『カーテン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
カーテンの間から
運動場で体育をしている
そんなのを見ていた
甘酸っぱい青春
でもその君も今は隣で
今度は見てくれている
彼女の背後で揺れるカーテンがまるでヴェールのようで私は感極まって泣いてしまった。いいえ、悲しいわけではないの。いずれ貴女をさらってしまうわるい男のひとに思わず嫉妬してしまったのよ。
父と母が亡くなった。
大切なペットも亡くなった。
その度に
カーテンの向こう側に
行っただけ、
姿が見えなくなっただけ、
と思っている。
だから、娘にも
「お母さんがいなくなっても
カーテンの
向こう側に行っただけ、
いつも側にいるよ。」
と伝えている。
ーカーテンー
ああ、保健室の布団は柔らかい。
横隣のカーテンを開くと、もうひとつのベッドには寝息を立てて横たわる君。
まつ毛が、まるで羽のように瞼を撫でている。
廊下には、パタパタと走る音や、誰かの笑い声が響いている。
突然、長いまつ毛が揺れて、君との視線がぶつかり合う。
君はまた目を瞑り、こちらを向いたまま微笑んでいる。
愛おしさが込み上げて、不覚にも胸がきゅっとする。
カーテンの向こうには、忙しない世界が広がっているけれど、今だけは二人だけの小さな世界。
永遠にこの時間が続くことを願いながら、再び二人は眠りについた。
カーテン
私の小学生の頃。
曖昧な記憶の中で、ひとつ。
鮮明に残っているものがある。
水色で、少し透けている。
大きなカーテン。
祖母の実家に行ったときに見たものだ。
「おばあちゃん、このカーテン、すっごく綺麗だね!それに、すっごく大きい!」
「ええ、そうね。」
「それは、私の思い出なの。」
「おもいで…?」
「ええ。」
いつだったかしら。
今はいない夫ーー
おじいちゃんと一緒に買ったものだったわ。
水色が好きだから、それにしたの。
窓につけたら、とても窓の風景に似合っていたわ。
おじいちゃんと一緒に、そのカーテンの前で喋って。ご飯を食べて。遊んで。
「いろんな思い出を、そのカーテンにはーー
カーテンは、覚えていてくれている。」
「私は、そう思ってるわ。」
そう、祖母はクスッと笑った。
その時の祖母は50歳だったが、
笑った祖母はとても綺麗だった。
「おばあちゃん。大人になったら、このカーテンもらっていい?」
「ええ、いいわよ。」
「私の、私達の思い出に。あなたのーーあなた達になるかもしれないけど。ーー思い出を、重ねていってね。」
そういってまた、祖母はニコッと笑った。
カーテン
カーテンを開けると、眩しいばかりの光が溢れてくる。窓から入ってくる少し肌寒い風が、淡い色のカーテンを靡かせる。
「よし。今日も頑張るぞ!」
そう意気込んで自分に喝を入れる。
そっとカーテンが靡き、自分を応援している様だった。
カーテン
レエスのカーテンが揺れる
夜の風に踊っている
部屋を暗くして
キャンドルの灯りをつけた
揺れるカーテンに
風の通り道が見える
カーテンをすり抜けて
風はどこまで
想いを運んでくれるだろう
カーテンを新しくしたい。夏が終わるし、ずっと変えたいと思っていた。緑色がいいなぁ。冬になってしまうと緑が少なってしまうのが悲しいから。推しカラーだし。年中使える色だから良いよね。濃いのじゃなくて淡い色がいい。それも淡すぎないないで、丁度いい色合いがいい。緑はリラックス効果があって、青色との相性がいいらしい。青も好きな色で、リラックス効果があるのは自分にとって都合がいい。それに、あの事を思い出せる。悲しいけど、忘れたくはないから。
〈カーテン〉
保健室は学校内にあるはずなのに、別世界にいる気分にしてくれる。
保健室のベッドに寝そべり、独特の消毒のような匂いが鼻につく。アルコールのような匂い。
いつも保健室にいるような生徒ではない。不登校でもサボりでもない。いつもは毎朝登校し授業もちゃんと受けて、週に3回のクラブ活動をして、帰宅する。至って普通の生徒だったが、今日はノットノーマルデーだ。
いつものように校門に突っ立ってる教頭に頭を下げは途端、下腹部に鋭い痛みに襲われた。
声にならないほどでそのまま私は蹲った。
異変に気づいた教頭やたまたま通りかかった友達、名前すら知らない生徒が次々に声をかけてくる。
私はそれに頭をふるか、頷くことしかできなかった。額には汗が伝わり、ぎゅうっと痛みが次第に強くなる。
女にしか分からない、痛み。
「おい、大丈夫か?」
「ユキちゃん?どこが痛い?」
「俺、保健室の先生呼んでくる」
親切心で声をかけてくる人には申し訳ないが、私にとっては騒音にしか聞こえない。
頼むから、ひとりにしてくれ。
心の底から願った。
やがて騒動を聞きつけた養護教諭が私の意図を読み取ったのか、私を囲む生徒らを遠ざけ、背中を擦りながら裏道から保健室に入った。
幸い他に生徒はいないようで、近くのベッドに寝かされた。
心遣いのつもりなのか無意識なのか分からなかったが、養護教諭の配慮にはとても感謝する。
「寝てて良いからね。1時間くらいして症状次第で早退するか考えよう」
そう言って、養護教諭はカーテンを閉めた。
複数のベッドが並ぶ1台に寝かされ、他に生徒はいないとは分かってるが、そわそわしてしまう。
生まれて初めて保健室のベッドを使い、枕に顔を突っ込む。柔らかい花の柔軟剤の香りが伝わり、うとうとし始めた。下腹部は相変わらず痛いが、さっきよりはマシになった。
冷房の風でゆらゆら揺れ動くカーテンを見ながら、瞼を閉じた。
このまま時が止まればいいのにと願いながら。
カーテン
道すがら、ふと目に付いた家々の住人の人となりが何となく垣間見えるのが楽しい
歩きながら想像力が掻き立てたれるんだよな
穏やかな風が部屋を通り抜ける
カーテンがふんわりと楽しそうに踊る
まだ心が自由だった幼少のころの記憶...
風が吹き、窓を覆うカーテンが
ふわり、と浮き上がった
そして、あなたがキスをしているのが見えた
私じゃない別の子に
そうじゃないかと、思ってた
だってあなた
授業が終わったらすぐに保健室へ向かうもの
それは隣のクラスの佐藤さんも同じらしくて、
ふたりが寄り添い合いながら
保健室を出ていくのを見た人がいるんだって
バカね
ほんっとうにバカ
浮気するなら、もうちょっとうまく隠せっての
…そうしたら私も、傷つかずに済んだのに
私たちは、そのままで入れたのに
ふぅ
溜息をつく
幸せが逃げて行っても別に良い
もう十分、不幸せだから
よし、甘いものを食べて、忘れましょう
あんなバカなやつ、こっちから願い下げ
甘いものをいっぱい、いっぱい食べて、
幸せになりましょう
溜息をつけないくらい、幸せに
#カーテン
カーテンを開ければ
ヒカリに揺れる波
振り返れば微睡の中のキミ
幸せだけどいつも怯えてた
一瞬の風に消されてしまいそうな
危うさに追い立てられてるように
だから失くすまでに
手放してしまった
まばゆい世界を閉じたカーテンの
向こうに感じながら
生きることに慣れてしまったんだね
またひとりになった
何故かホッとしてる
そんな自分が哀しい
「窓を開けると、新しい可能性が広がる。カーテンを開けると、未来が明るくなる。」
カーテン
ボロ屋の窓にボロボロのカーテンが見える。
何か違和感を覚え目を凝らしてみた。
遠く薄暗いためよく分からないが、何かが引っ掛かっているようだ。
空き家かどうか分からない家をじろじろ見るのも良くないだろう。
気にはなるがその場を離れた。
するとすぐに音がした。
振り返るとカーテンが動いている。
再び目を凝らしていると、視線を感じる。
2階に人がおり、こちらをじっと見ている。
私は急いでその場を離れた。
カーテンの隙間から明かりが出ると今日も始まっちゃったなって思うよね
先日 Yahooショッピングで
遮光カーテン買った
これで休日は爆睡決定〜✨️
#カーテン
【カーテン】
カーテン越しに見えるその瞳
いつも私の心を見透かして、
私を癒してくれている
【カーテン】
カーテンにくるまって
1人舞踏会
王子様に見合う白のレースのドレス
王子様の腕の中で舞う貧乏な町娘
設定もバッチリ
これが
一人っ子の私の遊び方...
妄想ゲーム
テーマ カーテン
※ひらがなばっかで読みにくいです。
よるにカーテンをあける。カーテンのおくにはよぞらがある!。
「きれい..」
とことばをいう。
「どうしたんだろ」
ふとよこを見るとあかいろにぬれたカーテンが見ええた!。カーテンでおくがはっきりとは見えないけど..とっくみあい?してるのかな。
でも、カーテンのちかくでやっててあぶないよ!。
「ガシャン」
とそのカーテンからおとが聞こえた!。そのときにたおれちゃったひととたってる人がいた。
「だいじょーぶかな?」
気になったけどその日はもうカーテンをねちゃった。
ー 次の日 ー
「え、近所で人が死んだ?犯人逃走中?」
「..?」
ニュース?で見た家、きのうのいえ!。
「ままぁ」
「なに?」
「はんにん?しってるかも」
「..え」
「きのうなんかとっくみあい?してるのを見たんだぁ」
「わかった、一緒におまわりさんのとこへいこっか」
「うん!」
よくわからないけどおまわりさんとあえるらしい。
たのしみだなぁ。
その次の日、
一人の子供の死体が見つかったのとと同時に、
犯人が逮捕された。
「あのガキがいけないんだ!!!」
そう叫ぶ犯人。近所の人たち、警察の人たちの大半がまだ、まだ四歳の子供の死を悔やんでた。
おわり