『セーター』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
こんばんは今日は少し面白いことを考えたんです。美と偽って似てると思いませんか?美は自分輝かすためにあるもの偽は偽りを行うこと。美を作るには自分を偽らないといけないと思ったんです。肌や目などを偽って輝きを起こす。でもそんな自分でも努力したことに変わりは無い君は偉いんだ誰よりも人は人を助けまた助ける。私は君の何かになりたい
「おさがりのセーター」
いくら服装にこだわりのない未紗とはいえ、医療従事者として最低限の身なりは心がけている。
それでも家の中ではいろいろと緩くなってしまうもので、だいたいは叔母のおさがりで冬を凌いでいたものだ。
さてタンスの中身を片付けている間に出てきた穴の空いた紺色のセーターをどうしたものかと、たったいま未紗が畳んだ服の上で暖をとっているミコと視線が合った。
「……着てみる?」
さすがに貰い物を捨てるのはしのびないが、次々と受け取っていては溜まっていくのは仕方ないものだから、サイズの合わなくなった服は近所の子供に譲ったりハンカチや枕カバーとして再利用していた。
そして今、叔母から去年貰い受けて割とすぐに編み目の切れた紺色のセーターを冬毛のミコがじっと見ている。
ミコの冬着として加工するか……余った袖は手袋にでもしよう。ふと思いたった時に自分の手先が器用でよかったと痛感する。幸い施術の手際はセレーナの看護師長に褒められているので、布を継ぎ接ぎ合わせる程度なら問題はない。
セーターの寸法を測っていたところで、LINEの通知が鳴った。鈔珱からだ。目視だけで通知をさばくと新雪の積もった洛陽の景色が次々と送られてくる。
「向こうの雪は新潟よりも冷たいのかな」
冬は自室にこもっているので目立った厚着をする習慣は未紗にないが、鈔珱は年末も遅くまでバイトだと聞いたので夜道はさすがに冷えるだろう。
アリシエにセーターを編む約束をしていたので、彼女と同じ色の毛糸を選ぶとするか……元より、アリシエが大人になっても着られるようにと大きめの型紙をとっていたから、鈔珱と同じサイズでも問題はないはずだ。アリシエも、大好きな鈔珱とお揃いできっと喜ぶはず。普通こういったペアルックというものはマフラーでやることの方が多いと思うが、さすがに自分の編んだマフラーで街を出歩いてほしくはない。謎の羞恥心が未紗にはあった。
「セーターなら重ね着もできるし、いろいろと着回しできて便利だよね。俺には縁のない話だけど」
それにチクチクするし、洗濯も大変だし。そういって毎年ユニクロのスウェットで冬を越す未紗に、結花がよく苦笑いしていたものだが。
「さて、アリシエの採寸にいこう、ミコち。ちょうど鈔珱のバイトも終わる頃だろうし」
今日は早番だから夕方までにはセレーナの支局に来られると言っていた。未紗は早々に身支度をして、ミコをペットケースに迎え入れていつもの“ 秘密基地 ”に向かう。
タンスには、まだ防虫剤の匂いが染みたセーターの山がたくさん眠っている。それもみんな、叔母が未紗に遺したあたたかな“ おさがり ”だった。
【119,お題:セーター】
冬休みに遊びに行った時、おばあちゃんが編んでくれた手編みのセーター
とても温かくて、私の1番のお気に入りでした
どこに行くにも絶対に着るんだ、と言い張って
洗濯で着れないと知ると、大泣きして母を困らせました
そんな私は今、娘のためにセーターを編んでいます
思いの外難しくて、絡まった毛糸をほどきながらようやく半分ほど編めたところです
セーターの完成を待ち望んだ娘が「お母さんまだぁ?」と
何度も急かしてくるのが可愛くて、おばあちゃんも同じ気持ちだったのかなぁ、とよく思います
おばあちゃんはもう今年で95歳だけど、まだまだ元気でいてください
なんてこった…
やってしまった!
大のお気に入りで長年愛用してきたのに!!
一人暮らし1年目、たった1回の失敗で、こんな…
…こんな小さいセーターは初めて見たぞ!!
テーマ∶セーター
事故に遭ったと聞いて、あなたの帰りを心配して泣きながらパスタを作ったことあなたは知らないでしょう
テーマ:セーター #374
セーターを着ても寒いなんて……。
私は下校途中、自転車に乗りながら思った。
橋をわたっているから
建物による風の抵抗がないというのもあるが
それにしても寒すぎる。
「夏が終わって、ちょうどよくなる時期はないわけ??」
そんな事をいう私に強風が吹き付けてくる。
いつもの帰り道なのに、
いつもよりも数倍疲れる帰り道。
寒さに震えながら明日はベストを着ようと決心した。
試着室から出た私を見て、彼女は固まってしまった。
やっぱり、これは駄目じゃない? 楽だし暖かいけど、いつも着ているのとは随分趣きが違うし、なんと言うか……
ユルい。 これは若いイケメンな子が着るやつだよ。
そもそも今日は愛しい恋人にあれこれと見繕うのが楽しみで百貨店まで来たんだ。普段ファストファッションで十分なんて言う彼女を方々言い包めたというのに、じゃあ貴方の物も何か見ましょう、なんて蕩ける笑顔で言われて…この有様。
百貨店のサイズ展開を恨むよ。良い色なのに、という彼女の呟きを聞き付けて『大きい物もお出しできますよ』と寄ってきた店員も恨む。体に当てられた時、腕を伸ばして私の両肩に触れた恋人の仕草にぐっときて、デザインに気付かなかった自分も恨む……べきかも?
眼の前で、唇に手を添えて私を凝視している恋人は、きっと必死で言葉を探しているのだろう。良いんだよ、分かっているから。衣装に負けてるって笑い飛ばしてくれたら、私も
笑って次の店に行ける。期待を込めてへらりと笑うと、彼女は口元にあった手で今度は胸をぎゅっと抑え……
すごくいいです、と呟いた。
私は知っているんだ… 彼女のこの綺羅綺羅した瞳は本気であるということを。その証拠に、駄目なら私が買うから着てください! と財布を出され、大慌てで『自分で買う』と言わされてしまった。ちゃりーん!
ありがとうございます、とお辞儀する先程の品の良い店員に脱いだばかりのそれを渡す。…恨むというのは取り消すよ。少なくとも、愛しい人が喜んでくれているからね。私の心の声が聞こえたかのように、その店員はにっこりと笑いかけてくれた。
『同じデザインのレディースもございますが……』
もらうよ! 出して!! 今すぐに!!!
【セーター】
抱き締めたときに、衣服のふわりとした感触の奥に、華奢な身体を感じた。
意匠を凝らした編み目の上からしつこいぐらいに柔らかさを堪能する。首筋にキスをするとくすぐったいと高い声があがった。身をよじるたびに香木が登る。
その声がまた可愛いのだ。
ニットの裾からするりと指を滑り込ませる。気づいたときにはもう遅い。いじめてやろう。
オレの手は悪くない。そんなよく伸びる可愛い服を着るお前さんがわるい。
『セーター』2023.11.24
毎年、この季節になると妻がセーターを編んでくれる。家族の分はもちろん、俺と同じ演劇ユニットのメンバーや、同じ事務所の仲のいいミュージカル俳優の分、そして今年から新たに仲間に加わったアイドルたちの分も編んでいる。
一着編むだけでも大変なのに、そこまでしなくてもと思うのだが、彼女は特に苦に思っていないそうだ。
好きだからやっている、と彼女は笑っていう。
毎年のことなので、うまいこと全員の分のセーターを平行して編んでいるようだ。さらに毛糸の色を共通のものし、ワンポイントで色を変えているのでそれが時短になっているのだ。
そして、今年は興味を持った息子たちが手伝っている。俺の分を妻に教わりながら、順番こに編んでいるさまに危なく泣きそうになった。
難しいところは奥さんが、簡単なところは次男が、すこし難しいところは長男がといった具合に。
編んでいると、あの色を入れたいこの色を入れたいと息子たちが要望を出すので、俺のセーターは他のものを比べると少しだけカラフルだ。
青に黄色に赤、緑に紫にオレンジなどなど。
これは外で着るとかなり目立つだろうなという懸念はあるが、この世にあるどのセーターよりも暖かいことだろう。
なにせ、妻だけでなく子どもたちからの愛情がこもっているのだから。
セーター
ほぼ着ない
まず買わない
洗濯が大変そう
自然乾燥だと乾かない
冬だなっとは思うね
選択の範囲外
セーターを買うくらいなら
他の羽織物を買うはず
暖かそうでいいなっとは思うんだけど
冬以外には使えないから
冬用で迷わずに買うのは
外出用のコートくらいかもしれない
書いていて思うのは
買っても別にいいけど
洗濯するなら
コインランドリーにする事になる
いまはまだ寒さよりも面倒さのが格上
ずっと、そこに悲しみがあって
明るさも楽観の欠片も何処にも無く、
私はただ悲しみに塗れている。
あなたの居ない世界。
これはただの孤独じゃない。
喪失と共にある。
太陽の日差しも、遠くで凪ぐ風も、
ふわふわと暖かい毛布に包まれている時でさえ、失い続けている。
無いまま、泣いて、失くして…。
幸せなフリも、楽しいフリも出来る。
無いんだと思い出しては、喪失から目を逸らした分だけ痛む。
世界でたった一人、ただ唯一、
最初で最後の愛しい人。
帰ってこない。返して。代えはない。
聞こえない。
もう一度、名前を呼んでくれたら。声が聞きたい。
思い出す度に得る孤独。
ずっと。
ずっと失い続ける。
孤独になりたい。
失うものの無い孤独に。
あなたの代わりなどありはしないのに、
代替に張り付く喪失の痛みが錯視する。
あなたとの穏やかな時間を、幸福感だけを味わっていたかった。永遠と。
あなたのいない世界がある。
私は異世界に来てしまった。
もう12月目前。
紗凪がタンスの整理をしていると
1枚のセーターが出てきた。
なつかしい。
ターコイズブルーのセーターを見ると毎年思い出す。
初デートは期間限定の催しの美術展だった。
近くにおいしいパン屋さんがあるということで
2つずつ買って、イートインコーナーで
ぎこちない会話の中食べたっけ。
美術展は、絵の迫力にも勿論感動したが
彼が一つ一つの絵とじっくり向き合ってる姿にも
ひどく心を打たれた。
達也は、とても感受性が豊かで優しい人だ。
いざという時守ってくれる…より守られるような人。
だけど、しっかり芯をもっていて、
自分を確立している。その印象は多少変われど
今も変わらない。
そう言えば、彼も紺色の似たようなセーターを
着て来て、なんだか気まずくもこそばゆいような
感情になったんだっけ。
ドキドキ。
あの日の初々しさはもうないかもしれないけど、
彼を思う気持ちは変わらない。
ターコイズブルーのセーターをぎゅっと抱きしめた。
「セーター」
#セーター
表面上は
セーターの網目のように
支えあって生きているが
裏では皆
憎みあって生きている
せっかく編んだ糸も
気付かぬうちに解けてく
生きれた今を大切に。
セーターパチパチパチ痛すぎる
痛みが幸せなんて最高です。
目立つとダメ
茶・黒・白・グレーが虐め無いの対象ですか。
自分磨くのやめて
お互い良い年になって虐めですか?
そんな安い幸せで幸せな奴に
喝。
ちなみにストーカー擬きやめましょう。
「あの店にいたよね?聞いたよ」
「あそこの道怖い顔で歩いてたよね」
「なんで早く並んでたの?」
「この道通ってたよね?聞いたよ」
気持ち悪い情報知らないところで
流さないでください。
私は報告しなければだめですか?
たまには自由に出掛けます。
貴方は言われないんですね。
良かった。
時にあとから自慢話。
きっかけしにないでください。
傷ついてます。
私はしません。
知っているから。
磨いた人の悪口ばかりやめましょう。
貴方が輝けば周りも輝ける。
自分が一番分かってるのに口は動く。
不思議。
そこに気づいた自分は幸せです。
セーター服は、暖かくて保温性もある。
冬は特に愛用深いけれど、時には自身の計り知れない思い出になることもある。
でも、他の物も述べてみるとどうだろう?セーター服だけがそう、というわけではない。皆そう。
皆、物だって完璧な訳じゃない、人間も例外ではない。
おばあちゃんはなんでも作ってくれた。ワンピース、ブラウス、カーディガン。どれもこれもおしゃれで私はいつも新作ができることを首を長くして待っていた。
今年も新作ができる頃。
「似合うかしら?今年はセーターにしてみたよ」
今年のクリスマスもあったかく過ごせそうだ。
セーター
「ねぇ!このセーター可愛い!」
「ほんとだ可愛い」
「お揃いで買わない?///」
照れながら言った君の顔が今でも思い出せる
この時期になると毎年出す白いセーター
君とお揃いで買ってよく二人で着ていた
でももうお揃いでは着れなくて
このセーターを見る度
君がこの世界にはいないことを突きつけられる
君は空の上で着ていてくれているのかな
僕はやっぱり
「君の隣でこのセーターを着たい」
ののみが編んでいたセーターは
手首から始まって反対の手首までで編み終わる
ただただ真っ直ぐ棒で編んでいき
その両端をそれぞれの手首から肘が入るくらいに
筒状に15cmほど綴じて完成の簡単なもの。
母から教わったり本を見ながら覚えたりした
編み物の初心者。
帽子やマフラーや手袋をカタチにし、
そのうちにセーターという大作品にチャレンジしたくなりましたが…。
腕、前、後、首元をはぎ合わせたり
ひろい目したり、もう何だかタイヘンな感じ。
なので、羽織るセーター
(カーディガン)にする事にしたのでした。
全体がひよこのように黄色いセーター。
黄色い毛糸が少なくなってしまって、
買い足ししたのだけれど、3回毛糸を買いに行って
ようやく完成です。
ところが
見事に毛糸の色や質がくっきり別れていて
ツギハギの感じが満載。
そりゃそうだよね。
中三の二学期末に出来上がったこれを
作り始めたのって、
小6の冬休みだったもの。
長かったなぁ。
さて、
テスト勉強するぞ。
ーーーセーターーーー
厚手のセーターはモコモコしてあったかそうに見えるけど、編み目の間を風が通り抜けて、見た目ほどあったかくなかったりする
なんでもパッと見だけじゃわからないんだから、表面にだまされちゃダメだよ
人間もね
ちくちくしてみたり
ふわふわしてみたり
けばけばしてみたり
ぬくぬくしてみたり
きみに似てる
【セーター】