バカみたい』の作文集

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バカみたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

3/22/2024, 3:46:20 PM

バカみたい。

学年一のイケメンが。

進路を決めだした頃に"好きな子"が出来るなんて。

いつもその子の話しかしなくてさ。

似たような話されると飽きるんだよ。

授業中に見すぎて先生に怒られて。

いい所見せたいからってカッコつけて転んで。

必死になって話しかけに行ってさ。

私といる時にはそんな顔しないくせに。

そんなに顔が整ってる訳でも無いのにさ。

それに性格が良い訳でもないのに。

あいつは顔だけは良いからもっと他の女を選べたのに。

顔がいいばっかりにあいつを好きな子なんて沢山居たのに。

こんな大事な時期に"あの子“と付き合っちゃって。

テスト期間も彼女を優先するなんて。

優先したばっかりに単位が落ちて。

それでもバカみたいに笑っていて。

どうせ私の気持ちにも気づいて無かったんだろうな。

幸せそうな顔しちゃって。





ほんと、バカみたい。

さっさと諦めればいいのに。

もう"あいつ"は"あの子"のもの。

私に勝ち目なんてない。

そんな事分かりきってるのに。


ほんとバカだよね。


"私"って。



















幸せになってね。

3/22/2024, 3:36:02 PM

本当にバカみたい。
今時遺言なんて残して自殺するJKいないだろなんてそんなことを思いながら君の手にそっと僕の手を添えて問いかける。
「早く目覚めてよ。助けれなくてごめん。だから早く起きて」
何回、何十回と君に問いかけている。よくある小説みたいに目覚めてくれれば良いのに。そんな事を思っていても目覚めるわけも無く涙がボロボロ溢れてくる。

僕はずっと前から気づいてた。
家に帰るたびに君の綺麗な体には傷ができていきボロボロだった。
助けてあげたかった。でも怖くって何も出来なかった。友達として、男として女の君を助けることが出来なかった。悔しかった。

あのとき僕が助けてあげるたらこうはならなかったはずなのに。
守れたはずの君の体、そして心を守れなかった。本当にダサい男だ。バカな男だ。

謝るから、助けるから、守るから、隣にずっと居るから早く起きてよ。
まだごめんも言えてないよ…?

3/22/2024, 3:35:52 PM

バカみたいだ。
20歳になれば、何か変わると思ってた。

忘れられない人達を、懐かしいと思えるんじゃないかって思ってた。
綺麗なものに心をずっと覆われて、毎日を現実として受け入れられない自分が、変わるんじゃないかって思ってた。
忘れられないのに居ない日々に慣れていく自分から、目を背けられるんじゃないかって思ってた。
けど、何も変わらなかった。

ただいつもと同じように、起きて仕事して寝る。それだけだった。何も変わらない。バカみたいだ。
20年も生きてきたのに、目標も無い。したいことすら見つからない。自分の中で自分が完成していないから、ずっとさ迷っているのだ。

根は優しい。中学生の頃に言われたその言葉がずっと頭の中で木霊する。
優しいのではなく、臆病で怖がりなのだ。
自分が傷付くのが嫌だから、嘘ついてのらりくらり交わして、私だけを守る。そんな人間なのだ。
だからこそ、根は優しいの言葉に囚われている。
あの子は気付いていたんだと思う。私が弱いということに。


性格が悪いから、死にたいのだ。
私の好きな人達が、大切な人達が、私のせいで傷付いていく。
だから、私の前からいなくなって欲しいのだ。私の居ない所でどうか幸せになって欲しい。
他者に対する愛はない。相手の態度ひとつで私の感情全てが変わる。
成長しない。ずっと、成長できない。
年齢がただただ積もっていくだけで、何も変わらない。



空が綺麗だと思うのも、桜が美しいと思うのも、夜の海が怖いと思うのも、全て生きて心があるからなのだろうか。



「産んでくれてありがとう」その言葉は言えなかった。
「育ててくれてありがとう」は言えた自分に嫌気がさす。


何となく、生きているこの日々が心地いいと感じる自分が
本当にバカみたい。




──────
3月20日に、20歳になりました〜🌸
お酒を飲んでみましたが、ジンライムが1番美味しかったです。

20になっても何一つ変わらない、という話を書きたかったんですが、何も思い浮かばず…。
生きているというのは、何とも難しいことですね。

思考がずっと暗い方向に向かうので、同じ文章ばっかり浮かびます。
明日は今日の自分より少しでも明るければいいなと思います。

ちなみに、のねむって名前はのーねーむからーを消しただけなんですよ^..^♩
割と安直

3/22/2024, 3:35:51 PM

今の私の悩みごと
未来の私は
「バカみたい」と笑うかな。
そんな小さなことで悩んでいたの、と。

それでもいいよ。
笑ってくれて構わないよ。
そんな未来が来ると知っていても
精一杯悩んでみせるからさ。


「バカみたい」

3/22/2024, 3:31:10 PM

つい最近大切な人が他界した

大切な人ってきずいた頃には遅かったけど、

今では

私の支えだったのだなと、思う

他界するまでは生きている人間として

当たり前にいる

存在として

ただそう思っていた。

あぁ。あの時の悲しみと苦しみ思い出すだけで辛い。

生きている限り最後は冷たくなるんだなと、

最後は冷たくなり 見守られ。

違う道を歩むのだと。

そんな事実と妄想ばかりで

また会いたいなんて欲言うけど

それはもう手の届かないところにあって

今はただ思うことしか出来ない

後悔が自分に付きまとっている以上

あの時みたいな過ちはしない

本当に全てを大切に 、大事にするって、

心から思った。

3/22/2024, 3:30:45 PM

最近ずっと悪い夢をよく見るようになった

そのせいか体だるくて、、、

心のバランスも崩れている…。

父が亡くなってもう20年近いと言うのに

未だに癒えないあの日。

あの日誓った私はもう泣くのではなく

笑っていいようと。。。

3/22/2024, 3:27:24 PM

「バカみたい。」

あれから何年経ったのかな?
もう忘れかけていた。
秋になるとふと、あの日の事を
思い出さずには居られない。
何度も忘れようと、心に決めたのに
どうしても忘れられずに、五年の|月日《つきひ》が
流れてしまった。

鹿島先生
サイン会のお時間ですよ。

はい、分かりました
今、行きます。

そうわたしは
やっと初版本の「牡丹の香り」で
夢だった作家デビューをしたのでした。

そして今日はその初版本の発売日
待ちに待ったファンとのサイン会
少し緊張してるけど、人前に出るのは
やっぱり恥ずかし。
思いっきり深呼吸をしてから
サイン会ブースへ向かう。
大勢のファンからの歓声と初めて
わたしを見る驚きの声

書店の人達と担当出版社の挨拶が
終わりいよいよ、ファンと対面し
買って貰った本にサインを書き
ファン一人一人にメッセージを書き添える。

そして大学生ぐらいの女の子と目が合った。
その子の順番がやって来た。
その子はじっとわたしの顔を見て
眼からは涙が零れ落ちていた。
わたしは大丈夫ですかとその子に解きかけた。

その子はつぶやいた。
やっぱり
あの日のままの優しい声だ。

えっ?わたしはどこかで見た様な?
気のせい?あの子に似てるけど
あの時に見たあどけない感じと違い
少し大人びて見えた。

あの日のままの優しい声?えっ?
わたしの事を知ってるのですかと尋ねると

その子は
忘れてしまったのねと
答えた。

わたしは
そうサインをしなくっちゃと
その子の本を受け取り
サインを書いて、何かメッセージを
書きますけどと
尋ねたら。

その子は
それならこう書いて下さい。
突然消えたのを許して下さい。
春菜の事を今でも愛してます。

わたしはビックリしたのと同時に
今、別れた春菜ちゃんが
目の前に居る事に
頭の中は真っ白になり
涙が自然にぼろぼろと溢れ
春菜ちゃんの顔をまともに
見られなくなっていた。

震える手で
メッセージを書き添える。

ごめんね。
許して下さい。
バカみたいだけど
わたしは今でも春菜ちゃんの事は
忘れてはいません。
好きって言う気持ちも
あの日のままです。

ふと目を上げると
春菜ちゃんも泣いていた。
わたしわたしも
バカみたい
もっと素直になっていたら
貴女はわたしわたしの前からは
消えなかったよね。

ほんと
バカみたい。

めぐみより

3/22/2024, 3:24:55 PM

「大丈夫な子」
それが私のレッテルだった
何をしていてもいつもニコニコとしているせいか
家族にはそういう印象を与えていた

例え、辛いことを話していたとしても
「死にたい」と言ったとしても
帰ってくる言葉は注意の言葉
「何かあったの?」ではなく
「こんなこと言うな、大丈夫」というだけ

「辛い」「死にたい」どんなに分かりやすい言葉を掛けたっていつも帰ってくるのは同じ台詞

だから弟が羨ましかった
辛い、死にたいと言えばどこからでもすっ飛んで誰かが寄り添ってくれる彼が
遠慮無くなんでも言える彼が
何でって彼は例外だから

弟には障害がある
だからといって何不自由無く生きている

それに比べて私は何もない
弟が10覚える間に私はやっとのことで5を覚える。
有名塾に長時間通ったって
すぐに越されてしまう
友だちだって弟の方が多いし
勉強だって弟の方が出来る
私が不得意なことを淡々とこなす
ある時言われた
「梨理より俊の方が頭よくね?」って
何時間も頑張っているつもりだった
弟がゲームをしている間も何時間も塗りつぶして勉強しているつもりだ

もし私に何かの病名がついたら心配してくれる?
もし弟みたいに出来がよかったら私のこと見てくれた?
いっそのこと2階から飛び降りてやろうか
そんなことを毎日考えてるけどやっぱり死ねない
最後の最後まで親不孝者になりたくない
親が泣く姿なんて見たくない
人生なんてバカみたい
私なんか消えてしまえ
見て!!都合のいい女でしょ?
だってなんと言っても
「大丈夫な子なんだよ」?
いじめても脅してもいつも何事の無いようにニコニコと演技が出きるんだよ?
きっと私が間違ってる
私がただ反社会的なだけ
いつかそんなレッテルが剥がれて消えてくれることを密かに祈って息を吐く
そしてまた私は祈る
明日も息が吸えること。

3/22/2024, 3:21:52 PM

ほんと、バカみたいだと思ってるよ。あなたに届く訳ないのにさ。それでも心の中で話し続ける。無駄な時間、だとは思わないからさ。
あなたからもらったどうでもいいメモ、あなたがくれた些細な日常、ささやかな言葉、全部全部捨てられないんだ。
卒業式の後、初めてあなたを抱きしめたよね。交際禁止の3年間で、私が育んだのは、健やかで温かな、恋なんかどうでもよくなるくらいの、物語の世界をいくつもつくりあげてしまうくらいの、大きな愛だった。
あなたを抱きしめた時、ただ安心が私を包んだ。やっと、私にもこの資格がある。愛を以てあなたを抱きしめることができる。ようやく、ここまで歩いてきたんだ。
あなたがいることで、こんなにエネルギーを費やしたおかげで、あんなに美しい物語が書けるのなら、私はバカでもいい。バカみたいだと笑われてもいいんだ。
知らないでしょう、私がどれだけ幸せだったか。あなたのおかげで、あなたがいたから、それを何度繰り返してきたのか。
もう足踏みしない。あなたが生きていると、バカみたいにそう信じるよ。
だから、さようなら。そしてまた会おう。

3/22/2024, 3:21:35 PM

「3万円で買った虚無はどう?」
「推しを手にする可能性を買ったと言え、ばか」
 その推し当たらなかったくせに、と言えば泣き崩れるかもしれないので黙り込んだ。


"バカみたい"

3/22/2024, 3:17:03 PM

「ほんとバカみたい」
小さな声が夜の街中に溶けていく。

他の女性の肩を抱くあなたの後ろ姿を見た。わかってる。お金でしか貴方の時間を買えなくて心までは手に入らないってわかってた。

だから、諦めようって離れたはずなのに他の女性に笑顔を向けるあなたをみるとほんと自分があなたにここまで依存してたんだって自覚して笑えてくる。

3/22/2024, 3:12:48 PM

バカみたい

宝くじを買った
案の定全部外れた

宝くじの還元率は50%も無いことを買ってから知った
バカみたい
夢なんて最初から無かったんだ

3/22/2024, 3:06:43 PM

バカみたい
なんか、一人で舞い上がって…最初から解っていた筈なのに、勘違いして、一人でドキドキして…なんで気付かなったのだろう…私が、幸せになる筈なんて、有り得ないのに…あの人の隣で儚い夢見ていた…どうして、本気になって仕舞ったのかな…手の届かない人だって、私みたいなこんなにちっぽけな人間なんかが、横に並べる資格すら無いのに…まるでバカみたい…

3/22/2024, 3:06:04 PM

バカみたい

バカみたい笑
彼女の口調だった少し子供っぽいとこはあったけどここまでとは、ん〜♡♡可愛い!落ち目の目を少し上げ面白おかしく笑う
あーぁほんとにきみは

バカみたい笑

3/22/2024, 3:06:04 PM

バカみたい

本気にして、1人で嬉しくなって舞い上がってバカみたい。

離れることが怖くて、我慢して笑って

結局私は、誰かの道具として生きていかないといけないのかな。

何も取り柄のない、ただ容姿がいいだけ

幸せになる権利なんてあるのかな。

1人で生きていけるような顔して、結局だれかそばにいないと孤独を感じてる。

依存してる自分がバカみたい

3/22/2024, 3:04:53 PM

もう居ない人を探し求めて色んなところに行ったけど
世界は広い
もう会えないんだ
わかっていてもあなたと出会う夢を見てしまう
バカみたい

3/22/2024, 3:04:14 PM

捕らぬ狸の皮算用とかあり得もしない期待や予想
それらにわくわくした結果大いに外れたときのがっかり感は半端ない
そしてわくわくしてた自分はバカみたいと自己嫌悪に陥る

これの繰り返しながら日々生きている
そして今日もバカみたいって思いましたさ

3/22/2024, 3:00:06 PM

「バカみたい」

素晴らしいタイトル。

私は、過去1好き。

だって、そうでしょ?

どんな言葉の語尾に付けても、

格好が良いと、思うよ。

バカみたい。

3/22/2024, 2:59:32 PM

みんなは覚えているだろうか。小さい時に信じ込んでいたこと、例えば迷信や、言い伝え。
今思えばバカみたいなことだった。夜に口笛を吹くと蛇が来るとか、雷が鳴った時におへそを隠さないと雷様に取られるぞなんてこと。そんなバカらしいことで小さい時は怖がったり、面白がったりして笑えていたし飽きなかった。
でも今はどうだろう。こんな小さなことででもいい、些細なことでいい、ちゃんと笑えているだろうか。小さい時と同じもので、同じ価値観で一喜一憂するのは難しい。それでも、たまには童心に帰って些細なことで家族や友達と笑い合える、そんな時間も現代を生きる我々には必要なのではないだろうか。無理はしないようにみんなで頑張っていこうではないか!

3/22/2024, 2:59:03 PM

あの方は私のご主人様でした。

真っ黒な髪にほっそりとした白い指、それが美しい人

でした。

少し、いえかなり時代遅れのお屋敷で、ご主人様は暮ら

しておりました。

メイドは私だけ。

他には料理人がおりました。と言っても厨房から出てく

ることはなく、私達は殆ど顔を合わせませんでした。

そんなことで、どうやって成り立っていたのか不思議に

思うかもしれません。  

実は、料理ができたら料理人がベルで私を呼び、厨房の

外に置かれた料理を、私がご主人様のもとへお運びする

というやり方をとっていたのです。

とにかく、お屋敷で暮らしはつつがなくあったのです。

ご主人様は中庭で本を読むのが好きでした。

よく、庭で一番大きい木の影に座って、本を読んでいま
した。

私には分からない、英語で書かれた本や物理学の難解な

本も、わくわくするような冒険小説、林檎みたいに紅い

頬の乙女の詩も。

ご主人様は初めに私に隣に座るようにおっしゃいまし

た。

そして読んでいるものを音読して聞かせたり、内容を

説明してくださったのです。

ご主人様の口から紡がれる話は生き生きしていて、目の

前にその様子が浮かぶようでした。

薄緑の草の上に座り、柔らかい風に吹かれながら、

ご主人様が微笑んでいたのを覚えています。


ご主人様と過ごした日々、どれも素晴らしい毎日でした

が、私はこのひと時が最良であったと断言できます。

ですが、そのような穏やかな日々は突然ばらばらに砕か

れて戻らなくなってしまいました。

そのきっかけは、床に残っていた洗剤でした。

ぬるぬるした床で滑ってしまったご主人様が、低めの椅

子に太腿に強く打ってしまったのです。

私は青褪めました。

どうしよう!

私の不手際でご主人様が怪我をしてしまった!

さぞ痛かったでしょうに、ご主人様は無理に笑って大丈

夫だとおっしゃいました。大丈夫だから手当をしてくれ

ないかしら、と。

私はすぐに湿布を取りに行きました。

ご主人様を椅子に座らせ、手当てをしようと長いドレス

をめくり上げたそのとき、私は凍りついたように動けな

くなりました。

まだ若い白くて柔らかそうな脚。そこから目が離せなく

なったのです。

ご主人様は動きを止めた私に不思議そうに、どうした

の、と問いました。

いえ、何もありません、すぐに手当てをいたします。

何事もなかったようにお答えしましたが、心の中は穏や

かではありませんでした。私は先程よぎった思いに気付

いてしまったのです。

それは使用人が主に抱いてはならぬ感情で、静かなお屋

敷に似合わぬ俗っぽいものでした。

欲望。

今まで感じたことのない思いにひどく混乱しました。

まさか私が、と。

その夜は頭がいっぱいで眠れませんでした。

ですが、翌朝おはようと笑ったご主人様を見て、

その気持ちは気付かないないふりをして封印することに

決めました。

しばらくは私の汚れた恋心も息を潜めて、うまくやって

いたように思います。

しかし、一度生まれた歪みはなくなることはありません

でした。

ある日ご主人様が友だちの女の子を連れて来たのです。

そんなことはお屋敷にご主人様が来て以来、初めてのこ

とでした。私は驚きました。料理人も2人分の昼食を

頼むと、扉の向こうで鍋を落としたようでした。

私は普段見ない料理人の驚きに気分を良くしながら、

中庭にいる2人に料理を運びに行きました。

でも、だめでした。

木の隙間から見えた2人の楽しそうな笑顔。


一番大きい木の影に座って本を見ながら話しているよう

でした。

私には分からない英語の本も、物理学の本も、お友達

はわかるようで、ときおりページを指さして笑っていま

す。

どろりと、どす黒い感情が心に溢れます。

閉じ込めていたはずのそれはいとも簡単に暴れ始めまし

た。

嫉妬というものでしょうか。

そこでは何もないように振る舞いましたが、もしかした

らご主人様は私の引きつった笑顔に気付いていたかもし

れません。鋭い方ですから。

それからお友達は何度も来るようになりました。

何度も何度も。

もう来なくていいのに。

そう呟いた自分を見つけたとき、もう終わりだと思いま

した。主の客も満足にもてなせないメイドなど失格だ

と。

悩んだ末、私はメイドを辞めることにしました。ご主人

様は悲しがって引き止めようとしましたが、私は頑とし

て譲りませんでした。

これ以上ご主人様のそばにいれば、いつかきっと過ちを

犯す。そうなってしまってはもう遅いのです。

最後のお別れのとき、門で、ご主人様は必死に笑顔で送

り出そうとしてくれました。料理人もこのときばかりは

出てきてジャムを持たせてくれました。

既に泣き笑いのご主人様を見て、もう一度働きたくなる

思いに駆られます。ご主人様こんな私も好きでいてくれ

ますか、と聞きたくなります。私はあなたのことが好き

でしたよ、と言いたくなります。

でも、言いませんでした。そのかわりに馬鹿みたいに笑

ってお屋敷を後にしました。振り返ってご主人様に手を

振って、帰りの電車でも馬鹿みたいにずっと笑っていま

した。

そして、久々に帰った自分の部屋で泣きました。



私は今でも自分のしたことを正しいと思っています。



だって、40のおばさんが、15の少女に恋するなんて

おかしいでしょ?






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               「少女趣味」
                バカみたい

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