恋って人を、バカにさせてしまうのかもしれない。彼の声、抑揚。言葉のひとつひとつが心に沁みて、大きな高鳴りとともに何も考えられなくなる。彼に好かれるためなら、なんだってしてしまう。全てを犠牲にしてでも、呼ばれれば彼の元へと真っ先に向かってしまうのだ。そうしてまでも、私は彼に好かれたかった。それだけに夢中だった。気がついたら、ぞんざいに扱われてることにも気づかないで。あーあ、アタシってバカみたい。
3/22/2023, 11:24:03 AM