『スマイル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「ねぇ、笑ってみて」気になるあの子がそう言った。
僕はこれまでの笑顔の集大成を彼女に見せた。
彼女は驚いたような、困ったような、からかうような、ニラの挟まった笑顔で「青のり付いてるよ」そう言った。僕は少し歯がゆくなった。
君が最初にくれたもの
君が教えてくれたもの
君のおかげで世界は光るよ
/ スマイル
僕はきみの笑顔が好き。
きみの笑顔は太陽みたいで、いつも僕に元気をくれる。
でも、きみが笑顔の下に隠した涙や見えない努力も僕は好きだよ。
【スマイル】いつも笑顔でいてくれるきみへ
スマイル
スマイルは苦手だ。
振り切ったらグリンになるから口角を寸止めしないといけないし、口が良くても目が笑っていないなどとイチャモンをつけられる。スマイルは要求水準が異様に高度なのだ。
しかし、笑顔が怖いと客からクレームが来ては、対策せねばなるまい。
私は鏡の前に立つ。鏡に向かって笑いかける。
スマイルなんてだいたい社会的圧力の結果なのに、どうしてあんなにもてはやされるのか。実態がわかっていても人はスマイルを求める。無償のスマイルのくせに、なければマイナスなのだ。まったく酷いものだ。
色々なスマイルを試してみて、はあ、とため息をつく。
なんにせよ、代替皮膚と代替筋肉と義眼のアンドロイド顔では限界があろうよ。
2023/02/09
どうも心が荒んでくると
何にだって悪意を見出し
滑って尻もちついただけで
道の氷に憎悪を抱く
そんな時こそ想い馳せよう
遠い遠いあなたのことを
どんな時でも私に向かって
微笑みかけてくれていると
自分に言い聞かせてみよう
いずれにせよ気のせいなら
仮想敵を見つけるよりも
仮想笑みを見ていたいから
「スマイル」
スマイル
君の笑顔を見ていると
私まで元気になる
いつもありがとう
どんな時も、笑顔が一番。
つらい気持ちも少し楽になる。
人生様々な事が有るけれど、やっぱり、楽しく生きたいな。
fake smileが人と関わっていて多くなったかもしれない、、、
仕方ないことだと思っちゃう自分もいる
題名【スマイル】
スマイル
幸せだから笑うのか、笑うから幸せになるのか。人類は決して、これらの因果性を見出すことはできない。何故なら、我々は嗤いも不幸も自らの手で生み出すことができるのだから。
――伊藤勳「幸福をもたらす数字」福歴二〇四年
真冬ともなれば、朝晩はおろか昼ですら当然の顔をして気温が氷点下となる。外回りの営業に行くのも嫌になる日々だ。
客先から提出を急かされている見積書の作成があるだとか、締め日が近付いているにもかかわらず整理していない領収書があるだとか、営業に行かなくてもいいような言い訳に使える内勤業務はいくらでもでっち上げることができた。
その策を使わなかったのは、一日おきにそんなことをしていればさすがに部署内外からの視線が氷点下よりも冷ややかなものになっているからである。
――ああ、こうなると当分の間は毎日外に出なければならないな。ルート営業なのだからそこまで必死に回らなくてもいいのに、内勤のやつらはそんなことも分からない。
遠藤は移動の合間に喫煙所に入り、束の間のヤニタイムに浸っていた。
スーツにタバコの臭いがついてしまうが知ったことか。吸う場所まで定められてしまった喫煙者がこれ以上肩身が狭い思いをしなければならない謂れはない。
喫煙者たちの口からすっぱーと吐き出される煙は、喫煙所の優秀な換気システムによってあっという間に室内から消えていく。
あとで書き直すかも
2023/2/9
「笑って笑って~。スマ~イル。」
写真屋のお姉さんが人形や玩具を駆使し何とか私を笑わそうとしている。しかし元々へそ曲がりの私は頑として笑わない。というか面白くもないのに笑えない。それを見ている両親は頭や胃の辺りを押さえている。痛いのだろう。そんな私に対し職人魂というか商売魂という物に火が付いたお姉さんがあの手この手と繰り出してくる。何とも引き出しの多い人だ。プロ根性が凄まじい。
笑えない。笑えない。もうここまで来たら意地でも笑うつもりはない。更に口をへの字に曲げガンを飛ばす。最早5歳児とは思えない形相になってしまった。最終的にこの形相で七五三の記念撮影は終了した。勿論両親は平謝り。後に、
「あれは悪鬼のようだった。」
「天邪鬼ってあんな顔だろうな。」
と語り草になった。
スマイル
あなたが笑顔で生きているだけで
それだけで
私は幸せです。
笑顔で生きていてくれてありがとう。
ずっとあなたが笑顔で
ありますように。
悲しい事や、
辛い事があった後…何かしらの理由で笑える。
でも…。
最初から笑顔の人は最後。
辛くて、悲しそうな顔をするんだ。
スマイル
私はよく笑う方だと自分では思ってる。
仕事の時でも、誰かと一緒にゲームをする時でも、
小さな事でよく笑う。
何がそんなに面白いの?とか、
愛想がいい、愛嬌があるとか、
人それぞれ感じ方は違うだろう。
だけど私のスマイルで癒されてくれたり、
笑顔になってくれる人がいるなら、
これからも変わらずスマイルを大事に生きようと思う。
君の笑顔は世界一輝いている
それは僕だけにしか見えなくて
2人だけの世界で
どれだけ離れていても感じることができる
君と過ごした刻は
一生の宝物でもあり
かけがえのない想い出だった
そんなものでも簡単に忘れてしまう人間は酷である
今目の前で笑っている君は
一体誰なんだろう
僕の記憶の中の君では無い
他の誰かなのか
それを知るものはこの先ずっと現れることはないだろう
たとえ僕の記憶が確かに蘇っても
寒いけど
花粉が飛んでる
グスグスグス🤧
マスクの下は
せめて…スマイル🙂
スマイル
スマイルと笑顔
なんとなくだけど
スマイルって作った笑顔みたいに思える。
ポツリと出た独り言。
静かな教室には小さな声でも響いたらしい。
じゃあ僕のはどっちでしょーか。
口角を上げた君が聞いてくる。
笑顔でしょ。
教室にいた他の奴らが口を揃える。
せーかーい。
君が明るく言う。
嘘つき。
本当の事を言わずに君はまた、
スマイルをうかべる。
スマイル
夫へのスタンプに
カッコ可愛いスマイルスタンプがあれば
つけるのにと、思う。
だってアナタが一番私のなかで
カッコ可愛いから。
愛してるよ、夫よ
「いらっしゃいませー!」
コンビニに入った途端、笑顔の店員さんにそう言われた。
おそらくあの笑顔は営業スマイルだろう。
コンビニでは、大体の人は笑顔では言わないが、たまに笑顔で言ってくる人がいる。
服屋とか、マクドナルドとかは笑顔の人が多い印象があるが。
ただ労力を削るだけなのに、どうして「いらっしゃいませ」というときに笑顔で言うのだろう、疑問で仕方がない。
そうだ、今日はお昼ご飯を買いに来たんだ、早く選ばないと娘が泣くな。
たしか、醤油ラーメンがいいと言っていたな。
あと、チョコレート、コーラ、ポテトチップス...醤油ラーメン以外アメリカっぽいな、大分。
あとは俺の分。
お会計するときに肉まんとあんまんを頼むか。
あと必要なのは...お水と、ゆで卵。
「お買い上げありがとうございましたー!」
「あ、お父さんおかえりー」
「ただいま」
「ちゃんとチョコとポテチ買ってきた?」
「もちろん」
妻のところへ行く。
妻は、ゆで卵が好物だ。
だから毎食、そこに置いている。
「お母さん、買ってきたよ、ゆで卵。また置いとくね」
「...」
そこにお水も添える。
「...」
あと、何年したらあの笑顔を目の前で見られるのだろうか。
一年?三年?二十年?
いつになるかはわからない。
でも、お母さんがいない分、俺が娘を支える義務がある。
お母さんなら「義務じゃないよ」とか言うだろうが、して当然のことだから、義務と思わなくても同じようなことを思うだろう。
あと何年かわからないが、またあの笑顔を、この目で見たい。
その日までは、娘の笑顔を守り抜く。
チーン...
手を合わせる。
...。
「よし、食べるか」
スマイル
スマイル
あなたの笑顔を見るとホッとする
とても嬉しい気持ちになる
あなたが楽しいと私も嬉しいんだ
だけど、いつも笑っていてとは言わないよ
ありのままのあなたでいてほしいから
無理はしてほしくないって思うから
どんな時も笑顔でなんて、言えないんだ
あなたの笑顔を見るとホッとする
とても嬉しい気持ちになる
あなたが辛そうだと私も辛い
悲しい、苦しい気持ちになる
けど、それでいいんだ
私はいつもあなたを見ているから
一緒に生きていくから
そのことだけは忘れないでほしいって思うよ
1人じゃないよ、大丈夫だよ
重たい荷物を一緒に持つ私がいること、思い出してね
深刻なときに
あなたは笑う
沈黙を
笑いで埋める
笑顔の影にある
あなたの
感情のゆらぎを
わたしは察知する
笑いたくないとき
笑う必要はないのに
痛みを回避するため
あなたはそうやって
自分を守ってきた
苦しいのに
苦しいから
わたしはあなたの
感情の矛盾を察知する
わたしの前ではどうか
笑顔を作らずに
苦しい と言って
#スマイル