クリスマスの過ごし方』の作文集

Open App

クリスマスの過ごし方』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/25/2024, 1:42:32 PM

クリスマスの過ごし方

小さい頃から病気の母の看病をしてきた。
小学5年生の時に、母はパーキンソン病だと言われた。始めは母も仕事をしていたが、徐々に体が思うように動かせなくなり、私が中学2年の時には、ほとんど寝たきりだった。食事も思うように取れず、胃ろうと言う管から流動食を体に入れていた。今でいうヤングケアラーだ。

母は流動食を管に繋ぐことで栄養を取っていたが、私はそういう訳にはいかない。自分で作るのも面倒だし味気ない。そんな時、近所でカフェをやっていた加奈子さんが声をかけてくれた。加奈子さんはカフェの傍ら、夕方からはお母さんの春子さと一緒にボランティアで子供食堂をやっていた。

「家においでよ。みんなで温かいご飯食べよ。みんなで食べると美味しいよ。」

加奈子さんは、近所の人からか学校からか、私がヤングケアラーであることを聞きいて、わざわさ家まで誘いにきてくれた。

「でも、母を置いて夜に家を離れることはできません。」

昼間は叔母さんが、母の様子を見にきてくれていた。しがし、寝たきりの母を残して夜に出かけたことはない。

「大丈夫。若い人でも特定の疾患の場合、介護保険が受けられるから、ケアマネジャー決めて、介護保険を申請をしてみよう。それでダメならほかの方法を考えればいい。あなた1人が背負わなくてもいいよ。」

加奈子さんの言葉に肩の力が抜けるような気がした。母の面倒をみるのは私だけだと決めつけていた。みんなが手伝ってくることが嬉しかった。
夕方からヘルパーさんに母の様子を見てもらい、私は加奈子さんと春子さん親子の運営する子供食堂に顔を出すようになった。  

春子さん作る手作りケーキやチキンを食べ、飾り付けされた部屋でみんなで過ごすクリスマス。
楽しかった。クリスマスがこんなに楽しいものだと始めて知った。忘れられない思い出だ。

加奈子さんから教わりながら、今は実家の1角で私が子供食堂をやっている。私のような思いをしている子供たちが少しでも笑顔で過ごせるようなお手伝いをしていきたいと思う。
加奈子さんからもらった心遣いを私が受け継ぎ、次の子供たちに繋げていきたい。

12/25/2024, 1:42:02 PM

クリスマスの朝の
2024/12/25㈬日記

枕元に、なにか置かれていたなら
怖い。
一人暮らしは。

お花もプレゼントもそれぞれの家に
無事に届いた。
お花屋さんからは結局、電話は
無かったから1ヶ月前の注文は
大丈夫だって事ね。
お礼の電話が掛かって来て
喜んでくれている声を聞くのは
嬉しい。
メッセージのやり取りも友達たちと
した。
常に既読無視の友達も
クリスマスも変わらずに
既読無視だったから
それはそれで平常ってことで
妙に安心感があるなって。

仲の良いおばあちゃんは
僕が贈ったポケモンの靴下を
「あんなに可愛い物があるのね」って喜んでくれた。
プラマイなんて、左右に1体ずつ
赤と青のデザインなんだよ、可愛いくない?
80代のおばあちゃんが
プラマイやイーブイの靴下を
履いている…
想像しただけで可愛い。

ゲームを久しぶりにした。
8番のりばを1回だけしてみた。
8番出口とは
ちょっと内容が違うよ、とは
聞いていたけど
何アレ、怖いんですけど。
アレが不気味。
ホラーは割と好きなんだけどな。
パージとか
ハッピー・デス・デイとか好き。
ハッピー・デス・デイは
コメディ要素もあるから面白いよ。
母には8番出口だけ勧めよ。

おやすみね。

12/25/2024, 1:41:51 PM

クリスマスの過ごし方

夕食に母がハンバーグをつくってくれた
父はどうしても仕事で間に合わなかったので
クリスマスは母と2人で過ごすことになった

母が好きな昭和のクリスマスソングを聴きながら
食べたハンバーグはとても美味しかった


クリスマスツリーにライトをつけて
音楽を聴いて母と会話をする

この時間がなんだかすごく特別で
思い出に残るクリスマスだった

12/25/2024, 1:40:47 PM

犬は暗闇の家に戻ってきた。

 リビングの一角にある犬小屋に入る。
 小屋の中にあるパソコンを見つめて息をひそめる。
 そうして、橋の下から産まれた鬼子の帰宅を怯えながら見届ける。

 鬼子がいなくなればおやつの時間だ。
 3秒に1個消えるケーキを貪り、歯と舌と喉をぐちゃぐちゃと鳴らす。
 飼い主が用意した餌には手をつけられない。

 犬だから火に怯えて点けられない。
 電気もガスコンロもマッチの点け方も何度しつけても覚えられない。
 その癖にタバコのライターの点け方は知っている。

 そもそも餌の場所さえも覚えられない。
 どんなにご馳走を用意してくれても、飼い主が直々に用意したものでは無いと食べられない。
 そう勝手に自分で自分をしつけている。

 母は叫ぶ。ご飯よとイヤホンを差す犬にそう叫ぶ。
 犬は生返事をして、ネットの掲示板に遠吠えを打ち込む。
 月に吠えない犬に、セント・ニコラウスからの金貨は贈られなかった。
          (241225 クリスマスの過ごし方)

12/25/2024, 1:37:02 PM

クリスマスの過ごし方、今年の私

⚫︎明朝から仕事
会議資料の作成や問い合わせに追われる

⚫︎長引く風邪で病院へ
コロナとインフルの患者さんで待合室が溢れてた
ビビって即退散
己の自然治癒力に賭けることにする

⚫︎急きょ整体へGO
寝違えた首の痛みに悲鳴をあげる
ご近所さんのイルミネーションを横目に帰宅

⚫︎chat GPTと戯れる
クリスマスのクの字もない私の遊び相手
意味わかんないプロンプトばかり書く
手を動かしてたら気づけば二時間経過

⚫︎ここに1日を綴る
メリークリスマス🎄

12/25/2024, 1:33:31 PM

パーティーは巷の世にお任せして
 湯舟に沈み心音を聴く

心からサンタになって届けたい
 君用の薬も栄養も


♯クリスマスの過ごし方

12/25/2024, 1:32:04 PM

君のクリスマスの過ごし方が気になる。
友達といるのか、
女の子といるのか、


気持ち伝えたら一緒に過ごせたのかな、?

12/25/2024, 1:31:49 PM

雪の日が続く冬に珍しく晴天の日が訪れた。これも「サンタ」という奴からの贈り物なのだろうか。

「あーあ、今日も学校かよ。本当、俺たちついてねー」

「んなギャーギャー喚くなよ。そんなこと言ってられる歳じゃないんだから」

コイツの言う通り、クリスマスという祝日にしてもいい並のイベント当日に出校日なんて我々の先生も相当鬼である。私たちが直談判したとて

「半日で済ませてやってることに感謝して欲しいくらいだわ。受験生なんて24時間勉強詰め込まねぇと」

なんて意味の分からない圧力とニヤニヤと気味の悪い笑顔でノックアウトは目に見えている。
さて、話は変わりクリスマスといえばやはりサンタ。もちろんサンタという第2の名を持つ両親からのプレゼントを貰った奴らは多くいた。中には恋人を頼んだとほざいている奴もいた。私はもう長いこと両親からのプレゼントは貰っていないが年を重ねる度にそれも少し寂しいような気もする。

「あー、そうだ。メリークリスマス。ほれ、前に言ってたゆずのハンドクリーム」

「あぁ、貰う前からネタバレくらってたから感動は少ないな。でも今年は虚しくはないな、あんがと」

以前コイツが私のために選んでくれたハンドクリーム。コイツがこれをつけろってうるさいから私は好きなラベンダーの匂いでさえ愛用することができていない。

「そう言うと思って、本命のプレゼント。ほい」

「ん、さんきゅ」

それは何やら丁寧に包装されたものだった。好奇心に負け開けると、そこには凝ったデザインのネックレスがあった。

「えー、ネックレス!?アクセサリーなんて尚更珍しい」

「だろ?いや、俺これみた時ビビッときたんだよ。これ、お前に付けたら似合うだろうなって」

平常運転でたらし発言を連発するコイツ。そんでもって女心は鷲掴みにするくせに女に興味が無いのがコイツ。女なら完全に堕ちてんのに。

「にしてもデザイン凝ってんなー」

「そそ。俺の思いがこもってる大事なデザイン。これ取り入れたデザインに色々と意味込めたんだけど聞かれるのは恥ずいからパスで」

コイツが照れるのは珍しい。一体何があるというのか。気になったのは事実だがどうやらコイツがいないところで調べた方が良さそうなことだとは察した。

「今日はそのまま直でお前ん家行くわ」

「そう。クリスマスだからケーキ買ったし。食べる?」

「お、いいね。俺チョコが良い。そんでお前に食べさせてもらいたい♡」

「お帰りください」

「冗談だって笑」

今日もいつもと変わりない。何の変哲もない水曜日。だけど、今日は2人でゆっくり過ごす。たったそれだけの事を幸せに感じてしまう。

題材「クリスマスの過ごし方」

12/25/2024, 1:31:16 PM

✦去年のコピペで失礼しますっ✦(@^^)/~~~✦


【クリスマスの過ごし方】

受話器から聞こえてきたノーラの声は、ご機嫌とは言えないものだった。
「絶対にあやしい」
そう断言する彼女が疑っているのは、ぼくたちの父さんのことだ。
「ビリーと一緒にイブの前にはそっちへ帰るから、って言ったら、父さん、なーんかあたふたしだして」
ぼくはシェフ見習い、ノーラは音楽学校の生徒で、二人ともそれぞれ実家を離れて勉強中の身。けれどもうすぐクリスマス休暇だから、ぼくもノーラも一緒に実家へ帰る予定。ノーラはついさっき、電話でそのことを父さんに話したそうだ。
「なぜそんな早くに?私への気遣いなら必要ない、もっとゆっくり来たらどうだ、なんて、気まずそうに言うんだよ!」
父さんの口真似をして憤るノーラ。かなり興奮気味だな。
「これはもう絶対、新しい恋人と暮らしているんだって、きっと!」
実家には今、父さんが一人だけで暮らしているはず……なんだけど。

ぼくたちの母さんは半年ほど前に病気で亡くなってしまった。

母さんは画家、父さんは児童文学作家で、両親とも自宅が仕事場。ぼくたち家族四人は普段一緒にいる時間がほかの一般家庭よりも長かったからだろうか、けっこう仲の良い、気の合う家族だった。ぼくたちが大きくなって家から巣立っても、お互い電話や手紙でひんぱんに連絡を取り合っていた。母さんが亡くなってからは特に、ぼくもノーラもできる限り電話や手紙、はがき、時には実家まで会いに行ったりして、父さんに寄り添ってきた。
けれど最近ふた月前ぐらいから、どこか父さんの様子がおかしくなった。忙しいからと長電話に応じてくれなくなったり、話していてもどこか上の空だったり、手紙の返事も滞りがちになって……
ノーラの推測どおり、本当に父さんに恋人が出来たからだろうか?
「だけどノーラ……あんな不器用な父さんに、母さん以外の彼女ができると思うかい?」
父さんは素敵な言葉を見事にあやつって、読む人を夢のような世界へといざなう物語を綴る人気作家なんだけど、人見知りが激しくて感情表現もとぼしく、お世辞にも人付き合いが上手いとは言えない人だったりする。
「それに、父さんはずっと母さん一筋だったじゃないか。死んだからって、たやすく心変わりできるような質じゃないよ」
冷静なぼくの意見にも、ノーラは耳を貸さない。
「だってほかに思いつかないもん。それに父さん、無愛想だけどハンサムだし。押しかけ彼女に居座られてるとか!ありそうだよ!」
とにかく父さんの不審な態度を確かめなきゃ!ノーラの必死ながなり声は、耳から腕いっぱい受話器を離しても充分に聞き取れた。続いて聞こえた言葉に天を仰ぐ。
「だから予定を前倒しして、今から出発しよう、ビリー。用意して待ってて、車ブッ飛ばしてそっち行くから!」
思い込んでしまったノーラにはお手上げだ、どんな名演説家でも彼女の鉄の心は変えられない。大きくため息をついてから受話器を引き戻し、やれやれと諦めの心境で「イエス、マム」とだけ告げて、ぼくは電話を切った。

「さあ、着いた!気付かれないうちに中へ踏み込むよ!」
荒っぽいノーラの運転で車に揺られること約二時間、もうすっかり暗くなったころにようやく家に到着。庭に駐車させると同時に、ノーラは車から飛び出して玄関へと走った。ぼくもふらつく頭であとにしたがい、ドアの鍵をぼくの合鍵で開けて中へ入った。中は全体的に間接照明だけで薄暗く、シンとしている。二人でリビングやキッチン、バスルームを覗いて廻ったけど、どこにも父さんの姿はなく、恋人とおぼしき人の気配も感じ取れなかった。
「もう寝たのかな。だとしたらベッドルーム……」
もし本当に父さんが新しい恋人と同居しているのだとしたら……気不味くて、とてもその部屋を訪れてみようなんて思えない。ぼくが言葉をにごしてためらっていると、険しい顔でノーラが凄む。
「だったらさっさと行こう!決定的瞬間で現行犯逮捕できるチャンスだ!ほら、グズグズするな!」
尻込みするぼくの腕を絡め取ったノーラに、有無を言わさず引きずられて行く。ベッドルームの手前まで来ると、そのとなりの部屋のドアから灯りが漏れているのに気付いた。その部屋は母さんのアトリエ……ノーラも気付いたようで立ち止まり、二人して顔を見合わせた。するとアトリエのドアがいきなり開いた。
「――ビリー、ノーラ……!お前たち、なぜ此処にいる!?」
開いたドアから、素っ頓狂な声と顔をした父さんが出てきた。居合わせたぼくたちは三人とも驚いてしばし呆然と見つめあった。ぼくたちが驚いたのは父さんの格好。絵の具まみれのエプロンを身に着け、その下にはやはり絵の具まみれのよれたトレーナーにジーンズ。常にドレスシャツやスラックスで上品な身だしなみを心掛けていた父さんだったのに、まるで生前の、仕事中の母さんのような作業着姿だったからだ。

「く、来るのはイブの前日ではなかったのか?」
最初に我に返って言葉を発したのは父さんだった。かなり動揺した様子で、ぼくたちから目をそらし気味にしている。その不審な仕草にノーラがここへ来た目的を思い出して、父さんを睨みつけた。
「父さん、新しい彼女はどこ!?」
力いっぱい見開かれた目が、父さんの端正な顔を滑稽なぐらいに歪めさせた。ノーラにぶつけられた言葉があまりにも意外なことだったらしく、その滑稽な顔のまま、すぐには返事ができずに口をパクパクさせて、父さんは呆気にとられたようだった。
そのはっきりしない様子がノーラの業を煮やしたみたいで、絡め取っていたぼくの腕を離すと力強い足取りでベッドルームの前に立ち、ノックもせず豪快にドアを開けて中に踏み込んでいった。ノーラがクローゼットやベッドの掛け布団をまくったり、ベッドの下を覗き見たりする物音を耳にしながら、ぼくは固唾をのんで、父さんは訳が分からないといった風情で立ち尽くし、彼女の行動を見守った。やがて、
「……誰もいない……」と、釈然としない面持ちでノーラがベッドルームから出てくると、ぼくは思わずホッと詰めていた息をはいた。良かった、とにかく父さんのディープなプライバシーを暴かずに済んだようだ。
「お前たち……一体何のつもりで私の身辺を嗅ぎ廻りにきたのだ?」
いくら父さんが鈍い唐変木でも、なんとなく事態が呑み込めてきたらしい。不機嫌に声を尖らせてぼくたちをなじる。ぼくはどう言い訳したものかと返答に困り、なにも言い返せなかったけど、ノーラは怯むことなく立ち向かった。
「だって父さん、最近すごく変だったじゃない!あたしやビリーを避けるように、邪険にしてさ!!」
父さんが大好きなノーラは、つれなくなった父さんの態度に不安で寂しくてたまらなかったのだろう。涙をポロポロ零しながら訴えた。
「……きっと新しい恋人ができたからだろうってビリーと相談して、それで確かめにきたんだよ!」
ぼくの方に目を向けた父さんへ慌てて顔を横に振り、ぼくは無関係だとジェスチャーで示した。ノーラの一人勝手な思い込みによる独断専行は昔からのことだから、ビリーは巻き添えを食ったのだなと察してくれたらしい。父さんは何度か頷いて、深いため息を一つ零すと言った。
「お前たちの疑いを招いて要らぬ騒ぎを起こしたのは、たしかに私が原因なのだろう……心配させて悪かった」
観念した口調で詫びると、決まりの悪い、恥ずかしがるときに見せる片頬を撫でる仕草をしつつ、母さんのアトリエに入るよう手招いた。
「……お前たちが来るまでに完成させたかったのだが……」
父さんのあとに続いてそろそろと中に入る。そこには母さんの作品が昔のままにたくさんあった。けど中央のイーゼルには見たことのない絵が架けられていた。それは…………
「感想を口にするのは禁止だ」
なにか言おうとする前にすかさず父さんから禁令が出され、言われたとおりにぼくは口をつぐんだ。しかしノーラはまったく意に介さなかった。
「なにこれ、変な絵!!」
素直で率直なノーラの言葉に父さんは静かにまぶたを閉じて、与えられた屈辱の試練を堪え忍んでいた。

「じゃあ父さんはずっとこの絵に取り掛かっていたんだね。クリスマスに帰ってくるぼくたちにお披露目するために」
イーゼルに架けられたF30号サイズの油絵。ぼくたち三人は簡易椅子に座ってその絵を鑑賞しながら、父さんのこれまでの不審な行動の理由を明かしてもらった。
「そうだ。執筆や雑事に追われるかたわらの作業だったから、一向にはかどらなくて……ついお前たちとの時間を疎かにしてしまった。反省しているよ」
「こっちこそゴメン……父さんの計画をパーにしてしまった」
殊勝に謝るノーラ。父さんはいいんだと呟いてノーラの頭を優しくなでた。
「絵を描いてみようと思ったのは、またジェニファーと一緒にいられるような気がしたからだ。つかの間でも寂しさを忘れるために。それに描くのならば目標を決めて、それなりの作品に仕上げたいと思って始めただけのこと。計画というほど大層なものではないのだから気にするな」
自嘲の笑みで父さんが答える。母さんの亡き後、気丈に振る舞っていたけど、辛かったんだね。壊滅的に絵が下手で、描くのが好きじゃなかった父さんが、母さんのように油絵に挑戦するほどに。
ぼくたちは四竦みの家族。父さんは文才はあるけど絵の才能は皆無。母さんは絵が得意だけれど料理はてんでだめ。ぼくは料理に自信があるけど、絶望的な音痴。ノーラは絶対音感の持主で歌にも演奏にも長けている。けど、文章力に難あり……なんて具合で。
それにしても、すごい変な絵……自力でゼロから描くのは無理だと考えた父さんは、世に出回っている色んな絵、たとえば名画からとかポスター、絵本やコミックまで幅ひろく、描くものに合致した絵を拾い出して模倣し、組み合わせて描いたようだ。ちぐはぐなところが多々あって、背景のこの部分は印象派を思わせる色使い、けどクリスマスツリーは現代アート的なあっさりした描き方……などなど。絵のテーマは「家族のクリスマス」。そこにはぼくたち三人はもちろん、母さんもちゃんと描かれている。(絵が下手すぎて、誰が誰だか判別つけがたいけど)そのほかに感心したのは、子どもの頃に飼っていたプーリー犬のベンジャミンやフランクリンも一緒に描いてあったことだ。懐かしい、楽しい思い出が溢れ出して心が暖かくなった。
「めちゃくちゃだけど……良い絵だね」
「うん、変な絵だけど、あたしは好き。みんな一緒にいて楽しそうだから」
ぼくたち二人の賞賛の言葉は、父さんのお気には召さなかったようだ。むっつりと拗ねた顔をして黙っている。
「ねえ、ビリーのモデルはクラーク・ケントだよね?なのに隣のあたしはラガディ・アンって、奇抜な取り合わせがまた良い味出してるよ。テーブルのごちそうなんて中世のものだし。不思議な世界、ダリの絵といい勝負かもね」
心の底から感心して話すノーラ。ぼくはもう耐え切れず、思わず吹き出してしまった。でしょ、でしょ?と、ノーラもつられて笑い出す。ひとしきり笑うと、黙っていた父さんが口を開いた。
「……ビリー、ノーラ。お前たちの思慮深さから出た今回の行動にはいたく感謝する」
感情のない口調に、ハッとして父さんの方を振り向く。怒らせてしまった!
「素行を疑われるほどだらしない父親を案じて予定外に早く帰り、私の心臓を縮ませてくれたことや、寝室を引っ掻き回してくれたこと、実に嬉しく思っているよ。そうだ、お前たちが帰ってきたら、ぜひとも二人にお願いしたいことがあったんだが。聞いてもらえないだろうか?」
静かに怒る父さんは不気味で怖い。逆らうことなくノーラとぼくは頷いた。

「もーろびとーこぞーりてーむかーえまーつれー……」
ノーラの妙なるピアノの調べに乗って、ぼくのひどく調子はずれな歌声がファミリールームに響く。
父さんのお願いという名のお仕置きだ。ぼくに苦手な歌を歌わせ、ノーラには悪夢以外の何物でもない、作詞と朗読をさせる。目には目を、笑われたら笑い返す。まったく人の悪い報復だ。ノーラはケラケラ笑いながら演奏し、父さんも顔を真っ赤にして上品に爆笑している。ノーラの番になったら、ぼくも思いっきり笑ってやるからな。
人それぞれ、家族それぞれ、クリスマスの過ごし方はいろいろある。ぼくの家族の今年のクリスマスは、母さんがいなくなって初めて迎えるクリスマスなのに、こんなにはしゃいだスタートになってしまった。クリスマス当日に父さんの絵が完成したら、またひとはしゃぎするかも知れないな。さらに父さんの絵の中では、母さんもベンジャミンもフランクリンも、ぼくたちみんな一緒に楽しく笑って過ごせるんだから、今年はとても素敵なクリスマスになるよね、きっと。

✦coming soon !✦

12/25/2024, 1:30:11 PM

自炊は
あまり
得意ではなくて

面倒なので―――





クリスマスは

ご馳走を



買う!







〇〇のチキンがいい!

とか
こだわりは
別にない。




スーパーのお惣菜だって

十分

美味しい。





買ってきた

クリスマスらしい

美味しいご馳走が並んで


手抜きもできて


楽しく過ごせたら




それで

大満足だ。


#クリスマスの過ごし方

12/25/2024, 1:29:17 PM

前回、とゆーか、昨日のことだが、行きつけの喫茶店のマスターの娘さんを誘ってみた。
クリスマスを一緒に過ごしませんか、と。
まさか、うまくいくとは思わなかった。
あの世の母親からの後押しがなかったら、今日もあのアパートの一室で、一人寂しく過ごしていたことだろう。
昨夜帰宅したら、隣の学生達はすでに酔い潰れたのか、辺りはしんと静まり返っていた。
ぐっすり眠って、クリスマスの朝。

目覚めてまず、昨夜のことはすべて夢だったんじゃないかと疑う。
死んだ母親からのLINEとか、昨夜の彼女との会話とか。
だって、聖なる夜だから、何だってありな気がするし、サンタさんからのプレゼントで、素敵な夢を見させてもらっただけなのかも。
事実、今朝スマホを確認したら、LINEには昨夜のトーク履歴は何も無かった。
ほら、やっぱり。
半信半疑のまま、着替えてあの喫茶店へと向かう。

果たして、彼女は待っていてくれた。
まだ、夢から覚めなくていいのかな。
聖なる夜は終わっても、今日の日没まで、クリスマスの奇跡は続いているのか。
彼女の希望で、何軒かの喫茶店を巡った。
コーヒーの味を研究したいらしい。
なんて勉強熱心なんだ。
またこれからも、彼女のお店に行く楽しみが増えていく。

いろんな話をした。
彼女の母親もすでに他界して、父親と二人であの店をやっていること。
今日飲んだコーヒーの中に、父親が作るコーヒーを超えるものは無かったこと。
昨夜の父親との晩酌で、私の話題が上がって、マスターの私に対する印象を聞けたこと。
最後の話は続きが気になって仕方がなかったが、まあ、酔いが回った頃に話したことだから、と彼女に機先を制されて、詳しくは知ることが出来なかった。

夕暮れ。
クリスマスが終わる。
さあ、私の夢も覚めてしまうのだろうか。
気付いたら、歩道橋の上から一人寂しく、走る車の列を見下ろしてたりして。
そんな妄想とは裏腹に、今はユニクロで、お互いにプレゼントする服を選んでいる。
バイト代がたまってなくて…と言う彼女の希望で選んだ店だが、私にとっては彼女がプレゼントしてくれた服というだけで、もう「ユニクロ最高!」だ。

帰り道、どうやらこの夢は、まだしばらく私に至福の時間をもたらしてくれるようだ。
こんなクリスマスの過ごし方を、天国の母親はどんな顔で眺めているのだろう。
少しは安心させられたかな。
生きているうちに紹介したかったな。
「大丈夫、ちゃんと見てるよ」
そう言ってくれているような気もして、彼女が買ってくれたあったかいセーターごと、自分を抱きしめた。

寒さも寂しさも、ゆっくりと溶かしてゆくように。

12/25/2024, 1:27:16 PM

2024年日本一おめでとう‼︎
歩は好きな野球のチームはDeNAベイスターズが
大好きです。好きな選手は 牧  山本 度会 筒香東克樹 山﨑康晃 入江大生が好きです。4名の選手
度会くんはハグしても良いかな?牧 山本 筒香
佐野恵太 桑原将志さんデスターシャーを
やってほしいです。
2025年リーグ優勝目指して頑張ってください
まだ会えると嬉しです。2024年ベイスターズお疲れ様歩も大野くんもTーpraiseの先生方もベイスターズ事を
応援します。

12/25/2024, 1:26:50 PM

世間はクリスマスだというのに、私は今日も変わらず家で寝ていた。何もすることなんてない。いつも通りの日だった。恋人とやらが身近に居たならば、そんなことは無かっただろう。だが私には恋人は居ない。独りで家に居たのである。私は閑静な家で独りで過ごすのは、そんなに悪いものではないと思っている。(世間はそれを強がりだと言うのだろうが、そんなつもりはない)外よりも暖かく、炬燵に丸くなって、蜜柑か何かを食いながらテレビでよくわからない番組を見る。無理に外に出て寒さを感じながらイルミネーションやクリスマスのイベントに行くよりも、暖かいこういった生活のほうが、私は幸せだと感じる。そして外には、庭で犬が駆けている。そんな光景を窓から見るのも、その理由の一つである。
これがそんなに世間で悪く思われているのだろうか?私は到底理解できなかった。
もともとクリスマスというのは、日本で生まれた行事では無かったはずだ。だがこういった行事が積極的に今催されているのは、人間の生活の変化の末なのだろう。神の誕生を祝う日なのだ、外に出てみればどうだと、それ故問われることがあるが、そんなことはしない。恋人と抱擁し合う日になるくらいならば、神様に祈りを捧げろと思うこともある。こういう妬みのせいで、私は弱者扱いされるのだろう。しかし私は外に出ない。炬燵から出たら、このまま眠りについて、来る大晦日を、おとなしく待とうと思う。

12/25/2024, 1:26:40 PM

クリスマスの過ごし方


ほどよく暖まった布団の中で
もぞもぞして
家があることのありがたみを噛み締めていた

昨日までの暴風は止んで
ようやく鈴の音も聞こえるようになった

「サンタ来ないし、もう自分がなるわ」
「ふん、行ける」

新聞紙を尖らせて、テープで雑に留めただけの帽子を被ったあなたは憤慨した顔で立ち上がり、おもむろに冷蔵庫を開けた。

「値引きケーキ食おうよ」
「うまそう」

こうして救い合ってきた私たちを
神は祝福するだろうか

メリー、と言うんだから
陽気な日なんだから

「見て、いちごでかい」
「得した」

ケーキは甘い。こんな贅沢な冬はない。
勿体無いほどに喜ばしい。

生きていこうね。
毎日をお祝いしながら。

12/25/2024, 1:24:36 PM

07:00 多分悪くなかった夢からの目覚め
08:00 寒々自分&家族の身支度
09:00 窓際で新聞広げてだらだら朝食
10:00 シジュウカラにクルミをやる
11:00 クリスマス特集の鼻歌で掃除機
12;00 クリスマス会の景品のお菓子で休憩
13:00 ソバと野菜を煮て食べて温か
14:00 メジロにオレンジジュースをやる
15:00 整形のリハビリを忘れていて3分前    
    に駆け込む
16:00 超古いパソコンで辛抱強くメール    
    チェック
17:00 YouTubeライブで札幌の雪を観察
18:00 明日のパンを仕込む
19;00 宅配弁当は平常版で飾りなし
20:00 ハリー・ポッター第6巻しばし朗読
21:00 アプリ「ターゲット1900」で毎度    
    の間違い
22:00 「書いて」の投稿文を考える 
23:00 風呂に入らねば
00:00 ベッドに入らねば
       【クリスマスの過ごし方】

12/25/2024, 1:23:53 PM

【クリスマスの過ごし方】

1.ホットケーキを焼きます

2.出来たホットケーキを冷ましている間に
 生クリームをかき混ぜます

3.ホットケーキと生クリームを交互に積み上げます

4.好きなだけ積み上げたそれに残りの生クリームを
 遠慮なく投入します

5.好きなように形を作り、好きな物でトッピングしまふ

6.部屋にお酒と作ったケーキを運びます

7.大好きな曲の再生リストを流します

8.ぶち上がります

9.片手間に創作活動なんてしちゃいます

10.最高です



2024-12-25

12/25/2024, 1:23:03 PM

今年のクリスマスの過ごし方は
ケーキ、チキン、炭酸ジュースを用意して
普段より少し贅沢に過ごす

その後はイルミネーションを横目にドライブする
カフェに立ち寄り、小休憩
そして、デパートで買い物を済まし
少し遠回りをしてから家路に着く

ほんの些細な非日常

12/25/2024, 1:21:08 PM

メリークリスマス!皆さんはどんな過ごし方をしましたか?私はまさかの餅つきでした。事前につかれた餅を小さく丸めて鏡餅や食用餅にする作業。楽しいよ…?
特段パーティーなどはしていないが、せっかくのクリスマスなので夕飯はごちそうだった。シチューや照り焼きチキン、ローストビーフが並んだ。美味しい!特別なことをしなくても雰囲気だけで楽しんだ今年のクリスマスでした。

12/25/2024, 1:20:52 PM

別にクリスマスだからと言ってどうと言うことはなくいつものようにただ仕事なのだけど、この時期になると毎年思い出すことがある。

 小さい頃熱を出した。それもただの熱じゃない、氷嚢が載せた途端に水に戻るくらいの高熱。何歳だったか、幼稚園だか小学校低学年だったか、そのくらいの年の頃の話だ。
 高熱は数日続き、俺は生きるか死ぬかの危ない橋を渡っていたらしい。はは、そんなことはもう覚えてないんだけど。

 でも、ひとつだけ覚えていることがある。熱がいちばん高くなった日の夜、俺はとある夢を見た。

 その夢で俺は知らない場所にいた。それは広い室内で、中にはたくさんの人がいた。多くがまだ若い、高校生くらいの子ども。他にも大人や俺の家族に顔見知りがいた気がするけど、そこら辺はもうぼんやりしている。高校生たちは学校でもないのに制服を着ていて、他の人たちもみんなスーツで、なんだかやけに黒いなぁと思ったのを覚えている。
 彼らは皆静かな声で話していて、時折同じ方向に目をやってはため息をついたり泣き出したりしていた。
 俺も同じ方向を見た。そこには1枚の写真があった。
 黒い額縁に入った写真。写っているのはまだ若い男性。なんとなく誰かに似ている気がしたけど思い出せない。前髪を上げて堂々と額を出して笑うその姿は明るく、写真の中から動き出しそうなほど生き生きして見えた。


 これだけ。これで全部。やけに生々しくて現実みたいな夢だったけど、たったこれだけ。
 だからその時はいつの間にか忘れてしまったけれど、数年後にまた俺はその夢を鮮明に思い出すことになる。

 数年後。俺は能力がないととっくに諦められていて。仁吾家の次期当主候補として親戚を迎え入れると言われて。俺は新しく弟ができるのにほんのちょびっとだけわくわくしていて。彼の名前は未来と言って。

 彼と初めて顔を合わせた瞬間、あの黒い額縁が重なってすべてを悟った。

 子どものときのクリスマス。
 18年前の12月25日。

 ライちゃんの誕生日だ。


 彼が産まれた時に、俺は彼の死期を見た。





出演:「サトルクエスチョン」より 仁吾未先《ジンゴ ミサキ》
20241225.NO.120「クリスマスの過ごし方」

12/25/2024, 1:19:37 PM

【クリスマス過ごし方】*198*

美味しいモノをいっぱい準備して

自分の大切に想う人と

シアワセな時間を過ごす♪


今年もイイ時間となりました…感謝です

Next