『バカみたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【バカみたい】
小学生の頃、クラスの男子に対してそう思っていた。
もっと言えば、「人語を使うが会話の成り立たないうるさくてサルに似た動物」くらいの感じでいた。
あまりにも粗暴で授業を静かに受けることすら出来ない彼らが不思議で、とても自分と同じ人間とは思えなかった。
私は彼らを異物と認識していたが、向こうもそうだっただろう。よくからかわれ、笑われ、嫌われていた。
今なら落ち着いて話し合えるだろうか。
会ってみたい気もするが…
バカみたい。何考えても、
自分はいない方がいいって思うのに
まだ生きてる、
バカみたい
遥か昔の約束に
縛られてた私を笑ってよ
自分は何かをするのに意味を見つけないといけないと思うのはバカみたいだと思う。やりたいと思ったらそれでいいと思う人だから。人を助けるのに理由なんていらないのと同じだから。
バカみたい
あれこれ考えて
ぐるぐる思いを巡らして
たどり着いた答えは
ハズレだった
バカみたい
悩んだ時間返して
使ったエネルギー返して
ホント
バカみたい
バカみたい
お題に沿ってあれやこれやと考える。
無理矢理しぼり出した感情は
明後日の方向の言葉となって表れた。
バカみたい。
誰にカッコつけているのか。
ヨギボーに身体を埋めながら
今日の自分の言葉で。
バカ正直に。
ある職場の昼食時、
「〜君お疲れ様、これからお昼ご飯?あ、レンジ使っていい?手作りし過ぎて子供と旦那の余りだよ〜悲しい」
だから何?
こちとら節約重ねてほぼ毎日ダイソー安ふりかけのおにぎりなんですが?
・・・どこの職場でも、何か、手作りや弁当、外食にしても、昼メシのマウントを取りたがたる奴がいる。
顔や態度には出さないが、雰囲気や言葉の端々で丸解り。
で、だから?俺は別に自分の腹満たせてれば良いのですが?
(◯NKの◯ラメシの企画もそんな感じ煽ってる感じがするし。大丈夫、人間水があれば2〜3日食わなくても平気で生きられるから)
改めて思う。何の為に食事をするの?食材捨てるの?世界中こんなに飢えて人がいるのに・・・
フードロスとか、てか、先進国の愚か者の成したる技。
マジで、バカみたい・・・
−バカみたい−
バカみたいですねーと楽しげに笑うその顔は言葉とは裏腹にどこまでも優しさに満ちていて、傷つくほどのものでもないのにそれでもその言葉尻を捉えた心がチクチク痛む。傷つける気などないのはわかっているのにどうしても優しさが欲しかった愛が欲しかった。その顔を見れば苦しめる気など一切もない顔でわらっているのに。その言葉だけで苦しんでいる。言葉通り馬鹿みたいだ。
『バカみたい』
“生きたくない”のと “死にたい“とは、
似ているようで まったく違う
“生きるのを辞めたい” のと “死にたい”のも、また
遠く離れているのだろう
生きるのを辞めたいなんて
思っていたとしても
病院で、少し指摘されたくらいで
動揺したり、落ち込んだり、
健康を願ってしまうのは
やっぱり、心のどこかで “生きたい”って
思ってるからなんだろうな
バカみたいって
鼻で笑っちゃう
心の中は、シロクロつけて
固定化することはできなくて
いつでも、そこはグラデーションの世界で
“生きたい”から“死にたい”まで
微妙な多彩な色合いが、オーロラみたいに
波打ってるんだ、きっと
バカみたい じゃなくて
ウソみたいな人生を歩みたいな
微妙な多彩な色彩の中の一色、一瞬の心
それだけで、人生を「こうだ」と 決めつけて
もう後戻りできないかのように
がんじがらめに 固定するんじゃなくて
たまには、オーロラを眺めるように
人生の色彩を眺めてみようかな
バカみたいから
ウソみたいに
近づけるように
揺れる 多彩なグラデーションのカーテンを
重ね合わせて
ときにはバカみたいに笑いたい。そんな願いが叶った飲み会だった。みんなありがとう。
これからもよろしく!
バカみたい
恋人でもないのに会いたいって言う私バカみたい
ずっと返信を待ってる私バカみたい
待ってるだけで何もしない私バカみたい
曖昧な関係をやめたいのに相手に流されて何も言えなくなってる私バカみたい
恋人でもないのに彼氏面する貴方バカみたい
ずっと返信してこない貴方バカみた
死んでんの?って感じ
他の女にフラフラ行っちゃう貴方バカみたい
曖昧な関係を続けようとしてきて、ハッキリしてくれないし、かと思えば突き放すようになんの音沙汰もなくす貴方がすごいバカみたい
全部馬鹿馬鹿しいのよ
まぁ楽しいけど
その分不安も大きいのよ
馬鹿みたいだと笑われても
貴方のためならなんでも出来る
だからせめてもう一度
あの楽しいひとときに
どんなに道化のようになってでも
あなたの為ならどんなことだって
馬鹿みたいだと言われようが
それは私の事
貴方に害は及ばない
それでいい
あなたを助けれるならば
あなたが辛くないならば
私はそれでいい
私がどんなに辛くとも
私がどんなに気づいても
あなたの為ならば
私は
鬼にだって狐にだって道化にだって
なってみせる
だからせめてもう一度
あの1番の思い出に
あんなにあなたを信じていたこと
あんなにあなたに尽くしたこと
あんなにあなたを愛したこと
全部全部
バカみたい
笑顔で話を聞いて
笑顔で仕事をこなす
「優しいね」
皆が言うけど
誰も本当の私を知らない
外面ばかり見てるアイツら
まじでバカみたい
バカみたい
全く、バカみたいだ。
何が一目惚れだ、何が協力しようだ。
結局騙して、利用していただけじゃないか。
悔しい、と同時に、何故か悲しくもある。
……裏切られた。
────────────────
真夜中の暗い路地を走る足は、とうに疲れ切っている。
このままでは追いつかれてしまうのがオチだろう。
どうせ一度は命を捨てた身だ、今更死んだってどうしようもない……が。
あの時、俺は確かに「死ぬ覚悟」を見たはずだった。のに。
どうしようもなく、別れを恨んでいる。
俺は、こうも我儘だったのか。
彼の影が、背後に迫る。
かつて彼が掲げた「殺す覚悟」。今になってやっとわかった。
彼にとっての決別が、死に等しいものだったのだ。
「────全く、バカみたいだ」
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自創作 赤い祝日 より
裏切られた人 翼
裏切った人 ギル
君の一言に一喜一憂して
君の笑顔に浮かれてしまって
バカみたいだ、もう君は
僕の傍には居ないというのに
君のいないこの部屋で
時の止まったこの場所で
君の残した指輪や歯ブラシを
片付けることもできず
「ただいま、今日も寒いね」と、買い物袋を持って
ドアを開ける君がいるんじゃないかと
「おかえり、ご飯出来てるよ」と、作りたての料理を
机に運び振り返る君がいるんじゃないかと
ドアを開けるあの音が好きだった
耳の片隅に聞こえる君の鼻歌と
食材を切る音や水の音が好きだった
ずっと君に甘えていたんだ
もっと僕が大人で、君を包み込めるような
賢くて強い男だったらさ
君はまたあの笑顔を見せてくれるのかな
忘れた、忘れた、もうなんとも思わないよ。
早く次の彼氏欲しいな。
…何回も何回も言った。
沢山自分の心に蓋をして。
忘れられないんじゃないんだ。
君の残り香が心の中から消えなくて。
今更元に戻りたいとも思わない。
これは本当。
なのに、なんでかな、君がずっと心の中にいてしまうんだ。
不快感のない懐かしさと温かさが煩わしくて、早く君を散らしたくて。
消えない君の残り香を主張する心に蓋をして、何度も君を散らす言葉を吐いた。
きっと私はこれからも、君を散らし続けるだろう。
君の存在が心の奥に眠り、新しい春が私を誘い出すまで。
テーマ:『バカみたい』
バカみたいだなぁとよく思う。自分に対して。
自分がちゃんと受け答えできているか常に気になってしまう。私の発言のあと訪れた沈黙は何だったんだろう。どの部分がおかしかったんだろう。
考えても答えは出ないのに、考え続けてしまう。時は戻ってくれないのに、反省し続けてしまう。
バカみたいだなぁ。ちょっと冷静になったらそう思う。でも何度でもいくらでも続けてしまうんだ。やめられないんだ。
街灯の灯の下、寒空の下で君を待つ。
雪がまばらに落ちていくのを眺めながらひたすらに君を待つ。
車が通る度に君だろうかと目で追ってしまう、だけどその車には君は居ない。
溜息混じりに空を見上げてもただ時間が過ぎてゆくだけ。
次第に車の数も減っていって、残された私は1人ポツンとその場に立っていた。
「バカみたい」
この時間は無駄だったのかもしれない。
君の心がまだ私に向いていると思い込んでしまった、自覚したくなかったから気付きたくなかったから間違いであってほしいと思ってしまった。
だけど、現実はそう甘くなかったのだ。
頭に僅かに積もった雪を払って暗闇へと歩み始める。
明日からひとりぼっちだ、笑える。
涙すら出てこない、悲しいはずなのに。
付近の建物の灯りはもう消えた、そして私もそんな暗闇に惹かれるように流れていく。
街灯の灯りがバチバチと点滅する中、ひとつくしゃみをした。
バカは、風邪引かないんじゃなかったのかな。
こうしてバカみたいに歯医者で口開けてると君の気持ちが分かる