抱き締めたときに、衣服のふわりとした感触の奥に、華奢な身体を感じた。意匠を凝らした編み目の上からしつこいぐらいに柔らかさを堪能する。首筋にキスをするとくすぐったいと高い声があがった。身をよじるたびに香木が登る。その声がまた可愛いのだ。ニットの裾からするりと指を滑り込ませる。気づいたときにはもう遅い。いじめてやろう。オレの手は悪くない。そんなよく伸びる可愛い服を着るお前さんがわるい。
11/24/2023, 1:45:40 PM