カーテン』の作文集

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カーテン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

10/12/2023, 3:28:22 AM

おかしいな、と仕方なく目を覚ます。どうにも部屋が明るくて、せっかくの日曜日だというのに二度寝ができないのだ。

 電気はもちろん完全に消している。だが、目を瞑ってもなんだか眩しくて、かといって窓の方へ目をやってもカーテンはしっかりと閉められていた。以前はもっと寝心地が良かったのに。

 よっこらせと重たい体を動かし、洗面台へと向かう。未だに処分していない彼女用の歯ブラシが自分の歯ブラシと隣同士で立っていた。歯ブラシの処分方法なんて知らないし、そもそもまだ使えるし。そんな言い訳を並べながら、目を覚まそうと冷水を顔面にぶっかける。

「……アイ」

 もうここを出ていった彼女の名を口にする。まだ目は覚めていないようだ。

 部屋に戻り、キッチンとリビングが一緒になったワンルームを眺める。あのフライパンは料理好きな彼女が選んだもので、多機能な冷蔵庫もそうだ。やたら色違いが多いお皿やコップも、お揃いがいいねと一緒に買ったもの。

 ……ああ、そうだ。あの薄いカーテンも、彼女が選んだんだ。彼女が隣にいるだけでぐっすり眠れていたあの頃を思い出す。

 今ではもう、隣で一緒に寝転んでくれる彼女がいない。僕はただ、薄いカーテンごと目を突き刺してくる鋭い光に指を刺されるしかなかった。

10/12/2023, 3:08:22 AM

カーテンに隠れる君が愛おしい
大切な宝物が風に吹かれて揺れるカーテンの影から微笑む
どこか遠くへ行ってしまわないように
そっと優しく微笑み返す

10/12/2023, 2:38:32 AM

【お題:カーテン】

かなり昔、
民放のテレビ番組で

自分の部屋に閉じこもって
20年以上 という男性の
ドキュメンタリーが
放送された

話題になった番組なので
覚えてらっしゃる方も
多いかもしれない

印象的だったのは
長い撮影期間の中で
スタッフと
男性の間に
信頼関係が結ばれていき

男性が 番組終盤、
スタッフの 目の前で

20年以上
閉めきっていた部屋の
カーテン、窓 を開け放ち
外の光を入れたシーンだ

暗い青色だった空気が
一気に陽射しを受け

部屋に透明度が増す様子を
カメラが見事に
とらえていた

そして 
同じく印象的だったのが
もう1つの出来事

大ファンだという、
ミュージシャンのライブに
男性が出掛けるのだが

そのライブ後、
男性とそのミュージシャンが
ライブハウス内で
話す様子が映し出された

男性が
実は自分は長いこと
外と関わりを持たず
部屋に閉じこもっていたのだ

と話すと

彼女は
自分も 同じく
閉じ込もっていた時期がある

と話したのだ

それを聞いて私は
2人の偶然に驚きながらも

彼女の作る曲、声の中に
男性は

彼女が体験し 
通過してきたものを
感じとった部分も
あるのかもしれない
と思った

もしかしたら
ただの偶然かもしれない

それでも
曲だろうと 絵だろうと
人が  ああ、いいな
と感じるものは

作り出す人と
受けとる人の間に
感応しあう何かが そこに
あるのではないかと思う

それから
何年後になるだろうか

72時間 という番組の
エンディング曲が
とても素敵だったので

歌手の名を
番組エンドロールで
目を皿にして 探した

そこに記された名前に
見覚えがある気がして
ドキッとした

あわてて いま見た名前と
思いつく限りの
キーワードをいれ 検索した

まさに
男性が大ファンの
あの ミュージシャンだった

時間を越えて
ようやく彼女の歌を
私も聴くことができた

男性の番組で見た、
彼女の温かい人柄と
凛とした様子を
思い出しながら

世の中には こんな
時を経た出会い
もあるのだと 思った

10/12/2023, 2:19:22 AM

カーテン。だいぶ前にカーテンを買い替えた。以前のは普通のカーテンだったけど今使っているのは遮光と断熱の効果があるカーテン。

 ニトリで買ったけど遮光の性能は中々だ。カーテンを閉めるとかなり真っ暗になる。でもカーテンって完璧には閉めることできないから隙間から少し光が入ってくる。

 まぁそれを込みでも十分な性能で満足している。むしろちょっとくらい光があるほうが寝れるだろう。多分。

 断熱のほうはまだよくわからないな。ネットだと夏でも外の熱をどうたらって話だったけど今年の夏は断熱カーテンでどうにかなる暑さじゃなかったし。

 というか夏が過ぎた残暑の時も特に効果を感じなかったから断熱カーテンって意味ないと思ってる。

 ただ冬はまだ断熱カーテンを使って過ごしたことがないからな。冬はちょっとくらいなら効果があるかもと期待してる。

 それに冬は基本暖房をつけないからな。断熱カーテン程度のものでも気休め程度には部屋の寒さを和らげてくれるだろう。

10/12/2023, 2:12:43 AM

最近カーテンを少しづつ開けられるようになった。
以前は真っ暗な部屋が落ち着くため昼でも締め切ることが多かったが。

10/12/2023, 2:11:18 AM

ふわりとゆれる
        レースがゆれる
        キミはいそいで
        つかまえにゆく
        かぜのおなかと
        ころころわらう
        キミをみつけた
        かぜのこどもは
        ふわりとゆらす
        レースをゆらす
        くるくるくると
        まわってあそぶ
     
        まどをあけたら
        あきかぜふいた
        ふわりとゆれた
        おもいでつれて
        
      
         『カーテン』

10/12/2023, 2:03:48 AM

『私だけのドレス』
 ねえ見て、きれいでしょ? 色とりどりの花柄のドレス。
 好きなときに好きな長さに変えられて、柄も少しだけだけど変えられるの。でもちょっと生地が重くて扱いづらいのが難点かな。……あ! ママが来た!
 急いで隠れなきゃ。またカーテンで遊ぶなって言われちゃうから。
 ​​─​​─ドレスから隠れる場所に早変わりするのもいいところよね。
テーマ:カーテン

10/12/2023, 2:01:10 AM

こんにちは、初めまして!
私の名前はひなたといいます。
今日から気が向いた時に、時間がある時に、少しずつ私の日常の欠片を残していけたらと思います。
いつか私自身が読み返した時、そんなこともあったっけ?と振り返ることができるように。(なんだか黒歴史になる予感もしますが…)
さてさて、今回のお題は「カーテン」だそうです!
日常的にも目にするアイテムですね。
私がすぐに思いつくのはお家のカーテンです。
とはいえ、学校や会社や病院などなど探せばいっぱいですね。
今の季節だと白いカーテンが秋風に揺れ、夕陽がカーテンの合間から差し込みキラキラとゆらゆらとしている見た目は少し幻想的にも見えて綺麗です。
その一方で思い出すのがお洗濯の時…。
頻繁に洗うものではないですし仕方がない面もあるのでしょうが1番印象に残ってるのが中学生の時に学校で洗ったカーテンの汚さたるや…。
子どもが学校の蛇口で手洗いするだけだったので前回の汚れも恐らく残っているのでしょうね。
カーテンから流れゆく灰色の水。
漫画やドラマなんかじゃカーテンって恋する2人を包み込むなんて素敵な演出の一つになったりするのにな。
漫画なんかで恋する2人が包まれたカーテンはあの灰色の汚れを吸い込んだ布切れなんだなぁと想像しながら過ごす中学の授業中のことを思い出す今日この頃。
もっと甘い楽しい話を思い出したかったなー。

10/12/2023, 1:46:34 AM

#69「カーテン」

 もうすぐ春が来るよ、暖かい3月

 カーテンがヒラヒラと風で揺れ

 気持ちいい風がそよそよと吹いてくる

 僕は布団の上で外を眺めた

 外からは子供の元気な声が聞こえる

 風邪をひいていて、遊びに行けない

 僕は子供の姿を見ないようにそっと

 カーテンを閉めて眠りについた

10/12/2023, 1:25:16 AM

「カーテン」 閲覧していただきありがとうございました。一旦非公開にさせていただきます。また暫くしたら再掲する予定です。

10/12/2023, 1:23:43 AM

朝から暖かい日差しが窓に映る
カーテンを開けると太陽の日差しが
目の前に飛び込んでくる
影になっている所と日があたっている所が
はっきりしてくる
外は雲ひとつない快晴
さえぎるものがないので
かなり遠くまで見渡せる
清々しい気持ちで一日が始まる

10/12/2023, 1:06:06 AM

目を覚ます
カーテンの隙間から朝陽が漏れて、部屋を薄明るく照らしていた。遮光カーテンだから本当は部屋に光は届かないのだけれど、毎回締めが甘いのかいつも隙間が空いている。
その隙間から、徐に外を覗き見た。
冬の冷気が窓越しに肌を刺す。ひんやりと凍った空は嫌味なくらいに透明で、朝焼けの光が焼きついた。
カーテンを開けないまま、窓を少しだけ開ける。隙間の隙間からいろんな人の生活が一気に聞こえてきて、澄んだ冷風が生ぬるい室内へ入ってきた。
風に当たり、寒さに震え、音を聞く。
近所の高校生が元気に行ってきますと家を出て行った。同時に八百屋からトラックが出て行くエンジン音。
自転車に乗った中学生が新聞配達のバイト帰りに焼き芋屋で焼き芋を買って、それを見た出勤前の男性が自分も一つと声を張り上げ駆け寄って行く。
「佳奈、朝よー。今日も学校行かないの?」
嫌な声に、思わずうずくまった。何度かトントンと部屋の扉を叩かれ、返事がないとわかると、お母さんは扉の前にご飯を置く。
「お母さんもう行っちゃうからね、お風呂入りなさいよー」
呼吸がうまくできなくなった気がして、思わず口を開け大きく吸い込む。ぜぇぜぇと息が荒れる。さっきまで簡単にできてたのに。
うずくまった自分からは、外とは違う、すえた匂いがした。

10/12/2023, 1:05:32 AM

他愛もないことだったのかもしれない。放課後の教室で、君とあいつの距離が異常に近く見えたのは。
 それなのに、君は何事もなかったように話しかけてきたから、なんだか腹が立ってしまったのだ。

「なんで怒ってるの?」

 教室から出たところで彼とばったり会った彼女は、異変を感じて彼に尋ねる。
 彼はただ苦い顔をして「怒ってない」と一言言うと、すぐどこかへ行ってしまった。

 ――別に怒れる立場でもないのに。
 なぜだろう。彼女の隣は自分の場所だと勝手に思っていた。
 そして気付いてしまった。これが嫉妬だと。勝手に彼女を好いて、勝手に彼女の行動に醜い感情を持ってしまう。
 誰にも、譲りたくない。彼女の隣を、彼女を。

 鞄を置きっ放しだったことに気付いて、バツの悪い顔をしてあの教室へと戻った。
 教室に入ると、誰の姿もない――いや、カーテンに包まれた影が一つ。
 そっとカーテンに近付く。
 そして思い切りカーテンをめくると、中で声を押し殺して彼女が泣いていた。
 虚を衝かれ、固まってしまう。
 窓の向こうから射し込む光に、彼女の涙がきらきらと輝いている。

「……なんっ……何か、しちゃったの…………? な……なんで……怒ってるの?」

 しゃくり上げながら必死に言葉を絞り出している。
 ――違う。君は悪くない。
 そう思っても、上手く言葉にはならない。
 彼女に手を伸ばしかけたその時。

「――…………好き……」

 彼女の唇からぽつりと漏れた。
 窓から温かい風が吹き込んで、カーテンがふわりと舞い上がる。
 彼がカーテンの裾を掴んだ。
 膨らんだカーテンに、重なった二人の影が映し出された。


『カーテン』

10/12/2023, 12:53:19 AM

#カーテン

橘 月子


カーテンを新調していない。
6年前に新居を購入したのに、だ。

リビングはさすがに必要だろう、とニトリで安いものを購入して、統一感を出してみた。


しかし、2階の部屋にご丁寧に2つずつ設置してある窓のカーテンはありあわせのものばかり。

友だちからもらったもの。
私が30年も前に一人暮らししていたアパートで使っていたもの。
前のマンションで使用していたもの。

ケチなのだ。

だけれども、これでいーじゃんと思うとこれで良い。

人の家に行って、
「カーテン素敵ね」などと思ったことがないから。

10/12/2023, 12:32:18 AM

僕が感じていることで
カーテンというか
ベールという方が捉えやすいかな
寝ている間に行っている世界との
ベールは薄くなっている
パラレルとのベールも
僕が手放す作業を始めた頃よりも
今の方が上昇気流が強い
手放し作業をしている君の
追い風になっている
いつも最高な自分をイメージして
その自分になりきっていよう
そして強い上昇気流に
しっかり乗っていられるように
グランディングも忘れずにね



            〜カーテン〜

10/12/2023, 12:29:09 AM

秋風が金木犀の香りを運んで、私は揺れるカーテンの裾に黒カビを見つけ、一気にテンション萎え。

10/12/2023, 12:19:58 AM

懐かしさを感じると、温かい気持ちになるし嬉しいけど
それ以上に悲しくなる

10/11/2023, 11:46:05 PM

カーテンを開けても、広がってるのはいつも曇り空で
いつしか開ける気力も起きなくなってきてしまって。
太陽の、あの空の朝焼けた顔までも
忘れてしまった。

10/11/2023, 11:32:43 PM

窓を開けると
  ひんやりとした朝の風に
  白いレースのカーテンが
  軽やかに揺れる


  選んだBGMは
  ショパンのピアノ曲

  淹れたてのコーヒーには
  ホットミルクを合わせて
  カフェ・オ・レに

  洗い立てのエプロンをつければ
  気分は上々


  空は青いし
  良い一日になりそうな予感!





           # カーテン (301)

10/11/2023, 11:18:40 PM

閉じてたはずなのに開いてる、誰か居たか?まぁ、良い。

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