『ジャングルジム』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
50日目
公園にある小さな城に君は君臨する
僕らだけの小さな世界
ここで君は正真正銘の王女様だ
ジャングルジムの頂点に上っては降ろしてと叫ぶ夏
【ジャングルジム】
ジャングルジムに登って
見たあの夕日
脳裏に焼き付いている
あの頃は幸せだったって
"ジャングルジム"
どっちがはやくいちばん高いところまでいけるか
競走ね!
笑顔の可愛い君が僕にそう叫ぶ
僕はいつも君に負ける
でも、
今日こそは君に勝つんだ
そして今日こそ、
僕の思いを伝えるんだ!
なんて僕の思いも虚しく
君はあっという間に頂上へ
あぁ、今日も言えなかった
すると君が少し微笑みながら言う
本当はね、
気づいてるよ
私に勝ってくれるまで待ってるね
そう言って笑う君を追い越すために
僕は明日からたくさん練習するんだ
〈ジャングルジム〉
ジャングルジム子供が落ちる
危ない 危ない 危ないよ
怪我して痛いね
危ないね
ジャングルジムに登れなかった
どうして危ないところに行くんだろうと思いながら
ぐんぐん登る子を眺めてた
太陽の眩しさに目を細めて
はやくおうちに帰らせてと幾度も思った
何が楽しいか分からないことに夢中になれないのは
子供も大人も同じだったんだ
むかし何度も登り降りしたジャングルジムに登り
「なんだこんなに一段って小さかったんだ」
「棒もこんなに細かったんだ」
としみじみ思いながらてっぺんに着いて
ふと足元に目をやると
ほんの3メートルほどの高さなのに
足がすくんで
「怖い、降りられない」
という大人目線の、新しい発見
「ジャングルジム」
小学生の時、校庭にジャングルジムがあった。1番上に立てる人が羨ましかった。あんな細い棒に手を使わずに立てるなんて怖くないのか…という羨ましさだ。高学年になったら怖さなんてなくなるでしょと思っていたがいざ挑戦してみると、今度は体が大きくなった故に地面までの距離がぐんと遠くなって落ちそうで怖かった。きっと今挑戦しても無理だろう。体が身軽に動いてくれないだろうし何より怖い。改めて思う、小学生って本当に何でもできた時間だったんだなあと。
ジャングルジム
未知の世界に迷い込んだ
ようなスリルやワクワクが
詰まった冒険の旅…
不安や怖さよりも
ドキドキワクワク
たのしいきもち
無邪気に子供らしく
いられたら…
なにもかもが
たのしいものに変わるの
かもね
ジャングルジム
んー
ジムでもジャングルでもない
広い公園のならワンチャンスくらい
広い公園のも
何回かは体験してるけど
その頃はジャングルを知らない
名前に負けてると思う
だけど他にいい名は浮かばない
ジャングルでもジムでもなく
山や川の付近で遊んでいたりした
で、いま考えるに山や川の方が危ない
まぁ滅多なことはないのだけど
危ないだけなら何処でも危ないけど
もっとも有害で悪意あるものは
人間だと思うけど
もっとも有益で善意があるのも人間だね
ジャングルでもあるしジムでもある
ジャングルジム
秋の公園の静かなジャングルジムで、ぼくは待っている。おかあさんが「もうごはんよ!」と呼びに来るのを。こどもたちがこの公園で遊ぶのは主に昼間で、それもたいていはようちえんに行くか行かないかの小さなこどもとその母親ばかりで、夕ぐれまで一人で遊んでるようなこどもはいない。ぼくももうわかってる。おかあさんはきっとぼくを呼びに来ない。たとえ呼びに来たとしても、おかあさんはぼくに気づかない。ぼくのとうめいなからだはジャングルジムの中をたよりなくさまよう。楽しかったジャングルジムはいまはもうぼくを閉じこめるろうやのよう。ぼくはいったいいつ生きているからだをなくしたのか、もうたぶん何十年も前のことだから思い出すことができない。ずっとさびしかったことは思い出せる。そしてきれぎれな思い出、「小学五年男児、誤ってジャングルジムから転落し死亡。ジャングルジムは取り壊し決定」という新聞記事。ぼくは、その新聞記事をこのジャングルジムから見下ろして読んだ。そうだ、ぼくは死んだんだ。ジャングルジムももうない。公園のはしっこで彼岸花が赤い。
ジャングルジムで鬼ごっこ
ジャングルジムで前周り
久しぶりに行ったジャングルジムは
茶色いサビでいっぱいになっていた
あのときは公園の中で大人気の遊具だったのに
今は誰も遊んでいなくて
まるで公園の端に生えている小さな木みたいだった
放置されたジャングルジム
これじゃあ、ずっとこのままだ
ああ、あの頃に戻りたい
「ジャングルジム」
書いた後に気づいたけど、
前の投稿で「今ならどんなお題でも好きな人に関係
あるような文章書ける自信があります(笑)」って
余裕ぶっこいたこと言ってたくせに今回好きな人と
全く関係ないこと書いてる🤣
ジャングルジムってやってみると結構怖いですよね。
手離してみるとかジャングルジムから抜け出せない
ところに入る(?)とか、意味分かんないことをよく
やってました。なんだかんだいい思い出です。
『声が聞こえる』
あたり一面 真っ白な朝靄の中
誘われるがまま 無言のまま歩く
もし 君の心の声が聞こえるなら
重荷を軽くしてあげられるのに
「ジャングルジム」
一度入ると出られなくなりそうな四角い構造。
服と手に染み付く錆のにおい。
靴底から落ちた砂のざらりとした手触り。
真っ直ぐ登らず、縦に横にあるいは斜めに。
反対側から登る友といつの間にか競争になって
負けるのはいつも自分。
てっぺんに着いたら空を眺めて息を整える。
気づけば辺りは夕暮れに。
友は華麗に着地しバイバイと手を振り駆けて行く。
自分はジャングルジムの途中に止まって
バイバイと手を振り返す。
さよならまた明日。
【ジャングルジム】
昔はこれが迷宮に見えたもんよ。巨大な迷宮。気分はテセウス。アリアドネはいなかったけども。何せねぇ野郎共が好き勝手やってるガキ時代だもん。そんなんさ。ミノタウロスはいたぜ。いじめっ子のガキ大将。いつでも上にいたそいつを数の暴力で引きずり落とした。泣きながら帰ったそいつを泥だらけの俺達は嗤ってやった。そして、熱く拳をぶつけ合う。よく考えると中々に残酷だよな。いじめてたとはいえ一人に数で勝ってやったんだもの。それにアイツ傷付いて引っ越したしな。共通の敵で団結しただけの悪ガキが俺達って訳。正義なんてありゃしない。自己満足さ。
のぼる のぼる
ひとつひとつ
のぼる おちる
いっきにおちる
おちる おちて
またのぼる
ジャングルジム
公園に一つ、ジャングルジムがあった。
私が五歳の頃、
近所に住む男の子と仲が良く、
この公園で沢山遊んだ。
その男の子は年が一つ上だった。
よく、「すごいだろ〜!」と、
ジャングルジムの上に立ち、ニカッと笑っていた。
私は、
ジャングルジムの上に両手を離して座るのが限界だった。
だから
いいな、といつもその様子を見つめていた。
何度、ごっこ遊びをしただろうか。
何度ジャングルジムの上で
おしゃべりして笑いあっただろうか。
今は男の子の声も顔も思い出せない。
名前さえもぼんやりとしか思い出せない。
いつの間にか顔を合わせることがなくなった。
元気に、しているのだろうか。
かなりのロマンチストだろうね、私だったら鉄柵小屋って名付けてるよ。
♯ジャングルジム
「シュウくんてば、なんか最近、おっきくなったんじゃない?」
「ガッチリっていうか、むっちり……」
「ヤダヤダ校内一のイケメンなのに、デブっちゃヤダ! イケメン台無し!」
もぐもぐ。中休みの時間も惜しんでオヤツを食べる。友達が声を潜めて彼に耳打ち。
「なぁシュウ、周りの女子の怨念がこえーんだけど」
「気にしない、僕いま忙しんで」
食べるのに。
友達は呆れと諦めが入り混じった顔でかぶりを振った。
「隣のクラスの山下レンだろう。付き合うために太っるって。一体全体どーなとんねん」
「ほっといてよ、好きなんだからしょーがないじゃん」
もぐもぐ。
「……なんで好きなの、あの子のこと。昔からなんだろ」
「んー、それはあ」
まだ幼稚園のころのことだけど、僕ははっきりと覚えている。
園のジャングルジムで遊んでいた僕は、てっぺんから落っこちた。派手に。
きゃあああ!せんせー、シュウくんが落ちた!頭から血、出てる! 死んじゃうううう!
一緒に遊んでいた園児たちが悲鳴を上げた。たらり。目の前に赤い液体が垂れてきた。くらっ。目の前が暗くなって、僕は意識を失いかけた。
その時、憤然と叫んだのがレンちやんだった。
「死なせないもん! ぜったい、シュウちゃんはあたしが守る!」
先生たちでさえうろたえて、手出し出来ないでいた僕を、ガッと担ぎ上げてレンちゃんは走った。多分病院に駆け込もうとして。
ぶるぶる肩が震えていたのを、レンちゃんの背中におぶわれた僕は今でもよく覚えてるんだーー
「それ以来、僕はレンちゃん一筋さ」
もぐもぐ。
「……イケメンだね、彼女」
「だろう? あげないよ。レンちゃんは僕のものだからね!」
「いや、別に手ェ出さんけどさ」
「僕が太ったら付き合ってくれるんだ、ようやく。頑張るしかないよ」
「ーーわかった、俺、協力するわ。お前の純愛に打たれた。お供えするわ、今日から」
これ食えよとリュックからメロンパンを取り出す。
「うわー、ありがとう」
それから口づてで、シュウの恋の話が伝わり、日に日に彼の元へ差し入れが増えるようになった。
そして、彼の体重もーー
続く #秋恋2
#ジャングルジム
(ジャングルジム。)🦜
・僕の・・・ね、
ジャングルジムは
神社の裏の
とても、古い木なんだよ。🦜
・春には
とても綺麗な
花が咲くし
・夏には
緑の、葉っぱが
生い茂る
・とても、立派な・・・、
古木なんだね。🦜
(けれど。)
「秋には
花も、
葉っぱも、
枯れ落ちて、
僕専用の、ジャングルジム
に成るんだよ。」🦜
《でもね。》
✣その古木は、
神社の
大事な
・御神木だから。
【なかなか、遊ばせて
貰え無いんだよ。】