『プレゼント』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
プレゼント
貰えると嬉しいし
何が入っているのか
開ける時はワクワクする
これが似合うかな
こっちがいいかな
渡した時に
どんな顔するかな
色々なことを
想像しながら
選ぶのも楽しい
それを開けて貰う時も
喜んでくれるかなと
ドキドキするけど
それもまた楽しい
プレゼント
プレゼントは、高級なお菓子や物じゃなくてもよい
大事なのは、相手に思いやれるかだ
値段が安くても、感謝の言葉だけでも…
それは最高のプレゼントになれるんだよ!
プレゼント
わたしからあなたへ
いつもありがとう
愛してるから、そのしるし
『プレゼント』
「こんなゴミ、要らねぇよ。」
目の前で捨てられた僕が用意したプレゼント。
彼は中身を見て、ポイッと捨てた。
今日はクラスメイトで集まり、プレゼント交換会をすることになっていた。
「酷いよ!ゆうきくん。
せっかくれんくん用意してくれたのに。」
「ゴミなんか要らねぇ。
というか、誰だよ。こんなこと企画したやつ。
お前ら全員知ってるだろ?こいつがまともなもの用意できないって。」
辺りはシーンとした。
「どうせ、貰ったやつはこいつのいねぇ所でグチグチ文句言って、陰口言って、自分はこいつよりかは上とかそういう強者感を味わいたいだけだろ。
悪いが、俺はそういうのが大嫌いなんだ。」
彼はそう言い、要らないとか言いながら、僕のプレゼントを拾い上げ、その部屋を出ていった。
そして、1人の子が「ごめん。」と僕に謝った。
それに続けてたくさんの人が僕に謝った。
けれども、初めて知ったこの人たちの裏の顔。
僕は到底彼女、彼らのことを信じられなかった。
僕のことをそんなふうに思っていただなんて、僕は悔しかった。
僕を育ててくれた母親を恨み、ギャンブルに明け暮れるだけ明け暮れ、蒸発した父親を憎み、何より、大好きな母親を恨んだ自分が嫌で、ぐちゃぐちゃの感情になった。
そして、僕はその場を何とか誤魔化し、用事がある。と、彼らと別れた。
だが、その部屋から出た瞬間、涙が込み上げてきた。
近所の人の少し大きな黒い上着を握りしめ、僕はうずくまった。
「………男の癖にメソメソすんな。
ムカついたなら、殴ればいいだろ。」
「………ヒック………。
僕、そんなに、強くないもん。」
「ならずっと一生泣いてるんだな。」
「………っ。」
「嫌なら変われ。
………さっきは悪かった。
これ、やる。」
そう言い、彼は僕に近くの自販機で買ったであろう暖かいコンスープを渡してくれた。
「メリクリ。」
彼は優しく微笑み、白い息を吐きその場を離れた。
コンスープの温かさと、彼の本当の心の温かさで胸がいっぱいになった。
僕は、1口1口大事にコンスープを飲んだ。
その時間は何とも幸せだった。
「お前、ほんとコンスープ好きだよな。」
僕はあの日から、彼とよく行動することになった。
「そう?」
「あぁ。冬ならまだしも、夏までそんな暑いのよく飲むな。」
「うーん、これ飲むと、落ち着くっていうか……?」
「は、なんだよそれ。」
彼は目を細め、口角をあげ、ニッと笑った。
その瞬間、僕はドキッとした。
きっと少し顔が赤くなっているのはコンスープのせいだ。
プレゼント
好きな人から貰えると嬉しい
ただ、寄せ書きは正直なところ困る
書くのも大した事が書けない
みんなは受け取って嬉しいのかな
自分が薄情なだけなのかな
空っぽなプレゼントと
暖かいプレゼント
薄い言葉と共に贈られる物と
美しい言葉と共に贈られる物
最近は
冷ややかなプレゼントが増えた
悲しくなるプレゼントが増えた
それでも偶に大切な大切な想いが
のせられた輝く贈り物がある
最後に貴女から貰ったプレゼント
決して忘れられないプレゼント
もう二度と手に入らないそれを
私はずっと持ち続ける
時には雫を零してしまうこともあるけれど
必ず私に勇気と力をくれるから
必ず私に愛を思い出させてくれるから
誰からも貰えなくなって
忘れそうになる愛を吹き返してくれるから
私に言葉をかけてくれてありがとう
【サンタさんへ
ことしこそ、プレゼントにいもうとをください
おとうとでもいいです
おにいちゃんでもおねえちゃんでもいいです
とにかくきょうだいがほしいです
お父さんも、おかあさんも、いつもいえにいなくてさびしいです
おねがいします】
プレゼントなんかもらって喜ぶのは子供だけだと思ってたのに。
嬉しそうに包装をやぶる子供たちをみたとたんに、
涙があふれてくる。
「大丈夫だよ。プレゼントもらって喜ぶほど子供じゃないし。」
無理してプレゼントを買おうとする親に強がって吐いてしまった言葉も、今後悔したって何も変わらない。
そんなこと分かってたはずなのに。
なぜだか涙が止まらなかった。
「私プレゼントって嫌いなんだよね」
西武、三越、高島屋を3件ハシゴしても見つからず、
新宿の寒空の下を2時間も歩き回ってようやく見つけた大事な大事な僕のプレゼントを見て彼女は言った。
僕の表情を見て、
更に残念そうに眉を下げる彼女
一体どうしたというのだろうか
まさかプレゼントを用意して
こんな顔をされるとは
納得出来ず、僕は必死に弁明した
目に染みるほど寒い街の中、
どれほど君を想って足を動かしたか
しかしますます不機嫌になる彼女
どうして?どうしてだ?
努力虚しく耐え難い沈黙の後、
彼女の紅色の唇がゆっくりと動いた
「こんなもの用意しなくても
君がこれを探してた数時間
私と一緒にいてくれたら、
それだけでもう最高のプレゼントだったのに…」
聞き終えるより早く、あまりの愛おしさに
僕は彼女の細い肩を抱きしめていた
彼女の暖かい体温を感じるー
その前に
あまりにも無慈悲な音が彼女をかき消した
事実を述べるならば
スマホのアラームに呼び起こされた
何度か瞬きをし、全てを理解して
枕元のスマホを見るとLINEが届いていた
「店長!クリスマスケーキが有り得ない数届いてるんですけど…もしかして誤発注ですか?」
最悪のプレゼントに、思わず僕は呟いた
「俺プレゼントって嫌いなんだよな…」
プレゼント
私にとってのプレゼントは、ただ私のそばにいてくれる事
プレゼント
柚子の入ったおふろ…
芯まで温まって…
何もかも…
わすれて
リラックス…
ゆっくりまったり…
休んでね
それが…
プレゼント
年賀状って一種のプレゼントだと思うの。
とっくに出す相手がいなくなった今、僕の中には彼女の言葉が蘇る。
思えば貰ってばかりで返事が出せない僕に彼女はじれていたんだろう。
そんなこと、疎遠になって初めて気づいた。
毎年届いていた一通のプレゼント。
僕は恵まれていた。
今は成すべくもない。
せめて、この先出会う友人達には、年の瀬にプレゼントを送れる人間になりたいけれど。
クリスマスプレゼント?
それはこんな僕には、まだまだ荷が重すぎる。
誰かの為に
贈るプレゼント
悩んだりするけど
そんな時間が
とても楽しくて
喜ぶ笑顔も
素敵なプレゼント
お題
プレゼント
小さなガラスの瓶の中に大切に閉じ込めた想い出。
金平糖やシーグラスのようにカラフルなそれ。
人知れずそっと取り出してはまたもとに戻す。
淡く澄んだ水色 燃えるように染まる紅 まばゆく輝く黄色 深く沈む底には藍 降り注ぐ柔らかな桜 地平線の彼方瞬く純白 眠りに誘う帳は漆黒
ついぞ戻ることのない過ぎ去った時。
誰にも触れられない自分だけの宝物。
───あなたの残したプレゼント
テーマ:«プレゼント»
特別な日に貰うプレゼントも。
何もない日に貰うプレゼントも。
私にとっては特別で。
一生の宝物になっていく。
でも、
あなたと出会えたことが
1番のプレゼントなのかも。
『プレゼント』
1ヶ月記念に君に貰ったネックレス
毎日欠かさず付けてる学校でも部活の時でも付けてる
でも唯一付けれない時があるそれは...。やっぱり言えないや
これからもずっと欠かさずつけていくつもり
例え別れが来ても私は絶対欠かさずつけとく。
だって君に一生大切にするって約束したもん
だから私はずっと欠かさず付けとく
約束は絶対だもん!
プレゼント
こどものころはキラキラしてて
あけた瞬間はまるで虹でも見るかのように
わくわく、どきどき
袋のなかに、箱のなかに
夢がいっぱい詰まってた
あれからいくつも時間は過ぎて
今は私が夢を詰め込む
夢の詰まった箱をみて
君はどんな顔するかしら
わくわく、どきどき
今の私には君の笑顔が
まるで虹のような贈り物
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クリスマスプレゼントは
好きな人で。なんて言わなくても
もう隣にいられる関係であることが
とってもとってもしあわせです。
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Theme:プレゼント
降る雪と煌めく照明は、
誰かの誕生を祝っている。
道行く人は誰もが幸せに見えて、
歩く足元に目線をそらす。
聞こえるのはクリスマスキャロル、
止めてくれ、結局それは無駄だったじゃないか。
ただ静かに祈らせて。
あの灯りだけは消さないように。
それが与えられる物だから。
その為の祈りだから。
#プレゼント
「いってきます…」
「今日終業式だから授業ないんでしょ?何で手提げ持っていくのよ」
改めて指摘されると少し恥ずかしくて、無視して駅に向かう。
1人電車で心を落ち着かせる。大丈夫、大丈夫、大丈夫…
学校に着くとみんなとの荷物の違いが分かりやすい。
リュックがほぼ空っぽで良かった。慌てて手提げをリュックの中にしまう。
教室にはみんないるから、帰り渡そう。いつもみたいに途中から電車で2人になれるんだから。
その後先生の話も、何もかも全く頭に入らなくて、気づいたら下校時間になっていた。
「終わったね〜帰ろー」
いつもの友達5人と帰る。電車に乗り、1人、2人とそれぞれの駅に降りたら、2人になる。
さりげなく渡したいのに手が動かない。
「ねー冬休みの宿題多すぎじゃない?」
「ほんとそれなー!」
よし。この会話の中でさらっと渡そう。
でも、つい会話が弾んでしまいタイミングを掴めない。
『次は…〇〇』
車内アナウンスが聞こえる。降りてしまう。
「あっ、次だ」
今しかない。
「ちょっと早いけど、誕生日おめでとう!」そのまま私はリュックから手提げを取り出す。「これ…プレゼント」
その子はポカンと驚いたような顔をして、にっこりと笑った。
「ありがとう。めっちゃ嬉しい。」
私も嬉しい。君が嬉しそうに笑ってくれて。
そして電車が止まった。
「本当にプレゼントありがとね!じゃあ、来年!ばいばい〜」
「うん、ばいばい」
渡せて良かった。最後に君の笑顔を見れたから。
私と友達になってくれてありがとう。