『プレゼント』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#プレゼント
もらったら必ず喜ばなくちゃダメなの?
魅力的じゃなくてもありがとうって言わなきゃいけないの?
無理だよ勘弁してよ
どうでもいい人からの手作りプレゼント
私を見てと言わんばかりのお手製スイーツ
ぜっんぜん可愛くないアクセサリー
どう思われても構わないから言うわね
捨てました
いつもモヤモヤして捨てられずにいる貴方へ
そんなもの捨ててしまえ!
ピーンポーン
「はーい」
チャイムが鳴り、私はあわてて外に出る。
ドアを開けてもそこにはだれもいなかった。
そのかわり、床に白い小包が置いてあった。
ここ最近物を頼んだ覚えはないし、宛名もなかった。
迷いつつ、開けてみると、赤い手袋が1つ。
「一緒にいてあげられなくてごめんね。」
そんな君の声が聞こえた気がした。
【NO.36 プレゼント】
【プレゼント】
「もうすぐ年末か。でも、この世界には『クリスマス』がないんだよな」
そう言って、異世界から来た聖者様は少し寂しそうな顔をした。
「くりすます、とは何ですか?」
それはここでも再現できるものだろうかと、私は尋ねてみた。
「俺がいた世界では、一年間良い子にしていた子供がクリスマスの日にプレゼントをもらえるイベントがあったんだよ。サンタクロースっていう……子供の守り神? いや、守護聖人だったかな? そういうものがいて」
「ここでは貴方が聖人ではないかと……」
「そうなんだよねぇ」
聖者様は少し何かを考えてから「ああ、そうか」と呟いた。
「そうだよ。俺が聖人なんだから、俺がやればいいんだ。やろう、クリスマス」
聖者様はまず、針葉樹の若木を切って来させると、神殿のあちらこちらにそれを立て、飾り付けた。
「来年は鉢植えを頼もうかな。これ、ちょっともったいない気がする」
植物も生きているからね、と優しいことを言って、聖者様は微笑んでいた。
「本当は日が決まっているんだけど、暦が違うし、適当でいいか」
三日後を『クリスマス』とする。そう宣言した聖者様は、大量に菓子を用意した。店で買っただけではなく、手ずからクッキーを焼いて、少しずつ紙袋に入れ、リボンを結んだ。もちろん私も手伝った。
「こんなに沢山どうなさるんですか?」
「流石におもちゃを配るのは大変だからね」
配る……聖者様が焼いたクッキーを配るのか。そんな希少なものを?
クリスマスにすると定めた日。聖者様は神殿の入り口に立って、声を張り上げた。
「俺の故郷のやり方を尊重して、今日は子供のためのプレゼントを用意した。受け取れるのは未成年だけだよ。子供もひとり一回だけね。ほら、並んで並んで。子供連れじゃないなら、渡さないからね」
聖者様が作ったクッキーだとわかると、大人も当然欲しがった。混乱を防ぐため、聖者様は『十二歳以下』と年齢制限を決めた。流石に年を偽るにも限界がある。
噂が街に広まったらしく、午後からは子供連れで神殿に来る者が増えて、大量の菓子は足りなくなってしまった。
「今年は突然だったからね。次からはもっとちゃんと用意しよう」
最後の数人に菓子を渡せなかったことを、聖者様は残念がっていた。
「準備不足だよなぁ」
そう。準備が不十分だったのだ。この世界に『クリスマス』は存在しないし、どんなものかを知っているのは聖者様のみ。
子供のためのプレゼントが配られた、それだけがこの街の人々の認識で。
しばらく経って、年が明け。神官が手書きした新年の暦を見ながら、聖者様は眉を寄せてため息をついた。
「確かにちゃんとクリスマスの説明をしなかったのは俺が悪かったけどさぁ。まさか『子供の日』にされちゃうとはねぇ……」
プレゼント
私は好きな人には
大好きです
と言葉のプレゼントをする
私の思いを重いと感じないであろう人にだけである
言葉のプレゼントって欲しいなぁ
って考えているけれどなかなか頂けるものではない
本当にそう思っていないと頂けないものだからであろう
だからプレゼントを頂けた時の嬉しさはハンパない
相思相愛になれた気分
私はこれからも相思相愛になりたい人には
伝えていきたい
大好きです
と
プレゼントを
もらえた日は
眠れずにいた
特別でも
何でもないのに
突然
はいプレゼントと渡され
中身を開けてみると
それは
わたしが買おうかと
ずっとずっと
迷いに迷っていたお品
ほぼ毎日
お店の前の
ショーウィンドウに
飾られた商品が
限定3セット
しばらくすると
限定2セット
そして
最後の限定1セットになった
ずっと悩んでいる
もうそろそろ買わないと
誰かに買われてしまう
そう考えているうちに
ついに
限定商品は
なくなってしまった
やっぱり買って
おけば良かったと
激しく後悔した
もうため息ばかり
限定商品がなくなっても
またお店のショーウィンドウを見ている
もうあの商品は
手に入ることはないんだね
寂しい思いをしていると
店内から店員さんが
わたしに声をかけてきた
いつもあなたが
見て悩んでいる商品ですが
実はちゃんと取ってありますと
衝撃的発言があった
いつかきっと買ってくださると
信じていましたからねと
店員さんは嬉しそうに話をしてくれる
わたしは
子供のように
大喜びで
本日にありがとうございますと
お礼を何度もした
まるでそれは
店員さんからのプレゼントみたいに
わたしは幸せそうに
抱きしめながら
その余韻が
今でも忘れてはいない
ふとした時に、存在を意識して
目に映るものを買っていくとき
今見えない相手を想像して
彼は何が好きなんなんだろう。
付き合って一週間でクリスマスが来る。
初彼に浮足立っている私
ただ…彼の細かい好みなんて分からない。
マフラー?財布?
インスタの情報を見ると
バッグやらハイブランドの物ばかりで
学生の私からしたらバイトを頑張っても
4ヶ月半分になる。
ここの商業施設に来て約3時間
ずっと行ったり来たりを繰り返している。
すると反対側から見慣れたシルエットが見えた。
「あれ、○○?どうしたの?…あ、プレゼント?
一緒に決めよ?迷ってたんでしょ?其の感じだったでしょ?俺も悩んでいたし、これを機にもっと知りたいんだ』
あゝ、こんだけ優しいひとを好きになってよかった。
これからもこの愛しい彼とたくさんプレゼントを
送り合って行こうと決めた。
束の間の逡巡の後
僅かながらに切迫感を残し
賜物に手を伸ばす様は
まるで腫れ物に触るよう
#プレゼント
【プレゼント】
プレゼントの楽しいところこは
あげた人も貰った人も楽しいとこ
あげた人は相手がどんな風に受け取って、
どんなリアクションをするのか、
ワクワクする
貰った人は何が貰えるのか、
ラッピングの開封などのワクワクがある
プレゼントはどちらも笑顔になることが出来る
そんなプレゼント
あなたの大事な人に、気持ちを込めて
してみませんか?
〚プレゼント〛
彼にあげる、クリスマスプレゼント。
ラベンダーの香りがする香水をプレゼントに。
いい匂いがするの。
彼の隣に座ると、ラベンダーの香りがする。
つけてくれるかな。
クリスマスプレゼント。
プレゼント
特別な物なんて要らない
貴方とこうしてまた巡り会えた事
今まで生きる事を諦めないでいてくれた事
それが私にとっての貴方からのギフトだから
「プレゼント」
この歳になってくると
形のないプレゼントが
心に沁みる。
気持ちが形あるモノに
かわるんだね。
「プレゼント」
生まれて最初のプレゼント
私から大切な人に 大切な人から私に
Happybirthday
愛の花
追記
私の本名が愛花なのでこの詩にし、産んでくれた両親に普段は言えない感謝を込めました(* ˊ꒳ˋ*)
プレゼント
今までたくさんのプレゼントをもらってきた。何が1番嬉しかっただろうか。
小さい頃はサンタさんに着せ替え人形をもらい、少し大きくなると図書券をもらった。
夫と付き合い始めるとバックやネックレス
をプレゼントされ、とても幸せな気持ちだった。
子供たちからは、母の日に1日お手伝い券なる物をもらい、少しだけ楽をさせてもらった。
今、私にプレゼントをくれるのは孫。
「ばぁば。ありがとう。チュ。」
今日は私の誕生日。孫たちからもらう
誕生日プレゼントはいつも優しい気持ちにさせてくれる。
「ほら。マリンもばぁばにチュ。」
自分より大きいなトラ猫を抱えるように引きずりながら、孫の琉亜ちゃんが私の頬に猫のマリンの鼻を押しつける。
マリンも嫌がる様子はない。保護猫で人慣れしていないマリンを預かり半年。やっと私にも孫にも慣れ、たまに甘える仕草も見せるマリン。そんなマリンからの鼻チュは、琉亜ちゃんのチュの次に嬉しいプレゼントだ。
今まで1番嬉しプレゼントは、1人と1ぴきがくれる愛情かもしれない。
誰もが知る誕生日
誰もが幸せになれる日
良い子は眠って誰かを待って
悪い子も今日は眠るべき
誰も知らない暗闇の時間
誰か来たって何も気づけない
カーテン越しの淡い光が顔に差して
最後に見るその顔は?
――サメの言うことにゃ、
プレゼント
プレゼント
初めてのプレゼントは赤いバラ一本をブルーの細い花瓶と共に。
毎年誕生日にプレゼントしてくれた
時計、ブレスレット、ネックレス。
ある日時計を渡すと帰ってしまった。寂しさだけが残った。
私は言った。もう何も要らない。
あなたと一緒にいたいだけ。
もう心は離れてしまった。
私はさよならの言葉をプレゼントした。
ある日胸騒ぎがした。
なぜか早く早く見てみてと、何かに急かされたように新聞の死亡広告を広げる私。あの人の名前がそこにあった。
そして私は気付いた。
誕生日おめでとうのメールがあった事。それは亡くなる数日前。
彼の最後のプレゼント。
未来がわかっていたら、どうしただろう。私に何が出来ただろう。
彼の墓に花一輪を贈るしかすべがなかった。思い残すことがないように、後悔しないように、今を大切に生きる事を私にプレゼントしてくれたんだよね
娘に「プレゼントだよ」
と言うと
目を輝かせて
キラキラ笑顔になった
「お題だよ」
と言った瞬間
口をへの字にして
顔を歪ませた
彼女の百面相が
毎日のプレゼントだ
ありがとう🤭
✴️250✴️プレゼント
プレゼントには何を贈ればいいのだろう。誰かの記念になる物を贈りたい。
自分がもらう側なら食べ物がいい。そうすれば、贈ってくれた人と一緒に楽しめるから。
彼と彼女の記念日はいつも、食べ物を贈り合っていた。祝日とか関係なく。贈りたいと思った時にプレゼントをしていた。
決まりきった祝日のプレゼントよりも、相手へのサプライズを重視していたから。
それは二人が結婚してからも同じ。個人的な祝い事の時に、プレゼントをしていた。
その時には食べ物ではなくて、装飾品も含まれていた。
ケーキ、チキン、ネクタイ、ネックレス、指輪、イヤリング、マフラー、等々。
数え上げたらキリがないくらいに。二人はプレゼントを贈り合っていた。
結婚記念日も忘れることなく、欠かすこと無く。いつまでも変わることなく。
それが二人の日常で楽しんでいた。深く強い絆で結ばれていた。
彼らが年を重ね、老いる時になったとしても、変わることなくプレゼントを贈り合っているーー。
ーー二人のプレゼントの贈り合いはこれからも続いていくのだろう。死が二人を別つまで。
特定の日ではなくありきたりな日に贈り合うのは、変わっているとしても。二人はそれを続けてきた。
これからも日付に囚われてプレゼントすることは無いだろうーー。
※プレゼント
本日、病院の待合室で
小さい会社だけど社長と名乗る人とお話をしたよ。
5分ほど世間話をしてたら唐突に
「あなたは責任感が強く、嘘が付けず、上手く手を抜くことを知らず、頑張っている自覚もない人だ。周りが苦労するから頑張って手抜きを覚えなさい」
と言われてしまったよ。
それ家族に言われてるやつー\(^o^)/
社長って肩書きの人とは何人かお話してるけど
毎回毎回、なんでこうも早く見抜く???
※プレゼントとして受け取りました
(お題に引っ掛けるのが多少強引でもいいじゃない?)
「プレゼント」
わたしは残りの人生は神様がくれたプレゼントだと思ってる。
一番近くにいて、一番私のことを理解し、大切にしてくれている人を脳の病気によって、
めちゃくちゃに傷つけてしまったから。
潔く去るのが一番いいのは分かってる。
でも、私はそれはしたくない。
私のわがままだ。
私がつけた傷は、私が手当して完全に治したいのだ。
身勝手でわがままなのは分かっている。
でも、他に選択肢はないから、神様がくれたプレゼントである、私の残りの人生、
私は、私が傷つけてしまった人達のために精一杯生きたい。