『ブランコ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ブランコ
シーソーゲームはあるけど
ブランコゲームはないよね
あってもいいのに
【ブランコ】
あの日、君と一緒に漕いだブランコ。
もう僕等は大人になってしまったけど、
君との温度は、
まだブランコにのこってる
ぶら下がって固定されているブランコ
時には風で動くが、かなり強くないと、自分の意思を動かさない
腰掛けて、後ろから誰かに押してもらって動き出す
慣れてきたら、自分の足を曲げて伸ばして動かす
更に立ち上がって、全身を使って動かす
動かせば動かすほど大きく揺れる
さあ、まずはブランコ「目標」を見つけて腰掛けてみようかな?
少しゆらゆらして、誰かが背中を押してくれて、後は、自分で漕いで、みんなを楽しませよう!
ブランコ
「ブランコ」
元気よくブランコ漕いだ在りし日を懐かしみつつチェーンを握る
ブランコ
ブランコ乗って靴を飛ばしてた頃は何も怖くなんてなかった。
どれだけ勢いをつけてブランコを漕いでも、そのまま投げ出されることになったとしても。
虫だってなんでも触れたし、オーバーヘッドキックだって背中がずる剥けになるくらい挑戦できた。
いつから、こんなに物分りのいい人間に成り果てたのだろうか。
久しぶりに見つけたブランコ。
腰掛けるだけで精一杯だ。
鏡に映る顔は、ここ数日で一気に老け込んだ。これはダメだ。リプトンティーに戻さなければ。冷蔵庫の脇に貼られたメモ用紙に書く。今の飲み物は水っぽさよりも明らかにジュースなのだ。子供の頃、車の販売店で出されたオレンジジュースと同じ甘さだ。血糖値がブランコのように乱高下している。夜中に飲むと歯に染み込んで歯磨き粉の名残を一瞬で書き換える。胎児のように身体を丸め、毛布を肩まで引っ張り顔を埋める。思考は止まらない。1時間以下の浅い睡眠しか出来ない。心臓がバクバクし始めた。苦しみからの解放を求めて入浴すると湯船から上がれなくなる。文章は朝から夜へ。夜から朝へ。行ったり来たり。ぐったりした脳は情報をジュースみたいに垂れ流す。もはや何も考えられない。近所のブランコは撤去された。
題『ブランコ』
揺れる様、錆びていく鎖がエモーショナルの象徴と化してしまった。
隣並んで立ち漕ぎをして、息が合わないのに笑った。地元の謎ルールに悩まされた。股潜りできない奴は雑魚扱いされた。
ブランコを考えた人だって、きっと馬鹿だったのだ。
少しでも長く宙に、それでいて楽をしようとした。
結果、頑丈な棒を頑丈な棒で支えて、そこに座れそうないい感じの板を二本の紐でどうにかくくりつけよう。そう辿り着いたに違いない。
山に、近づきたかったのだろうか。
空に手を伸ばすのでは飽き足らなかったのだろうか。
今や、コンクリートに囲われた小さな砂利の王国でも、空に近づく唯一の手段なのだ。
『ブランコ』
ブランコ
「私結構好きなんだぁ〜」
彼女はそう言ってブランコに乗って漕ぎ出す
僕はそれを見て、罪悪感を感じる
彼女は楽しそうに漕ぎ続けている
「ごめんね、今日は」
今日のデートはダメダメだった
僕がグダグダとして優柔不断だから思い通りにいかなかった
「いいよ、それよりも、ほらっ、隣あいてるよ~」
ブランコから彼女は僕とは対照的な様子で言う
僕はせめてもとブランコに座る
そして申し訳程度に軽く漕ぐ
「私は全然楽しかったよ」
彼女は漕ぎながら前を向いている
「でも、予約とかができてなくて。それで、」
「もう大丈夫だって」
彼女いつも僕のマイナスを打ち消してくれる
それが僕と彼女とを繋ぎ止めている関係の根本である
僕はマイナスを出し過ぎると怪物になってしまう
だからここでやめることにする
「そっか、ありがと。次からがんばるよ」
「おぉーそうそう、その意気だ。」
彼女はいつの間にか立ち漕ぎとなっている
そしてそこから飛び出す
着地
もう一言つけ足す
「一緒にいるだけで楽しいんだから。ブランコ、乗ってよかったでしょ?」
久しぶりに
ブランコに座る
え…
お尻が危ない
横幅こんなに
狭かった?
そう
狭いのではない
私が大きく
なったのだ
少しこいでみる
チェーンの
手触りが懐かしい
手に残る
鉄の香り
私の記憶を刺激する
✴️653✴️ブランコ
ブランコ
ーーー
幼い頃、一番好きな遊具はなんだったか、と聞かれると私はブランコが好きだったなぁと思う。
あの独特の浮遊感。少しずつ地面を蹴って、体が一瞬ふわっと舞い上がるのだ。立った姿勢のままこぐこともあった。風をきる瞬間がどうしようもなく心地よかった。
幼稚園の、外で遊ぶ時間はいつもブランコで遊びたい子がたくさんだった。私は順番ことかは苦手だったので砂場で遊ぶことが多かった。
今でも覚えているブランコの思い出がある。幼稚園が終わったあとのことだ。母が迎えに来てくれて、私はその日、どうしてもブランコで遊びたかった。なので、母と一緒にブランコが空く順番を待っていたのだ。その日は6つあるブランコがすべて埋まっていて、空いてもまたすぐ埋まってしまう……という状況だった。なのでちょっと焦っていた。それで、ブランコの1つが空いた瞬間私は一目散にそのブランコを死守するために駆け出した。瞬間、左肩に激痛。ブランコで遊んでいた子の、こいだ足が私の左肩にクリーンヒットしたのだった。本当に私って頭が足りない。確か、脱臼したのだっけ。本当に肩で運がよかった。頭とかだったら恐ろしいことになっていたのかも。
貴方が押してくれて、
私の背中に触れる貴方の手はまだ覚えてる。
ブランコ
幼少の頃は(小学生まで・・かな)よく公園で遊んだ。
"The公園" 的な すべり台、砂場、ブランコ、
ジャングルジム・・そんな公園にも時代的に、
たくさん子どもたちが遊んでいた気がする。
幼稚園や小学校が終わって友達と集まるのは
学校の近所の駄菓子屋か公園か・・そんなとこ。
なかにはランドセルを公園のベンチに置いてる
ダイレクト組(笑)もいた。ゲームなんかそれこそ
ポケットメイトくらいしか無かったから、
ただただ追いかけごっこしたり、
ビニールのバットとボールで野球したり、
バットが無ければハンドベース?だったりした。
ジュースなんか飲んでたら「ヒトクチ、ヒトクチ!」
と回し飲みになった時代だった。
セブンアップやスコールより、量の多いチェリオが
好きだったなぁ。ジュースはもちろん瓶ジュース。
むかーし昔のお話です。
今、自分が公園に行ってブランコで揺られてたら、
通報されて職質されるのかな。なんか残酷(笑)
ゆれる、ゆれる
ゆれて、ゆれて、いつかあの空まで届くかな
一際大きく揺れた時、そのまま飛んでいけそうな気がした
あの青いばかりの気持ちのいい空
飛んでいけたらどんなに楽しいだろう
鳥と一緒にどこまでも飛んで行けたら
飛行機と一緒ならいろんな国に行けるのに
ロケットと一緒なら宇宙にだって行けるのに
でも、いつも届きそうになったらすぐ地面に戻ってしまう
降りた時、また遠くなってしまった空を見て
くやしい、残念と口を尖らせてもう一度乗る
今度こそ空に届いてやるんだと勢いよく体を揺らす
ゆれる、ゆれる
ゆれて、ゆれて、あの空へ
「ブランコ」
懐かしい思い出がよみがえる。
小さい頃、よく乗っていた気がする。
まだ足も短くて、座るのに苦労した思い出がある。
やっと座る事ができたけど、ブランコが高く、ふらふらと浮いた足の行き場がなかった。
地面を蹴って勢いをつけることも出来なかったから、よく背中を押してもらっていたな。
あれから歳の数が増えて、今。
あんなに遠かった地面が、
今じゃすっかり届くほど成長したなと感じる。
もう、誰かに押して貰わなくても、自分の力で、できるようになったんだなって
小さいことだけど、成長したなと感じた。
海岸通り 背の高い椰子の木にはブランコ
子供より大人
気温は低いけど空は青い
行きたいけど、素通りした
やんよんと古い遊具に落ちている
命の欠片 君の冒険
空中ブランコの鳥肌と露出
落ちればホワイトタイガーの餌
#ブランコ
『心を溶かすもの』
ブランコに座り、前後に小さく動いてみた。静寂の夜に、キィキィという鉄の音だけが響く。ここは周辺に住宅が少ない公園なので、夜に大人がブランコに乗ってたとしても通報はされないだろう……たぶん。
彼氏に振られた。昨日の夜、突然メールが来たと思ったら"別れよう"の4文字。急いで電話して訳を聞いたら「だってお前、全然嫉妬とかしてくれないじゃん。俺がいなくてもいいんだろ」って。電話を受けてから全然理解できてなかったけど、今日仕事が終わって帰り道を歩いてたら急に振られたということを実感し、今に至る。
じわじわと込み上げているものを我慢していると、急に頬に温かい、いや熱いものが押し付けられた。
「わっ!な、なに!?」
急いでブランコから立ち上がり警戒すると、「悪い悪い」という声が聞こえた。声のほうに向くと、幼なじみである男が立っていた。その手には日本のココア缶。さっき押し付けられたのは、それだろう。男は隣のブランコに腰掛けた。私もブランコに座り直す。
「ちょっともうなにー?びっくりしたんだけど」
「いやぁ、なんか悲しそうな顔してんなーって思ったから元気づけてあげようと思って」
何かあった?
そう首を傾げて聞いてくる彼に、じわりと目の前がにじんだ。そうだ、この男には今まで色んなことを相談してきたんだ。もうこの際、全部言ってしまおう。そう決断し、彼氏に思っていること全部ぶちまけた。彼はただ静かに聞いてくれていた。
「もう何よー!嫉妬とかめんどくさいとか言うから我慢してたのに!嫉妬してない訳ないじゃない!!」
そう言ってわんわん泣く私の目の前に、彼が立った。見上げると彼は真剣な目をしていた。
「…ねぇこんな時に言うのも卑怯だけどさ、俺にしない?」
「…へ?」
言われた言葉に戸惑って聞き返すと、彼は目線を合わせるように私の前にしゃがんで手を握ってきた。
「俺なら絶対に幸せに出来る。だから、俺と付き合ってください」
「…え、えぇ!?」
驚く私にふっと笑う彼。
彼の真剣な目と暖かい手に、私の心まで溶かされそうだと感じた。
【ブランコ】
大人になるにつれて乗る回数が減ったブランコ。
無邪気に外で走り回っていた小学生の頃は
冗談抜きで毎日乗っていた。ある日は漕いで、
ある日は椅子代わり、ある日は立ってみたりした。
青春の多くをブランコで過ごしたかもしれない。
そんな時期から長らくたって私はいま大学生。
雪が溶けたらブランコに乗ろう。
ブランコ。
【ブランコ】
前後に揺れているだけなのに楽しいと思えたのはなぜだろう
だけど今はスマホに夢中で公園すら視野に入らない。
初心に戻ることも大事だよね、
「対象年齢12歳以下」
そこら辺のガタイのいい小6男児よりは体重が軽いから大丈夫だろうと、年齢制限を無視してブランコに座る。
朝4時、誰もいない公園で一人、身体に溜まった疲れをブランコの勢いで飛ばす。散歩する犬の鳴き声が聞こえるようになるまでは、私だけの時間。ただひたすらに無心で乗り続ける。心はまだ12歳以下のようだ。