『カーテン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
カーテン
この夏
カーテンを開けると
紫外線を受けやすくなる日が
20日くらい増えるぜ!
※梅雨明けが平年の20日程度早まったとのこと
「カーテン」
教室で、課題で居残りをしていた。
熱くて窓を開けていた。風が気持ちいい日だ。
俺は課題未提出の常習犯で、居残りは週に3はある。
今日は夏休みの漢字ノートの居残りだ。
たかが、漢字ノートだけで居残りって
そう思っていた時にドアの開く音がして
あいつが入ってきた。カーテンが風船のように膨らむ
あいつは、このクラスのトップ
なんでも教えてあげますよーって顔したガリ勉だ。
きっと今日も
居残りの俺を横で予習でもして見下してるんだろう。
そう思いあいつの方を向いた。
そこには、あいつの姿はなく
揺れたカーテンと1つの封筒があった。
ゆらゆら揺れるから窓とカーテンの間に手を挟みたくなる。
なんか落ち着くんだよね、自分だけが知ってる気がして
「私、大輝君のことが…好き」
「………悪い。俺、好きなやついるんだ」
ひらひらと風に揺れるカーテン。
それは時に、失恋の涙を隠してくれる。
でもお願い。
私の涙が止まるまで、風に揺れ続けて。
テーマ「カーテン」
題名『涙隠して恋心隠さず』
風が吹き、とても気持ちがいい。家のカーテンが揺れ、急に胸が苦しくなった。ここにはいないキミの香りがした。忘れようとしたのに…思い出さないようにしていたのに…これからまた、前へ歩き出そうとしているのに…
また、風が吹いた。キミの香りが残る。髪の長いキミの香りが…やっぱり、どうしても忘れられない…
「会いたい…キミに会いたいよ…」
どんなに願っても届かない。今日吹く風がとても憎らしい…ボクの心をいつまでも騒 (ざわ) つかせるんだから。
カーテンと一緒に靡く髪が美しくて。
風のせいでボサボサになった髪を撫でてみる。
そうすると君はこちらを直ぐに向いてくれる。
嗚呼…ちゃんと生きている。ちゃんと意思がある。
君は消えないで。僕の目の前から居なくならないで。
風でカーテンが揺れるのをいつまでもいつまでも眺めていた子どもだった。
カーテンの向こうに広がる空には雲が浮かんでいて、その雲が少しずつ動いていることに気付いた瞬間は何度でも新鮮に感動したものだ。
風が止めば、ベッドに寝転がったまま足でカーテンを揺らして遊んだ。
まるで時間が無限大にあるかのようにいつまでもカーテンと戯れた日々。
子どもだった日々。
あなたに少しでも可愛いと思われたくて
頑張って苦手なコテで髪を可愛く巻いたのに
あなたに会えないなら意味がないじゃん…。
ひらひらと
風を視覚で感じさせて。
そして
たまに私を隠して。
誰にも見せれない愚かな私を
どうか隠して。
–カーテン–
カーテン
テストを返され家に帰って見せる。そしていつも発される言葉。「もっととれると思ってた。私を失望させないで。」89点でこう言われるのは俺的にも苦しかった。頑張って頑張っていい点数をとろうとしてもそれをあの人たちが褒めてくれることは無い。勉強部屋にふと風が吹いた。この家のようなピリピリとした雰囲気とは違い柔らかく優しい風だった。それと同時にカーテンがゆれた。外には満月が輝いていた。俺は思った。月は圧倒的な存在感がある。でもここで縮こまってる俺はなんなんだろうって。俺はベランダの塀に手をかけた。この世界に別れを告げて。
『カーテン』
天が開き
雨の時は終わる
陽が落ち
暗黒の空を見た
ひとひら
ふたひらと輝き
遠くで、
ドドーン
ドンドン
近くで、
ドーン、ドン
そして、
揺れるカーテンごしに
人々の歓声がとどろく
13「カーテン」
今日もカーテンから日が差してきて朝が始まる、
重い体を起こしてカーテンを開ける。
雨の音がして外を見ようとすれば、先にカーテンが目に入る。
カーテンとは何気に私たちの生活の中に存在している。
カーテンとは1つのインテリアであり、日々過ごす中で必要なものである。
もし、カーテンがなくなってしまったら、
眩しい光が差してきて目を細めないと生活できなくなる。
カーテンとはとても大きな役目を持っているのかもしれない。
だから、日常に当たり前にあるものだからこそ大切にしてほしい。
「カーテン」
私はカーテンの
隙間が許せない。
ちょっとだけ
閉まっていないとか
無理。
隙間があると気付くと
寝ていても必ず閉める為に
起き上がる。
カーテンだけじゃなく
襖や扉、障子やドア
柵や引き出しも。
湯舟に耳まで沈むことそれとカーテンはむかし同じだったのだ
/カーテン
(思えば去年も、同じ題で字余りの歌を投稿しました)
題:カーテン
私カーテンずっと変えたいって思ってて、
理由は私自身が寒色が好きなのに
赤色のカーテンだから何ですね。
お母さんに聞いたんですが
「それだけはやめて。」と言うんです。
問い詰めると
人を殺してもバレないから。
と、言うんです。確かにカーテンにはシミがありました。洗っても取れないシミが。
フィクショォン
かほです
カーテンから差し込む光が眩しい。
夏は日の出が早いな。
憂鬱な朝が来た。
1日が始まった。
今日も嫌いな学校へ行かないといけない。
ああ、辛い。
こんな日々、いつ終わるんだろう。
いつか終わりがあるはずなのに、永遠に感じる。
カーテン
カーテンの隙間から光が差し込む。
ああ、また1日が始まるね。
今は何時だろうか。
ゆっくりと起床しながらこれからやることを考えるのだ。
放課後の教室、机に頬ずえをついて窓の外を眺める
好きな人の横顔を遠目越しに見つめてみる
風に揺られたカーテンがベールのようで綺麗だと思った
ふわり、ふんわり。
緑あふれる庭に面した窓前に机を置いて本を読む。
視界の端に揺れる洗いたての白。
あゝ 気持ち良さそうだ。
そよそよと頬を撫ぜていくそれに目を瞑った。
ちょっとだけ寝ちゃおうか。
いやいや、まだまだ。
今は読んでいる本は佳境を迎えている。
しかし、心地良い。ちょっとだけ。
栞を挟み腕を組む。
頬を乗せるように伏せて、
瞼を撫ぜる柔らかな風を感じる。
ふと細く開いた瞳に映るのは、
風に乗り真っ白なカーテンが楽しげに踊るさま。
あゝ 心地良い───嗚呼。
カーテン
2階の窓を開けて家を出て、帰ってきたら土が散っていた。
決して物騒な話じゃない。風で膨れ上がったカーテンが窓際のサボテンに接触したらしいのだ。
そこから土を撫で上げて、床へぽいぽいと放ってくれたらしい。
サボテン自体は無事である。何事もない表情で外出前と同様に青々としていた。
幸い連日の猛暑日でカラカラに乾いた土なので片付けは簡単に済みそうだ。
ちりとりを手に床に膝をついた私は接触したであろうカーテンを手に取る、と同時に鋭い痛みに襲われた。
……トゲが刺さっている。サボテンの――いや、サボテンさん、の無言の不満と怒りがカーテンをけしかけた私へと向いていた。
私はトゲを抜いて土を片付けたあと、肥料をサボテンさんの前に置いた。今日はどうにかこれで。