『タイムマシーン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
もし、あの時に戻れるのなら…
自暴自棄になって
未来の選択を適当にした
後悔してからでは遅い
今の自分の力では
どうすることもできない
だが、自分を責めて
絶望しているだけでは
前に進めない
過去を糧に未来へ進む
それが今の自分にできること
「タイムマシーン」n
未来も、過去にも行けるなら
どっちを選ぶだろうか。
未来が見えたら安心出来るのかな
過去に戻ってやり直せたら違っていたかな
戻れるなら戻ってみたいし、
先が見れるなら未来を見てみたいけど
このまま今を楽しみたい気もするんだ。
いつか、飛び乗っていれば良かったって
思う日がくるかもしれないけど
今しかない"今"をもっと知りたいんだ。
#__タイムマシーン__
夢の中でだけ
あの頃に帰れる
目が覚めたら
ほとんど忘れる
本当は夢の中にだけは
タイムマシーンがあって
忘れているのではなく
タイムマシーンに乗った記憶を
消されているのかもしれない
今と向き合えるように
「タイムマシーン」
音楽や映像は記憶に深く結びつく
初めて作品に触れた時の感情だけでなく、空気や匂いまでも呼び起こされる事がある
人はみんな、心にタイムマシーンを持っている
タイムマシーンなんて
いらない
現在、が
正解だと
分かったから
#タイムマシン
摂理を超えたその力を手にしたのは、正しく摂理そのものを創りし者を俺が殺めたためだった。そこに罪悪感などない。元よりそのための力であったのだから。これで望み通りだろう。問うてももはや答えはない。
本当のところこれはただの逃げであるのかも。今すぐビルの屋上に駆け上がって身を踊らせないのは、電車のホームへ身を委ねないのはただの俺の臆病でないと誰が言い切れるだろう。
敢えて答えを出すのであれば、俺は俺を殺したい。それも憎むべき他者として。肉を引き裂いて悲鳴を聞いて骨まで砕いてやらねばとても気が済まぬのだ。
俺は俺が許せない。この日常を壊した俺を。変わり映えのない日々を終わらせた俺を。阿呆のように俺なんぞにまとわりついていたあいつを失わせた俺を。毎日毎日毎日毎日鬱陶しいほどに俺へ好きだ好きだと馬鹿げた戯言を吐かし続けたあいつの生を終わらせた俺を、俺はけして許さない。
神を殺めて得たこの力で、俺はかつての俺を殺しに行くのだ。
ウラヤマシイ
これはそんな品物なのだ。
一般的な評価の上で 綺麗な理論を並べ立て
数式がはじきだした答にそって
違うちがうチガウ
そんな大層なものでは無い
これは欲とエゴの塊だ
後悔が生んだ哀しみの具現化
#タイムマシーン
タイムマシーンが普及した今
江戸時代に行ってみたら
観光地化していて
つまらなかった。
#タイムマシーン
「タイムマシーン、自分で使わないんですか?」
えーー……レンチ渡しながら言うこと?
しっかりぼくが握ってから手を離すきみのおかげで、レンチを落とすことはなかったけれど。ぼくの集中力は格段に落ちたよね。
そういうのって、世間話的に言うことかなぁ。
……言うことかぁ。
タイムマシーンまだ値段はするけれど結構周知したからなぁ。
キュッキュッってボルトを締めて。
外注してあるケーブルが届くまでまだあるから、まあ、進捗としてはいいほう。
もうちょっと作業しとこうかな。
集中力がいらない作業をしつつ、きみとのお話しを再開する。
タイムマシーンを使うか否か。
「使わないよ」
「……あなたが開発したのですから、何か、使いたい理由があったのではないですか?」
「ん~……、これ、きみをつくるときの副産物だから、そこまで重要じゃないの。いまは、使いたいっていう人がいるから作ってるけれど。外注したいのに、きみが特許取れって言うから」
「研究費はいくらあってもいいでしょう? 生活費もそこから出ているんですから。そこ、ナットを忘れていますよ」
「ゔあぁあ」
もう、やんなっちゃう。
「わたくし、そういうことできますから、任せて下さればいいのに。人を雇うのも手でしょう?」
「だってきみ、そういう用途じゃない。ここにきみ以外入れたくない!」
「昨日はわたくしが作業したじゃないですか」
「だから今日はお休み」
納得いってないお顔。
きみってば、効率厨の完璧主義。そう言うと、きみは苦い表情をするけれど。
ぼくにナットを渡して、ぐるりと確認してから、またお話し。気になることがあるのはいいこと。調べても分からないなら、知ってる人とかものを使うのも当然。
ぼくのこころを知って、きみはどうするんだろ。
「使わない、ということは、後悔とか未練とかがないということですか?」
「ん〜、死ぬほど後悔したこともあるし、やっときゃよかったぁ〜なんてことは数えきれないよ。でもぼくは使わない」
「どうしてですか?」
「理由は三つ」
きみが淹れてくれたコーヒーを飲んで。
「まず、やり直さなきゃいけないほど、いまを生きれないわけじゃないから。人間の忘却機能、侮れない」
「なるほど」
「きみにもつける?」
「いいえ」
「二つ目。中毒になるから」
「中毒ですか?」
「やり直してもやり直しても、結局どこかで許せないことが出てくる。タイムマシーンなしじゃ生きられなくなるの。本末転倒。ザマないよ。はじめからやんなきゃよかったーってなるの、目に見えてる」
「依頼者には止めないんですね」
「その人の勝手。値段も高くしてるから、ふるいにはかけてる」
何とも言えなさそうなきみのお顔。そういうところ、むかしから変わんない。
「では、三つ目は?」
「この世界を捨てたくないから」
「捨てる、ですか」
「タイムマシーンを使って観光するだけなら、うん、まだいい。何かを変える目的なら、それは世界を捨てること」
一拍置いて。
「あのね、タイムマシーンは世界線を辿るの。世界線はね曲線。人生で等速直線運動はあり得ないでしょ? 山あり谷ありって。その加減速で曲線ができるの。だから、過去に戻って、ほんと、極端に言えば石ころの位置を変えただけで曲線がズレる」
「はあ」
「そうするとね、蓋然的だけど、過去と未来を結ぶ点がね元とは違う座標になることがある。このへんもピンキリ。過去に行って戻ってきたぼくと、過去に行ったぼくは必ずしもまったくの同一人物じゃない可能性もあるの」
「へぇ」
相槌の三種の神器みたいになってる。
だから何だ、って。
「つまりね、ぼくがタイムマシーンを使うってことはね、いま、ぼくとお話ししてるきみを捨てて、ぼくは過去を変えた先にいるきみに会いに行くの。きみのところにはね、なんかどこか違う、そんなぼくが帰ってくる。そういうこと」
「……」
「ぼくはそんなこと、絶対いや。だから使わないの。いまのぼくが、いまのきみとお話しして、生きていることが一番だいじ」
黙りこくったきみはしばらく何も言わなかった。ただ、ぼくがコーヒーをのんだり、作業してるのを見つめて。
チラッと見れば、思考が働いてる。
うん、いい傾向。
じーっとまだ製作途中のタイムマシーンを睨んでから、スッとぼくに視線が戻る。
「あなたのほうが、よっぽど完璧主義ですよ」
「えー?」
「ちょっとの違いで、分岐によって、世界がいくつもあると思えてしまうのですから」
「んふ、嫌味?」
「敬意です」
きみってばひどい。
ぼくからレンチを取り上げるんだから。
#タイムマシーン
タイムマシーン
未来を知るのは怖い、
過去に行きたい、
できれば過去の自分に「あの時はこう言えば良いよ!」とか、助言したいけど…
たしか過去の自分と会うのはタブーなんだっけ?
あの頃の浮いた自分を助けたい
なくしてしまった宝物
ごめんね
友情とは名ばかりで
きみはわたしを
ずっと友だちでいるって
書いてくれていたのに
いつか一緒に開ける約束
してたのに
ふたりの未来は
何者かに盗まれた
忘れたことにして
思いを眠らせて
ずっと生きてしまったよ
過去に戻る場所は
今はもう壊されてしまった
夢の吹き溜まるあの場所で
壊れてしまう前のふたりに
会ってなんと声をかけるの
#タイムマシーン
てんかんの発作を起こしたナゲットに
山椒の実を
振りかけてみる
2003年5月23日に戻ってみたい
人生で初めてを
また体感してみたい
誰か作ってくれないか
また恋が燃え盛るタイムマシンを
テーマ:『タイムマシーン』
僕のじいちゃんは大陸一の発明家だ。
どこの家もじいちゃんが発明した機械がおいてあるし、どこの国もじいちゃんが発明した武器や施設を必ずもっている。
1000年にひとりの天才と言われるじいちゃんだけど、ずっと昔に開発を始めて未だに完成しないものがあるらしい。
しかもそれが何なのか誰一人として知らないのだ。孫である僕も知らない。
じいちゃんは小さな島で独り発明に勤しんでいる。別に人と縁を切りたいわけじゃなく、じいちゃんが扱うものの中には危ないものもあるから誰も傷つかないようにそうしているだけ。
現に今、一段落したから遊びにおいでという手紙が僕に届いている。
僕は久しぶりにじいちゃんの所にやってきた。
海で囲まれた小さな孤島。その真ん中に建つのは仰々しい鉄の塔。太い配線がむき出しで、至る所で電灯が瞬いている。塔のてっぺんには巨大な球体が、ぼうっと青い輝きを放っている。
じいちゃんはいつもこの塔の中にいる。じいちゃんの家だと思っていたのだが、訪れるたびに大きくなっていく様子を見るにこれも発明品のひとつなのだろう。昔はもう少し小さかった。
「じいちゃーん。遊びに来たー」
塔の中はゴチャゴチャしている。
なんだか分からない機械やいろんな形の工具に設計図と思われる大きな紙がそこら中にあり、すでに足の踏み場がない床にはいくつもの配線が走っている。
どうにか奥ヘ進んでいくとじいちゃんを見つけた。
白い頭髪に黒い瞳。年を感じさせない逞しい身体をボロボロのつなぎで包んでいる。
じいちゃんもこちらに気づいたようだ。
「やあ。よく来た」
早速、どんな発明ができたのかと訊ねてみる。するとじいちゃんは頭を掻きながら言った。
「実はな、もう発明は終わりにしようと思うんだ」
そう言うと古い紙切れを僕に差し出した。設計図だ。
何が書いてあるかさっぱり分からないが、周りに散乱している他の設計図と比べてとても精密で複雑なものであることは確かだ。
「私は、それをつくるために今までやってきたんだ」
古い設計図にその名前が書かれている。
じいちゃんがつくろうとしたもの。それは―――
「タイムマシーン……」
時空を操ることができる夢の機械。
作り話のなかでしか登場しないものだと思っていたのだが、じいちゃんはそれを現実のものにしようとしていたのだ。
しかし―――
「無駄だった。できるはずがなかったんだ」
じいちゃんらしくなかった。弱音を吐くことなんてただの一度もなかったのに、やると決めたら完成するまで諦めなかったのに。
じいちゃんは今までにいくつもの夢の機械を発明してきた。馬なしで動く鉄の馬車や、鳥を模した人が空を飛べる機械など、みんなが不可能と言ったものを諦めずに発明してきた。
どうして諦めてしまうのか訊ねると、少し間をおいてじいちゃんは言った。
「そもそも、時間なんてものは存在しないんだ」
じいちゃん曰く、電気や光は物理的な性質があるのに対し、時間にはそれがないのだという。
時間の正体は、時の流れを感じたという人間の認識によるものだと。
僕にはよくわからないけど、とにかく時間を思い通りに動かすことが物理的に無理なのだそうだ。
じいちゃんはこのタイムマシーンをつくるために50年近く研究をしてきたのだそう。しかも、本当は時間が存在しないものだということはかなり前からわかっていていたらしい。
それでもじいちゃんは諦めなかった。
研究費用を得るために他の発明品を生み出して研究を続けていたのだ。全てはこのタイムマシーンのために。
改めて設計図に目を落とすと、完成予定のその姿は塔のように長いシルエットにてっぺんには特徴的な丸いものがある。それには見覚えがあった。
僕たちが今いるこれが、タイムマシーンなのだ。
じいちゃんは上を見上げ、こう言い続けた。
「潮時なんだ。私はもう若くない」
1000年に一度の天才も、時の流れには逆らえなかった。
「私は50年間この機械に囚われ続けていた。それももう終わりにしたいのだ」
時空を操ることができる夢の機械。
それは、人を夢の中に囚える鉄の檻となっていた。
僕は、じいちゃんの手を引き外ヘ連れ出した。
一緒にいろんなことをして遊びたい。
一緒にいろんな所ヘ行きたい。
そう言うと、じいちゃんは嬉しそうな顔をしてくれた。
背後には、誰もいなくなった鉄の塔が陽射しを反射して、地平線に光を伸ばしていた。
もしも、過去に戻れたら、俺はおまえに会わない世界を選びたい。
「でも、きっとおまえのことだから何度過去に遡っても俺に向かって手を伸ばしてくるんだろうな」
彼がどういう意図でそんな話をしてくるのか僕には分からない。ただ、息を吐くのも苦しそうな顔をして、自身を嘲るように笑っている。
「僕は✕✕✕に出逢えて良かったよ」
心からの本心だった。それに、彼は僕が手を伸ばしてくると言っているけれど、手を伸ばしてくれたのは彼のほうだ。
なんの説明もなく異世界に落とされ、女じゃないという理由で国を追い出された僕を掬い上げてくれたのは彼のほうだ。
_タイムマシーン_
全身から、じんわりと力が抜けていく
腹部から血が滲み出て、後輩の泣きそうな面が見えた。
身体が、猛烈に熱く感じたり
その後は…体温が下がっていくだけ。
「________先輩_」
えーっと…最期に残るのって聴覚?だっけ…最期って、こんなんなの?…なんか、もう少し生きたかったけど…
もし、-タイムマシン-
そんなものがあったら…少しは…
…なんて、最後の学園生活…
選り取り緑だったな、お前とも会えた
「タイムマシーン」なんて、無くても…
じゃあな、後輩。
精一杯、絞り出した言葉を…最期に
意識はプツリと切れた
タイムマシーン
あの頃に戻れたら……
あの時、別の選択をしていたら……
タイムマシーンがあって、過去に戻れるとしたら、やり直したい瞬間は沢山あるけれど、きっとそこでした選択にも僕は悩むんだろうな
タイムマシン
タイムマシンの定義を「時間旅行を可能にする機械、または機能」としたとき、次に必要になる定義は「時間旅行」についてだ。
ヒト(知能強化霊長類とかサイボーグクジラや高性能人工知能などもここでは含めている)は〈時間〉を不可逆なものとしているが、その原因はヒトがヒト的思考――時間の〈流れ〉に沿った一方向に向けて進行する機能――を前提として生きているからであり、言いかえれば〈時間〉は必ずしも一定の方向へ流れることが確定しているわけではない。
我々ヒトが生きるために〈未来〉と〈現在〉と〈過去〉を決めざるを得なかっただけで、〈時間〉そのものは不可逆なものではないのだ。
「それで?」とおれは言う。「肝心のタイムマシンはどうする。ヒト的思考とやらをおれたちが捨てられない限り、時間旅行は無理だと言いたいのか」
「いいや、時間旅行は可能だ」
昼食代わりの液体寿司をジュルジュルやりながら藤原が答えた。
藤原とは学生のときからの腐れ縁で、人手が足りないときやめんどうな問題が発生しそうなときは必ずおれを呼びつけてくる。他人からは信頼されているのだろう、という無責任な言葉をかけてもらえるが、おれとしては迷惑極まりない。
「ようするにヒト的思考、おれたちの思考、広義の意識が時間の流れを一方向にしか捉えられないのが問題であって、思考が時間の順序から解き放たれれば時間旅行は可能だと言えるんだ」
「それは……ただの妄想や幻覚となにが違う。証拠があってこその時間旅行じゃないか」
「物理的な旅行だって体験していない者からすれば幻覚と同じだ。絵はがきだってどこからでも送れるんだ。そうだろう」
「詭弁だ」
「考えてもみろよ、物理的な時間旅行はリスクが多すぎる。リソースも必要だし、個人の頭だけで時間旅行ができるってんなら社会に迷惑もおよびにくい。安全で楽しい時間旅行が成立すれば稼げるかもしれない」
巷で流行っているフルダイブ式の仮想体験と同じじゃないか、とおれは思うのだが、藤原を自称・時間旅行から諦めさせるだけの気力はない。おれは大人しく従う。
「で、おれはなにをすればいい?」
「なにもしなくていい、というより、おれ自身が時間旅行をする。それを第三者として観測してくれればいい。泡を吹いて倒れたりとか、けいれんしたら助けてくれ」
「わかった。いまから救急に連絡しておく」
「ちょっとそりや早いな。まあいいさ、成功してからごめんなさいさえ言ってくれればな。見てろよ」
藤原がケーブルをつなげた薄いジェルシートをうなじに貼りつける。それから古いデスクトップ型のパーソナルコンピュータみたいな機器の電源を入れた。見かけとは異なり、機器は素早く起動すると正体不明のライトをチカチカやり、その点滅具合に藤原はにやりと笑った。
特に合図もなく藤原は右手に握っていた端末をタップすると、気持ち悪い笑みを浮かべたままぶっ倒れた。鈍い音はしたが目立った外傷はない。おれは勝手に用意したコーヒーとビスケットをおやつに食べながら、自分の端末で暇を潰す。
一時間ほど経つと藤原は身を起こした。
「おう、どうだった」
「清水、飯はまだか」
タイムマシン完成はどうも遠いようだ、とおれは結論づけた。
タイムマシーン
君はタイムマシーンがあったら過去と未来どっちに行きたい?
なんだよ唐突に
気になったから聞いてみようと思って
僕は過去かな
なんで過去?
昔飼ってた犬に会いたいからね
そうなんだいいねそれ
お前は?
私? 私は未来かな
なんで未来?
私は過去を振り返らない主義なんだ
…なるほど
【タイムマシーン】
本当に作れる人がいて、
本当に行って、戻って来られるなら、
考えてみたけれど
あの時
あの時
あの時……
私は欲張りだから、一番を決められない
あの人
あの人も……
会いたい人も、絞られない
私には、向いていない乗り物のようだ