『バレンタイン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「今までありがとう。ゆっくり休んでね」
孫より感謝を込めて
「誕生日おめでとう!いつもありがとう!」
娘より愛を込めて
12日は亡き祖父の、15日は母の誕生日
花束もお菓子もないけれど、貴方達が喜んでくれるように生きていくつもり。
そうか、昨日はバレンタインだったんだ。自分には無縁のイベントになってしまったなあ。
小学生の頃は、好きな子の家まで行ってチョコを渡してたけれど、その子とは疎遠になっている。
ちなみに私はチョコが嫌いだから、あまり嬉しいイベントでもない。友チョコも義理チョコも。
今は友達の恋を応援することを楽しむイベントと化している。
バレンタイン
トロトロのチョコに
温めたミルク
バターも少々
あなたにあげるチョコレート
笑顔になれば嬉しいな
バレンタインは、企業の戦略から始まったと
思うが、それ以上に引っかかるのは
格差を生み出すしくみであること。
3次元世界のみしかないと思われる方は
読むのをやめたいほうがよいかと思います。
元々、地球人には格差、優劣などはなかった。
愛そのものしかなく、縄文時代は一万年以上
争いがなかった素晴らしい文明であった。
それをおもしろく思わない支配力の強い
地球外生命体が、支配や恐怖、競争を
教えてから地球の人たちは、戦闘的な
民族が出てきて、力で抑えようとする
支配が誕生することになった。
例としてはアトランティスがそうである。
話は、戻るがバレンタインで、勝ち負けを作る
仕組みも支配者階級は、目論んでいたことには
ほぼ間違いではあるまい。
少年少女時代にこのバレンタインに限ったことでは
ないが、苦い思い出とかあると、どこかで
自信をなくすことがのちのちの人生に
大きく影響を与えるということだ。
そのため、私はバレンタインはなくてもよいと
断言したい。
そんな優劣をつけるシステムより、
みんなで楽しく踊る日とかのほうが
楽しいのではないかと思う。
チョコレートが苦手な
自転車通学の彼に部活終わり
ドキドキフワフワしながら
手作りクッキーを渡して
自転車を押しながら彼が
駅まで送ってくれた
クッキー渡せたことと
彼と2人歩いていること
夢みたいでフワフワして
駅までの数分間
冬の夕暮れの街灯や
小さな駅の灯りが
キラキラ揺れてるみたいで
寒い冬の夕暮れなのに
温かいオレンジ色の光に
包まれてるみたいだった
『バレンタイン』
今日は2月14日。
そう。年に一度のバレンタインデーの日だ。
お婆ちゃん、叔母から親戚ということもありチョコが
送られて来た。
だが、僕は毎年のことだから貰っても何とも
思わなかった。いや、思うものはあった。面倒くさい。
そう。面倒くさいと思ったのだ。
バレンタインデーにチョコを貰ったらホワイトデーに
お返しをしないといけないからだ。
だから僕はバレンタインデーにチョコを貰うという
行為が好きでは無い。
男なら誰しも女の子から貰いたいと思うだろう。
だからバレンタインデーだからと言って渡そうと
してくれた子に対して僕は「いらない。」と言った。
男としてどうかと思うかもしれない。だからと言って 貰ってしまったらお返しを渡す必要が出てくる。
だから僕はチョコを一つも貰っていない。
勿論、親戚を除いて。
これで良かったのかは分からない。素っ気ないと
言われたら確かにそうだ。優しくしてくれた子に対して
ありがたい気持ちはある。その反面、嫌な気持ちも。
これが人間関係が上手く行かない理由の
一つなのだろう。
はぁ、どうすればいいのだろうな。
〝バレンタイン〟
バレンタインは、
企業が勝手にチョコ制度を作ったそうだ。
好きな人へのチョコも、友チョコも、
歴史なんてない。
いつか、陰キャに優しいチョコができますように。
バレンタイン
あの人、来るかな?
おすそわけ あるよ
学校 行くとき
チョコボール 買った
ビニール はがして
後ろむきの あの人を
呼んだ
ぼろぼろ
沢山出ちゃった チョコボール
全部 食べる事で
お昼ごはん 入るかな
楽しいバレンタインデー
もらったチョコがこんなにも甘いのは多分、あなたが作ったからだよ。と言いたいが気恥ずかしくて言えないのです。
「ハッピーバレンタイン!」
ここは道のど真ん中。
吹雪いたくらいに寒くなった。おかしいな?バレンタインって今日だよね?
などと考えているうちに彼はさりげなく逃げようとしている。
「待って?!まだ何も話してないよね?」
がっしりと彼の腕を掴んだ。今日はだめ。今日こそは逃さない。だって年に一度の──
「告白なら毎日のようにしているだろう。今日くらいは勘弁してくれ」
「えっ」
げんなりとした彼が持っている紙袋の中は、たくさんのチョコが詰め込まれていた。仕事帰りだから職場の人から?それにしても数が多い。
「モテすぎて引くんですけどー!」
彼がカッコイイのはわかる。同担拒否ではないからわかるわかる、という気持ちはある。ちょっと嬉しい。
でもやっぱりライバルが多いのは不安かも。いや、はじめから相手にされてないけど!すみませんね!
「いい加減手を離さないか?」
急に黙って俯いた私を不審に思ったのか、彼は突き放さず探るような物言いをする。
「あ……ごめんなさい」
手を離す。絶対変な女だと思われた。うん、はじめからだけど。
きっと彼の近くには綺麗でオトナな女の人がいて、私みたいな騒がしいストー…つきまといJKなんか煩わしいよね。と、柄にもなくへこんだ。
彼が離れていくのをただ見ているしかできない。
初恋は実らないなんて言うけど、本当にそうなのかもしれない。全然上手くいかなくて、気持ちばかり膨らんで、どうしようもなくて。
涙が滲んで視界が歪む。
──離れていった彼が戻ってきたように見えた。
なんてひどい幻覚。
「早くしろ」
ぶっきらぼうな彼の声。幻覚じゃなくて本物だった。片手を差し出し、何かを待っている。
「え?何?何??」
「俺に渡すものがあるんだろう?」
「あ!あっ、あっ、ある!ありますっ!」
バッグにしまっていたバレンタインのチョコレートを出して彼に手渡す。
「受け取ってくれて、ありがとう。でも、どうして?」
「また泣かれたら困るからな」
ああ……口ではそう言うけど、優しい人だって知ってる。
「告白はいいのか?」
「好きです!付き合ってください!」
「それはできない」
「えーー!?」
いつものやりとりに何処か安心する。
彼の横顔も少し楽しそうに見えたのは──
幻覚?現実?
【バレンタイン】
いつもお世話になっている上役のあの人へ。
チョコレートのかかったマドレーヌを。
普段は受け取ってくれないけれど、今日はタイミング良くティーブレークしていて。
「紅茶のお供に」とバッと差し出したら、受け取ってくれた。
嬉しい。今なら、目の前の窓から飛び降りて、シュパッと華麗なトーマスを披露出来そう。
そのくらい、嬉しい。
テーマ「バレンタイン」
バレンタイン
チョコ、大切な人に贈るそれは美味しいものがいい。
でも、このキラキラ並ぶ全てから、真実美味しいものを見つけ出すのは困難をきわめる。
やっぱり有名メーカー?
食べ慣れた定番の味?
ちょっとめずらしいそれ、食べてみたい。
あーだからお願い、一口ちょうだい?
食べるなら美味しいものがいい、よね。
出番を忘れたチョコレート
食べたらやっぱり
甘かった
__バレンタイン
バレンタイン
本命チョコ 義理チョコ 友チョコ 自分チョコ
娘達が作った失敗チョコ…………
しばらくチョコはいらないな…
「ハッピーバレンタイン〜!」
こうやって友チョコを交換し合うけど、
自分が作ったやつが本当に美味しいのか、
ちょっと不安になる時ってある?
#『バレンタイン』
No.43
バレンタインの歴史
1207年2月14日、ローマの皇帝が結婚を禁止したことに対して、
反抗して殺された、聖人バレンチヌスを祭る日なんだって。何を感じる?
若い頃は恋愛関係のイベントでしかなかった
そんなに若いとも言えない年齢の今
家族とか姪っ子とか
チョコをあげたい人の範囲が広がって
そのことが
なんだか嬉しい
(もちろん恋人にもあげたいが)
「はいチョコ!」
「ありがと!私からも!」
朝イチから教室に聞こえる会話はこんなものばっかり。
そう今日はバレンタイン。私はそんなタイプじゃないから作って友達にあげるなんてことはしない。
「おはよ!はい!」
と言って友達は私にチョコを差し出した。友達も同類と思っていたのはどうやら間違いだったらしい。と言っても私は超甘党だからもらって喜ばないはずがない。
足早に家に帰りもらったチョコを机に出す。同級生から2個と先輩から3個。思っていなかった戦利品達に頬は緩むばかり。早速いただいたがすぐに私の手は止まった。生チョコの群れに勝てなかったのだ。甘党と豪語していたのに情けない。
「人間みたいだなー」
自然とそう思った。人と仲良くなればなるほどその人がわかってくる。それは良いところも悪いところもだ。そこからまた深入りしていけばいつか嫌いになる。
私がそうだ。
私がいつも通う学校。いつも話す友達。
みんなみんな優しい人。だけどそれだけじゃない。
話せば話すほど、一緒に過ごせば過ごすほどその子ことが嫌いになる。というかダメな部分しか見れなくなるのだ。このチョコをくれた仲の良い友達も他の子も。私はみんなみんな心のどこかで嫌っているんだ。だけど離れられないのだ。みんなそれだけの人間じゃないから。そして1人は辛いから。
「人間って面倒だな」
今年のバレンタインは今までよりちょっとビターな日になりました。
ピンクの小箱に赤と茶色のチェック柄のリボン。なかなか可愛いラッピング。だけど中には、こんな見た目に相応しくないものが入っている。
作ったのはトリュフ、なんだけどどこをどう間違えたのか出来上がったものは泥のツブテみたいなシロモノだった。形の歪さが逆に怖い。“手りゅう弾の一種だよ”と言って見せたら何人かの人は信じると思う。それぐらい、物騒なバレンタイン用の手作りチョコレートが出来上がった。
さすがに、これはなぁ。反応に困るあの人の顔が想像できる。ありがとう、と言いながら笑顔で受け取ってくれるのは間違いない。あの人は優しいから。これまでに、私の酷い手料理の毒見役に何度も付き合ってくれた。そのたびに、文句なんて一切言わずに笑って食べてくれる。私が悲しむのを考えて、絶対に不味いなんて言わない人。
「ただいま」
彼は今日少し残業だったようで、いつもより遅めに帰ってきた。
「おかえり。今あっためるね」
「ありがとう」
こんなに料理が苦手でも主婦を始めて何年かは経ったので、作れる料理はそれなりにある。今夜はカレー。この献立はもう大丈夫。ていうかカレーを不味く作るほうが難しいか。
「いただきます」
毎日お行儀よく言ってくれて残さず食べてくれる。君が一生懸命作ってくれたご飯だもん。残すなんて失礼だろ。そんなふうに言ってくれるから、私は世界一幸せだなと常々思う。そんな彼を今日くらいは、本気で喜ばせたくて頑張ってみたけど、やっぱり駄目だった。そもそもトリュフなんて初めて作ったのにうまくいくわけない。チョコを溶かして生クリームと混ぜて丸めるだけじゃん。レシピを見ながらそんなふうに見くびっていた私を殴りたくなった。
「ごちそうさま」
彼は綺麗にカレーを食べ終えて皿をシンクへ運ぶ。
「いいよ、片付けるから」
「そう?ありがとう」
「お風呂、沸いてるよ。入ってきたら?」
「うん……」
返事はするけど彼はキッチンから離れようとしなかった。私のことをじっと見たまま動かない。
「どうしたの?」
「サエちゃん、今日何の日か知ってる?」
「……バレンタインでしょ」
「そう。僕には、ないの?」
物寂しそうな顔をして彼は私に聞いてきた。あると言えばあるけど。あんな手りゅう弾もどきをあげるわけにはいかないんだよ。こんなことなら、市販で良いからちょっと良いチョコ買っとけば良かった。
「今日、帰ってきた時カレーの匂いもしたけどチョコの匂いもしたよ」
「それは、」
「本当は、作ってくれたんでしょ?」
「……」
「サエちゃんのチョコ、僕欲しいよ」
観念した私はパントリーの扉を開けて、1番上の棚からピンクの箱を取り出した。それを見た彼は、やっぱり、と少し声を弾ませて言った。
「でもね、ダメなの。失敗しちゃったの。だから……これはさすがにあげられないの」
「なんで?焦がしたの?」
「そうじゃないけど」
「じゃあ、ちょうだいよ」
モタモタしてる私からあっさりと箱を取り上げて彼はリボンを解いた。ゴツゴツした武器みたいなチョコが姿を現した。彼は1つつまみ口に含む。何度か咀嚼して飲み込んだ後、とってもおいしいよ、と言った。
「……やめてよ、そんな、無理して食べてほしくない」
「なんで?無理なんかしてないよ。普通においしいもん。サエちゃんも1つ食べる?」
「要らないよ!こんな、ブサイクな食べ物なんて!もういいよ、返してよ!」
「ダメだよ。だってこれ、僕のだもん。サエちゃんが僕のために頑張って作ってくれたバレンタインチョコなんだから」
「……こんなのはバレンタインにふさわしくないよ」
「サエちゃんさぁ、なんか誤解してない?」
「……なにがよ」
「まぁ、人によっちゃ“料理は見た目まで美しくないといけない”って考えもあるけど。少なくとも、僕はそっち側の人間じゃない」
座ろうよ、と言って彼は私の手を引いてリビングのソファまで連れてきた。2人で並んで腰掛ける。ちゃっかり私のチョコまで持ってきて、2つ目を口に頬張っていた。
「食べさせる人のために一生懸命作ってくれたものがどんな見映え悪くたって、何の問題もないと思うけどね、僕は」
「……でも、黒焦げの料理が毎回出てくるのイヤでしょ」
「ぜーんぜん。黒焦げでも、サエちゃんの料理美味しいもん」
「ウソ」
「ほんとだよ」
「じゃあ、味覚がおかしいんだ」
「ひっどいなぁ、本当に美味しいからいつも美味しいって言って食べてるのに」
「だって、そんなわけ、ムググ」
反論を返そうとする私の口にチョコレートをねじ込まれた。あのゴツゴツの、トリュフとは果てしなくかけ離れたものが。私の口の中でゆっくりと溶けていく。当たり前だけど普通にチョコの味がする。そして、食べれるレベルの味だった。
「ね?美味しいでしょ?」
「……うん」
「もっと自信持ってよ。僕はサエちゃんの作るご飯大好きだよ」
彼はにこりと笑って、戸惑う私の唇を塞いだ。チョコの味がした。バレンタインに相応しい、甘い味のキスだった。
バレンタイン
僕が焼くお菓子が大好きだって、君はいつも言う
でも、バレンタインっていうイベントを前にするとどうしても
なんだかいじけた気持ちになって
どうせ女の子から欲しいんでしょって
君のためだけに作ったわけじゃ全くないんだからねって
いつも釘を刺すみたいな渡し方をしてしまう
スイーツ作れるなんて女子力高いねって周りの声
うるさいな 放っておいてよ
別に女の子の真似がしたくて君を好きなわけじゃない
こんな焦げついた気持ちも
せめて粉砂糖で白く誤魔化せたらいいのに