『スリル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
なぜ人はスリルを味わいたいのだろう。
避けた方が安全に生きていけるのに。
でも緊張した後の達成感や開放感は確かに嬉しい。
スリル
スリルという言葉を聞いて
なんでかな
ドキドキしちゃう。
あなたはどう感じる?
私のドキドキは、スリルを楽しめなくてドキドキ。
俺がダンジョンに潜るようになったのは退屈だったからだ。
貴族の三男坊として生まれ、跡目争いを避けるように成人してからすぐに家を飛び出した。
平和な世の中。
戦で名を挙げることもままならない。
刺激のある生活を求めていた俺が冒険者になることは、ごく自然なことだった。
武芸や魔術、言語などを一通り叩き込まれたおかげで冒険者暮らしに慣れるまでそこまで苦労はしなかった。
苦労したといえば、不潔な生活にはなかなか慣れなかったな。
俺は今日も地下墓場遺跡へと足を伸ばした。
そこまで難しいダンジョンではないが、パーティー前提の難易度設定だ。
ソロで潜ることは想定されていないため、1人で潜る俺にとって刺激もあり、何より実入りがいい。
地下5階まで降りたところで、奥から喧騒が聞こえてきた。
他の冒険者たちが何かから逃げているようだ。
悲鳴と共に聞こえる蹄の音。
「デュラハンかっ!」
霊馬に跨り墓場を駆ける首無し騎士。
遭遇例は非常に稀。
その剣撃は鋭い。
逃げる者は追わない性質のはずだが…
まあいい。
俺がここに来た目的に会えたんだ。
血が激る。
得物を持つ手が力み過ぎているようだ。
自嘲気味に小さく笑みを浮かべて俺は走る。
スリルを求めて。
自室に戻り 深呼吸 作品を創り始める いろいろな言葉が浮かび上がり 一心不乱に書き上げる また人の詩を読ませて頂いては 触発されて 手が動く 何かの支えになれば 幸いだと思う
――残り14日――
若い男女が集められた部屋。
この集団を管理する男が話している。
「―期限は28日、遅れた者は――」
「なあなあ、今回の期限きつくね?」
後ろの奴が話しかけてくる。
「まあ何とかなるだろ」
「いや、お前はそうかもしれないけどさ」
「そうそう、俺たちには後がないもんな」
その隣の奴も話に入ってくる。
他の奴らも大体同じような事を話しているようだ。
だが実際に焦っている奴はいないだろう。
この日はいつも通り解散後、帰路についた。
――残り10日――
この数日、話題に挙がることはなかったが、今日になってお互いの進度の探り合いが始まった。
「どんな感じ?」
「全然だよ!」
本当の事を言っている奴はほとんどいないだろう。
「よっ!お前はどうよ?」
先日の奴らだ。
「ああ、ぼちぼちかな」
「まじか、俺やばいって」
「俺もまずいわ」
そう言っているが、危機を感じているようには見えない。
おそらく本当の事を言っていないのだろう、それは俺も同じだが。
――残り7日――
今日、ようやく俺は今回の案件の詳細を確認した。
これは厳しい。
血の気が引くようだった。
だが絶望を感じている場合ではない。早急に準備を整えなくては。
――残り3日――
集団の中で明らかに表情の違う者たちが出てきた。
おそらく奴らはこの案件を成し遂げたのだ。
俺もこの3日間で達成せねばならない。
――残り1日――
まずい。
心拍数が急激に上昇する。
手も震え始めた。
様々な感情が頭の中をかき回す。
集中しなくては。
今晩中に達成できなければ…
家族が何か言っていたようだが、内容は入ってこない。
――――
「はーい、授業はここまで。今日締切の課題、この箱に提出していってな」
ぞろぞろと教卓の上の箱にレポートを提出していく。
昼休み。
「いやー、俺今回の終わらないかと思ったわ。徹夜でギリ終わらせたわ」
「俺も、徹夜でなんとか。まじ眠いわ。お前はどうよ?」
「あー、大変だったよな」
「絶対余裕だったろ」
「お前顔が余裕だったし」
「いやいや、まじだって」
そう、俺は昨晩夕食も摂らずに徹夜で終わらせた。
毎回のレポート課題、もっと早くやっていればという後悔。
それでも毎度ギリギリの作業。
タイムリミットが迫る恐怖。
俺はこの極限の状態を毎回楽しんでしまっているようだ。
『スリル』
スリル
ドキドキ。
ハラハラ。
ミステリーとスリル。
小説みたいな時間。
ステキなティータイムに推理小説をどうぞお供に。
#スリル
一度味わったら癖になり
もう一度 もう少しと願ってしまう…
神に背き禁断の果実に手を出した
アダムとイヴが人の始まり
だから
人がスリルを求めるのは遺伝子レベルの仕業
背徳感を感じながらスリルを求める
刹那のエクスタシーが癖になる
スリルは…
嫌いじゃない…♡
🌈黒猫のつぶやき🌈
悪い事じゃなければ
スリルもいいんじゃない?
(ΦωΦ)フフフ…
*スリル
スリルを味わう、という言葉があるけれど、私はとてもそんな気になれない。
すごく緊張したあとは、どっと疲れてしまって、とてもスリルを楽しむ余裕なんてない。
よくよく小者に出来てるんだな、私。
「 寒いなら靴下くらい履けばいいのに 」
どうしてわたしが靴下を履かないのか
この人は考えもしないから
こんな見当違いな言葉しか出てこないんだろう。
そんなに履きたいなら
言われなくても履いている。
そんな当たり前のことすらわからない人間に
わたしは飼われている。
✂------------------------------✂
この人はよく居間で寝ている。
きっと親がわたしの寝顔を見た回数より
わたしが親の寝顔を見た回数のほうが多い。
、
たまにね、思うことがあるの。
寝ているこの人の目玉に指を突っ込んだらどうなるのかなとか
台所から包丁を持ってきて
この人のいたる所を刺したらどうなるのかなとか
━━ 妄想が広がることがある。
勿論やらないけどね。
【 どうしてやらないのかわからないけど 】
わたしはきっと
明日もこの人のご飯を食べながらこう言う。
「今日のご飯も すごくおいしいね」って
踊りを強制する愉快な音楽。脇目も振らず走り回る子供達の楽しげな笑い声。遠くの空に消えていく赤い風船に、ガタン、と聞こえた後、落ちていく悲鳴。
そして、そんなきらびやかな世界を眺めながら、長い長い行列の最前線に地味で場違いな男二人が並んでいる。
そう、これは俺と、俺がこうゆう煩い場所が苦手だと知っておきながらも「暇そうだから」という理由でネタ集めの同行人に選びやがった作家仲間である。彼いわく、恋人同士で遊園地デートするシーンを書こうと思い、リアリティ追求の為実際にジェットコースターに乗る、らしい。
何故?何故俺なんだ?こいつに女友達などいないのは知っているが、何故わざわざ俺を巻き込むんだ? というか、それなら他の奴らだっていいじゃないか!何でよりによって俺なんだ!?
いつにもなく感情が高ぶっているのを感じる。というか、不満と理解不能でどうにかなりそうだ。
怖い、乗る前から怖い。何故、何故こんな危険な物にわざわざ金を払ってまで乗るのだ。大体、スリルだけなら推理小説でいくらでも味わえる、なのに何故……。
隣にいる作家仲間を見やる。彼は平然とした顔だ。まるでこれが日常の一コマであるかのように、当たり前のようにそこにいる。
俺は違う。いつも通りじゃない。
そもそも、溢れんばかりの本物カップルを観察する方が格段にためになるだろう。別に俺が同行する必要などないのでは。それに気づいた瞬間、俺はハッとして彼を見る。
その口角が上がっていた。
こいつ、俺が怖がっているのをわかっててわざと連れてきたのか。 最悪だ。何で気づかなかった……!?
ジェットコースターがホームに帰ってくる。彼に買ってもらった大好物のチュロスを握りしめ、口に押し込みながら覚悟を決める。
大丈夫、死ぬことはない。安全バーもあるし、落ちたとしても死ぬような高さではないはずだ。きっと、きっと大丈夫。
……存分に振り回され、がたがたふらふらになった後、追い打ちで間髪入れずにお化け屋敷に連れていかれたのだが、どうなったかはお察しの通りだ。
スリル
お腹が空いたら泣く。
それが、本来の私たちの在り方ではなかったでしょうか。
『スリル』
眠ってる
額にさわれない
起こさないかな
熱が出ないといいのだけれど
深く眠るあなたに
気づかれないよう右手をのばす
まだ私たち
このくらいの距離
今日の星占いは12位
ってことで1人で行ってきてくれない?
「スリル」
富士急来た。
FUJIYAMAすごい。
先頭乗った!スリルすごい。
寒いし暗いし、ふわっと浮くし。
とっっても。楽しかったー!
『スリル』
スリルを味わいたい。
いつからかそんなことを思うようになっていた。
「今日は学校に行くのよ」
と母が言う。
「わかってるよ」
これがいつもの会話だ。
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中学生の時にいじめられ、不登校になった。
ネットで1年半付き合っていた彼氏にも浮気され、振られ。
病まない日はなかった。
中学3年生。はじめてリスカをした。
今までやってこなかったことをするのは少し、いやとてもドキドキした。
スパッッ
切れ味のいいカッター。
ジワァ
滲む赤い液。
紙で指を切ると痛い。しかし、刃物で切ったのに全く痛みを感じない。
「楽しい…もっと…」
この日を境に 毎日 腕の隅々まで切るようになった。
「はいるわよ」
ある日。いつものようにリスカしていたら母が入ってきた。
「何してるのよ!」
カッターを取った。
「かえして!」
バチンッッ
私を殴った。
「こんなことやめて!私だって忙しいし辛いのよ!?」
「これは没収よ」
冬休みに入った。やはり隠れてリスカはしていた。
わたしは母が大好きだから辞めようとした。
でも。
「リスカを辞めたら私は何を…」
そうだ。ODがあるじゃないか。
それから、私は母に勘付かれないようにお金を貯めた。
1月6日。冬休みの最終日。
課題が終わらず、学校に行きたくないと思っていた頃
ふとODのことを思い出した。
『飲み過ぎると最悪死にます』
『幻覚や幻聴等の症状が出ます』
と。ネットの記事か何かで見た。
すぐに近場のドラッグストアへ向かった。
真冬で雪があり、歩くのは辛かったが、死ぬのだから関係ないと思った。
有名な某鎮痛剤を適当にカゴに入れた。
「これで…私は…。」
店を出た後、
初めてリスカをした時のようなドキドキを感じた。
これがスリルというのだろうか。
とても気分が高揚し、雪が降っているのも忘れてスキップして帰った。
「何買ってきたの?」
妹が話しかけてくる。
「お菓子!」
私は本当にお菓子を買ったかの様な返しをした。
大根役者な方であったが、こういう嘘は誰にもバレたことの無く、得意だった。
いつもの様に夕食を食べ。
いつもの様に母を仕事へ見送る。
そして。いつもの様に部屋に入る。
机の上に買った錠剤、更に家にあるありとあらゆる錠剤を広げた。
「これをこれから飲むんだ、!」
飲んでる間。飲む前。誰にもバレてはいけない
言葉では表せないほどの感情がどっと押し寄せた。
最初は喉に詰まらせないよう、2-5錠ずつ飲んだ。
早く死にたいという思いが耐えられず、一気に沢山飲み込んだ。
「ッッッお゛え゛」
あまりのマズさに吐きそうになった。
薬の味。これ以外に表現のしようがなかった。
1時間程だっただろうか。
全て飲み終え、コップを置く。
いや、もう1杯水を飲もうと椅子を立つ。
ドサッ
何かが倒れる音がした。
気にせずドアに手をかけようとした。
体が動かない。
さっきの倒れた音は私だった。
私は何も考えられず、心臓の音が早くなっていくのだけが分かった。
私は何故かスマホに手をかけ、友達に連絡していた。
【くすりのんじゃった】
【!?大丈夫?】
【やばあかもw】
【何してるのまじで】
【今部屋?】
【うゆ】
【待って。お母さんに言ってくる。】
【まってだめやめて】
【もう言った。██のママに連絡するって。】
私はここで携帯が手から離れた。
「みゃあ、」
飼い猫が心配してくれている。
ごめんね。わたし先に逝くね。
色々考えているうちに、母が「生きてる!?」と帰ってきた。
「どうしたのママ」
妹が母に聞いているのが聞こえた。
「お姉ちゃんが部屋で倒れてるって●●ちゃんのお母さんが!」
ドタドタドタドタ
うるさい。みんなが走ってる音が聞こえる。
「大丈夫!?◾︎◾︎(妹)、き、救急車呼んで!」
妹が呼んだのだろうか。
ぴーぽーぴーぽーとサイレンが近づく。
救急隊員が入ってきた。
私は担架に乗せられた。
安心したのか、思わず、吐いてしまった。
なんで吐いたんだろう。
死にたいのに。
なんで死なせてくれないんだろう。
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
「大丈夫だよ。ママこそごめんね。」
私はここで涙が止まらなかった
母は悪くないのに。母に謝らせてしまった。
私のせいで。
気付くと救急車に乗せられていた
「15歳。中学3年生 オーバードーズです。お願いします」
救急隊員の1人が無線で電話をする声が聞こえる。
目が開かなかった。
眩しかった。
寝ていたらしく、気付くと救急車を降りていた
「もう気持ち悪くない?大丈夫?」
仕事着の母がベッドの隣にいた。
私は点滴を刺され、心臓の奴(笑)を付けられていた。
「ママ、仕事は、?」
「そんなの休んだに決まってるでしょ。馬鹿なの」
すごく申し訳ない気持ちになった。
でも、それと同時に少し嬉しかった。
昔は構ってくれなかったから。
1人で公園とかで遊んで、親子で遊んでる子皆に話しかけては仲良くしていた。
「ごめんなさい。」
「いいのよ。でももうしないで。」
母の様子から、ほんとに心配してくれていたのだろう。
病室に運ばれ、大事をとって1週間入院することになった。
病室生活は、とても楽しかった。
この管を取ったら私は死ぬんだ、とか
脱走したらどうなるのかな、とか
ドキドキが止まらなかった。
この件の後、家族はもっと優しくなった。
危ないことをすると、みんなが心配してくれる。
それから、スリムを求めることがもっと好きになった。
味わいたい?
味合わない?
そんな矛盾抱えてちゃ
いつまでも
変わらないまま
変わりたい?変わりたくない?
そんな矛盾を動かすのは
あなたしかいない
頑張れ
そういうのがこれまでだった
でもこれからは
一緒に休もうね。と。
今は休もうね。と。
もうスリルは要りません。
じゅうぶんスリルある人生おくってい
ます。
おだやかにふわふわと過ごしたい
です。
スリルを求めない人生だっていいじゃない。
気づいたらきっと夢中でスリル満点の事をしているはずだから。
人生ゆっくりしようぜ。
死にたいって、いったら
君はどんな顔をするんだろう。
反応が見たいがためにそんなことを呟くわたしは
君のスリルを求めている。
彼女の友達と付き合っている。
付き合うきっかけはLINE。
何気なくやり取りしていくうちに彼女には内緒の関係になってしまった。
彼女は塾と部活があって、なかなかデートまで進展なし。
だけど、彼女の友達とは密かにデートしている。
このスリルがたまらない。