『セーター』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私はりな。編み物を編むのが趣味なの。今日は妹のふうかの、誕生日なの。今日はふうかが好きそうな、セーターを作っているの。喜んでくれるかドキドキが止まらない!
明るい気持ちでセーターを編んでいると……
ふうか「お姉ちゃん!今日は何の日か覚えてる?」と、ふうかが言った。
私「ええ。覚えているよ。今日はふうかの誕生日でしょ!」と返した。
ふうか「ふふ!誕生日プレゼント楽しみにしてるね!」とニヤリとした顔で言った。
いつもより100倍頑張らなくちゃね!と、セーターを続けて編み続け…
私「完成!喜んでくれるかな。」と言った。
そのあと、妹に誕生日プレゼントを渡して、とても喜んでくれた。
ふうか「わぁ!素敵なセーター!大事に使うね。」と言ってくれた。
とても嬉しかった。
母の手編みのセーター
私は毎年訪れるこの季節の日常が大好きだった
母が編んだセーターを着て
お菓子を作りに台所へ
一息ついたら街へ行き
お気に入りを持っていく
博識で容姿端麗さながらに
街では有名な私の母
おまけの手は
いつも母に向いていた
知らない世界を知る母は
夕日が沈むと話をしてくれた
私はいつも最後まで聴けずに眠ってしまう
母のセーターは温かい
ほつれても、ほつれても、また編んでくれた
小さな村の休日のお話
『セーター』
「セーターをニットと呼ぶのが若いひと
そうでないのがおじさんおばさん」
〜セーター〜
セーター
「私、この間、デパートでセーター買ったよ」
そう、友達は言っていた。
だけれど、それも高級のやつで、まさか今日、ここまで来てきたのだ。
「本当は、お揃いが良かったんだけれどなぁ…」
友達は、すぐに嘘をつく。
でも、その嘘に、私は心を動かされた。
セーター‐編んでできている。
その糸は、ずっと1本せんで繋がっているかもしれない。
人も、そうだ。
遠くどこかで繋がっている。
何かが、同じになっている。
見えない糸が、私らを繋いでいる…
なら…きっと、そのあとまで、世代が繋がっている。
私も、そのひとりだ。
だから、関係を絶やさない。
守り続けるのだ…!
『セーター』
セーター。欲しいね。
最近見つけた可愛いブランドのお洋服。
こないだ新作出してたなぁ。セーターもあった気がする。
「うつ病」「適応障害」「完璧主義者」
自分の感情を調べていて、よく目につく言葉たち。
生まれて初めて(私の記憶にある中で)、
私は、『頑張ることを諦めた』。
受験近いからまあ、ちょっとは勉強するけど。
前よりはしてない。
来週から塾を中学の時のとこにするから、そしたら何か変わるかな。
あ。セーター新作出てる。買うか。
パチッ、と静電気がした。そうか、もうそんな時期かと思う。まだ毛糸のセーターは来ていないのに、カーディガンだけでそうなるのかと、予想外過ぎて、普通より驚いた。
最近ひどく寒いしどうせ静電気がするなら、セーター出しちゃうか。
#セーター
寒い冬の朝、セーターを手に取った。
猫のアップリケが目立つそのセーターは、亡き母が編んだものだった。
最初はダサいだとか言っていたし、大人になったら着なくなってしまったが、未だそのセーターだけは捨てられない。
痺れる寒さに身を震わせながら、自宅用なら、と私はそのセーターを纏う。
次の冬の訪れを待ちながら、またこのセーターと冬を越すのだ。
#セーター
私は冷え性である。
いわゆる末端冷え性というやつで、常に手足の先が冷たい。
冷え性とはずいぶんと長い付き合いのため、対処方法などは講じているが、年を経るごとにひどくなっていく気がする。
特に寝る時が大変だ。
まず、電子レンジで温めて使うタイプの湯たんぽと、電源に差し込んで温めて使うタイプの湯たんぽの2つの湯たんぽを肩のあたりと足の先の方に仕込む。
パジャマの下には長袖のカットソー。ふくらはぎを守るためにレッグウォーマー。足首丈の靴下(足先だけ寝ている間に脱げている)。ネックウォーマーも必須。敷布団には敷布団カバーではなく毛布をかけ、かけ布団はもふもふの羽毛布団。重い布団をかけて寝ていると悪夢を見るため、こうして寝ている。
部屋着も、色々と重ねまくって最大だと全裸になるまで8枚くらい衣服を脱ぐ必要がある。
そんな自他ともに認める冷え性の私はもちろんセーターが好きだ。いや、だった。過去形。
そう、セーターはさ。
重いんだよ。
昔はセーターくらいしか防寒に適した洋服がなかったから冬はよく着たもんだけど。
おばさんね、もう重い服は着られないの。
ヒートテックとかフリースの軽さを知ってしまった後では、セーターなんて重たいもの着てるだけで疲れちゃう。
スフレヤーンみたいな軽いセーターもあるにはあるけれど、やっぱり温かいのはウールだし。
ヒートテックとダウンに慣れた体は、ウールのセーターとウールのコートなんて組み合わせ、一日中着てるのは苦行でしかない。
若い方は服で疲れるなんてことないのでしょうね。
でも、貧弱おばさんは本当にしんどいの。
カバンもそう。バックも重いバックは入れる前から重いんじゃ、中身を入れたら持ち歩けないわよ。
バックに至っては、重さの感覚がわからないから通販で買えないし(本当に持ち歩けるか、持ってみなくてはわからないのだ)、作ってる。
最近は自作したかばんしか使ってないよ。
デニムも重さを感じるようになったわ。スキニーなんてちょっとキュっとするから嫌になってしまう。ゆるいのがいい。何も束縛しない軽い衣服とかばん。
そうやってゆるゆるでないと形を保てないのがおばさんという生き物なのよ。
あ、言い過ぎですね。
ハイパー体力お化けの元気なおばさんも存在しています。
おばさんという生き物はパワーの具現化と言っても過言じゃないってくらいの人もおりましょう。
私がとんだ貧弱もやしおばさんなだけです。
「セーター」というお題から、自分が貧弱もやしおばさんだと暴露するに至ってしまった。おかしいなぁ。
中身もないので、今回はここまでに。また来週。
2023.11.25 猫田こぎん
【セーター】
最初に教わったのはマフラー。
考え過ぎてしまう僕にとっては良い気分転換になる。決められた手順をずっと繰り返すこと。黙々と手を動かせば良いから、頭をぼーっと真っ白にして編み続けることは向いているのかもしれない。
だから、というか、この日も延々と編み続けた。
「……遊木さん? 何を編んでるんですか?」
不意に届いた声にハッと意識がクリアになる。視線を声のした方へと向ければ、口元に苦い笑いを浮かべた漣くんがいた。
「あ、ええと、セーター?」
「何で編んでるんですか当人が疑問系なんすか」
笑いながら僕の隣に腰を下ろす。その際に編み物を踏まないように避けてくれたけど。……あれ? 何で?
「オレもちょっと編み物やってみたりしたんですけど、セーターってこんなにでっかいの編む必要あるんですか?」
「……いや、ないよね」
「型に合わせて編むんだったと思うんですけど、オレの勘違いだったかなーなんて思っちまいましたよ」
改めて編んだものを手に取って広げてみる。……うん。でかい。これはセーターにするには難しいだろうな。
……解いて編み直すのもありかもしれないけど。
「セーター改め膝掛けで使ってくれる?」
「……え、オレが貰って良いんですか?」
元々は漣くんにセーターを編みたかっただけだから。なんて直接言うのも照れくさい。
「僕の気分転換の副産物で良かったら貰って欲しいなって思ってるよ」
「いやぁ……嬉しいですよぉ。大事に使わせて貰いますね」
言葉通りに嬉しそうな顔をされると、僕が素直に言えなかった気持ちがするりと表に出てきてしまう。
「次はちゃんとセーター編むから。……だからそれまでその失敗した膝掛け使いながら待ってて」
きょとんと丸くなった目が直ぐに笑みに綻んでいく。
「いつまでも待ってますよぉ! 遊木さんがオレに編んでくれるんですからねぇ」
今日もまた頭を空っぽにしてセーターを編む。空っぽにしたはずなのに、漣くんの嬉しそうな顔で埋め尽くされちゃうけど。それもまあ、悪くはないかな、って僕は思う。
その日は、突然やってきた。
14歳の誕生日だった。
彼がこの世からいなくなった。
交通事故だった。
その日の運気は絶好調だった。
友達がサプライズパーティを開いて、私の誕生日を祝ってくれた。
なのに…。
その知らせが耳に入ってきたとき、すぐには信じられなかった。
私の誕生日プレゼントを買いに行った帰りだったらしい。
彼のお母さんは泣きながらプレゼントを渡しに授けた。
薄いピンク色のセーターだった。
前に二人で遊びに行ったとき、近くのアパレルショップで見かけて、私がほしいと思っていたセーターだ。
たしかにあのときこのセーターを見つめていたかもしれないけど、彼はそれを覚えいたのだろうか。
彼が去ってから、その時初めて涙を流した。
あの涙を、私は一生忘れないだろう。
「お誕生日おめでとう!」
「ありがとう!嬉しい!
10年前の誕生日パーティーとは違う顔ぶれが、誕生日を祝ってくれる。
私は今年、24歳になる。
みんなが帰ったあと、自分のタンスの奥を覗いた。
そこには小さくなった薄いピンク色のセーターが大切にしまってあった。
あれ以来、新しいセーターは一度も身に着けていない。
つらいよ
会いたいよ
呼んでも
呼んでも
あなたには届かない
「セーター」
首回りがイガイガする
なんかモッタリ太って見える
とかなんとか言いながら
彼女の編んだセーターを着ている友よ
…手編みのセーターって…最近のDKに
対するプレゼントにしては…なんか重くねぇ?
彼女も今時のJKなのに。
え?羨ましいだけだろって?……(無言)
「セーターは、うん、ぶっちゃけ静電気が恐ろしくてここ数十年着てねぇのよ……」
ところでその、セーターを脱ぐ際の静電気、ネット情報によると数千から数万ボルトらしいな。
そもそもクローゼットに今回の題目に合致する衣類を入れていない某所在住物書きである。
仕方がないので、ネット検索から、物語のネタを引っ張ってこようと画策したは良いものの、そもそも何の検索語句と合わせようか想像ができぬ。
「サジェスト検索も、おしゃれとか干し方とか、洗濯とかくらいしか出てこねぇ。……クソダサセーターの物語でも書きゃ良いのか?」
多分俺には少々難しいが?己の提案に己自身でツッコミを入れて、ため息。
今日も相変わらず物書きは途方に暮れる。
――――――
昨日、最高24℃で微妙に溶けてた職場の先輩が、今日はケロッと復活して、
だけどなんだか、夢見が悪かったらしくて、朝からすごく不思議そうな、寂しそうな、なんかエモそうな顔をしてた。
「どしたの?」
本日、先輩の部屋でいただく食費&調理費節約のシェアランチは、私が買ってきた半額豚こま肉と先輩が用意してた半額サラダを使った、コンソメ鍋。
タマネギは勿論だけど、意外とパプリカとかレタスとかからも出汁が出てて、おいしい。
シメはオートミールをブチ込んで、低糖質チーズリゾット風の予定だ。
「言っただろう。夢見が悪かった」
諸事情で今月最初に買い替えた冷蔵庫の鎮座するキッチンから、おいしそうなリンゴと柿と梨と、それからクリームチーズを持ってきた先輩。
夢の内容を聞く私に、ため息ひとつ吐いて言うには、
「セーター脱いでバッチバチの状態で、金属製のドアノブを掴まなければならない夢を見た、とかどうだ」
「顔に『この夢を実際に見たワケではありません』って書いてる」
「コレはコレで、悪い夢見ではあるだろう」
「なんかバチクソ変な夢とか?」
「変といえば、たしかに、変だった」
「怖い怪獣に襲われた?今の歳で?」
「デザートは、私の実家から来た果物に少しチーズを載せるやつで、構わないか」
「出た先輩の伝家の宝刀、話題チェンジ」
さくり、さくり、さくり。
リンゴと柿と梨が、半分の半分の半分の、そのまた半分、8等分のウサギさんか半月みたいに切られて、その上に白いクリームチーズが、ちょこん。
さわやかな、甘い果物の新鮮な香りが、鼻先で咲く。
ランチのお鍋食べてる途中だけど、どうにも待てなくて、勝手に梨チーと柿チーのひと切れをつまんだ。
「あっ。こら。つまみ食い」
甘くて、しょっぱい。
濃ゆいフルーツヨーグルトみたいな清涼感が、豚こま肉とコンソメで幸福だった口の中を、一気にデザートコースに模様替えした。
「分かった」
「ん?」
「先輩の実家から、果物と一緒にセーターも送られてきたけど、クソダサセーターだったって夢だ」
「……それもそれで嫌だな?」
セーターも怪獣も、変な夢も、どうでも良くなってきた私は、しょっぱい豚こま食べてサッパリな果物食べて、ちょっと野菜挟んでまた豚こま食べて。
バチクソに優勝な余韻に、じっくり浸った。
「ミカンもいけるかな。冬はミカンじゃん」
「ミカンは……私はクリームチーズより、カマンベールを合わせたいな。試食の店員がジャムを付けていて、美味かったんだ」
「かまんべーるに、じゃむ……?」
お肉と、野菜と、チーズと果物。それからジャム。
その日のシェアランチは、ワインか甘口ビールあたりが有っても良さそうなメニューと話題で、
だけど真面目な先輩の部屋にお酒のストックなんて無いから、
最終的にノンアルコール、強炭酸水で我慢になった。
『セーター』
「セーター」より「ニット」のほうが聞き馴染みがあり、「セーターとニットの違い」を調べたところ、ニットは素材で、セーターはニット素材から作られたトップスとのことでした。
黒のタートルネックは、1枚あると便利ですよね。
「手編みのセーターを作ってみたい」という願望は長年持ち続けていますが、編み物が苦手なため、マフラーしか作ったことがなく、願望は願望のままです。
「なんか似合わない」
「部屋にある服でいちばんあったかそうだった」
「でも似合わない」
「お前の口はそれしか言えねーの? なら黙ってろ」
わかった。黙るよ。
黙って背中から抱きしめた。家のクローゼットの匂いかな。嗅いだことがありそうな匂い。ずっと押し込められてたんだろうな。
「おい、じゃま。はなれろ」
「……」
「おーい…くそっ…はなれろ…」
「…」
「あーもう…なんか言えよ」
黙ってろって言われたし。
2023/11/24 セーター
作りたかったけど、ダメだった。
それが最後になるなんて、思わなかった。
セーター
セーター
セーターを買う時の条件がある。
・薄生地で軽いこと
・首まで詰まりがあること
・アウターが白なので、色味ある生地であること
・予算4000円以内であること
秋になると新しいセーターを購入し、
寒くなるとガンガン着倒す。
暖かくて軽くて機能的。身近な存在。
私にとってセーターは『冬のTシャツ』である。
セーター。暖冬と言われてるだけあって昼間ならセーターでも十分だな。
ただ俺が外出するのは基本深夜と早朝だからセーターじゃ寒くて死ぬ。
しかしセーターか。俺セーターというか上からかぶる上着が好きじゃないんだよな。
Tシャツはいいんだけどその上に着るのは基本パーカーだ。だからセーターって一枚も持ってない。
考えてみれば自分のことだけどよくわからないな。Tシャツは着るのにセーターとかは嫌ってのは。
多分服の厚さの違いなのかな。Tシャツは薄いから頭を通してもいいけどセーターは厚いから頭を通したくないとか。
まぁ服の話はこれで終わりにするとして今日からは寒くなりそうだ。
前も同じようなことを思った気がするけど今日からは本格的な冬がきそう。
私が1番好きな服はセーター。
冬にならないと着られないけど、デザインがかわいくて大好きだ。
セーター
何も考えず、洗濯をしてしまった。
取り出したら縮んでた。
なぜ手洗いでしなかったんだ。
ありえない。