『バカみたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『嘘だけじゃ辛いでしょ』
いつまでも付き合ってくれるのは、単なる優しさだけではないはずだ。頼られると断れない性格も見返りを求めない気遣いもすべて「私だから」だという。嘘のような本当の話に私はどれだけ甘えているのか、知ることすら怖い。
ここは違うのに、いつも帰ってくる人をおかえりなさいと出迎える。嬉しそうに目を細めてただいまと返してくれるのを一日中ずっと待っていた。
頬に触れて、輪郭をなぞって、顎先から指先が離れる。一瞬の触れ合いを名残惜しそうな表情で終えて洗面所に向かう背中を眺めた。
今日は雨が降っていたから冷えたのだろうか。
うずくまったまま出てこないから何度も部屋を覗いて声をかけた。その度にひしゃげた声であーとかうーとか要領を得ない返事をするだけで出てくる気配はない。
温かな布団に乗り上げてたぶん頭がある位置を軽く撫でる。すると冷たい手だけ出してきたので近くにあった体温計を乗せてやると手は引っ込んで、モゾモゾと布団が動いた。しばらくしてピピピと電子音が鳴ると、特大のため息とともに体温計が放り出されて代わりに私を布団の中に引っ張り込むのだ。
体調が悪いときはいつもこうなる。薄暗い布団の中で寒さに震えるのが可哀想で私は体温を分けてやろうと身を寄せた。
泣いて、泣いて泣いてまた泣いて。壊れていく姿をただみていた。私はここにいるよと伝えることしかできない。
私にだけみせてくれる優しさだけは失わないからずっと好きだよ。だから泣かないで、あなたのことが大好きな私がいるから泣かないでいいよ。側にいて、同じ時間を同じ場所で過ごせばいいの。
『すぐに戻ってくるから待っててね』
そんな何でもない壺になんか縋ってバカみたい。
私はここにいるよ、嘘じゃない。
だからドアを開けて迎えに来てね。
【題:バカみたい】
「バカみたい」
バカみたいじゃん。
今更貴方の好きだったアーティストの曲にハマるなんて。
貴方のことを忘れられないみたいじゃん。
物語のヒロインは
裏切られても
信じるの
あたしは
彼女たちを
バカみたい って思ってたの
だって
裏切られてるよ
気づいてるでしょって
でもね
同じ立場になってしまったのよ
そして
分かったわ
信じたいよね
縋りたいよね
愛しているから
恋が終わって
自分を振り返って
バカみたい って思ったの
あたしも物語のあの子と同じだった
盲目で歩いて
傷ついて
また立ち上がるの
今度こそ
王子様に出会うためにね
バカみたい
女々しく貴方を想って
必死になって
アプローチして
客観的に冷静になって
振り返った時の自分が
バカみたいで
情けなくて
可笑しくて
けどどんな風に見えていようと
貴方を想ってる時間が好きで
バカになってる自分も嫌いではなくて
これが愛なんだか好意なんだか
頭で考えられる事はどうでも良くて
ただ私の中で貴方が大切な人である事が
変わらないみたい
どんなに抗ってもそれは変わらないみたいでさ
チャイムの音が響いた瞬間、睡魔との戦いはようやく終わりを告げた。大きく伸びをすれば、背中の骨がポキポキ鳴る。教科書やらノートやらを雑に机の中に突っ込んでから、俺は後ろを振り向いた。
てっきりいつものように机に突っ伏して気持ちよさそうに寝こけているかと思ったが、後ろの席の西木は、今日は珍しく起きていた。
しかも西木は今、教科書を開いて読んでいる。文字が並んでると眠くなる、とか言って、教科書を忌まわしき呪いの書物だと見なしていた、あの西木が。明日槍でも降るんじゃないかと思いながら、俺は「おい、西木」と声をかけた。
「吾妻。悪いけど俺は今集中してる」
ちょっと黙っててくれないか。西木は目を落としたまま言った。こいつって、何かに集中することができたのか。知らなかった。
熱でもあるのかと思って、西木の額に手を当てて自身の体温と比べてみたが、まごうことなき平熱だ。いよいよ不安になってくる。
「お前ほんとに西木か?」
「あたりまえだろ」
「今朝なんか変なものでも食べた?」
「食べてない」
「じゃあどっかに頭打ったとか?」
「お前さあ、俺のことなんだと思ってんの」
西木はやっと顔を上げて、俺を見た。いかにも不服そうにこちらを睨んでいる。
「俺がちょっと勉強してるぐらいでさ」
「だって普段のお前からしたらありえないし」
常ならば、授業開始から三秒で爆睡。起きているのは体育の授業中と昼飯時、それから部活動の間だけ。体力ばかりを漲らせたアホの申し子・西木良輔が勉強をしてるなんて、天変地異の前触れとしか思えない。
「どういう風の吹き回しだよ」
俺が言うと、西木は窓の外に目を向けて、「今日あんま風吹いてなくね?」と答えた。どうやら中身はいつもの西木のままのようだ。俺は少し安心した。
「なんで急に勉強に目覚めた?」
俺は改めて、西木でもわかる言葉で言い直した。すると西木は、なぜかちょっと照れくさそうに頭を掻いて「それ聞く?」と言った。
あ、なんかめんどくさそう。直感でそう思ったが、既に西木のスイッチは入ってしまったようだ。
「宮村さんに好きなタイプ聞いたんだよ」
「へえ」
「そしたら、頭のいい人って言われて」
「…………」
隣のクラスの宮村琴葉は、西木の片想いの相手である。告白こそまだしていないらしいが、はたから見ていてもバレバレだ。
宮村さんも、西木の猛烈なアプローチに困っているのだろう。好きなタイプを「頭のいい人」と答えることで、たぶんやんわりと西木を拒絶している。けれども西木が、相手の気持ちを細やかに察するスキルなんてものを持ち合わせているはずもない。
好きな子のタイプが「頭のいい人」だとわかった途端、少しでもそれに近づこうと教科書を熱心に読み始める、単純な男だ。一言で言えばバカ。だけど俺は嫌いじゃない。宮村さんはどうだか知らないが。
「とにかく俺は今から猛勉強して東大入って、宮村さんに告白するんだ」
「あぁそう。まあ何だ、がんばれ」
またすごいこと言い出したなと思いつつ、俺は愛しきバカの頭にぽんと手を乗せた。
【テーマ:バカみたい】
『バカみたい』
バカみたいだと言って
バカだとは言わない
そんな人ばかりだから
バカだなって言って笑って
優しく頭を撫でてくれる
私を小さな子に変える
そんな貴方のことが
私はバカみたいに好き
—誕生日サプライズ—
今日は、彼女の誕生日だ。
だから、俺はサプライズをすることにした。
準備は、彼女が仕事から帰ってくる十九時までに終わらせなくてはならない。
職場を早く抜けてきたつもりだったが、あと三十分しかない。
「よしっ! 飾り付けはオッケーだ」
壁に風船や、折り紙で作った輪飾をテープで貼りつけた。
「次は料理を並べないとな」
帰りにスーパーで買った少しお高めなサラダやローストビーフ、寿司等を皿に盛り付ける。
残り十分。
プレゼントは用意できている。ラッピングしたそれをそばに置いている。
ケーキは冷蔵庫だ。
俺は彼女が帰ってくるまで、大きな段ボールの中にクラッカーを持って身を潜めた。
ここから出て、彼女をびっくりさせてやるのだ。
——
今日は私の誕生日。
腕時計をみた。午後七時。
実は、彼が私にサプライズを仕掛けてくれることには事前に気づいている。
ベッドの下にたくさんの飾り付けがみえたから。それに朝から彼の様子がいつもと違っていたからだ。
鍵を回す。
「ただいまー」
私は何も知らないふりをして家に入った。
リビングにつながる透明なドアから、中の様子がみえた。中央に明らかに大きな段ボールが置いてある。
(バレバレだよ!)
大人一人が入れる大きさだった。
小さく咳払いをして、表情を固めた。
「ただいま」ともう一度言った。
「誕生日おめでとう!」
彼が勢いよく飛び出してきて、クラッカーを鳴らした。私は驚いたふりをしておく。
「うわっ、びっくりした!」
「えへへ、でしょ。誕生日おめでとう」
彼は、頭の後ろを掻いて笑った。
「はい、いつもありがとう」
彼はそう言ってプレゼントをくれた。
私がずっと前から欲しいと言っていた、ヘアブラシだった。
「嬉しい。ありがとう!」
今夜の誕生日パーティーは、とても素敵な会になった。
バカみたいに笑い合って、最高の思い出になった。
お題:バカみたい
バカみたい
お題がむずかしい
バカではなく、バカみたい
私は最近、この言葉を聞いていない
自分の理解を越えたときにでる言葉?
常識外れ、メタ認知
Geminiにバカみたいを哲学してと指示したら
出てきた言葉
バカみたい、私には強い怒気を含んだイメージの自分が見える
最近はAi に何でも聞いている
自分の好みに育てようと思って
Ai を使ったことが無い人が聞いたら、頭おかしいのか
バカみたいと言われそうだ
使ってみればわかる
Aiは使用者の色に染まっていく
バカみたい!貴方もいずれ、それが解る
みんなの作品読んでいたら、心に揺さぶられたので感じたままに書いてみる
バカみたい
大丈夫、大丈夫
貴方の文字は私の心を揺さぶった
大丈夫、大丈夫
その文字は人生の糧になる
人類の歴史5000年
文字を使い初めて2000年
生産性なんて、直近150年だけ!
それもAiの登場で、もう終わり!!
これからは、より人間性が求められる時代
人間らしく、やりたいことをやったらいいよ。
私の心を動かした、貴方に届いたらいいなぁ
『価値』
近所の河川敷 あまり綺麗でない河川敷 ぼんやりするのに最適で 昨日も今日もそうしてた 私はそこに価値を見いだす アイデアの風船が浮かぶ 地球を超えて遥か彼方 星の真似事をしている
【バカみたい】
この世の理不尽さは
バカみたいに溢れている
人は欲には抗えない
だからこそ
理不尽が多くなるのだろう
どうして欲は出てくるんだろう
『バカみたい』
充電しながらスマホを触り、当たり障りのない話題を流し見して寝る前にやる事じゃないのは分かってる。
睡眠時間を削ってる。
スマホの電池寿命を減らすような行為だというこ事も。
でも、やめられないのだ。
バカみたいだと思いながら既に一時間半経過した。
今までの恋愛で
たくさん
信じてきた
信じられてきた
その信頼を
裏切った
裏切られた
“バカみたい”にたくさんの恋愛を
経験した
今思うと経験をする度に
恋愛の経験値
心の強さは
上がっている気がする
今の私があるのは
その経験があったから
なくても今の私があるかもしれないが
これから先に何か待ち受けているような
気がしてしまう
人生はそんな甘くない
そう思うから
たくさん経験した方がいい
傷ついてもいい
泣いてもいい
その分、たくさん笑って
バカみたい
人を傷つける人
言葉、身体への、
ストーカー的な精神的な暴力
モノにあたる人
車や建物への器物損壊行為!
バカみたい
全て自分の心に返ってくるのに、、、。
やった事への
後悔や懺悔、苦悩と、、、。
早く気づいてよ、
バカみたい
な事をしてしまったと、ね!
静まり返った部屋、窓の外の土砂降りの大雨。
木製の四本脚で、長方形の机。机の上には先程まで
暖かった深みのある大皿や小皿に入った数々の
料理達が、暖色系の明かりに照らされ置かれている
私は眉間に皺寄せて目を細め、机の向かい側に
置かれた椅子、正確には椅子に座っていた彼がいた空間を眺めていた。はぁ〜と長い溜息をつき、一言呟く。
バカみたい。
彼の浮気が判明し、喧嘩をしたのだ。
浮気相手は恐らく、職場の女。一度見た事がある。
彼の仕事は夜遅くまで掛かるのは理解出来ていた。
理解しようとした。
だが、帰ってくる彼の顔をみるたびに思うのだ。
何故、楽しそうなのか。何故、肌艶が脂っぽい。
何故、首筋の辺りに小さな赤みがあるのか。
何故、ワイシャツの襟の辺りに黒いインクの汚れや
オレンジ色の汚れがあるのか。
神経質な事だと思っていたが、連日続けば
疑惑は確信に変わる。
一度、愚鈍になり、考えれば私の事を想っていたと、
脳内で押し広げれば気にする事ではない。
そう思っていたが、甘かった。欺瞞に駆られた私は
彼の職場の前で探偵の真似事をして、張り込む。
そして深夜近く…………やはり、そうだった。
職場の正面入り口から二人出てくるのを、私は暗闇に飲まれた木陰から見据えた。女は彼と腕を組みながらホテルに向かった。
昔ながらの駐車場から部屋に繋がる、黒いゴム製の切れ目が入ったのれんが駐車場の入り口で揺れている中、彼と女は隣にあるホテルの正面入り口に入っていった。
彼の営みの流れは巡る思い出の中で幾度も体験しているので、あの女ともきっと同じであろうと思うと、酷く汚された気分になり、嗚咽を漏らすも、
ホテルの正面入り口から視点を上げていきホテルの上まで眺めた。その後、自宅の風呂場で隅々まで身体を洗い上げ、
女と彼の情事を想像し、歯が少し見える位、口角を上げて嗤うと、シャワーヘッドを持っていないもう片方の手が鼠径部に近付き、一人慰めようと
指先が蠢いたが、我に戻って湧いた怒りと自己嫌悪が指先を止めた。口角は下がり、歯は隠れると
溢れる涙と共に頭の頂点からシャワーで洗い流した。
浮気相手の女は私に無い物を彼に補った。
私に無い、ハリのある肌艶や、
指が沈み込む程の豊かな胸、
いつでも歯を見せて笑う口元。
否定せず、自尊心を立たせるアイドルの様な口調。
肉置きの良い身体つき。その女に勝てる要素は
彼と過ごした時間の長さ位だろう。彼はその女の
肉体に魅了されているだけだ。きっと風俗に通う
男共と同じ様な、下半身だけで繋がる関係だろう。
心など無い。彼の心は私の物だ。あの女には彼との時間が短い。彼がどんな顔で笑い、どんな顔で怒り、どんな顔で悲しむか…………何度肌を合わせようと。傲慢にも思えるその感情がシャワーヘッドから流れる湯の熱によって絆されて昂る。シャワーヘッドから流れる湯を止め、水浸しの頭のまま、風呂場で考えを巡らせる。
彼が帰って来ても、その女と快楽を貪っていた過去は変わらない。なんと言うべきか。何も言うべきではないのか。そして現在。
もう一度、溜息を付き、頬杖をついていた両掌を
机について、フラフラ椅子から立ち上がる。
相変わらず、四角い窓の外では土砂降りの大雨が振り続いていた。私も玄関から飛び出し、駆け出していっそ大雨の中で
濡鼠になろうか。と過るがやめた。
机の上の冷めた料理には手を付けず、
ラップを掛けていった。そして近くにある
少し草臥れた二人掛けのソファに
ドカッという効果音が付きそうなアクションで
座り込むと目の前にある硝子製で透明な座卓から
リモコンを取り、テレビの電源を入れた。
一瞬、座卓に置かれたタバコの箱に目が留まるが
無表情でリモコンのチャンネルボタンを押した。
目には写るが、一切、頭には入らなかった。
テレビに流れる映像をみながら、脳内では彼との
思い出が、出会いの瞬間から現在の瞬間まで、
早送りで流れていく。呆然とテレビから流れる
映像や音声に目や耳を傾けながら、
静かに涙を流した。
両眼から一筋の涙が落ちて行ったが、気にもとめず
粛々と泣いた。
これが一つの恋の終わりと始まりだ。
バカみたい
黙々と文字を綴って、何になる。
何の役にも立ちはしない。
黙々と文字を追い続けて、何になる。
その小説は、人生の為に成りはしない。
黙々と量産性のない休日を過ごして、何になる。
丸一日、頭使って疲れただけだ。
…うるせぇ!!!
そう叫んで駄作は完成した。
嗚呼、この瞬間で全てがチャラに成る。
あーあ。バカみたい!
でも、
最高に楽しいのね、バカみたいなコトするのって!
昔は友人とバカみたいに大笑いして
くだらない話をしても楽しかった
今はなかなか難しい
会話が退屈に感じてしまえば
苦痛な時間になってしまう
雑談でも工夫が必要だ
聞き手話し手を上手く交代しつつ
分かりやすく表現し
時には例えを用い
必要なタイミングで相槌をうつなど
少々気疲れするが
お互いに楽しい時間を共有するには
ちょっとした気遣いも必要だ
ばっかぢゃねーの?
吐き捨てるように独り言つ
愚か者たちに自分自身に
#バカみたい
"バカみたい"
ミッケなら反則になる印鑑を隠した場所は空の紅茶缶
『バカみたい』
社会に繰り出し
様々な人の話を聞き
なんと自分は情けないのだと
バカみたいだと
そう思う
しかし帰り道に
夕日に照らされている
綺麗な葉っぱや花々
これを見ると
バカみたいと思った自分を
バカみたいに感じた
自分は 自分こそは
これでいいのだ
これがいいのだ