確かに、ベルを奏でるひとは僕の主人だ。
「お嬢様。僭越ながら私が、今日よりお嬢様の執事を務めます。以後、お見知り置きを。」
彼女は少し視線をさまよわせ、言った。
「よろしくね。」
鈴のような玲瓏な声が、僕の鼓膜を揺らした。
ベルの音と聞くと、その言葉からある曲が思い浮かぶ。
中学生の頃好きだった人と聴いていた曲だから懐かしい気持ちが蘇る。
電車のベルでお別れをする歌だが、どこか前向きな未来も残されているような余韻を感じる歌であった。
今聴いたらまた違う感想を持てるのかもしれない。
ベルの音
もうすぐクリスマスだね
ホントなら楽しみでワクワクしてるはずだった。
でも今は気持ちを忘れて
冷静になる
でも君のこと嫌いじゃないよ。
好きだけど、今心が傷だらけだから私には幸せのベルの音が聞こえない。
今気丈に振舞うのが精一杯。
ごめんね。
【ベルの音】
小さい頃、母さんが
「サンタさんが来たみたい、鈴の音がするよ。」
と言っていたな。
今じゃ親がサンタだって知っているから、
そんなの嘘だってわかる。
嘘だったのだろうか。
鈴の音はもちろん聞こえなかったのだが
「いい子にしか鈴の音は聞こえないよ」
と言われたので
きっと私を寝かせるための口実だろう
でもそんな綺麗な嘘がつける人になりたい。
自分を守る嘘じゃなくて、誰かを守る嘘をつきたい
なれるだろうか。
誰かが傷つかないように嘘をつく。
その嘘がバレたら傷つくだろうが
バレるまで傷つかないように…知らんぷり。
――――――――――優しい嘘つき。
「ベルの音(発車メロディー)」
―プルルルルル―
―案内を致します。この列車は××時××分の発車、
上野発、札幌行きの「北斗星」でございます。
××時分の発車、上野発、札幌行きの「北斗星」でございます。
お間違えのないようにご乗車…―
一度は、見たかった、聴きたかった
北斗星の姿とベル音とアナウンス…。
見に行くチャンスはあったのに…。
あの引退の日に意地でも最期の勇姿を
撮りに聴きに行くべきだった…。
りんりんりん
居酒屋ではベルより声ですみません!派
ベルの音
以前一緒に働いていた同僚が
新婚旅行で入った先がスイスで
お土産にいただいたカウベル
特に使い道もなかったのですが
最近は
玄関先にぶら下げて
外出の際に行ってきますの言葉と共に
触れて鳴らせています
なんとなく
クマ避けのおまじない
クマさん来るような地域ではないけどね
おうちと自分とを守る
小さな魔法
誰でも使える魔法ですね
ベルの音
もうすぐ
やってくる
サンタさんと
お鼻の赤いトナカイさんが
耳を澄ませば
どんどん近づく
ベルの音
なな🐶
2023年12月20日🔔
「ベルの音」
僕は夢を見た。
雲1つない青空の下で草原を走っていた。
風が吹いていて、草木が揺れ、暑くもなく、寒くもなく、
とても心地よかった、心地よかったんだ。だから、いっぱい走った。どれくらい走っていただろうか。不意に、
リンと音が聞こえたがした、1本の木の方から。
その木には、ベルがなっていた。
よーく見ると、木の下で、1人の女の子が本を読んでいる。とても可愛らしい子だった。
もう少し近くで見たい。
考えるより先に体が動いていた。
僕は一生懸命に走った。だけど、
彼女には近づけない。
正直、諦めようかと思った。もう一度彼女を見た。
そしたら、
彼女も僕を向いていて、ニコッと、微笑んでくれた気がした。
それと同時にリンと音がなり僕はまた、深い眠りに落ちた。
ベルの音
ベルと聞くといつも思い出すのは
貴方と雪の降る日に行ったデートだ
クリスマスイブの日貴方はあの大きなツリーの前で
午前0時ベルの音とともにクリスマスの日になったあの時
君はそっとしゃがんで指輪を差し出した
これが僕からのクリスマスプレゼント
「僕と結婚してください」
私は泣きながらプレゼントを受け取った
鐘の音の数より多い藁人形
/お題「ベルの音」より
ベルの音。
何回聞いても
ベルの音は
さよならの音。
また逢いたいなぁの
音。
寂しいから
逢いたい音。
ベルの音
海外だとXmas
日本だと除夜の鐘
我が家だと黒猫べるの鳴き声
海外だとハンドベル
日本だと鈴虫
我が家だとお鈴
鈴虫や虫の声を声として聞こえるのは
左脳で聞く日本人(厳密には日本語を母国語とする人)とポリネシア人だけなのだとか
右脳では雑音とな
虫の声で季節を感じることができるのは
とても幸せなことなのかもしれない
白いお髭のおじいさんと、赤いお鼻のトナカイさん。
二人は今夜、星空の下を飛んでいる。
「リンリン」と、音を鳴らしながら
いい子にしていた、君の元へと
---二作目---
リーンリン、リーンリンと、ベルの音が、街に鳴り響く。
去年の夜は、一人で聞いた綺麗な音
今年の夜は、二人で聞いた幸せな音
#ベルの音
155作目
どこかで鐘がなって らしくない言葉が浮かんで 寒さが心地よくて あれ何で恋なんかしてんだろ
(backnumber クリスマスソング 歌詞の一部)
ベルの音とか、鐘の音とか聞くと、この曲が1番に思い浮かぶ。そして、今は隣にいないあの人のことを思い出す。
こんなに辛くなるのに、何で恋なんてしてんだろ。
こんなに悲しくなるのに、何で忘れないんだろ。
そんな思いがこもったため息を、冬の冷たい風がどこかへと運んでいく。かなり冷たい風で、僕の体はぶるりと震えた。その寒さが、心の傷を撫でて、痛みが走るけれど、なぜか心地よい。
あれ、クリスマスソングの歌詞の通りだな。面白いんだか、悲しいんだか、よくわからないなぁ。
「メリークリスマス、○○。メリークリスマス、1人の僕」
なぜだか、こんな言葉が口から出てきた。独り言なのに、クサイセリフだな、なんて。これも1人で、思ったよ。
何気に
こっそり耳をすませて👂️
聞いているとベルの音が聞こえてくる。
クリスマスの日
ひっそり耳👂️を窓に向けて
聞いてると、
なんだろう、
サンタさんが🧑🎄来たのかな?
なんかホッとする。
サンタさんが🧑🎄立ってたら…
もしかしたら変身してるのかな?
tsutsuだぁ😆
プレゼントよりtsutsuが傍にいたら
何よりも嬉しいわ☺️
ありがとう😃
よく聞いててごらん…
ひっそりベルの音が聞こえてくるよ。
#ベルの音
ベルが鳴る…
心が馳せる…
心がゆれてゆれて…
心がざわつく…
心が…
乱れて…ゆれて…奏でた…♪
扉の前…
君のガラス越しのシルエットが…♪♪
髪に手をやり…OK……♪
切り立ての襟足も大丈夫…♪
料理もグラスも…OK…OK…
はい~♪
いらっしゃい…♪
寒かったね…♪
ようこそ…♪
待ってたよ…♪
恋した日から…
あの風の通り道から…♪
ずーとねぇ…君を…♪
この日を…♪
君の…♪
その笑顔を待ってたよ…♪♪♪
ミータンI love youです🐱
ベルの音……。
たとえ、非常ベルが鳴り響いても。
たとえ、大勢の群衆が止めに入ろうとも。
人生を台無しにしてくれたあのゲス女を、殺してやりたい。
人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……犯罪者・今井貞夫の娘、人でなしの今井裕子。
ベルの音……。
山に入るときの、クマ避け。
チリンチリンの鈴じゃ、いまいち頼りない。
せめて、カランカランのカウベルくらいじゃないと。