『セーター』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
そのセーター、暖かそうね。
いえ、似合っているわ。
これ?ううん、なんでもない紙袋よ。
それよりも、ねぇ。
そのセーター、誰からもらったの?彼女さんかしら。
縮んだセーターを見て分かった、
洗濯の難しさと親の苦労。
貴方が作ってくれたセーター、今でも使ってます。
不器用で、何回もやり直して作ってくれたセーター。少しヨレヨレになってきたけど、貴方に返す日がくるまで、もっと使い込むんだ。
ねぇ、空の上は、寒いですか。
来世では、私がセーター作ってあげるからね。
300字小説
内助の功
うちの課の課長は有能で人柄も良く、上司や部下からの信頼も厚い。お子さんはいないが奥さんとの仲も良好で冬は毎年、手編みのセーターを着ている。
「内助の功ってヤツなのかなぁ」
「ただいま」
夫が帰ってくる。
「また妙な黒い影に付きまとわれたよ。昔懐かしオヤジ狩りって奴なのかねぇ。こんなオッサンを着けたって面白くないだろうに」
苦笑する肩に憑いた陰をコートを預かるふりをして祓う。
人柄が良すぎるせいか良縁も悪縁も引き寄せてしまう人。夜が長くなるこの時期は特に悪いモノに憑かれやすい。
「明日は休みですし、一本つけましょうか?」
「良いね」
編みかけの魔除けの文様模様編みセーターを片付け、私は清めの酒をとっくりに注いだ。
お題「セーター」
「ありがとう、金村美玖さん、、」
私は、ある方の笑顔に私の人生・笑顔を取り戻すことが出来ました。
その方は、「皆さん美玖を推すしかない」の日向坂46の金村美玖さんです。
なぜ、救われた(取り戻すことが)出来たかと言うと、、、
私は、農業をしている身で、、休みなどほとんどない仕事をしており精神的に体調的にも万全とは言えません、、
私は、昔から喘息持ちで体が弱く、満足に運動など出来ず、辛い日々で、、、
幼い頃は、「みんな見たいに走りたいなぁ〜」などの感情を抱いておりました。
そして徐々に、歳を重ね高校生の頃、、、私は、日向坂46に出会いました。
最初は、「日向坂?」っとなりましたが、曲を聴くうちに日向坂の世界にのまれてしまいました。
しかし、それも束の間、、
高校三年生になり、卒業を控えた1月に新型コロナウィルスが我が家に牙を向きました、、、
外出も出来ず、毎日、天井と睨めっこしながらの生活、、
私は、鬱病になってしまいました、、、
笑顔が消え、、学校に復帰しても毎日、ぼーっとしてしまい、、
更には、足を怪我して7針も縫ってしまいました。
そして、卒業式は皆の輪に入れず学校を去りました、、、
四月になり、新人として近くの農業法人に就職し農業生活が始まりました。
だが、新人が私1人の為、話し相手も居らず息苦しい生活でした、、
しまいには、先輩達からの誹謗中傷もあり、鬱病を再発させて
しまいました。
そして、日向坂っと言う存在すら失ってしまいました。
半年がすぎ、私は精神的・体調的にも限界を迎えました、、
しかし、スマホを見ていたら「皆さん美玖を推すしかない」の
金村美玖さんに出会いました。
なぜか、彼女の笑顔が出てきた瞬間、、涙が出て来ました、、
彼女を調べていくうちに、金村美玖さんって凄い!日向坂46って凄い!って思いました。
また、日向坂46の曲、「約束の卵」を聴いた瞬間涙が出てしまいました。
更に気になり、「日向坂で会いましょう」や「希望と絶望」を
拝見し金村さんや日向坂46のメンバーのみなさんがどんなに苦しくても助け合っている姿を見て元気とやる気が出ました。
全ての出会い、救いは金村美玖さんです。私の恩人です。
ありがとうございました。 応援してます。
名もなき栃木の農好人より、、、
セーター
ころころ 毛糸玉が転がる
赤.青.朱色.黄色.緑.黄緑.紫.桃色
ご主人様は、何色を選ぶの?
私は知っている。
ご主人様は、大好きな あの人に
セーターを編むのだと
「こら タマ邪魔しないの!」
別に邪魔するつもりは無い
ただ丸い物を見ると とびつかずには
居られない 猫の悲しい性なだけだ
あっちにころころ こっちにころころ
どうしても 追いかけ回す事をやめられない
ご主人様の 指や目も忙しなく動いている。
毛糸を 編み棒で 一目 一目
曲がらない様に
大好きなあの人の好きな色を
喜ぶあの人の顔を思い浮かべながら
セーターを完成させて行く
ご主人様の その姿を
私は毛糸玉を追い掛けながら
じっと見ていた。
窓辺の星空の輝きと
暖炉の暖かな灯りと共に・・・
【セーター】
お母さんが夜なべして編んでくれたとか、好きな人に渡したくて頑張って編んだとか。
そんな話を聞いたことがあるけど、自分にとってはどれも一昔前の話だ。
そんな僕が思うセーターと言えば、冬にゲームを買おうとショッピングアプリを開くと、トップページに並んでいる……といったものである。
寒い時期、アプリを起動してすぐ目に入るトップページに、『おすすめ商品』としてセーターが並んでいるのだ。
無地のものもあれば、縦にラインが入っているものもあり、ノルディック柄のものなんかもある。色もカラフルだ。
普段はあまりファッションに興味がない僕も、一度目に入ってしまえばしばらく眺めてしまう。
どれを着たって自分の顔や体型が変わるわけではない。自分の印象が大きく変わるってこともないだろう。
だけど、本当に何となく、これを着たら少しは気持ちが明るくなるかな、などと考える。
それこそ僕が密かに好きなあの子が、「似合ってるね」「暖かそうだね」なんて言ってくれて、そこから仲良くなれたらいいな……とか。
だから僕は、一年に一度、一枚だけセーターを買う。
まんまと『おすすめ商品』を勧められたままに買ってしまっているわけだが、誰か、或いは何かに勧められでもしなければ、服など手持ちのものや貰いもので済ませて、自分では一生買わないかも知れない。
だから、これはこれでいい機会だと思うのだ。
今年はクリーム色のセーターを注文した。正面のケーブル編みが、どこかレトロでお洒落だ。
大体3日後には、家に届くらしい。自分に似合うといいなと思いながら、僕は去年買った青いセーターを脱いで風呂に入った。
100均の毛玉取りだがなかなか良い仕事をする。どうしてこんなに毛玉が出来やすいセーターを選んでしまったのか。色だ。春の若草の色をしていた。お気に入りで何度もこれを着て外に出た。だから少し褪せてしまった。もしかしたら、見る人が見ればまだあの若草なのかもしれない。でも私の目には褪せてしまった。春、というものはもう随分と昔に過ぎ去ったきりだ。かつてあった四季は鈍く鈍く均され、この大陸は概ね秋と冬の間のような環境で回っている。こどもたちは私の知っている春を知らないが、時間は日々流れるので、カレンダーは月次捲られていくので、そのなかでかすかな風の変わり目や湿度の蠢きなどを感じ取りながら、こどもたちはこどもたちなりの春を見つけて愛でているのだろう。「ママ」上の子が学校から帰る。鼻を赤くして少し水っぽい声を出している。「ママ、ただいま」もぞもぞと手を動かしセーターを撫で付けている。毛玉ができている。あとで取ってあげなければ。「ママ、見て」手作りのポシェットに手を突っ込んでいる。「ママ、見て」褪せた四つ葉のクローバーがその小さな手にある。
風が吹いて今日も寒い…
この寒さを温めてくれる物私を温もりへと誘ってくれる物それが
君のセーターなのだ。
「もうこの季節になっちまったか」
「なっちまったなぁ」
「お前さ、気になってたんだけどこの季節になると寒いとか思うのか?」
「そりゃ思うよ?動かないから寒くない、かたいから寒くない、じゃないんだよ」
「へー、そんなもんか」
「しぶとく生きないとダメだからな」
「そういえば、セーターとかっていつぐらいに着る?」
「あ?俺は…まあ、寒くなったら?12月くらい?」
「寒いけどな、今も。でも俺セーター着れなくない?」
「たしかに。」
アイリ『なんか"ウサギとカメ"の続編が今日公開されたんだけど』
サツキ『マジかよ続くのかよ続いちゃったのかよ』
ミナミ『てかこれ書いたお前の友達なんなん』
_2023.11.24「セーター」
記念すべき第1話は10月22日「衣替え」にて公開されています。みたよ、って方はぜひハートを押してもらえると嬉しいです。
セーターの縦縞。
よくよく見ると、青い糸と白い糸が絡まって出来てる。
太めのウールで編まれたそれは、所々錦糸が入っていて、キラキラと滲む。
今どき手編みのセーターなんて、と思うけれど、母は編み物が好きなので、せっかくだから、ドール用のセーターを編んでもらった。
青い色が似合う、彼を彩る、縦縞のセーター。
大きなリボンを頭に着けた女性のドールには、ニットのマフラーを。
それは赤いクリスマスカラー。どうせだから、ドレスは私が縫った。
青とピンクのラメ入りのステージ用衣装みたいな、華やかなドレスを。
二人をそれぞれ写真に収めて、日記アプリに添付した。
十二月はもうすぐ。
私用のプレゼントは、トイカメラ。
二眼レフの、小さなカメラ。
小さな幸せを収めるために、今日も頑張ろうと私は思った。
#63 セーター
あの娘が着てた
やっぱり丈が合わない
身の丈に合わない
セーターを
君にあげると
言ったけど
要らないよって
君は言ったね
でも荷物に入れて送っちゃった
着てるところを見たいから
セーター
おばあちゃんが編んでくれたセーターを引っ張り出す。
ーまた今年もこれを頼ることになったな。
私の背丈より少し大きめのセーターは、おばあちゃんの好きな綺麗な赤い毛糸で編まれていて、とても暖かい。
新しいセーターなんか買わなくたっていいくらいだ。
何より私自身気に入っている。
また巡ってきた季節とおばあちゃんとの思い出に浸りながら、少しタンスの匂いがするセーターによろしくを告げる。
前回のこれまでずっとの続編です。おばあちゃんくらいしか重なる部分がありません。(みけねこ)
あの子のこげ茶色のセーターは、
淡い香りに積もった雪も優しく溶ける...。
バッチーン!
彼氏と手を繋ごうとしたときに
激しい静電気
「あー。俺はもしや
君の体質に嫌われてるのか!?」
苦笑いした顔を見てから
セーターを着ることはなくなった
結婚して初めてのクリスマス
彼氏から旦那さんになった彼からのプレゼントは
ふわふわした白のセーターだった
「君の体質に受け入れられるための試練?
よく似合うから着て欲しい」
嬉しいよ…
言葉とキスが寒い冬を暖かくする
#セーター
モフモフセーター、フワフワセーター👕✨
秋と冬フワフワ、モフモフ。
セーター気持ちいね✨
「寒くなったからなにか来ていこう」
少女は呟いた。
コートやジャンバー、アウタ…
ハンガーに引っ掛けてあるものを
見つめながら、うーんと考え込むと、
ドンッと音がした。2階からだ。
2階には少女の母がいる。
トコトコと階段をのぼると、母は
洗濯物を畳んでいた。
「何が落ちたのかしら。」
母はそう言った。
少女と母は何が落ちたのか探した。
「こっちから音がしたと思うよ。」
少女は1度だけ入ったことがある
奥の暗い押し入れに入った。
少女はあるものを手に取ると、
すぐに、母のいる明るい部屋へ戻った。
「ねえお母さん。これかも。」
少女は母にあるものを渡した。
「あら、懐かしい。」
母は受け取って、言った。
すると少女は首をかしげた。
「これね、お母さんが昔、着ていたセーターよ。
無くなったと思ってたんだけどここにあったのね。
もしかして、あの奥の押し入れにあった?」
母が言うと、少女はコクっとうなずいた。
「あの押し入れには昔お母さんが着ていたものが山の
ように埋まっているの。今思い出したわ。」
「そうなんだ。
私、そのセーター着てみたい!」
少女が言うと、母は最初はきょとんとしたが、
すぐにニコッと笑った。
「やったぁー!」
少女は母からセーターを受け取ると
1階へ走っていった。
「セーター」
母親のことを私は「ママ」って読んでるんですが、
クラスの女子はお母さんって呼んでます
なんか恥ずかしい…でも大親友の子は
「ママ」って呼んでるから仲間だァ笑
#セーター
キミと色違いの
お揃いのセーター
さりげない優しさのプレゼント
風花舞う青いライトの中で
少し恥ずかしげに
少しだけおどけて
コートを開いて笑った
キミの顔を忘れない
木枯らしの季節になると
ふと思い出す
あのセーターもあの笑顔も
もう私のもとには無いけれど
あの温もりを忘れない
冷え切った心に今でも
優しさをくれる
キミがくれたセーター
ダイキは迷った。女神ノノッチにこれを買うべきかと。ここは異世界の洋服屋。この異世界は地球の文化も少しは情報が届いてるらしい。その洋服屋にはこういうセーターがあった。
童貞を殺すセーター
「うーーーーん。」
ダイキは考えた。童貞を殺すセーターを女神に買ってあげたら。相手は見た目女子高生風とはいえ、中身メスガキツンデレだ。俺にどんな要求や色目を使うか分からない。多分メスガキ言葉は使うだろう。でも可愛いというスペックは高いんだよなあ。ノノッチは。
「どしたのん?」
ノノッチが現れた。セーターを見る。胸にハートマークの穴が空いている露出高いセーターだ。
「これ買ってよ。ダイキ。」
ノノッチから言ってくるとは思わなかった。そして買ったらすぐ着た。ノノッチは嬉しげだ。
「どうって事ないな。」
「??」
思えばどうって事はない。だってここは異世界。こんな服装は一杯ある。どうやら俺は穢れて無かったようだ。
「ダイキが買ってくれたから大切にするね。」
ノノッチからの一言。明るく金髪を弾ませて言う。
やはり俺は穢れてたのか?? 俺は心で悶絶した。