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今日のテーマは『ベルの音』
思い返してみれば、学生という身分を卒業してから楽器に触る機会はめっきり減ったように思う
直近の記憶で言えば知り合いが趣味で集めているギターを借りて演奏を試みたときくらいだろうか
それ以外では楽器を手で触れるどころか目に映った覚えもなかったりする
ベルが楽器に分類されるかは少し首を捻る必要性が出てくるものの、合唱等で用いられることから楽器として扱ってもいいのではないだろうか
そんなベルの音色を映像媒体越しに聞くことはあっても、やはり実物を見ることは少なく形状もうろ覚えになってしまっているのは残念なところ
私の記憶が正しければ鈴や鐘を同系統の楽器と言っても違和感のない形をしていただろうか
そう思えば毎年の暮れに除夜の鐘を見ることもあって、なんとなくイメージは付きやすい
話は少し変わるが
鐘は寺で、鈴は神社で、ベルは教会で、と言った場所で見かける気がしているけれど
この系統の楽器には神聖な、もしくは清廉な印象が強かったりするのだろうか?
生憎歴史に造詣が深いわけでもないため正確なことは言えないが
登山では危険な野生動物を遠ざける目的で鈴を常備したりするらしく、それが昔から用いられる方法だというなら今より遥かに自然が身近な時代では危険な生物を退ける道具に神聖さを見出しても不思議ではないなと、それっぽいことを述べることは可能だ
もしやサンタクロースがベルを鳴らしながら食物連鎖で言えば被食者側であるトナカイが引くソリでやってくるのは、今日は聖夜だから安全な日であるというメッセージが込められているのかもしれない
全て仮説でしかないが、もしそうなら昔の人間も随分とユーモアに溢れていたようだ
ベルの音色は単純なように思えるが、その背景も合わせると意外にも奥が深いということだろう
………たぶん
では今回はこんなところで

12/20/2023, 11:19:50 AM