『バカみたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
母親の機嫌を窺って
父親の怒りを買わないようにして
友達には雰囲気合わせて
先生にはいい子ちゃんで対応して
好きな人には好きっていえなくて
嫌いな人にも嫌いって言えなくて
私はたくさんの顔を持ってる
みんなもきっと そうでしょ
本当の自分が通らない世の中
偽らないと報われない
バカみたいだよほんと
生まれたら 死ぬだけなのに
どうしてこんなに苦しいことで溢れてるのさ。
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私には好きな人がいる。ずっとその人のことを考えている。
本当私ばかみたい
「バカみたい」
あぁ、
こんな世界を信じた僕がバカみたいだ。
まだちょっと彼奴の事好きなのかもしれない。
彼奴には超面倒くさい束縛系彼女がいるし、多分彼奴もあの人の事ちゃんと好きなんだろうけど。
でも好きっていう感情が無くなるくらい消すのってムズいよね。彼奴意外ととヤリモクとか結構サイテーな事で別れる様な奴だし。でも顔はいいし意外と可愛いとこあるしでちょームカつく。あの束縛彼女のせいで彼奴が可哀想に見えるのも好きだからなんかな。
岡崎とSになるとことかイトーチャンと居るとちっちゃくて可愛いとことか意外と甘えたなとことか我儘なとことか。
うちどこで間違えたんだろ。
彼奴と出逢わなきゃよかった?
彼奴とおんなじクラスじゃなければこんなんじゃなかった?
あの彼女がいなければもっと楽だった?
恋愛ってムズカシイネ。
君の言葉ってほんと他人事だよね。
君のことを真剣に考えてる私がバカみたい。
仕事をしてから
努力するようにした
髪を整えて眉毛も整えた
肌のケアもするようにした
爪も切るようにした
筋トレをするようにした
でも全部無駄に思えてきた
何もやる気が起きなくなった
楽しい事も無くなった
好きな物、ゲームだってガラクタに思えた
人も嫌いだ
努力は報われるなんて思ってそんなのただの言い訳だ
努力しきれなかったんだ私が悪い
報われる夢を見てバカみたい
中途半端に投げ出す癖に
昔と変わってない
いつまでもずっとバカだ
父の望遠鏡
覗きこんだレンズの中
遠ざかる星のしっぽ
を
つかまえたくて
明かりを消したベランダ
凍える息をしずめて
さがしていた
幾晩も
いつまでも
『バカみたい』
バカみたい
あぁ
また一日が過ぎてく
無駄にした一日
もう帰ってこない
「先生は結婚してるんですか?」
七崎が俺の薬指を見つめる。
「あぁ。……正確に言い表すなら、していた、だが」
役目を終えても、外されることのない銀の指輪。七崎がバツの悪そうな顔をする。
「それは……すみません」
「気にしなくていい。随分前の話だ」
苦いビールが喉元を伝う。
「あの、奥さんってどんな人だったんですか?」
「月並みな言葉だが……良い女だった。優しく、しなやかな」
自分で言っててありきたりだと笑えてしまう。そんな言葉じゃ表しきれない。世間に転がってるような美麗字句じゃ伝えきれないほどの魅力が彼女にはあった。俺にとって間違いもなく、最高の人だった。
……それなのに。
「……先生?」
「なぁ、七崎。……もしお前に好きなやつがいたら、そいつにちゃんと思いを伝えてやれよ」
七崎が気圧されたような表情のまま、頷いた。
「馬鹿だよな」
自嘲じみた笑いをグラスに零す。
「大学で教師やって、生徒を教えてるてめぇが……本当に大事なもんっての、何もわかってねぇ」
あいつの気持ちも俺の気持ちも。何も……わかっていなかった。
「七崎」
「はい」
「……お前はこんなんになるなよ」
「……はい」
あぁ、くそ。余計なことを言った気がする。酔いが回ってきちまったか。
「分かったんなら戻れよ。せっかくの飲みなのに、湿気た面した中年と飲んでも面白くねぇだろ」
わかりましたと立ち上がった彼女だが、俺の方に振り返ると満面の笑みになった。
「……私にとっては、すんごく面白い話でしたよ。またお話聞かせて下さいね」
「……ばぁか。行けよ、ほら」
俺は指輪をちらりと見た後、若者らしく、賑やかに騒ぐ輪の中に入る彼女を見送った。
もう会うことの出来ない君を思うなんてバカみたい。回りの人間は皆そう言った。けれど私はそうだとしても君の幸せを願っていた。自分から突き放した君を思うなんてそれこそバカのようだが私は君が不幸になる未来を信じたくないのだ。眠りにつく前に君との思い出に身を乗せる。こんなことになるのだったら君と一緒に居れば良かった。
本当に貴女ははバカみたい。私を一人にするなんて。
''バカみたい''
「何回も何回も同じことばかり
どんなに悲しんだって嘆いたって
何も変わらないのに
何回も何回も繰り返して
バカみたいでしょ?
自分でもバカみたいって思うわ」
『…』
「私には居場所がないの…」
「自殺も考えたりして未遂もした」
「もう''きっと誰かが助けてくれる''なんて
思えないしもう思わない」
「だから、もう放っておいていいよ…」
『いや放っておけないよ』
「なんで――」
『それに…』
『…』
『…僕はあると思うよ』
『君の居場所』
『君はいつもクラスで輝いていて…』
『…とても羨ましかったほどに』
「何言ってるの…そんなの居場所なんかじゃない
それに私なんかに…笑」
『''なんか''じゃないんだ』
『君は綺麗だ』
『泣く姿も笑う姿も』
『でも僕は君が笑ってる顔が1番好きだ』
『ずっと笑っていて欲しいんだ』
『自殺考えてたって自殺未遂してたって
僕の気持ちは変わらない』
『人間は何回も同じことを繰り返す』
『繰り返して繰り返して、そして
自分の望んでいた未来になる』
『夢があるなら、』
『夢があったのなら、』
『もう一度考え直して』
『嫌になるまで繰り返して繰り返して、』
『…たどり着くんだ』
『僕も手伝うからさ、』
『一緒にまた同じこと繰り返して、』
『一緒に笑いながら歩も』
『大丈夫、きっと君なら上手くいく』
『居場所も僕が作ってあげる』
『僕とだけの
秘密の居場所とかも面白そうだと
思ったりしないか?』
『もちろん嫌ならいいけど』
『面白そうだと思ったことにチャレンジ
していくんだ』
「…」
彼女は僕の袖を掴んで言った
「ねぇ…」
「どうしてそこまで…」
『だって…』
『それは―』
「どうしてそこまで…!私なんかに」
「私なんかに…」
「そんな優しい言葉を…かけるの」
「どうしてよ…!!」
「私に、私に希望を見せないでよ」
「生きたくなるじゃん……」
彼女はそう言って涙を流した
『なんかじゃないって言ったろ』
『生きたくなるのなら生きてみよう』
『ほら、』
僕は彼女にハンカチを差し出して、
彼女は僕の袖を掴んだまま
涙を流しながら僕に微笑んだ。
『君が好きだ…』
ぼそっと僕は自分の声を漏らしてしまった
君は
「ありがとう…」
「……」
「私も…
好きよ」
君は僕の肩に頭を乗せて…
君は
「ふふっ、ほんと、バカみたい…」
と微笑んだんだ
その時の顔は僕にとって
忘れられなくなるくらい美しく輝いて見えた。
前回の2人の過去でした
多分次もあると思います
次回になるかは分かりませんが…
その時は前回の結末の
少し前の出来事になると思います
最後まで読んで下さりありがとうございました
恋って人を、バカにさせてしまうのかもしれない。
彼の声、抑揚。言葉のひとつひとつが心に沁みて、大きな高鳴りとともに何も考えられなくなる。
彼に好かれるためなら、なんだってしてしまう。全てを犠牲にしてでも、呼ばれれば彼の元へと真っ先に向かってしまうのだ。
そうしてまでも、私は彼に好かれたかった。
それだけに夢中だった。
気がついたら、ぞんざいに扱われてることにも気づかないで。
あーあ、アタシってバカみたい。
バカみたい
バカを見たい。と言うことではないと思う。しかし、引き寄せの法則によって、自分がバカになるとバカがよってくる。ちょっと乱暴な表現で、汗が額から流れる。私はあくまでも、優しくありたいと思っている。優しくと言うと“ねむの木学園”の宮城まり子さんのことが頭にうかぶ。いつも“やさしく、やさしく”が口癖だったと聞く。どうな人生だったのかと?人間に対する興味は尽きない。
この世の地獄をみると、死んだほうがましだ。と思う人もいるのかもしれない。死んで天国にいきたいと。そんな中で宗教は生まれてきたのかもしれない。宗教が盛んな時期はやはり社会が悪い時期と一致するのだろう。現代がそうだ。
医者を長くやっていると、いろんな気づきがある。今は、脳脊髄を研究している。脳脊髄はその周りを水で保護されている。あたかも日本列島のように。
バカみたい
「バカみたい」って昔、君に言った
でも今は、自分が自分に「バカみたい」って
言わざるおえないくらいになった。
勇気をだして、1歩前にでた君。
怖くて1歩もだせなかった僕。
君は僕より下の人間だと思い、見下していた。
人間に下も上もないこと、やっと分かった。
君は最初からわかっていたんだね。
『バカみたい』
バカみたい
なにやったってあなたは
振り向いて来れないのに…
虚しいね…
わたしってほんと
バカ
でも
楽しめたらそれで
いいよね
職場の先輩が風邪で休んだ。
微熱だったし、コロナもインフも両方陰性だし、今は美味い弁当食って漢方飲んで休んでいると、グループチャットのメッセで聞いた。
何か必要な物が有ったら仕事の帰りに買って届けると、ちょっと気を遣ったら、
物は自宅療養用の備蓄で全部足りてるから、会って話をしたくなった時だけ来れば良い、とのことだった。
先輩が風邪で休んだ。
だから、今日の仕事は独りだし、
新人いびり大好き上司のオツボネ様、尾壺根係長が、何故かパッタリいびるのをやめて、部下や新人にお菓子配ってゴマすり始めたのを見るのも独り。
「ヤバいよ。オツボネ何があったの」って、こっそりグルチャするのも、独り。
昼休憩は久しぶりに、先輩じゃなく別の人、別部署でこの限りなくブラックに近いグレーにしがみついてる数少ない同期と、一緒に外でランチを食べた。
「同期、私とあんたと、もうひとり残ってたじゃん」
ランチトークの口火を切ったのは同期だった。
「そのもうひとり、とうとう来月で辞めるって。もう自腹切れる場所無いから無理ってさ」
今朝DMで速報貰ったの。同期はそう続けて、スマホの画面を見せてくれた。
「ウチはオツボネのせいで新人ちゃんがズッタズタ」
サンドイッチを食べながら、私も近況報告。
「すごいよ。指導じゃなくてほぼ処刑だもん」
あれじゃ来年以降無理だろうね。言おうとしたらパンから具材が出そうになって、慌ててはみ出たレタスとチキンを先に噛んだ。
新人ちゃんや、同期が辞めてって、世渡り上手でいびり好きなオツボネ様が生き残る。
「なんか、バカみたいだよね」
ポツリ呟く私に、同期もうんうん頷いて、
「ホントにね」
長い、大きなため息を吐いて、
「何のために仕事してるんだったっけって」
ねー。と、私に視線を放ってきた。
「オツボネ、やってるの足引っぱりとイジメだよ」
「こっちの課長もヤバい。何って言うんだっけ、ノールック決裁だかノーチェックサインしかしない」
「そういうヤツがさ。私達の倍も給料高いんだよ」
「ヤバいよね。バカみたいだよね」
「ねー……」
私達、絶対あいつらよりリッチになってやろうね。
最後に残った同期ふたりぼっちで、笑って、食べて、職場に戻って。それで、その日の昼休憩は終わった。
何か成し遂げられなかったとして
それをずっと心残りにしてたとして
それは一時の成功を掴むものだったとして
長く見れば大したことではないことだったとして
いったい何になるのだろうか
バカみたい
バカみたいに相手の事好きになって、
バカみたいに依存して、
相手なしじゃダメになって、
急に居なくなられて。
心に穴が空いて、
懲りもせずに繰り返して。
もう、いい加減バカになる。
ふたりぼっちで日々を歩く。
あの日誓ったままに 進む。
ちょっとしたことで笑って、
バカみたいに楽しめるふたりぼっちな時間が好きだ。
その先には、永遠が待っている。
バカみたいに、がむしゃらに歩き始める。
どんな道でも。
今日もりん(仏壇にある鐘)の音が
和室に響き渡る
仏壇には小さな赤い花が銀色の
花瓶に供えてある
私は手を合わせ、
今日の報告をする
今日は授業で指されたよ
難しい問題だったから緊張した~
今日はどうだった?楽しかった?
目を開け、帰りに買った豆大福を
花瓶の前に供える
きみの大好物の豆大福、しばらくしたら私が食べるのだけど
私のあの日からの日課である
目の前で笑顔を浮かべるきみは
もう二度と笑い声を聞かせてくれない
私の中の最期のきみは
病室のベットで辛さに歪む顔を
必死に笑顔にしようとしたきみ
あんなことで死んじゃうなんて
バカみたい
幸せにするって誓ってくれたのに
しょうもない嘘をつくなんて
バカみたい
私はもう恋できない、しない
あなたが私の唯一の友であり相棒
大好きだよ
こんなことを一人呟く私、
バカみたい