『スマイル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
スマイル
あなたが笑顔で生きているだけで
それだけで
私は幸せです。
笑顔で生きていてくれてありがとう。
ずっとあなたが笑顔で
ありますように。
悲しい事や、
辛い事があった後…何かしらの理由で笑える。
でも…。
最初から笑顔の人は最後。
辛くて、悲しそうな顔をするんだ。
スマイル
私はよく笑う方だと自分では思ってる。
仕事の時でも、誰かと一緒にゲームをする時でも、
小さな事でよく笑う。
何がそんなに面白いの?とか、
愛想がいい、愛嬌があるとか、
人それぞれ感じ方は違うだろう。
だけど私のスマイルで癒されてくれたり、
笑顔になってくれる人がいるなら、
これからも変わらずスマイルを大事に生きようと思う。
君の笑顔は世界一輝いている
それは僕だけにしか見えなくて
2人だけの世界で
どれだけ離れていても感じることができる
君と過ごした刻は
一生の宝物でもあり
かけがえのない想い出だった
そんなものでも簡単に忘れてしまう人間は酷である
今目の前で笑っている君は
一体誰なんだろう
僕の記憶の中の君では無い
他の誰かなのか
それを知るものはこの先ずっと現れることはないだろう
たとえ僕の記憶が確かに蘇っても
寒いけど
花粉が飛んでる
グスグスグス🤧
マスクの下は
せめて…スマイル🙂
スマイル
スマイルと笑顔
なんとなくだけど
スマイルって作った笑顔みたいに思える。
ポツリと出た独り言。
静かな教室には小さな声でも響いたらしい。
じゃあ僕のはどっちでしょーか。
口角を上げた君が聞いてくる。
笑顔でしょ。
教室にいた他の奴らが口を揃える。
せーかーい。
君が明るく言う。
嘘つき。
本当の事を言わずに君はまた、
スマイルをうかべる。
スマイル
夫へのスタンプに
カッコ可愛いスマイルスタンプがあれば
つけるのにと、思う。
だってアナタが一番私のなかで
カッコ可愛いから。
愛してるよ、夫よ
「いらっしゃいませー!」
コンビニに入った途端、笑顔の店員さんにそう言われた。
おそらくあの笑顔は営業スマイルだろう。
コンビニでは、大体の人は笑顔では言わないが、たまに笑顔で言ってくる人がいる。
服屋とか、マクドナルドとかは笑顔の人が多い印象があるが。
ただ労力を削るだけなのに、どうして「いらっしゃいませ」というときに笑顔で言うのだろう、疑問で仕方がない。
そうだ、今日はお昼ご飯を買いに来たんだ、早く選ばないと娘が泣くな。
たしか、醤油ラーメンがいいと言っていたな。
あと、チョコレート、コーラ、ポテトチップス...醤油ラーメン以外アメリカっぽいな、大分。
あとは俺の分。
お会計するときに肉まんとあんまんを頼むか。
あと必要なのは...お水と、ゆで卵。
「お買い上げありがとうございましたー!」
「あ、お父さんおかえりー」
「ただいま」
「ちゃんとチョコとポテチ買ってきた?」
「もちろん」
妻のところへ行く。
妻は、ゆで卵が好物だ。
だから毎食、そこに置いている。
「お母さん、買ってきたよ、ゆで卵。また置いとくね」
「...」
そこにお水も添える。
「...」
あと、何年したらあの笑顔を目の前で見られるのだろうか。
一年?三年?二十年?
いつになるかはわからない。
でも、お母さんがいない分、俺が娘を支える義務がある。
お母さんなら「義務じゃないよ」とか言うだろうが、して当然のことだから、義務と思わなくても同じようなことを思うだろう。
あと何年かわからないが、またあの笑顔を、この目で見たい。
その日までは、娘の笑顔を守り抜く。
チーン...
手を合わせる。
...。
「よし、食べるか」
スマイル
スマイル
あなたの笑顔を見るとホッとする
とても嬉しい気持ちになる
あなたが楽しいと私も嬉しいんだ
だけど、いつも笑っていてとは言わないよ
ありのままのあなたでいてほしいから
無理はしてほしくないって思うから
どんな時も笑顔でなんて、言えないんだ
あなたの笑顔を見るとホッとする
とても嬉しい気持ちになる
あなたが辛そうだと私も辛い
悲しい、苦しい気持ちになる
けど、それでいいんだ
私はいつもあなたを見ているから
一緒に生きていくから
そのことだけは忘れないでほしいって思うよ
1人じゃないよ、大丈夫だよ
重たい荷物を一緒に持つ私がいること、思い出してね
深刻なときに
あなたは笑う
沈黙を
笑いで埋める
笑顔の影にある
あなたの
感情のゆらぎを
わたしは察知する
笑いたくないとき
笑う必要はないのに
痛みを回避するため
あなたはそうやって
自分を守ってきた
苦しいのに
苦しいから
わたしはあなたの
感情の矛盾を察知する
わたしの前ではどうか
笑顔を作らずに
苦しい と言って
#スマイル
猫とは、春の陽だまりのようだ。
ぼんやりとした昼下がりの午後。柔らかな温もりが腹の上で丸まっている。硬い床の上で冷凍マグロのように横たる俺が少しでも身動ぐものなら、吊り目の猫さまからじろり非難される。
日が傾く度に室温もますます低下していく。正直なところ、布団を渇望していたが猫さまの好感度が下がってしまうのが口惜しい。諦めて手足を投げ出すと、猫さまは小さく「にゃあ」とよくやったニンゲンとでも労うように満足げだ。
猫という生き物には無限の可能性を秘めている。春のように手を伸ばしていたくなると愛おしさとか手放し難いふわふわとか。俺は改めて感慨深くなりながらゆっくりと目を閉じた。
スマイル
毎日笑顔の君が好き
笑顔見てるだけで癒やされる
いつも元気をくれる君にお礼を言いたい
ほんとにほんとにありがとう
その笑顔を見せてくれるだけで
私はとても救われています
「そこは『かな』でしょう」
「いいえ、『や』で」
「・・・・・?」
「・・・!」
「・・・『かな』なんだけどなあ」
「『や』にします」
「あなた 現俳系?」
『スマイル』
皆に嫌われるのが怖くて作り笑顔で対応
家族に心配かけたくなくて作り笑顔
大丈夫じゃないけど、「大丈夫」と嘘の笑顔
周りの空気を読んで面白くもないのに笑顔
あれ?
私ってどうやって笑うんだっけ?
スマイル
Make me smile.
なんて、突然、言われたら困ってしまう。
笑顔なんて、自然にでるものですから。
私だったら、面白いことがあれば、
大好きな家族や友人が、元気で、過ごして、
いいことがあれば、にこにこ自然に笑み溢れるでしょう。
笑う門には福来る。
で、参りましょう。
カメラを向けられて、
スマイルスマイル!などと呼びかけられても
微笑んだことなど1度もなかった
それどころか、
無理に作った笑顔を残したところでなにになる、
このカメラマンだって、さして見たくもない他人のスマイルを要求させられて可哀想に、と
心の中で一蹴して
むしろ口をへの字に曲げるのが私の得意技だったはず
「ほら、スマイルだよ!」
そう呼びかけるあなたの声が
あまりにも楽しそうで
思わず笑みがこぼれる
私と目が合うとあなたは大きな目を三日月型に歪めて
私以上にとびきりのスマイルを作って見せた
「すっごくいい笑顔、見て見て!」
なるほど悪くない、
彼女が撮った私の笑顔は、確かに良かった。
私はこういう風に笑う人間だったのだと感心すると共に、昔あのカメラマンが求めていたものをこの歳になってようやく表現することになるとはという複雑な気持ちに浸っていると、
「ねえ、次は私のこと撮ってよ!」
彼女は押し付けるように私の手にカメラを預け、
背を向けて、
私が先程まで居たフォトスポットへと走って行く
私が名前を呼ぶと、
彼女がくるっとこちらを振り向いた
その時、私の瞳は
世界で1番美しいスマイルを記憶したのであった
ほら!わらってわらって!
はいっチーズ
パシャッ
そこに映るわたしは
とても不細工だ
無理をして笑っている
ただの人形
毎日
笑顔でいれる人なんてこの世に存在しない
つらいとき
かなしいとき
いつでもたくさんある
だけどふと鏡を見ると
笑っていない自分の方が醜く見えた
あぁ
まだ写真の方が可愛いじゃん
だからみんなちょっと落ち込んだ時
笑ってみてよ
かるくなるかもよ
あぁ
やっぱ可愛い
笑顔の方が似合ってる
「スマイル」
笑顔をもらうしあわせ。
笑顔をあげるしあわせ。
笑顔は、
人間が一番シンプルで
美しい動作かもしれない。
悲しみの中にいると
凍りついた塊が膨らんでゆく。
笑いかけてもらうと
笑い薬は、体の奥深く染みわたり
凍ってた悲しみをゆうるり、ゆうるり
溶かしてくれる。
だから、たくさん、笑顔を
もらおう。
そして、悲しみ人を見つけたら
今度は、私がたくさん笑顔を
届けてあげよう。
スマイル。
スマイル。
あなたに届け。
同じ動画を見て
わたしが一呼吸おくれて笑うのは
あなたが笑い出した安心感と一緒に笑っていたいからかもしれない。
#スマイル
『スマイル』
それが、私がこの家に来た時に付けられた名前。
名付けの理由は、私の顔に浮かぶ表情が常に笑顔であるから。
私は、「嬉しい」という感情を与えられて作られた、家庭用AIロボットなのだ。
当時はまだ、人工知能に付与できる感情は1つだけだった。
だから私は、「嬉しい」以外の感情がわからない。
私が感じられる、理解できる、与えられた感情に沿って、製作者は私の顔を笑顔で形作ったのだ。
「スマイル。今日から君の名前はスマイルだよ。」
「私たちの大切なこの子を、ずっと守り続けてね。」
起動したばかりの私に掛けられた2人の言葉。
私の主となったのは、目覚めて最初に目にした、生まれたばかりの小さな赤子だった。
それからの私は、ずっと幸せでした。
「ねぇ、見てみて!スマイル。
私、逆上がりができるようになったのよ!」
「わぁ…!すごい!お星さまが、あんなに流れてる…!スマイル、見てる?すごいね…!」
「今日はスマイルと私の誕生日だから、特大ケーキだよ!ほら、スマイル。あーんして?」
「このイヤリング?ふふ。ハンドメイド仲間のUちゃんがね、私に似合いそうだからって作ってくれたの!
どうかな?似合ってる?」
「スマイル!聞いて…!
私、好きな人ができたの…!」
あなたは、沢山の「嬉しい」を私と共有してくれました。
「嬉しい」以外の感情はわかりませんでしたが、それ以外の感情は別の方と共有されていたのでしょう。
あなたが私に共有してくれる感情はいつも「嬉しい」だったので、私の心には「嬉しい」ばかりが降り積もっていきました。
製作者によって浮かべられた私の笑顔は、あなたによって、私の心からのものとなっていったのです。
…あなたと出会ってから、24年と1ヶ月ほど経った頃のこと。
「スマイル。私、結婚することになったの。
結婚式するから…
スマイルも、参列してくれたら嬉しいな。」
暖かい陽光と、親しい人たちからのフラワーシャワーを浴びながら、愛する相手と寄り添って階段を降りてくるあなたは、満面の笑みで。
今までに見たこともないくらい幸せそうな顔なのに、その目には涙を滲ませていました。
とても嬉しいと、涙が出る。
データにはありましたが、私にはその機能は備わっていませんでした。
あなたと同じように涙を流すことはできないけれど、私もあなたと同じくらい、
「嬉しい」気持ちを込めた笑顔で。
周りの皆さんに負けないくらい、精一杯の祝福の気持ちを込めて、小さな花吹雪をあなたに浴びせました。
それからも、あなたは私を側に置いてくれました。
その頃には、AI技術は更に進歩して、人工知能に付与できる感情も、1つだけではなくなっていました。
あなたの人生のパートナーとなったD様は、私の機能拡張を提案されました。
しかしあなたは、
「私、スマイルの笑顔が大好きなの。
スマイルがいつも笑って私を見守ってくれていると、安心する。
スマイルには、ずっと笑っていて欲しいから…。」
そうおっしゃって、私を私のままで側に置かれました。
私は、嬉しかった。
私を機能拡張するには相当な金額が掛かるのに、何の躊躇いもなく、当然のようにそれを提案してくださったD様のお気持ちが。
私は、嬉しかった。
出会ってからこれまでと、何の変わりも無いそのままの私を、今までも、これからも、ずっと必要としてくださるあなたのお気持ちが…。
私は、お2人から肯定され、愛されているのだとわかりました。あなたが私にくださる気持ちは、この世界は、「嬉しい」ことばかりで…。
私は、なんて幸せなロボットなのだろう。
そう思いました。
それから、数十年の時が経ったある日。
あなたはベッドに横たわったまま、スリープ充電から目覚めたばかりの私を傍に呼び寄せました。
年齢を重ねて皺だらけになった手を伸ばし、出会った当初と何ら変わりない私の手を取ったあなたは、力無く微笑んで。
「スマイル。…どうやら私は、今日でこの世界とはお別れみたい。…あの人が先立ってからも、ずっと私のそばにいてくれて、ありがとう。
…子どもたちは、もう充分に大きくなっているし、あの子たちなら大丈夫だと思うけど。あの子たちが帰ってくるためのこの家を…。ティアを。よろしくね。」
ティアは、先日からこの家に住み着き始めた黒猫です。左目の下に涙のような白い模様があるから、英語で涙という意味の、ティア。
私は力強く頷き、笑顔であなたの声に応えました。
「…あなたを1人置いて行ってしまうことだけが、心残りだったけれど。ティアがこの家に来てくれて、本当に良かった…。2人とも、後のことは、よろしくね…。」
ありがとう、スマイル。
そう言って微笑んで、あなたは目を閉じて。
2度とその瞳が私を見ることはありませんでした。
何の意味もないけれど、私は、あなたと繋いでいた、力の抜けてしまった手を強く握りました。
私は、嬉しかった。
最期まであなたの傍にいられたことが。
私は、嬉しかった。
最後にあなたと言葉を交わせたことが。
私は、嬉しかった。
最後にあなたが私を見てくれたことが。
でも、
あなたがこの世界からいなくなってしまったことは。
嬉しくなかった。
笑顔のまま、涙を流すこともできない私に寄り添ったティアの鳴き声だけが、部屋に響いていた。