Namimamo

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風でカーテンが揺れるのをいつまでもいつまでも眺めていた子どもだった。

カーテンの向こうに広がる空には雲が浮かんでいて、その雲が少しずつ動いていることに気付いた瞬間は何度でも新鮮に感動したものだ。

風が止めば、ベッドに寝転がったまま足でカーテンを揺らして遊んだ。

まるで時間が無限大にあるかのようにいつまでもカーテンと戯れた日々。

子どもだった日々。

6/30/2025, 11:53:15 AM