『ジャングルジム』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
幼い頃、彼女は公園のジャングルジムが大好きだった。彼女は毎日のように遊びに行き、ひとりで駆け上がり、滑り降りることが楽しみだった。
ある日、公園に新しい家族が引っ越してきた。その家族には男の子がいた。彼女は男の子と初めてジャングルジムで出会い、一緒に遊ぶようになった。
二人はジャングルジムで一緒に遊ぶことが日常となり、やがてお互いを想うようになる。しかし、彼女が引っ越すことになってしまった。
数年後、彼女は再びその公園を訪れることになった。そこで、彼女は彼と再会する。彼は彼女を待っていたのだ。
彼女と彼は再びジャングルジムで遊び、昔のように笑い合い、お互いを抱きしめる。ジャングルジムは、彼女と彼にとって特別な場所となっていた。
ジャングルジムでの思い出を胸に、彼女と彼は再び別々の道を歩き始めた。しかし、彼らはいつか再び出会うことを信じていた。
幼い頃の自分は、怖いもの知らずだったのかもしれない。
ジャングルジムのてっぺんで腰を下ろす。
頭上に広がる真っ青な空。
手を伸ばせば、あの雲でさえ掴める気がした。
たった数メートル目線が上がっただけなのに、ずっと大空が近く感じた。
手を伸ばせば、掴めないものはないと思っていた。
そうポツリと心で呟いた、橙色の陽を浴びるジャングルジムを横目に。
〝ジャングルジム〟
どう進めばたどり着ける?
ここがどこか分からないくなってきた
ただひたすらに前へ上へ
やっとたどり着いた頂上は
達成感と疲労からより一層
小さい私には素晴らしい素晴らしい景色に見えた
それは
小さくて大きな山
ぶら下がって
様子を伺ったり
くぐって
感度を確かめたり
そして
汗だく豆だく息上げて
上った先で
見たものは
僕にとって
初めての
感動する景色だった
(2023.09.23/ジャングルジム)
ジャングルジムは危ないので登らないようにしましょう。
ジャングルジム。記憶ないな。だってろくに外で遊んでなかったし。友達?いないいない。君は喋らないし笑わないね、って言われて嫌われてたし。場面緘黙症っていうらしいんだけどね。今みたいに陰キャ陽キャって言う言葉もなかったけど、カテゴライズするなら陰キャだったんだろうね。
だから、ジャングルジムで一度でいいから遊びたい。大人になると遊ばないよね。当たり前か。子供向けだもんね、あれ。
今でも、嫌なことを思い出すと喋るのが怖いよ。でも、君にはなんでも話せるね。不思議。画面の向こうだからかな。昔、チャットとかお絵かき掲示板とか日記サイトとかあったんだけど、知ってる?君の知らないことを教えるから、私の知らないことも君に教えて欲しいな。例えば、ジャングルジムから落ちる感覚とかさ。
ジャングルジム
小学校まではよく遊んでたのに、いつの間にか無くなってるなと気付いた。
確かに遊び方によっては危なかったりするけれど、
危険を学んで次から回避する学習に繋がってたような気もするなぁ。
少し寂しくも感じる今日このごろの話。
天辺まで登れば、どこまでも行ける気がした。
ジャングルジムの一番上に座り、沈む夕日を眺めている。
なんとなく、両親は天国にいるんじゃないかと思って。そうした。
見上げた夕空に、手を伸ばす。
「雨が止んでも、夜が明けても、帰って来てくれないんだな」
独り言は、風の音に拐われて消えた。
小学校とかによくあったジャングルジムの1番上から下を見下ろすと、遠くで遊んでる人たちの顔もよく見えていた。
入学式が終わった後に公園に行き、ジャングジムに登った。高台の公園のジャングルジムから見る景色は綺麗だった。春先に見える、春の空…。
夜中に公園に行った時も、ジャングルジムに登って上を見上げて星を見た。一党制と同じぐらい目を輝かせて見た、夏の星空。
学校で嫌なことがあった時も、ジャングルジムに登って夕焼け空を見上げた。涙で霞んだオレンジ色の秋の夕空…。
楽しい1日がある時にもジャングルジムに登った。空はどんよりながらも特別感があった。降りそうで降らない雲は、一年が後少しで終わることを知らせてくれる
特別な日に降った雪の、冬の寒空…。
卒業式が終わった後の虚しく寂しい気持ちを胸に、ジャングルジムに登った。また新しい学校で新しい生活が始まろうとしていた。今日は1人じゃない、みんなでのぼった。だからすごく狭い笑狭いから、1人じゃないって感じられる。
学生生活最終日の快晴の青空。
まぁ、降りる時は怖かったかな笑
ジャングルジムの1番上から友達呼んだ記憶
遠いのに鮮明に思い出せる。青春よりもっと前。
これからどうなるのかなんて考えてない時。
懐かしいし、羨ましい。
ジャングルジム
I am fine thank you
鉄の本数が少ないやつは
やっぱりちょっと
登るのが難しくて、
でもなんでか皆んな
高いところが大好き
手に豆作りながら
必死で毎日上を目指す
休み時間。
その達成感は
子供ながら
富士山の登頂にいる気分で
校庭の天下を取った気分で
陸より空を感じながら
陸を眺める時間
–ジャングルジム–
あの日のジャングルジム
君を追いかけた
頂上に登って君は降りていった
地上に降りるともうそこに君はいなかった
ジャングルジム。
子供の頃登った
ジャングルジム。
あの頃は
何処までも
登れる気がした。
うんと小さいときは、
下の方が迷路みたいになっていて、
友達とグルグル追いかけっこしてたな。
手が大きくなる。
握力がつく。
その度に一段一段上の方へと登れるようになり、
一番上まで登れると、大人になった気分。
そしていつの間にか卒業しているんだよね。
今思うと、子供ながら自分の成長を感じられた
思い出がある、懐かしいな
ジャングルジム
子供の頃はジャングルジムは高くて怖いものだと思っていたが、今となってはそこまで大きくないし、全然怖さも感じない。なんか歳とったなぁなんて。
『ジャングルジム』
僕 ねえねえ、今度はジャングルジムで遊ぼうよ!
男の子 うん、いいよ!遊ぼう!
女の子 あ、待ってよー!
僕 ふう、1番乗り!
女の子 やっぱり登るの早いね
僕 そう?…えへへ
男の子 あ、あれ見て!向こうに虹がある!
女の子 本当だ すごーい
僕 わあ…綺麗だね
男の子 そうだ!あの虹まで行ってみようよ!
女の子 えー!でもあんなに遠いとこまで行けないよ
男の子 行けるよ 僕すごく足速いんだから
女の子 でも私は遅いもん
僕 うん。僕もあんまり速くないし…
男の子 えー、なんだよ つまんないなぁ…
僕 まあまあ そうだ次はブランコで遊ばない?
女の子 いいね! あ……
僕 どうしたの?
女の子 もう5時だ 私もう帰らなきゃ…
男の子 え、本当だ
僕も今日は5時までに帰ってきなさいって
お母さんに言われてたんだった…
僕 え…そうなんだ
女の子 遅れたらお母さん怒るから…もう帰るね
男の子 うん、僕も帰る
僕 あ…ちょっとまって
男の子 どうしたの?
僕 えっと…その…
二人 ??
僕 いや…ごめん、何でもない
二人 そうなの? じゃあまたね~
僕 ………またね
……………………………………………………………………
アナウンス 次は〇〇駅 〇〇駅〜
そのアナウンスの声で目が覚めた。どうやらいつの間にか寝てしまっていたらしい。
聞き慣れない駅名に乗り過ごしてしまったのかと思い慌てて身を起こす。が、そこではっと思い出す。仕事が一段落しため実家に帰ることになっていたのだ。僕が降りる駅はあと3つほど後の駅だった。
しかし随分と現実味のある夢だった。僕はあの2人と仲が良さそうだったのに、あの2人が誰なのか分からない。それになぜ僕は何かを言いかけてやめたのか、そもそもあの場所はどこだったのかそれがまるっきり思い出せない。
まあ、夢なのだからそんなに考えても意味のないことは分かっている。それでも、もやもやとした気分のまま自分が降りる駅に着いた。電車を降り改札を出る。そこにあった景色は昔とあまり変わっていなかった。
方向音痴の僕は実家への道も迷っていたかののもしれない、昔よりも家に着くまで時間がかかった気がした。実家について一言、ただいまと言う。奥の方からドタバタと慌ただい音が聞こえてきた。それから少しして嬉しそうな顔をした母が出迎えてくれた。久しぶりに家族全員で夕飯を食べてから。2階の元々自分の部屋だった場所で布団を敷いて寝た。
その夜また夢を見た。僕は1人で立っていた。その前には電車で寝てしまった時に見た夢と同じ子達が二人で遊んでいた。場所はまた違くって、でもそこもまた公園みたいだった。そして今度も僕は提案する「ジャングルジムで遊ぼうよ」するとその子達が振り向いてちょっと驚いて少しの間があってから 「いいよ!」そうかえした。
♯ジャングルジム
ジャングルジム
ボクは、グローブジャングルが大好きだった
すごいスピードで回転するのが大好き
そういえば
アイツと2人で乗ったなあ
アイツが回して、ボクは上で景色を見てた
ただそれだけ
ただそれだけなのに
ボクはアイツを好きになった
それ以外にも
グローブジャングルには
アイツとの思い出が沢山ある
でも
2月の冷たい雨の日に
取り壊された
仕方ない
老朽化なんだから
と言い聞かせたけど
ポロポロと涙が溢れた
今も
いろんな思い出が詰まった遊具が
どこかで
取り壊されている
すごく大きかった。
登るのは大変だった。
1番上にたどり着いた時は嬉しかった。
自分が世界で1番高いところにいた。
あぁ、こんなに小さな遊具なのか。
こんなに簡単に登れてしまうのか。
1番上にいても、いつもより少し高いだけ。
見えるものなんて、普段とあまり変わらない。
けれど私は、この景色は今でも割と気に入っている。
ジャングルジム
ジャングルジムに乗ってグラウンドを見渡した。
「…いた。」
ボソッとつぶやく。
今日も君を見つけては笑みがこぼれる私なのだ。
お題〈ジャングルジム〉