『カラフル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
カラフル
今は、カラフルの時代。
テレビはモノクロじゃないし、色鉛筆も24色ある。
でも、アンミカさんが言うように白だけでも200色ある。
赤系統で何色あるんだろう…
ちなみに色相環は、時計回りで
黄色
黄緑
緑
青緑
緑みの青
青
青紫
紫
赤紫
赤
赤みの橙
黄みの橙(黄色へ戻る)
の順番。
若干虹みたいな感じだし、虹も国によって7色だったり多かったり少なかったりするし、本当色って全部(数えられるだけでも)何色あるんだろうか…?
まぁ、ある意味無限ではあるんだろうけど…(笑)
ここにある光はすべてあなたへの愛と狂気だ 振れ、ペンライト
題-カラフル
カラフル
綺麗に彩られた絵をを見つめる。
美術館の展示品である、どこか引き込まれるような作品であった。
作者不詳の作品。
ただ絵の具を1つのキャンバスに叩きつけたり、
伸ばしたり、弾いたり、まるで感情を表しているかのように彩られていた。
喜び、悲しみ、怒り、、
カラフルに彩られた絵は、国や地域関係なく誰にでも当てはまるから、作者は敢えて、サインを入れなかったのだろう。
カラっぽなのに
フルフルしちゃった
ワタシのアタマ
瓶の中から、ショッキングピンクの丸い風船ガムを一つ取って、口の中に放り込む。
奥歯でがりりと噛み砕けば、色相応のケミカルな味が、口の中いっぱいに広がる。
いつまでも変わらない、ケバケバしくて懐かしい、安定の味だ。落ち着く。ホッとする。
俺はもう一度、カラフルな瓶の中に手を突っ込み、オレンジ鮮やかな風船ガムを取り上げる。
「…ん」
隣に項垂れたままの、青白く細いアイツの手に差し出す。
「え…あ、ああ、ありがとう…」
アイツは戸惑いながら、一応受け取った。
「それ、風船ガム。味がしなくなるまで噛むんだ。…間違っても、呑むんじゃねーぞ」
「…食べ物なんですよね?それ」
アイツは怪訝そうな顔で、ガムを噛み始める。
「…ん、なんかこってり甘い?化学的といいますか、変な味ですね。……何からできてるんだ、これ」
神妙な顔でじっくりとガムを味わうアイツに、俺は笑う
「それ、消化すると毒だぜ。呑んだら終わり」
「ええっ!?」
アイツは慌てて口に手を突っ込もうとする。
「ははっ、冗談だよ。呑んでも別に何も起こんねえよ。糞に混じって出てくる」
「…な、なんだ。脅かさないでくださいよ。ま、まあそんなことだろうと思いましたけど!!…」
しばらくガムを噛み締める。
「なあ」
「…」
「正当防衛だからな。気にすんなよ」
「…き、気にしてませんよ、あんな奴…」
震える声でアイツが答える。
「…そうかよ」
口の中で、ガムがいい塩梅に柔らかくなった。
俺は、ガムを口の中で捏ね回し、舌にガムを巻きつける。
「気にしてないんです、本当に。これで良かったんです。だって、これで、僕は解放されたんです。もう期待に応えなくていいし、打たれることも、食事なしで閉じ込められることも、虫を食わされることもないし、うん。これで良かったんです。これで…」
アイツは喋り続けている。
初めてガムを噛むのに、随分と口が器用なやつだ。
俺はアイツの方に向き直る。
アイツは俯いて、ぶつぶつと呟いている。
「なあ」
アイツが顔を上げる。
俺はガムに息を吹き込む。
ガムはぷくぅと膨らんで、うっすら桃色の風船になる。
「わあ…」
アイツが目を見張る。俺はすかさず、もっと息を吹き込む、吹き込む……
パンッ
「わあっ!?」
破裂した風船ガムにアイツはたじろぐ。
そして…俺の顔を見て大笑いしだした。
…俺は、顔に張り付いたベタベタのガムを引っ張りながら「うえっー…調子乗りすぎちったよ」と顔を顰めて見せる。
アイツは笑いながら、水道へ俺を連れていき、ティッシュを使って、一緒にガムを取りだした。
「なあ」
「なんです?…あ、ガムだいぶ取れましたね」
「ああ、ありがと。…でな」
「はい」
「これ、やるよ」
俺は、風船ガムの入った瓶を差し出した。
丸い、カラフルな、自己主張が激しくてケバケバしくて…本当に色とりどりなガムが入った瓶。
「…いいんですか?」
「ああ」
アイツは微かに口角を上げた。
「…ありがとうございます。……では、さよなら」
「ああ、またな」
アイツは背を向けて歩き出す。
「ヨーゴシセツでも、上手くやれよー!」
俺はその背に声をかける。
アイツは、振り向かなかった。
ただ、右手にカラフルな瓶を掲げて、軽く振った。
から、ころ
カラフルなガムたちがぶつかり合う音が、聞こえた。
【カラフル】
美しい色彩に囲まれて
私は生きていた
青い空に緑の森、真っ赤な夕日
どれも大好きだった
この世に産まれてからずっと
そんな世界を眺められるのは
自分にとって当たり前のことだった
だけど私はある日
全ての色を無くした
部屋の中を走り回っていたら
滑って転んで勢いがつき
不運にも凹凸のある壁に両目を強打したのだ
わずか5歳の頃のことである
カラフルで自由な世界から
突然真っ黒な闇の中に閉じ込められたようだった
いつもは駄々をこねれば何でも買ってくれた両親も
私がどんなに泣いても喚いても
この闇から助け出してくれることはなく
その顔を見せてくれることもなかった
ただ、真っ暗な中で「ごめんね」と繰り返す母の涙声が
聞こえてくるだけだった
だけど、それでも人間というものは
生きていかなければならないものらしい
視覚を失って食欲を失くし
毎日ぼんやりと過ごすばかりの私に
両親は私が好きなラーメンやカレーの匂いを嗅がせ
好きだったアニメの主題歌を聴かせ
手を握ってたくさん話しかけてきた
真っ暗な中にいても
生きていればお腹が空いてくるものだと知って
私は初めてカレーを見ることなくカレーを食べた
何をしていても真っ黒に塗り潰された視界
最初はつまらなかったが
そんな中でも少しずつ楽しみを見つけた
目が見えなくても遊べる、音の出るゲームで遊んだり
指先で物を触って、ひとつひとつ確認することを覚えたり
匂いを嗅いで、なんの料理かを当ててみたり
母とともに、杖をつきながら出かけられるようにもなった
ある時、夢を見た
音を聴いて遊べるゲームの夢だ
キラッという音がどの方向から聴こえたのかを
指で指し示すのだ
右を指差すと、真っ暗な中でピンポンと正解の音が聴こえた
その瞬間、私の目の前はカラフルな世界に変わった
五歳の頃の家の中だ
寝る時に使っていた黄色い毛布
お気に入りの赤いワンピース
よく読んでいた青い表紙の絵本
そして、毎日覗き込んでいた鏡には
十歳になった私が映っていた
だけどその顔はよく分からない
実際には見たことがないからだろう
目を覚ました私は
また真っ暗な世界にいたけれど
きっと今の私は
かわいい女の子になっているだろうと想像して微笑む
私が今着ている服は
きっと綺麗な緑色をしているだろうと想像して
私が昔から使っている毛布は
黄色いけれど少し色褪せているのかな、なんて思う
私はたしかに真っ暗な世界にいるけれど
あの日から私の頭の中の世界はカラフルになった
私は私の周りのものに
自分の頭の中で好きな色を付けていくしかない
だけどそれは
自分の好きな色を付けられるとも言い換えられる
私よりずっと高いところにあるあの空は
きっと虹色だろう
目が見えなくても
私はちゃんとカラフルな世界にいる
私の毎日は輝いている
空の色が好きだ。もちろんそれは青空。
天気のいい日は元気になる。
それは遺伝子に組み込まれてるって、
お父さんがこの前教えてくれた。
お父さんは調子がいいから
イマイチ信用出来ないけど、
でも、青空の日には元気になるから
これに関しては信用してもいいかもな。
そうだ、あとこんなことも言っていた。
カラフルな色はビタミンカラーだから、
身につけてるだけで元気になれるって。
明日はオレンジのTシャツで学校に行こう。
あたしは元気。
あたしは、負けない。
カラフル
早春から新緑にかけて、街はカラフルである。
寒椿の赤、白梅、桜の桃色、色とりどりの躑躅。
そして圧倒的な若葉色。
活動的な季節の始まりである。
色んな植物が、人をその気にさせる。
いい季節であることを謳歌している。
植物たちよ。カラフルな日常に感謝する。
また、来年も待っています。
ありがとう。
カラフル ごめんなさい!時間があったら書きます。
夜が明け、朝がやってくる。
世界は途端に色が溢れ出す。
真っ暗な世界からカラフルな世界へ。
さぁ、今日がはじまる。
代わり映えのしない一日かもしれない。
でももしかしたら、人生が180度変わる一日かもしれない。
幸も不幸も、酸いも甘いも味わい尽くそう。
失敗してもまた明日が来るさw
空を見上げるあなたの瞳はカラフルだった
透き通っていて眩しかった
「カラフル」
.
.
.
いやな事があった。
思い切って、買っておいたけどずっと放置されていた大きなキャンバスに
色々な色の絵の具を塗った。
テーマも考えず、ただひたすら、自分が思うままに塗った。
一部色が混ざって、ドブみたいに汚いところがあった。
自分はなぜかそのドブ色になったところが許せなくて、
黒色の絵の具で、虹色に塗られたキャンバスを真っ黒にした。
これであのドブ色と顔を合わせることは無い。
でも、あの気に食わなかった部分だけを除けば
綺麗な虹色になっていた。
あの部分さえ気にしなければ。
でももう、取り返しがつかない。あの虹色を見ることも二度とできない。
ああ、もったいないことをした。
私だけが知ってる、黒の下に隠れた「カラフル」。
カラフル
あなたの見る赤と私の見る赤は違う
あなたの見る緑と私の見る緑は違う
あなたの見るカラフルは
私には単色だったりする
カラフルは人それぞれだ
「カラフル」
金平糖、どんぐりあめ、かき氷、チョコバナナ。
色鮮やかな人工の色。こども心をくすぐる色。
アースカラーも好きだけど、たまには目の覚めるようなビビットカラーを身に纏うのも悪くない。
周りからどう見られているか自覚的になることと同時に、今の自分をどう表現するか。
1年後、3年後、5年後、10年後、今の自分からは想像もつかない極彩色に色づくことを楽しみに。
カラフル
筒に入ったチョコレート菓子やグミ、飲み物やかき氷を、鮮やかでカラフルと、皆はよく言う。赤色がきれいだとか、青が好きだとか、この色が推しの色だとか。世界は色で溢れている。私一人を置いていって。
色が見えない事に気がついたのは、小学校の図工の時間の時。自画像を描くというもので、それぞれが、思い思いに描いていた。私は、自分に見えている色通りに描いていたが、世界で見えている色では、私は紫で肌を描いていた。
後日、病院にて
「これは…奇病の一種ですね。運命の相手を見つけなければ、色を認識することは出来ないでしょう。」
先生は言った。
「大丈夫ですよ。この世は色々な奇病があります。それぞれがそれぞれの病を抱えています。お子さんのように運命の人による完治も、珍しくはないのですよ。」
この世は奇病だらけだ。天使のような羽が生えたり、目から宝石が出る人、花を吐く人、いろいろいる。私もその一種になっただけだった。
病状を伝えられた日から、人のことを意識し始めた。仲の良い人の側にいても、私の世界がカラフルになることは無かった。好きな人ができても、世界は無彩色だった。
世界から色を奪われ、年月が経つにつれてだんだんと、運命の人とか本当にどうでも良くなっていた。運命とか関係なしに、私は好きな人達と過ごしていった。
ある日、外を見るとシトシトと雨が降っていた。
「最悪…。折りたたみ置いてきちゃった…。」
走って帰ることを覚悟し、雨の中へ出ようとした。その時、後ろから背中をトントンと叩かれ、咄嗟に振り返ると、傘を持つ1人の女の子が居た。
「傘…いる?」
その言葉と同時に世界がカラフルになった。青色の長傘を持つ黒髪ロングの女の子。頬を染めて、こちらを伺っていた。
「え…で、でも、そしたら貴方が濡れちゃうよ。」
「いいの。私、折りたたみあるし。それに家も近くなの。」
そう言うと、彼女は笑った。しかし、傘を借りる分際で、長傘など使っていいのか。ここは、折りたたみを私が貸してもらうべきなのではと、葛藤していると、シトシトと降っていた雨は止んでいた。
「あ、虹だ…。」
そう彼女に言われ、空を背にしていた私は振り返った。
生まれてはじめて、色付きで虹を見た。日が差し込む空も、白と灰色に交じる雲も。
「はじめてみた…。」
「え!?はじめて…!?」
彼女は驚いた顔をしていた。私は彼女に本当のことを打ち明けた。
「私、奇病で、色が見えなかったの。でも、今は見える。」
「奇病だったんだね。私もなの。私は声が出ない奇病だったの。でも、今は話せる。」
え、と声を漏らした。それはつまり、私と居る瞬間に、奇病が完治したという事だ。私は、聞いた。
「その、奇病の治療方法って。」
「運命の人に出会うこと。」
その言葉を聞いた途端、更に私の世界は鮮やかになった。
「私も。」
自然と口から溢れた。目に見えている色は、さらに濃く、カラフルに映った気がした。
No.7 _カラフル_
心が癒される( *´꒳`*)
とっても綺麗とっても可愛い(((ฅ•᎑•ฅ))♬♬
ふーちゃんの心もカラフル模様🌈
性格もカラフルならいいのに
白黒な私⸜( ˶ ᐛ˶)⸝テヘ♡
レインボーに光るものってずっと見てられる!
ほんとに大好き(*n´ω`n*)
「カラフル」
私の人生は君に出会った事で変わった。今日は、君に感謝を伝えようと思う。
ソファに座りゆっくりしている君をまっすぐに見ながら私は伝えた。
「日々の中で嬉しい事も苦しい事も色々あるけれど、君の隣にいると、安心するし、毎日がカラフルで宝物だよ。いつもありがとう!」
「突然どうしたの?」
「いつも、ありがとうってなんか言いたかったから」
照れながら君に伝えた。
「そっか。そう思ってくれてうれしいよ。こちらこそいつもありがとう!」
君も照れながら私に伝えてくれた。
「いえいえ!」二人、笑い合った。
少し時間が経ち、二人で晩酌をした。
「今日もお仕事、お疲れ様!」
「お疲れ様!」
「乾杯!」
グラス同士が触れる音が部屋に響いた。
君とのカラフルな毎日が続けばいいなと私は思った。
カラフル
ふわふわ漂っている
遠くの空にふわふわと
赤、黄、白、青、水色、緑、黄緑、ピンクと色々
ふわふわ
連なって、上へと上へと登っていく
みんなにあっと驚く楽しみも
幸せを移しているかのような色たち
今日もどこかでふわふわと漂っている。
「カラフル」
大好きだよと伝えれば
ちょっぴり照れるきみの横顔
わたしもあなたが大好きだって
伝えるきみは真っ赤だった。
快晴のもとで走り出す
あついあついと言いながら
駄菓子屋によって買ったラムネは
透き通るほど青かった。
木の葉にしずくがきらきらと
かがやきみとれる昼下がり
若葉の成長を祈りながら
緑を目に焼き付ける。
夕暮れのもとでただひとり
烏のなきごえが耳に残る
何故かおさないあの日々を
思い出すのはオレンジ色。
夜空に浮かぶ三日月と
満天の星々が目に映る
夜をみまもるものたちは
闇を金色で照らしている。
海底の景色がみたいから
どんどん深く潜ってく
ついにたどり着いたそこには
藍色の世界が私を待つ。
あなたによろこんでほしくて
あなたの好きな花を見に
優しく忠実なあなたは
この紫の花に似ている。
雨上がりの空を見上げ
ずぶ濡れのまま笑い合う
空もきみとの思い出も
全てがカラフルな虹みたい。